イケナイ凛空ちゃん クラブグリーンウッドのえんぱいあな日々 第三十八話「scarlet leap」


イケナイ凛空ちゃん第三十八話「scarlet leap」
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澄: こんな所がうちのお屋敷にあったんですか? 凛空: 実は凛空も超最近知らされただけどね。 穏海: はい、ココアにしましょうか。 

澄: 穏海お姉ちゃん澄やります! 穏海: そう? 淹れてもらおうかしら場所だけ教えるわついてきて。 凛空: お茶も穏海と澄の方が美味しいからね~はぁ~ 澄: 凛空姉さんは長女なんですからこういうのは妹に任せるのです! 

凛空: うん。体調は大丈夫だよ。 それに生理は病気じゃないの。普通は二日目がつらいだけど、今回は初日だったから、だいたい凛空は今は半日から一日で楽になるから。 えっ? 今度からここが凛空の席? えっと席が決まってるんだ。 わかった。

澄: どうぞ凛空お姉さま。 凛空: なに? そのお姉さまって? 澄: なんかそこに座るとなんとなく? ご令嬢って感じで? 凛空: あのね、お姉さまはちょっと… 澄: いいんです! 凛空お姉さまと澄は呼ぶことにします。 凛空お姉さまは長女だからお姉さま、穏海お姉ちゃんは次女だからお姉ちゃんです 凛空: うーん…まあ澄がそういう風に呼びたいなら仕方ない。

穏海:
そこにお座りになる決心がついたのですね。 お兄様、いえご当主さま。

澄:
えっ?

穏海: 澄さんは今度はここで会談をするときは私のとなり、その席へ座って。 そこが澄さんの席よ。 澄: はい、わかりました。


澄:
なにこのソファーふわふわで落ち着かない。 クラブのソファーも高級だとおもってたけどそのレベルじゃない。 穏海: すぐになれるわよ。

凛空: あのお兄ちゃん。今日のお話しって澄ちゃんのお部屋をどうするかということと、週末だけどキャンプじゃなくなるってその予定変更のお話しだよね?それもあるけどもっと重要な話?結婚式の事とか?それもある?うーわからない。あと穏海が当主っていってたけど…
穏海: ご当主、その件と今夜の会議の進行を本来であれば凛空様が行うべき事なのですが。まだお不慣れなために補佐役であるわたくしが行わせていただいていいでしょうか? はい

凛空: 穏海! 凛空様って何? それに…はい。 黙って少し聞いてますよ、ご主人様。 というかご当主といったほうがいいの? 凛空はもう俺の妻だからそうじゃない? えっ? 今日、籍を入れた?

凛空: えぇええええええ! どういうこと? 別に結婚するだからいいけど。 サインは? 花路の印鑑はたしかに預けてるけど! 何? 西園寺凛空になってる? だから! 勝手に! このお兄ちゃん滅茶苦茶だよ!

澄: 超~簡単な説明だけ澄に解かるレベルでお願いします。 穏海: お兄様、西園寺剛史(さいおんじつよし)様は結婚するまではこの西園寺家を正式には継ぐ事はできないの。とっていても他に候補がいないから誰かに取られることはないだけどね。でも結婚するとこの西園寺家を継ぐ事になる。

穏海: 西園寺家はとっても大きい家で沢山の企業をもってるの。 澄: それはFORESTグループの瑠莉オーナー様みたいな感じですか? あそこは櫻糀家と月城家と栗田家の一つのグループですよね?  穏海: それと同じように、当西園寺家は、鹿苑寺家、山科家、保坂家で血盟を組んでいる。それがWood'sグループ。 FORESTグループが櫻糀家が当主のエンパイアクラブであり、グループ全体の中心のクラブであるように、このエンパイアクラブグリーンウッドは、西園寺家が当主のエンパイアクラブでWood's グループの中心となるクラブなの。

凛空: すっごいイヤな予感が凛空するんだけど、もしかして、その西園寺家の奥様に凛空がなったとか? じゃないよね? 簡単にいうとフランソアちゃんとかの立場とか? じゃないよね~?

穏海: ご当主はこの同盟の盟主であられるので、その妻である凛空様はFORESTに例えて説明すると、フランソアさんの立場。わたくしの立場は新見家はうちの両親が亡くなったときにお兄様の亡くなった父上に管理をしていただき、その後は西園寺へ吸収していただいたので稼働はしておりませんので栗田家と同等とはいえないけど、紅葉と同じ立ち位置になるわ。 澄: そうえいば、穏海お姉ちゃんもお嬢様って言われてましたものね

凛空: だから…俺と付き合ったのが運の尽きだ? お兄ちゃん滅茶苦茶だよ。 凛空の人生を…まあ…凛空の人生はお兄ちゃんにあげるとはいったけど。 もらったから好きにするって?

凛空: お兄ちゃん! 俺の人生は凛空と共にあるだから諦めろだ‥‥くぅううううう! ふぅうううううう!(威嚇

穏海: 普段はガマンしてますがさすがにここまで目の前で二人の世界を構築されると‥ 澄: 穏海お姉ちゃん! 瘴気出てますよ!瘴気! 凛空お姉さまも今、あまりにもの事に余裕が無いですから! 大目に見てあげてください!

凛空: もともと考えてたことだけど。もう逃げるのを止める事にした?それは例のリフなんとかの研究の事?そうじゃなくて色々な事全部から、お兄ちゃんの研究も一つだけど。 オレは妹達みんなが慕ってくれるに値するご主人さまになる?その一番最初が西園寺家の再稼働とWood'sグループの再稼働? 

穏海: ご当主、ということは凛空様に花路家のお話しをするのですね。 澄: 花路家、凛空お姉さまのお家のお話?

凛空: お兄ちゃん、何? ごめんて 何? これから凛空にする事をあらかじめ謝っとく? 何をするの? 話がある? うん何? このWood'sグループにはもひとつ実は家がある? それが花路家?

