イケナイ凛空ちゃん クラブグリーンウッドのえんぱいあな日々 第四十五話「私とお姉さま達と妹と」
イケナイ凛空ちゃん 第四十五話「私とお姉さま達と妹と」 |
里穂: 美奈部長、桃恵先輩お疲れ様です。 部長へ報告ですか? 美奈: 里穂おはよう。 うん桃恵さんから色々報告を受けてたの。 桃恵: 先輩!(感涙)あっ里穂おはよう! 美奈: 桃恵さん後輩ができて本当に嬉しそうね♪
桃恵:
可愛い後輩だもの当然良いです!
美奈:
桃恵まだちょっと待てる? 里穂に新しいメイド服が来てるだけど
里穂:
正規のメイド服ですか?
桃恵:
美奈さん待ちますって! 里穂の正式なメイド服みたいもの!
穂: 里穂はカラダ小さいし弱いからクルマとかバイクとかチカラが強そうで憧れてるんです 桃恵: うんっ!わかる~! 自分が大きく強くなったような気がするんだよね? 里穂: ずっと病室から出られなかったから乗り物のゲームばかりしてたんです。元気になったら乗りたいなって 桃恵: だったら今は乗れるね! 里穂: はい!
里穂: うわぁ~電車だ! こうやって見ると電車って大きいですね! 桃恵: まあ、このクルマが小さいだけかもだけど、えっとね、白森駅と白富駅の間の区間は湾岸道路と並行に電車が走ってるの。 里穂: 白富駅が今から行くクラブグリーンウッドの駅なんですよね!
桃恵: 本当は山道をつかえばすぐなんだけど、普通の車じゃ走れないんだよ…セブンだとお腹擦ちゃう♪ 里穂: グラベルなんですね? 桃恵: うわっ! 里穂って難しい用語を知ってる!? 里穂: ラリーゲームで用語が出てくるのでちょっとわ♪
凛空: 桃恵ちゃん、里穂ちゃんいらっしゃい♪ ちゃろ~♪ 里穂: 凛空メイド長、美知留さんおはようございます! 美知留: おはよう、桃恵遅い! 披露宴会場の用意始まってるよ! 桃恵: ちゃろ~です。 美知留、余裕あるんだからいいじゃない。 美奈部長と色々話してたの♪
美知留:
わかるけどぉ!
里穂: 凛空さん、これ披露宴で使う花飾りです。FORESTのメイドみんなで作りましたどうか使って下さい。 桃恵: もうFORESTのメイドじゃないけど桃恵も手伝いました! 凛空: みんな…ありがとう大切に使わせ貰う…(涙) 美知留: 凛空さん、泣かないでくださいよ! 凛空: だってぇ~(涙)
桃恵: 桃恵、車入れたらメイド服に着替えてから会場にいくね! 里穂: あの~里緒奈さん…どこにいますか? 凛空: 桃恵ちゃんありがとう、里緒菜ちゃんは…どこだっけ? 美知留: 里緒菜さんは今は結婚式場で全体の指揮をとってらしゃるわ
凛空:
この髪飾りを式場控室へもって行かないといけないから里穂ちゃん一緒にいこう
里穂:
はい! お願いします!
美知留:
凛空さんわたしは披露宴会場へもどりますので
凛空:
うん!お願い!
・結婚式場:結婚式の前日のグリーンウッドは準備に大騒ぎになっていた
希美:
里緒菜さ~ん萌香さ~ん!どうしましょう!フランスからお着きになるお客様が日本観光もしたいと!それと随伴のメイドさんの人数が3人でなく4人だと!
