このお話は「イケナイ凛空ちゃん」の元になったお話です。えんぱいあな日々とは違う世界線のお話です。
お題「冬」
大切な日。仕事で遅くなったご主人様は急いで駅に向かう。
待ち合わせの場所で雪が舞う中 佇んでいる凛空の姿があった。
彼女は懸命に笑おうとするが寒さで上手く笑うことができない。
凛空:お兄ちゃん来てくれないと凛空、思ちゃった・・・
来てくれてありがとう・・・お兄ちゃん。
凛空:今日はどこでご飯食べるの? いつものお蕎麦屋さん? 今日はどこも混んでるから、ホテルのレストランに予約してあるの? ・・・うん。 じゃあお兄ちゃん行こう。 凛空お腹すいちゃた。
お兄ちゃんあんな遠くまで町が見えるよ。すごいこんな所でお食事するんだ。え? 凛空の服可愛いけど大人ぽいくて素敵?
うっ・・・うん・・・ありがとう
前菜
凛空:この餃子みたいなのつるつるしてスプーンにのっからないよ。凛空ロシア料理初めてだけどこれなんていうの? ペリロニ? ロシアの餃子なんだ。 それはニシン。 美味しいそう
え・・・ケーキに凛空の名前が・・・え・・薔薇の花束? と・・指輪・・・
お兄ちゃん・・・凛空・・・夢を見ているの?
メインデッシュ時に全力をかけたご主人様。
ご主人様に婚約指輪をしてもらい大泣きしてしまう凛空
凛空:深呼吸・・・深呼吸・・・はぁ・・・ふぅ・・・はぁ・・・ふぅ・・・リラックス・・・リラックス・・・
少しだけ・・・落ち着いた‥‥
凛空:お兄ちゃん・・・窓の外が街の明かりに雪が照らされて星が踊ってるみたい・・・
でも‥私の指にもお兄ちゃんがくれたお星さまがあるよ。
凛空ね、お兄ちゃんは私の想いを本気で受け入れてくれないとずっと思ってたの。
・・だってお兄ちゃんはとても大人で・・・凛空なんて子供だから。
だから今夢の中にいるみたいなの。
お部屋予約とってあるんだ。 いいよ凛空‥‥怖くないよ。 お兄ちゃんと一緒に、今夜はこのホテルに泊まる。
お部屋について、「シャワー浴びてくる」と勢いで浴室に飛び込んだ凛空・・・
凛空:婚約指輪って水に当てて大丈夫なのかな? 錆びないよね?
作者:台座はプラチナ製がほとんどなどしません。
愛は永遠に錆びません。
お題「想い人」
凛空:お兄ちゃん・・・ちょっとだけ・・・まって・・・凛空・・・心臓がドキドキして・・・なんかクラクラして・・・
何時までも待つって? だけど・・・なんか足に力が‥‥
凛空:あっ・・・違うの・・・ごめんさい! お兄ちゃんのこと嫌いとか、今のがヤダとかじゃなくて足が震えて・・・えっお兄ちゃん謝らないで‥‥凛空全然嫌じゃなかったから‥‥うん。お茶のんで落ち着く・・・でもいま凛空・・・立てない。 お兄ちゃんが入れてくれるの?・・・うん凛空、待ってるね
凛空:紅茶暖かい‥‥おいしいよお兄ちゃん。 ‥‥‥‥凛空・・・少し落ち着いたよ。 ごめんね凛空、子供で・・・でももう大丈夫だよ。 うんゆっくり・・・ゆっくり‥‥しよ‥‥。
凛空:凛空震えてるの? うん‥‥震えが収まるまでこのままで? たぶん収まらないから・・・お兄ちゃん・・・寝室行こう・・・。 でもね‥‥お兄ちゃんにお願いがあるの・・・凛空‥今‥‥歩けないから・・・抱っこしていって・・・それだけで・・・凛空いいから