凛空: 花路って!凛空の家…というか凛空のお父さんのお母さんの事? 凛空も知らない凛空の家の事を…なんでお兄ちゃんが知ってるの? それで血盟って家同士の付き合いっていうか…連合なんでしょ?

凛空: 花路家は以前は医薬品関係の企業でそれなりの大きさの家だった? ただその後、久代グループの企業攻撃にあって凛空が生まれたあとにご両親が亡くなった? なんで? 俺と同じだって・・? えっ・・? ということは。 釧路グループはアヴァロインに参加する企業で? アヴァロンってなに?  

凛空: 凛空を瑠莉オーナーと詩織さん達のチームが保護したときにはもう亡くなってて、凛空は調整の後、孤児院に入った? ご両親が亡くなった時に花路家傘下の製薬関連の企業は凛空が大きくなって記憶を取り戻すまではヴェルコヴァー博士、ヴェルちゃんとお兄ちゃんが預かっている。 凛空の記憶? 何それ? 

凛空: 何言ってるのか解らないよ…もともと凛空は俺や穏海や澄と同じで家の跡取りとなるようにオーダーメイドとして生まれたって‥何それ…怖いよ…

穏海: お兄様! やめて! 凛空がモタナイ! 澄! 大至急愛理をFORESTのヴェルさんの所へ連れて行くと伝えて!  澄: はい!

穏海: お兄様は明日の昼までどこかに行っててください。顔を凛空の前へ出さないで!フラッシュバックの恐れがありますから! わかりましたね?仕事はIRISA(アイリサ)でできるでしょ。 穏海は科学者のお兄様は大嫌いです。

穏海: わかりますよ結婚式をし西園寺家に正式に入るということは、凛空はこうなるって。だけど…他に方法がなかったとしても。穏海はお兄様達を憎みます。スマナイと謝るくらいなら、少しは違う世界にするように努力をしてください。どうせ妾の雪音さんは確保してあるんでしょ。奥様は私達がちゃんとしますから 

SE:バン!(ドアが閉まる音) 穏海: お兄様のバカ! 全部をいっぺんに始めるのは昔からなんだから! ついて行く方を考えて欲しいです。 ねえ凛空、あの人の隣を歩くのは大変よ。 だから穏海が支えるから。 絶対。


穏海: 栗田紅葉に出来てわたくしが出来ないはずはありませんわ。 いや絶対にやらなければいけないのよ穏海
雪音: そんでどこまで行くですか? どこでもいいだろって? まあ雪音はご主人様のメイドですからいいですけど。

雪音: 小田厚乗ってから200km/hを切らないし。 雪音は怖がらないのなって? あー私、昔の彼氏が走り屋だったんで。 ご主人様がSW20とか乗ってたりさらに、これなんすか? めっちゃハイチューンじゃなっすか?

雪音: なるほど、これがお兄たまの自然体ね。 謎が解けたましたわ。 その方が男らしいというか、私の好みですが、お兄ちゃんではないですね。 これは他のメイドにみせらませんわ。それで雪音と。

雪音: 雪音はここ1週間はご主人様付メイドになってますが、正確にはエスコの仕事が他のメイドが忙しくてわたしが空いてないからやってるというか、その分エスコの客を取る暇がないので。 これ愚痴です。 このままじゃ私はご主人様付きメイド係になっちゃいますよ。

雪音: はぁ~? いっその事、メイドをやめて俺の愛人として暮らすか? 御冗談を。飼われるのはごめんなので。 だからフリーメイドしてるんですよ。

雪音: だったらなんで俺の妾になったって? そりゃ惚れた弱みってやつです。 前に言ったしょ。 妾だけどメイドで妾なのでメイドでいる事が前提です。 というか男って本当に勝手だよね。 まあそうじゃないとツマラナイけど。

雪音: 東京でしょ? 泊るのはいいですけど。 いつ帰るですか? 明日か明後日? は~仕事は大丈夫なんですか? 大丈夫な仕組みなっている。 ならご主人様付きメイドとしてはご主人様のメイドとして「メイドのさしすせそ」だけでいいですね?

雪音: そうだなって、屋敷出てからやっと笑いましたね。 しかめつらばかりしてると若いうちに眉間にシワができますよ。

雪音: 満足そうな顔してるなって? まあね。 お互い気を張らないですむ関係って好きですから。 それが自分のご主人様なら大満足です。そろそろオービスと料金所。 ターボのクーリングは? いらないと。 すごいマシンっすね。 都内はスピード押さえて下さいね。

雪音: まあ、クラブの仕事が問題ないなら、一日か二日の逃避行、楽しくいきましょうや。 ご主人様。 飯は実費?奢ってやる。 そのかわり揚げ物な? 太るから勘弁してくださいよ。

雪音:
いちおうクラブには言ってあるの? 了解知ってるですね。満足そうな顔してるなって? まあね。 お互い気を張らないですむ関係って好きですから。 それが自分のご主人様なら大満足です。そろそろオービスと料金所。 ターボのクーリングは? いらないと。 すごいマシンっすね。 都内はスピード押さえて下さいね。

雪音: あのぉご主人様? なんすかこれ? いい部屋だろって? まあ良い部屋ですけど。 雪音は場末のラブホテルでもよかったんですよ? 港北とか。 はぁ~澪さんと泊まって喜んでたから? 秋葉の打ち合わせの時ですね。

雪音: 嬉しそうじゃないんだなって? えっ? あーうちのホテルの部屋で豪華だと喜んでたから。 それはお客を接待するならムードとかあったほうが選択肢が広がるし? でもご主人様とヤルだけならどこでも良いというか?