悠里:
褒めても何もでませんわよ。
・オルガン演奏:穏海、立会人:千穂メイド秘書 千穂: 主は言われた! 夫婦には3っつの袋が大事だと一つは当然タ〇袋! 子作りは… 穏海: 千穂さん…宗教を敵にするのはマズイかと…まずは落ちついてください(オルガン練習中)
・式場飾り付け:雪音・詩織・澄 雪音: 詩織さんどうですかね? ここはこれくらいだと思うですが 詩織: とてもいいと思うわ、過度な装飾は下品になりかねないから 澄: やっぱり生花正解でしたね~! 薔薇の良い香りです♪
あのぉ…
澄:
あら、貴女…FORESTの新しいメイドさんで…たしか…
里穂: わたし里穂といいます。 ここに里緒奈さんがいらしゃる言うことで…
詩織: 里穂来てくれたんだ! えっと里緒菜のシスターの里穂よよろしくね♪ 里穂: うわぁああ!詩織さんくすぐったいです! 澄: やっぱりこの子が言ってた里穂ちゃんなんだぁ~♪ 雪音: かわいい!
里穂: わたし里穂といいます。 ここに里緒奈さんがいらしゃる言うことで…
詩織: 里穂来てくれたんだ! えっと里緒菜のシスターの里穂よよろしくね♪ 里穂: うわぁああ!詩織さんくすぐったいです! 澄: やっぱりこの子が言ってた里穂ちゃんなんだぁ~♪ 雪音: かわいい!
雪音: ほら新人メイドはまずついてまわって見て覚える事も大事! 里緒奈ちゃんについてまわって勉強だよ、がんばって。 あと自分で思ったことはすぐに里緒奈ちゃんに言ったり聞いたり遠慮せずに。これも大事ね! 里穂: はい! 里穂がんばります。
ヴェル: 里緒菜お姉ちゃん! ヴェルそろそろお薬の時間だからお茶入れてほしい! 悠里: 里緒菜さん、わたくしもお茶欲しいですわ。 里緒菜: えっ・・・里緒菜指揮が・・・ 萌香: ほら先輩と可愛い後輩と為だしねっ。 ついでに私も里緒菜のお茶飲みたいな~♪ 里緒菜: 萌香さんまで!
里穂: 皆さんお疲れ様です、そのお茶里穂じゃやっぱり駄目ですよね? 里緒菜: 里穂?! なんでいるの? ヴェル: うわ! 里穂!ちゃろ~!ヴェル里穂のお茶がいい! 悠里: ごきげんようですわ、いえいえ! 里穂のお茶が良いですわ! 萌香: ちゃろ~!着いたんだ!
萌香: わたしも里穂のお茶が飲みたいけど給湯室の場所わからないよね? 里緒菜、悪いけど里穂の事、案内してあげて。 ついでに昼食食べたいから控室に準備を二人に頼めるのかな? その間は私が指揮の代行しとくから。 里緒菜: はいっ! 萌香さんお願いします。 里穂、まずは行こう! 案内する! 里穂: はいお姉さまお願いします
萌香: ふぅ~! これで里緒菜を少し休憩させられるかな? 美奈さんに連絡して呼んで正解だったわ。 ヴェル: うん、里穂が来てくれたらダシにできるし! 悠里: あの気の張りつめようでは明日の終わりまでもちませんからね。
里穂: とても素敵な式場ですね海が綺麗! 真っ白だし! それにみんな一生懸命チカラを合わせてるのが感じが伝わってきます! 里緒菜: うん! みんながんばってるから明日は良い式になると思う。 いや良い式にしなくちゃ!
シャルロッテ(以後ロッテ):
ご主人様ぁ~コーヒーをどうぞ♪
瑠莉:
ロッテ(シャルロッテの愛称)ありがとう。ロッテのコーヒーなら安心して飲めるわ
フランソア:
それはフランソアのコーヒーは安全に飲めない言う事?ロッテ: マスター(Ma soeur=私のお姉さま)、暖かいうちに飲んで下さい。 フランソア: メルシー(mercie)、確かにロッテのコーヒー美味しい。 ロッテ: ご主人さま頑張って下さい。 瑠莉: うん。それでロッテ…
フランソア: ロッテ、もしご主人さまにイヤラシイ事とかされそうになった躊躇なくちゅんぴを ロッテ: はいマスター。わかってまーす♪ 「ちゅんちゅんちゅんぴちゅんぴのちゅちゅ♪ ちゅんぴが壱羽、弐羽、参羽、四羽
みんな揃って絨毯爆撃!ちゅぅ~♪」
瑠莉:
絨毯爆撃…ルーデル閣下は英国の敵だわ
BGM:
ちゅんぴのテーマ♪
ちゅんぴのテーマ♪
参号:ちゅん!