凛空:凛空本当にお姫様みたい・・・凛空がお姫様ならお兄ちゃんはステキな王子様だね‥。 凛空重くない? えっつ軽すぎる? ちょっと太った方がいい? もう! 女の子に太った方がいいとかお兄ちゃん言っちゃダメだよ。
凛空:お兄ちゃん、すごいよ、お空の上にベッドがあるみたい。 雪やんじゃったね・・・。
凛空:‥‥はぁ‥・・・‥・・・‥・・・‥・・・はぁ‥‥
凛空:ねえお兄ちゃん・・・どうして・・・見てるだけなの? ‥‥凛空が子供だから? ・・・凛空・・・怖くないよ・・・。お兄ちゃん‥‥凛空‥‥その‥‥緊張したら・・・こんな時に・・・お手洗い‥いきたくなちゃった・・・ごめんさい・・・・・・うん・・・ムードなくてごめんなさい・・・うん・・・行ってくる・・・。
凛空:お兄ちゃん・・・お風呂一緒に入ろう・・・身体冷えちゃった・・・お風呂お湯入れたから・・・
ムードを壊したと思った凛空はお兄ちゃんを勇気を出してお風呂へ誘った。
凛空:泡~泡~楽しいね・・・♪
真っ赤になりながらも無邪気に話す凛空。
凛空:お兄ちゃん・・・乾杯。 来年も一緒に祝おうね♪
凛空:お兄ちゃん‥‥寝ちゃた?・・・寝ちゃったよね。お仕事で疲れてるものね
裸で眠慣れてないから空眠れないよ・・・凛空が起きたらお兄ちゃん寒いかな?
凛空:お兄ちゃん‥‥おはよう・・・サンタさんのプレゼントは‥‥凛空だよ。
凛空:Chu・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お兄ちゃん・・・目を開けちゃダメだよ・・凛空も開けてるって? だって・・・凛空・・・KISSするときのお兄ちゃんの顔・・・・好きだから・・・
空の事・・・一生大事に・・・して・・・そしたら‥いっぱい・・・お兄ちゃんに・・・凛空のこと・・・あげる‥から・・・
凛空:うふふっ♪ 嬉恥ずかし朝帰り~♪ ママに会うまで考えなくっちゃ♪
ママじゃないけど、メイドの皆に言う時にどんな顔されるかな?
凛空:言うでしょ? お・兄・ちゃん♪ うふっ♪ 凛空達のご主人様だもんね~♪
凛空:うわーみてみて! お兄ちゃん! 冬の空が澄んで高いよ! お兄ちゃん、これからずっと凛空と一緒に歩いて行こうね。 凛空の旦那さま・・・。
ここにある空
今日のデートは期末テスト終了のご褒美だから凛空はいっぱい甘えるからね! 覚悟してねお兄ちゃん。
折角婚約したのに、お屋敷では恥ずかしいからってくっついちゃいけないって凛空淋しいよ・・・。
ご主人様の「示し」がつかないっていうのも凛空は良くわからないし。
とにかく今日はいっぱいくっつくからね! いいねお兄ちゃん。
地下鉄で渋谷に来た凛空とお兄ちゃん
凛空:お兄ちゃん。渋谷凛空嫌い。 人いっぱい。 どこいくの?
凛空:えっ? 旅行会社? 凛空も一緒じゃないとダメなの? ぅぅ なら仕方ないね。
場所:センター街の前のあのスクランブル交差点です。
凛空:お兄ちゃん、今日はバレンタンデーだね。 はい! チョコレートあげる。 ゴメン~凛空、忘れてたからコンビニで買ったの!
凛空:おにいちゃん! そんなにしゃがみこむくらい落ち込真くても!! ゴメン! ゴメン! 凛空の嘘だから
凛空:・・・あのこの後の予定キャンセルして・・・凛空の部屋行こう? そしたら・・・用意してあるとっても甘いチョコ・・・あげるから・・・ねぇ?