雪音: はぁ~俺は客未満か? いやそういう事じゃなくて、ご主人様とヤルならヤレるだけで嬉しいというか? ほらあるでしょ? そういうの? いや外は勘弁。 前に色々…

雪音: 何があったか聞きたい参考までにって。 うーん実は外でやってて、警官がそのパトロールで‥‥それで見つかちゃってですね…大変だったんですよ。

雪音: なんすか? それは大変だったな…まあ大変だったんですけど。そこまでなんで? と・・・とにかく。 あの・・する? なにをって…一つしかないじゃないですか? 夜伽ですよ! エッチ! SE〇!

雪音: なんでうちのメイドはムードとかそういうのに配慮がない? なんなんですか? なにがあったんですか

雪音: 据え膳で刺身だから調理後だから裸だと? うわぁ・・・。 それは澄に教育的指導ですね。 まあ夜伽とかいっさい研修してないですし。 いや。。わたしも今は同じようなものだ?

雪音:
何が! がっついてませんよ! はい。 コーヒーでも飲みましょう。 だったらルームサービス!

雪音: はぁ…高級ホテルのスウィートで深夜にコーヒー頼んで。 なんであぐらなんですか? それ絶対に他のメイドの前で、特に凛空さんや穏海さんや澄の前でしない事。 お兄ちゃんとして幻滅されますよ?

雪音: まあまあかな? 味は。 それでご主人様。 ホテルの部屋に入ってすぐに雪音を押し倒し抱くだけで慰められそうにないので…

雪音:
つっかかるな? ってエスコで客取れないってことは、ご主人さま以外の男を食えないと言う事です。 エッチできないですよ? 香澄といくみちゃんに客をとるなといったら、ご主人様は24時間蹂躙され精液を絞りつくされるつづける毎日がまってますよ? 想像してみてください。 そこまでとはいいませんが、雪音だって「ひでる」とつらいんですよ。

雪音: まあ雪音の性欲についてはこの逃避行中にご主人様で解消するとして。 何をしたんです?それも計画的に。 これはアタシの予想ですが、その影響は今後もつづく。 けっこう精神的にご主人様も追い詰められていてこのままじゃ「お兄ちゃん」を演じてられない。 よってアタシができることはできるだけその「事態」把握してご主人様の力になり、早くみんなの「お兄ちゃん」に戻すこと。 これが妾の務めです。 そんで相談にのりますよ。

雪音:
ぶっちゃけ・・・お互いそろそろ腹割って話しません? アタシはもう西園寺剛史ご主人様のメイドで妾としてついていくと決めてますから。 

チャラン。(ドックタグを出す) 雪音: ほれ、ドックタグ。 所属は極東保全機関特務部所属、高嶺雪音 特別執行官。階級は特務少佐。 任務は
最優先命令は花路凛空の安全の確保と保護と警護。

第二に西園寺剛史オーナーの警護 言ってしまうと、他のうちのメイドとちがって雪音はアンタが本来は何者であり、これからどういうことをやろうとしているか大体は把握している。 バラしていいのか? ってしゃーないでしょ? もう腹わって話すしかないじゃないですか? 「ご当主様」  本来は、陰からって話しだったのですがどっかの極悪人に誑し込まれて、任務として? その極悪人の警護を入れてもらったみたいな? もう本部に土下座しにいったわよ。 承諾はとりましたよ だから最初、あんだけ混乱してたんでしょ? よって、素性をばらしてご当主と協力し凛空さんの安全を図ることに方針を変えてもらった。
 

雪音: って本当にご当主って呼び方、似合わないですね、ご主人様でもちょっと違和感あるのに、お兄たまが一番言いえやすい 自覚はあるんっすね。 それで? これはアタシの予想ですが凛空さんは自分が「どこのダレであるか」をこの極悪人のお兄ちゃんにより思い出させらている最中? アタシの任務は本来は凛空さんの警護だからね。 その警護対象を苦しめるのは極悪人です。天然タラシ男だし。

雪音:
やっぱりそうなんだ。 まあ時期的にころあいでしょうね。 えっ? 雪音の身分をしっている人? まあヴェルちゃんと瑠莉オーナーには瞬時にバレました。 だからFORESTにはなるべく寄らないようにしてたんですがね。

雪音:
それで誰の命令で動いてるって…それエージェントに言えていうのは…非常識じゃないですか? そりゃあ、こんな事ができるのって、限りられてるじゃないですか? 栗田源蔵氏と鹿苑寺卿が協力して。もともと西園寺のオーバーメイドで戦力になる雪音を護衛に着けたに決まってるじゃないですか。

雪音:
高嶺雪音のマスターは西園寺浩二。あなたの死んだ御父上よ。解除を行っていないので。保留だったけどもう日付が変わって先日西園寺家を正式に継承した西園寺剛史、あなたが私のマスターになった。よろしくご主人様、これで名目上も真実もオーバーメイドとしてもココロも身体もご主人様がわたしの所有者。

雪音:
雪音の事、信じられないなら、このドックタグに触れればご主人様ならアクセスファイバーが指に通ってるからデータを読み取れるはず。 ほら…あんっ! それは雪音のおっぱい♪

雪音:
スイマセン。雪音が悪かったですから! 全てスルーして真面目に進行するのをヤメテ? 言ってる事は事実だなマスター登録が俺になっている。 いやその、ご主人様? 雪音はシリアスは3分しかもたないので悪いとは思いますが完全スルーはちょっと…

雪音:
黒幕は誰だって、そんなシリアスに…黒幕って…なんのことかな? さっきアタシはいいましたよね?  それはあくまで保全機関内の人事だろと…。 アルファ+(プラス)のアサルトメイドはとても貴重だ。 雪音は今までマスターは不在で仮マスターとして欧州本部で動いていたはずだ。 それを欧州本部で誰かの手引きがなければ極東の日本へ戻ってこれないはずだ。 誰がそれをやったっと? それが黒幕だ言えっと?