ロッテ:
マスター今日はどんな本読んでるの?
フランソア:
良く聞いてくれた!
フランソア: この本はスペインの王のフェリペ2世を書いた歴史書、王には異名がついて言われるが別名書類王、執務室に篭って膨大な書類を相手に政務をやる所から着いた名 ロッテ: 書類王! フランソア: しかし仕事ができなければフェリペ3世のように怠惰王という名で呼ばれた王もいる! ロッテ: 怠惰王!
フランソア: ちなみにフェリペ二世は自己破産をしているの! さてご主人様とこのクラブFORESTの将来は歴史家からどう書かれるだろうか? ロッテ: それ、書類ご主人様でも怠惰ご主人様でもこのFORESTは倒産するってことですか! 会社更生法ですか!
瑠莉: そのフェリペ2世の殺人的仕事量と破産とスペインの没落は、我が英国とスペインが戦争し、英国海軍にスペインの無敵艦隊がボロ負け、それが原因で重税した所にペストが襲ったの原因でしょ? わたしはその伝統ある英国海軍の将兵よ! 何敵国の歴史書読んでるのよ!
フランソア:
だったら早く仕事終わらせる。
フランソア: 明日までに仕事おわらなかったら凛空さんの結婚式にでられないんだよ? わかってる? ちゅんぴにまで手伝わせて。 ロッテ: 弐号と参号は情報処理機能が強い設計ですからお役に立って嬉しいです。 瑠莉: シャルロッテ様、ありがとうございます。
・披露宴会場レストラン 香織: ゴメンナサイ…全部わたしのせいです。 奈緒美: まあそうだね 結花: ゴメンネ 里緒菜: ちょっと!香織さん泣かないで下さい!
結花: いえ!FORESTからの増援で来て下さってる香織さんに私が任せきりにしちゃったのが! 奈緒美: 結花さん、それメイドとして言い訳にならない。 仕事を任されたらメイドとして責任を果たすのがメイドです。 香織: うわぁ~ゴメンンサイ(号泣)
里穂: お姉さまどうにかならないですか? 里緒菜: 結花さん立てる旗ってグリーンウッドのロゴとエンパイアクラブのロゴが印刷されたやつですよね? 結花: そうです! あれです、それの在庫もう… 里緒菜: ちょっと連絡してみます! たしか秘書課のパンフ用のプリンタなら… ちょっと待ってくださいね
美知留:
お姉さま一人で大丈夫です! そういう音響とか映像とかそういうのと、
小説を書く事「ダケ」はお姉さまは得意ですから!
ソフィー: 美知留さん「ダケ」って…? 美知留: 私達は生活無能力者で一般メイド技能ゼロのお姉さまの代わりに明日は給仕としてお客様に配膳や誘導などをするのが務めです ソフィー: ぐぅぬぅっ…それはわたしは給仕もできなしい…メイドとして接客とかもできないけどさ 麗奈: はい・・・がんばります(苦笑)
カリン: テーブルに飾るお花は造花なんだね? いくみ: お花の香りがあるとせっかくの料理の香りが台無しになっちゃうでしょ? ナノ: なるほど、味は嗅覚! うっ! この席に明日はお兄ちゃんと凛空さんが座るんだね! 楽しみ!