雪音:
ご主人様、お兄たんモードとちがって怖いですよ…そんなシリアスに…

雪音:
エッチしましょう?  ねっ? ほらもしかしたら雪音の事満足させたら言ちゃうかもしれないし… あのなって…なぜ夜伽って 話したらエッチしてくれます? だってエッチしたいだもん。 ご主人様の身体を要求します。  抱いて下さい。 お前な~っていわれたって。  わかったと。 良し言質は取りましたからね

雪音:
エステル・ヌヴェール。 英国とイタリア・ローマを除く西欧エンパイアクラブ連合フォーシスターズ総帥。  あまり驚かないのですね。 エステル女史だろうとおもってたと、嘘はついてないようだなっと? ようは栗田源蔵氏とフォーシスターズが繋がっているということだろって…それ、わかってる人、殆どいませんよ

雪音:
言ったから! お風呂入ろーお兄たま~♪ 雰囲気がって? そんなのぉ~雪音の裸をみれば~でますって♪ ねっ? って事でご褒美タイーム! お前はって? ほらほら行きますよ♪

雪音:
ねえ~♪ お兄たま~♪ 天女!  お兄ちゃん: ・・・・・・・・・

雪音: なにご主人さま、溜息ついてるですか? 疲れた? これから疲れる事するのに。 マグロになっていいかって? 男がマグロになってどうするですか?

雪音: うちのクラブは! ご主人様がメイドに夜伽し! ご奉仕をするクラブですよ! 何? お前がそういうことを澄に吹き込むから俺は苦労したんだ? 事実じゃないですか! 現実じゃないですか! 自分からメイドに夜伽しろとか言わないし! あっ・・・

雪音: 逃げるな。 おかしいと思ったんです。 そういうご主人様が今日…雪音に…夜伽を命令した。 ご主人様。 怒らないで正直に言ってください。 雪音の正体にいつから気づいてました?

雪音: 話せばわかるって? だから話せ! 言え! ほら!

雪音: 雪音が入った日? うっ・・・そりゃあ俺はヴェルまでとはいかないけど一応はアルファ級マエストロだぞ? チップくらいはわかるぞって。 じゃあ・・・あのマスターとかは? 全部わかってるけど さっきはちゃんとチップが正常にマスター登録がされているか確認しただけ?

雪音: ご主人様。先立つ雪音を‥ちょっとこれ表面泡!!

雪音: はぁ…なんか大人て汚いわ・・・まあ雪音も大人なんですけど。 まあね。 騙し騙されの世界ですからね。諜報戦ですからね。 はい。

雪音: なるほど、こういう世界を凛空には見せたくないと・・・凛空はすんだ空の下で凛と生きて欲しいか。 その辺は瑠莉オーナーとは違うですね。 ふーんまあ。 お兄たん、らしいか。 だったらその暗い世界は私達でどうにかするかないですね。

雪音: スマンって対価は要求しますけど。 ご主人様の身体ということ。 おれはエスコかって? まあうちのメイド達のエスコというより。 香澄ちゃんやいくみちゃんからみると性奴隷?

雪音:
あーそうそう今度、香澄ちゃんといくみちゃんで、お兄ちゃん90分25回射精チャレンジをするらしいからがんばってね。 あと今日はそこまでじゃないけど。 雪音は搾りとりますから覚悟してね。 イヤって

雪音: 今夜、雪音はドキドキしながらご主人の事をまっていたんです。 それが‥‥雪音を確かめることだったことが発覚したので、乙女の心を踏みにじった罪は身体でつぐなってもらいます。 OK? よし!

〇現在から12年前 ドイツ フレンスブルク 花路屋敷 地下研究施設 櫻糀哲也: どうしても花路先生の活性化因子が必要なんだ 栗田源蔵: 博士、私からもお願いする 花路隆二: しかしあれはまだ試験段階で 凛空: (パパとママ、まだお客様と話してる。 でも困らせちゃダメだし) ・ドイツ フレンスブルク ドイツ北部、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州に属する都市  ドイツとデンマークの国境に位置する街であり、デンマーク語も話されている 人口 85,911人 ウィキより

凛空: 今日は遊んでくれる約束してたのに…でも突然のお客様じゃしかたないか。あなべるちゃんつれてお庭で遊ぼう。 あれ女の子達がいる?

穏海: はい! 穏海の勝ち~!  紅葉: ぐぬっ・・・また大貧民ですわ・・・ 詩織: くすすぅっ 紅葉: 穏海お姉ちゃん、詩織さん、もう一回! もう一回です!

凛空: あの・・・お客様・・・でしゅか・・・でしょうか? 詩織: あっ、花路博士のご子女の凛空様ですね。 お邪魔しております。  凛空: うん。凛空です。 貴女達は?

詩織: 私は今、お邪魔している栗田源蔵様のメイドで森崎詩織、この方々は・・・ 紅葉: わたくしは栗田紅葉。パパと一緒に来たの。 穏海: 私は新見穏海。今日紅葉のお父様と一緒に来ている櫻糀先生の所に遊びきてたの。そしたら紅葉ちゃんと詩織さんが来るって事で会いたい私も来たの

凛空: 凛空もパパとママがお客様とお話ししてて暇だったあらお庭と思って。 良かったら一緒に遊ぶ? 紅葉: お庭!

穏海: まあ、凛空様がそう言ってくれるなら。 紅葉: ねえねえ! 詩織さんパパたちに凛空様とお外で遊んでいいか聞いてきて! 詩織: はい紅葉お嬢かしこまりました。 穏海さんも博士に許可をいただてきます。 穏海: お願いします。

凛空: ねえねえ、穏海ちゃんと紅葉ちゃんはどこから来たの? 穏海: わたしは日本っていう国に住んでてでも哲也先生の所に遊びにきてるからフランスのパリ。 紅葉: 紅葉は、ロンドンに住んでるの! 凛空: ロンドン? あっイギリスの?けっこう遠い所から二人とも来たんだ

凛空: 今日は凛空の家に泊まるのかな? それだったら嬉しい。ドイツにきてあまり日本語を話す女の子がいないというか、周りに同じ歳くらいの子がいなくて。凛空ひとりなの。あとよかったら様じゃなくてちゃんで。 穏海: わかった。今日はそのように櫻糀先生は言ってました。

詩織: お嬢様方、ご主人様と櫻糀先生、そして花路先生方には許可をとりましたよ。わたしがついていれば、屋敷の外でも遊びに行ってそうです。 紅葉: 詩織さんありがとう!ステキ! 穏海: お外まで! 凛空ちゃんよかったら近く所でも? 凛空: だったら公園いこう! 車?

紅葉: 春海ダメかな? 詩織: 春海さん大丈夫だとおもいますよ。 お車は借りしておりますので。用意はできると

凛空: じゃあ公園行こう! 紅葉: わーい楽しみ! 穏海: よろしくね凛空ちゃん! 凛空: うん!

凛空: 春海さんクレープありがとう。 春海: はい。どういたしましてお嬢様。 詩織: 早く♪ 穏海: 紅葉、早く決めなさいよ、みんな待ってるだから 紅葉: アイスも美味しそうだし、クレープも…うぅ…

紅葉: どちらかを食べたら片方を食べれなかったと後悔いたします。そういう場合は別のモノを食べると瑠莉さんが言ってましたわ 穏海: だからってハンバーガー? 売ってたけど 凛空: でも美味しいそうだよ。 ねえあなべるちゃんもそう言ってる。

春海: わたしは周囲の警戒をしてきます。 近接の警護は詩織に 詩織: はい、任してください。 春海: ゴメンね、MI2屈指のエージェントの詩織に子守りみたいな事をさせてしまって

詩織: いえ、わたしはこういう任務がとても嬉しいです。 誰かを傷つけるより、誰かを護る方がずっと。 それにお嬢様達の笑顔はステキです。 あの頃、私も瑠莉さんもああいう風い笑えなかったから 春海: ‥‥詩織

凛空: そうあなべるちゃんって言うの。 ずっと凛空と一緒にいるの 紅葉: 猫ですわよね? 凛空: 猫だよ 穏海: 可愛いですが、見てると安心する感じが、凛空を見守ってくれてる感じかしら? 凛空: そうだよ。 凛空をいつも面倒みてくれてる

凛空: 凛空はドイツでいつも独りだから。 だからあなべるちゃんが唯一の友達。 紅葉: 凛空ちゃん…

凛空: 穏海のパパもママも凛空ちゃんのパパ、ママと同じお仕事してるんだ。 だからお仕事関係でまたこれるかもしれない! 紅葉: 紅葉のパパは世界のどこへでも人も荷物もすぐに運べるお仕事ですの! だから!

穏海: 穏海と紅葉が協力すれば凛空ちゃん所にこれる! だから友達になろう! 寂しかったら穏海と紅葉が凛空ちゃんと一緒に遊んであげる! 凛空: うん! 穏海ちゃん、紅葉ちゃん 友達になって! 紅葉: 了解いたしましたわ! 凛空さん。 凛空さんの方がお姉ちゃんだから!

〇11年前夏 紅葉と穏海の初等科夏季休暇中 ドイツ 花路屋敷 凛空子供部屋  凛空: 次の三人そろってお泊り会は冬か 紅葉: すいません秋は行事が多くて 凛空: それに寄宿舎生活大変そう

穏海: わたくしは秋にパパがシンポジウムがドイツであるのでその時にこれますわ。 凛空: 凛空が紅葉の所に行けたらいいだけど 穏海: 凛空のご両親の研究はここでしか出来ないと聞いております。離れるのはちょっと 紅葉: はやく大人になって自由に世界を飛び回れればよろしいのに。 凛空: そだね

穏海: それは友人と自由に会う為ではなく瑠莉さんについて回れるから‥ですわね。 瑠莉: ぎくっですの! 凛空: 解りやすいくらいに紅葉ちゃんが紅葉色になった♪

凛空: 大人になったら自由になるのかな? パパ達みてるとそう思えない。 穏海: 大人は大人で大変そうですからね。 紅葉: たしかに最近は特にパパが顔が厳しいするときが増えたですわね。 なにか大きな お仕事があるのかしら。

凛空: 最近、お屋敷の敷地に鉄砲もった人達が増えて。 紅葉: それは警護の人達が増えたということですの? 穏海: でもその方達は凛空達を護ってくれてるでしょ? 凛空: そうなんだけど、なんか、胸や首筋がチクチクするの。

紅葉: わかりました、凛空さんの事は瑠莉さんに頼んどきますわ! そしたら瑠莉さんならなんかあったら世界のどこにいても駆けつけて凛空さんを御護り下さると思いますの! 穏海: うわ瑠莉さんまた紅葉のお願いを聞くのね…

凛空: 穏海の剛史お兄ちゃんといい、紅葉の瑠莉さんといい、スーパーマンか何かなの? 穏海&紅葉: はい! 凛空: なんか少女漫画のヒロインみたいなキラキラした瞳で言いきられたよ。 恋する乙女

凛空: 凛空はスーパーマンじゃなくて、白馬の王子様でいいから、そんな人あらわれないかな

穏海: そういえば、その秋のシンポジウムの時に剛史お兄ちゃんも一緒に来るんです! なので凛空に紹介できるの! 凛空: 本当! 嬉しい! 紅葉: 剛史お兄ちゃんはとても優しそうな方でしたわ。

紅葉: 瑠莉さんとちがって… 穏海: 瑠莉さんは優しいというよりなんと表現していいのか困る方ですわね。

凛空: でも瑠莉さんは詩織さんの前ではもう頭あがってなくてメイドさんみたいだった。 紅葉: どうせわたくしは一生、詩織さんには瑠莉さんの事でかないませから。 穏海: 紅葉、なんか顔が少女としてやってはイケナイ顔になってるわよ

〇11年前 秋  ドイツ ベルリン 国際人工生命科学シンポジウム 会場

凛空: 大人がいっぱい…それにこの服、凛空に似合ってないような 穏海: とても似合ってるから大丈夫よ。しかし人が多いですね。今回は世界的なシンポジウムだから各国から研究者があつまっているし