桃恵: あれ? 雪音姐さん指定どおりのボタンおしても上の鍵盤の音でないよ? 雪音: これプリセットじゃなくて、データをロードしないと…あー私はエレキしか弾けないのよ! シンセなんか知らないって! 桃恵: ヴェルも悠里お姉ちゃんも忙しいし…桃恵達でどうにかしないと、紅葉お姉ちゃんがいればよかったのに…
澪: あ~マイクのチェックを行います! No bastard ever won a war by dying for his country. You won it by making the other poor dumb bastard die for his country!
ソフィ:
ノルマディー上陸作戦前日のパットン将軍の演説だ。
「かつて祖国の為に死ぬことで戦争に勝ったロクデナシなどいなかった。他の貧相でマヌケなロクデナシどもを祖国の為に死なせてやる事によってこそ、諸君は勝利を掴むのである。」
里緒菜: 今!FORESTの秘書課で紅葉さんがデータ作ってくださって美奈さんと都さんが印刷してくれてます!こっちへシートもって来てくれるのでカッターで切って楊枝にみんなで張れば 香織: うわ! 奈緒美: 里緒菜ちゃんさすが 結花: 間に合う! 里穂: お姉さまステキ!
悠美: 今オーナー様が言われた通り、式が始まるとオーナー様も凛空さんも何もすることができません。よって何か問題が発生したら私か里緒奈に指示を仰ぐようにして下さい。 何もなければこれで… 一同: あぁ……………
澄: 問題があります! そこに! 凛空お姉さまが! このままじゃ花嫁が倒れて式なんかできないと思います! 凛空: えぇ? 凛空…? 悠美: 凛空さん! 顔が真っ青よ! 穏海: お兄様、「あっ」じゃありません! 何で隣についていて気づかないんですか?!
穏海: 凛空! 貴女は明日の主役なのです! 貴女がいなければここまで皆さまが努力し準備して下さってる式はできませんし、当クラブだけでなく準備を手伝ってくださっているFORESTの沽券にも関わります! 凛空: 凛空は…大丈…夫…だよ…お兄ちゃんも穏海も心配しすぎ…
澄: 凛空お姉さま! ここ数日あまり寝ておりませんよね?遅くまで御礼に入れるメッセージカードとか書いていて、それに早朝からずっと挨拶とか確認作業とか 凛空: 大丈夫だよ…凛空は健康だけが取り柄だもん… 穏海: お兄様、凛空は本日は食事とか休憩は? 言っても聞かないんだって? あのですね!
とにかくです! お兄さま、凛空をお部屋に連行して少し見張って寝させてください。
凛空:
イヤダ! だってまだ夕方にもなってないのに最終確認作業とかあるしみんなが明日の為に働いてくれているのに凛空だけ休むとかできないよ。
澄:
凛空お姉さま!澄怒りますよ!
舞優: 詩織さん差し出がましいようですが、ここは穏海さん達に加勢をした方が、凛空さん責任感強い方ですし。 詩織: でも‥凛空さんは今はこのクラブのメイド長だし 千穂: お願い詩織、詩織が言えば聞くと思うから! 絵里奈: 詩織、言った方が良いって
穏海: だから凛空は! 詩織: 凛空さん、気持ちはわかりますが万全の体調で明日の式に臨むのもメイド長としての務めだとおもいますよ? それと貴女を支えるメイド達の意見を聞き入れるもメイド長の器量です。 残りの確認作業などは私がちゃんと引継ぎますから。 貴女は今できるメイド長としての義務を果たして下さい。
凛空: 詩織さん! そ…そうですね。 凛空が考え無しでした。 みんな休ませてもらう。 詩織さん後はお願いします。 あれ…ふらふらする…うんごめんつかまる。 詩織: まずは今はしっかり寝て明日に備えて。 穏海: それは3日もまともに寝てなければ…。
詩織:
凛空さんは頑固な所があるから。
悠美:
凛空さんにとっては心の中では今でも詩織さんがメイド長ですから。
千穂:
絵里奈、愛理をよろしくお願いするわ。
絵里奈:
今回は愛理が送迎関係と警護の総責任者だからね、そろそろ理沙もつくかな?