・人工生命科学(あくまでえんぱいあな日々作中での定義) 人間によって設計、作製された生命。生化学やコンピュータ上のモデルやロボットを使って、生命をシミュレーションすることで、生命に関するシステム(生命プロセスと進化)を研究する分野 「えんぱいあな日々」の世界ではそれをさらに発展させ、高性能で超小型な量子コンピュータチップと脳科学の融合によるアポリロイドプロセッサー(ニューロンチップ)による=apo‐repressor-roid(アポリロイド)=「人工的に人体の抑制機構をコントロールした強化人間」や「人工人間」を研究するトランスヒューマニズムによるポストヒューマン (人類進化)の実現を目指す科学になっている。 当然それは膨大な科学技術の集合体でありその副産物がもたらす経済価値ははかりしれない。 しかしその反面、倫理的な視点や社会恐怖的観念などの問題から反発も多い。

穏海:
とっくに待ち合わせの時間はすぎておりますのに、お兄ちゃんもレディーを待たせるとはとんでもない男ですわ 凛空: まあほら、剛史お兄ちゃんも忙しい方だし、ねえっ(怖いから!)

穏海: お兄ちゃん………送れてごめん…ってはい。 凛空: こんにちわ。 初めまして! はい。 穏海さんの友人の花路凛空です。 はい。こちらこそ宜しくお願いします。

Drフィッツジェラルド(以後Dr): あら可愛い娘たちね。 この子たちが。 そうなのね。 さっ(Drの影に隠れようとする)

Dr: 新見博士と花路博士のお嬢様たちで穏海さんと凛空さんね。私は剛史の先生でフィッツジェラルドと言うわ。ほら、そしてこの子は私の子で挨拶なさい。 フランソア: ………François(フランソア)
Dr: もうフランソア、ちゃんとあいさつしないと、剛史が笑ってわるわよちょっと引っ込み思案な子でごめんね


穏海: はい! 穏海です! よろしくお願いします。 いつも剛史お兄ちゃんがお話しして下さってます。 凛空: (フィッツジェラルド…どっかで…パパとママとの間の話で出て来てた名前の人か。綺麗な女性(ひと))

Dr: 剛史、エスコートご苦労様。 わたくしは到着を係の者に伝えてから優樹子の控室へ行ってるわ、時間になったら迎えにきて。 フランソア: Où va maman?(マモンはどこか行くの?)

Dr: ここからは日本語で話して。ママは友人の所へ行くからフランソアは剛史とこの子達と一緒にいて。 フランソア: 解った。剛史が一緒ならいい

穏海: (あの子だれ? お兄ちゃんから聞いた事ないわ。なのにあんなに親しそうに懐いて) 凛空: (小声)穏海! 目が怖くなっている!

穏海: お兄ちゃん、なんでこんなに遅れたんですか? フランソア: 剛史は悪くない。うちのマモンが空港でお茶をしたいと言って送れた。 穏海: 貴女に聞いてません!

フランソア: でも悪いのはうちのマモン。怒られるのはマモンだから。 穏海: あのですね、女性の待たせた場合は怒られるのは男性なんです。 フランソア: それオカシイ。 穏海: あんた、お兄ちゃんのなんなのよ?

フランソア: 関係性? 剛史の妹?(日本語難しい) 穏海: ?! 凛空: 穏便に! 剛史お兄ちゃんの先生のお子様なんだから! 穏海: 凛空は黙っててこれは穏海にとって譲れない問題だわ! 凛空: (この子もけっこうやる!)

凛空:
凛空は…お兄ちゃん達みたいに研究とか向いてないから、パパやママが作ったお薬とかを販売するお仕事? パパやママの会社の経営っていうのかな? それを出来たらいいかなっとか今は思ってます。

凛空:
(ママ達も今はお仕事中だし…何この状況…どうしたらいいの? 一生懸命、剛史お兄ちゃんは声かけてくれてるけど、穏海もフランソアちゃんもなんか敵意むき出しだし‥‥凛空逃げたい)

凛空: お薬じゃなくても病気が治るですか? へぇ~お兄ちゃんの研究っていうのはそういう研究なんですか? まいくろましん? 小さい機械を身体の中にいれて直す。 そんなのがあるんだ。

凛空: スマホみたいなのでそれを動かす事ができたら、今のお薬よりも安いから沢山の人が病気を治せる。 そうしたらいいですね。 へえ~。 プログラムっていうのを変えるだけで色々な病気を治せる。 スマホのアプリと同じですよね? すごいです

凛空:
凛空ちゃんならビジネスとしてどう成り立たせるか? そうですね~・・・ まず基本となるマイクロマシンの本体がコストが安く、今のパパやママのお薬より安いなら多くの売り上げが見込めるかな? なぜかってそのマイクロマシンの量産コストが高すぎると薬はやはり大量に摂取しゅる(慌てて話していて噛んでる)場合も多いから、普及は難しいかなっと。 花路製薬の薬は標準的な薬の価格なのでそれを指標に判断したいと思いまして。 マイクロマシン本体は大量生産すればとてもコストを低くおさえられる。販売価格はうちの標準的な薬価格くらいにはなると? わかりました。 それは薬の「生産原価」でも? そういうことですね了解です。 それでは! あえて本体は薄利多売とします。利益を見込まないギリギリの価格設定とします。するとうちの薬価格なら、ほぼ「タダ」も同然の価格ですよね? インルフルエザなどの流行性のものに焦点をあて、臨床についてはプログラムを稼働させた製品をつかってのものになりますが、これについては有効性を認めさせるのに英国の科学アカデミーの条件付き早期承認制度をフル活用しましょう。そして承認、流行がきたら大規模プロモーションを行います。そして簡単に色々な病気に対応できるなら、作る製品は同じでプログラムをかえて臨床を行いそのプログラムの販売します。


凛空:
価格ですが多く人が使う薬、たとえば鎮痛剤とか解熱剤などはほとんどタダでプログラムを配る。 かわりに重要度が高い病気や手術などに使う麻酔や高度な止血剤、ガンなどの遺伝子変質を対応するものは少し高価に、価格はそのように細かく効能で決める…(中略) ようはスマホのビジネスのビジネスにたとえると、そのマイクロマシン自体がプラットフォームとしてシェアを獲得させ、医療体勢の一部にさせて、プログラムの利用を課金としてとれる部分は取る。軍などの軍事医療分野での利用は既存製薬会社の利権を破壊するのに効果が絶大なので積極的に顧客します。 そして一般の医療や医療弱者に対しては簡単な薬などはタダ同然でサービスすることで、既存の製薬会社の既得権益を社会的利便性と有効性をつかって業界外圧により突破する! これでいっかい市場に食い込んで一度一定のシェアを獲得してしまえばそのプログラム部分で安定的に収益があがりますし。症状の変化や病原体の変化にもプログラムを変えることに迅速に対応できるのでcorresponding speed(対応速度)が迅速であるのも競合への高いアドバンテージになると思います。 本当に成功すれば、製薬医療のパラダイムシフト(構造革命)が起きますね!  いままでは薬を選んで飲んでいたのに、同じ薬を飲んで効果はえらぶだけ。 それだったらいっそのこと、そのマイクロマシンの体内で生成できる装置を埋め込んで…人工臓器みたいにして様々な病気に対応とか・・・売れそう!!! それドラックスタビライザーっていうんですか? 設計は完成しているの
すごい!

凛空:
お兄ちゃん! はいありがとうございます。えへへ♪ 褒められちゃった! 嬉しい! ねえお兄ちゃん、それ完成したらまずは凛空がパテントをお兄ちゃんと契約して大儲けしちゃおうかな?  本当ですか? 約束ですよ~♪ そうですね凛空は経営の勉強をがんばって早く会社の会社の経営部分を手伝えるようになって、お兄ちゃんはその研究を完成させて一緒にやりましょう。 はい! ビジネスパートナーってやつですね! はい約束です!
穏海: ずいぶん楽しそうですね。 両手に妹がいるのに フランソア: これは問題なの 穏海: 君達が勝手に両手にしがみついているのでコーヒーさえ飲めないのにって フランソア: コーヒーなら後でフランソアが淹れてあげる。 それはヤメテくれって何?

凛空:
助けて凛空ちゃんって言われても…今はまだ会社のパートナーじゃないので、自分でどうにかしてください。

〇現在から10年前 冬 ドイツ フレンスブルク 花路屋敷近く 公園
凛空: せっかくフィッツジェラルド先生の御使いで凛空の家に来てくれたのにお兄ちゃん怒ってる。 当たり前だって…なんで学園を辞めたんだって?。

凛空: だってツマラナイだもん。解ってることか教えてくれないし。クラスの子達と話が全然合わないし。凛空の事、変な子って言われてるし。例えばなんで計算しないで回答ができるだって。凛空だって計算してるよちゃんと頭の中で。なのにクラスの皆にも先生にも説明しても理解してくれないだもん

凛空: 時にはデキナイ振りをするのも必用だって! それはパパやママにも言われたけど! それはみんなを騙すことだよ! そんな事、凛空にはできない! それでもみんなを騙さないといけないと言われたらから凛空は正直でいる為に学園を辞めたの!

凛空: だいたいパパとママにはお兄ちゃんは絶対言わないでって言ったのに!なんで告げ口するかな。えっ俺に怒られるのがイヤならもっと要領を良くしろ? 凛空がそんな事を出来るわけないじゃん。自分で勉強するもん!学科試験とか卒業資格とかならテストで取れるし調べたら問題は超簡単だったもん!

凛空: ちゃんと大学にすぐにでも入って経営学の勉強はするし。ドイツには飛び級制度があるし。経営に必要なコミニケーション能力や人脈? それも学園で培うものだ? それはわかってるけど、その部分はそういうのが得意な紅葉とか穏海に頼む事にする。経営は一人でするもんじゃないもん!

凛空: そこまで解ってるならお土産だ? うわ! これフェデラー博士の新しい本だ! ドイツで売って無くて困ってたの! お兄ちゃんありがとう! 大好き! これはあくまでビジネスパートナーとして大好きだから! じゃないとまた穏海に嫉妬されちゃうから!

凛空: やった! 今夜さっそく読もう! えっ? フェデラーの新論文本をこんなに喜ぶような女の子じゃちょっと普通の同年代の女の子と友達は難しいか? いいの! 凛空はビジネスに生きるの!

凛空: だってそうすれば、凛空の隣でパートナーとしてお兄ちゃんと居られるし! まあ奥さんは穏海だしね~♪ まさかあんだけお兄ちゃんの事、一途に好いてくれる凛空の親友を裏切らないよね~? それでドクター、研究の方はどうなの?

凛空: 凛空にこんだけの土産を持ってきたってことは、なんかまた詰まったでしょ? お助けしますよ~。 何? 本業の方じゃなくて先生の方の御手伝いの方。 例の偏向電離電離リフレクターの方? でどこが問題なの? 見せてどうせ持ってきてるんでしょ?

・ホログラフィックスは二人だけに見えてます。 凛空: 大体わかった。 一定の熱量を取り出すと一気に出力が落ちるんだね。 それを改善したいと。 ちょっとまってね。これは、空間偏差値がこの値だから… 縮退値が…ここから一気に安定しなくなって…えっと…えっと…凛空の中の演算領域だけじゃ処理容量が足りないよぉ…

凛空:
えぇ・・・解らないならいいからって、いやそうじゃなくて、少し時間と設備というか、お家に帰って自分の端末と凛空の支援演算衛星をフル投入すれば解決は出来ると思うんだ! 絶対! 凛空まだ小さいからお外では衛星リンク、パパに許可してもらってないんだよ…家からじゃないと…だから、このメモリ貸して。 危ないからダメって、危ないのは解ってるけど・・・でも解決できないと気持ち悪いし。

凛空: お兄ちゃん・・・ダメ? 凛空ぅ~お兄ちゃんの力になりたいの。 だからこれ解答したい。

凛空: おっしゲット!  どうせえアーキテクトストラクチャー(設計構造体)を持ち出してるの誰も知らないでしょ? 知ってたらそれだけで大事(おおごと)だけど。 うん。 原因解ったら対策法を教えるから。 これ? もちろん凛空がわかったらそのまま破壊するよ。完全に。 まかして♪

〇数日後 深夜 フランス・パリ 西園寺剛史(お兄ちゃんの)のアパートメント SE:パチ!(電気がつく音) 優香: 西園寺剛史。 申し訳ありませんが起きていただけますか? フランス国家憲兵隊調査部です。 あなたには国際情報犯罪の嫌疑がかかっております。 抵抗は無駄です。 手を頭の後ろへ組んで座ってください。
優香: オーバーSランクのメイド二人に抵抗する気は無いと。 わたしもあなた様にこうやって銃を突きつけるような無粋な真似はしたないのですが。 緊急事態なので。 無礼を許してください。

瑠莉:
あの、ここはちょっと私が話していいかな? お姉さま。 優香: これはフランス憲兵隊の管轄よ。 瑠莉: 詩織はMI2の管理下ですよ? それを貸してるですから。 ここは私の顔も立ててくださいよ。 優香: わかったわ。時間がないのよ早くして頂戴。

瑠莉: お初にお目にかかります、櫻糀瑠莉です。 お互い名前だけは聞いたことはあるでしょ? 
ご近所で育ったし。まあ故郷の話をしたいけどあいにく時間が無い。 
悪いが家探しさせてもらったが、Drフィッツジェラルドのヴァンヌの研究所から無断でコピーした「とあるモノ」が無い

優香: わたしのメモリスクープで強制的に取り出した方が早いし確実よ! 瑠莉: お姉さまのそれは相手の精神を完全に破壊するでしょ。 西園寺家を敵に回す気? 彼は次期当主よ。 それに彼は話してくれるわ

瑠莉: 私達がここへきたのはそのメモリーを狙う組織が強襲作戦を計画していると情報を得たからだ。 最初はキミを狙っていると思い張り込んでいたんだが、違うようなので申し訳ないが家探しさしていただいた。

瑠莉: 誰に渡した? 私達にはそのメモリーの確保か削除とメモリを解析できる人間を保護する義務がある。 教えてくれないだろうか? 優香: 動かないで! 撃たれたいの? 瑠莉: 凛空が危ない? なるほど花路博士の所のオーダーメイドのお嬢さんか。 詩織、お姉さま、花路邸へ行くわよ。

詩織: 凛空さんを協力者にしてたなんて! もし凛空さんが無事じゃなかったらその場でこの頭打ち抜くから! 瑠莉: 俺も連れっててくれか、詩織もそう言ってるし付いてきてくれ、服を着る時間はあげるわ。 優香: 下へ車両を回すよう指示したわ、行きましょう。

絵里奈: 私はみんなの運転手じゃないのよ? 大体なんでDrフィッツジェラルドの尻ぬぐいをさせられるよ、それに民間人を現場に随伴って! ヴェル: ごめんDrの失態。 絵里奈: ヴェルの頼みじゃなかったら手伝わないわよ!

詩織: なるほど、私が行ってた頃とは花路屋敷の内部が拡張され変わっていると? 凛空さんの部屋はわかります? 案内をお願いします。 でも絶対に私から離れないで下さい。 いいですね? でないと命の保証はできません。

優香: なんで本部は戦力の派遣はできないと言うのよ。 自前で揃えるとか絶対オカシイから。

ヴェル: 剛史お兄ちゃん、その子オーダーメイドなんだよね? だったらどんな状態でもヴェルとお兄ちゃんでどうにかしよう。 だってDrの研究を手伝っててこんな事になったんだもん。 うん! 頼りにして!

絵里奈: あそこよね? 燃えてるじゃない!  瑠莉: みんな! 全員対ショック姿勢! 強行着陸する! 絵里奈こっちはスラスターを制御するから、姿勢などは任せた!  絵里奈: 了解!

SE:パパン! パパパンン!(銃の音) 凛空: パパ…ママ…怖いよ…あなべるちゃん…歩かないとダメって…怖いよ…お屋敷が燃えてる…歩けって…無理 SE:バン! ドアが開く音

兵士A: はい、対象を発見しました。 はっ了解しました排除ですね? 了解です

くたっ(うずくまる凛空) 兵士B: 排除ですか? こんな子供を… 兵士A: ああ。 この子は普通の子ではない。我々の脅威になる。

兵士A: お嬢さんでも心配するな、パパもママももうあの世に行ってキミの事を待っている。 凛空: パパとママが‥‥(凛空のせいだ、お兄ちゃんから無理にメモリを持ってきたせいだ。 凛空がパパやママやお屋敷のみんなを殺しちゃった‥‥)

凛空: 殺される‥‥お兄ちゃん‥‥助けて…

兵士A: スマンなこれも仕事なんでな


SE:ダン!

兵士A&兵士B:!? SE:シュタっ!

凛空:!?

SE:ヒュ!(すごい勢いで足が上がる)

SE:パン!(後ろへ向けて撃った音)
ボシャ(蹴りで首の骨が砕ける音)

凛空: あぁ・・・・・・

SE:タン! タン!
(念のためのトドメを刺している)

凛空: ぁ…… SE: タタタタタタッ(階段を駆け上がる音

凛空: ・・・お兄ちゃん・・・ ガシっ!

詩織: 今、凛空さんを保護しました。無事です。 そうですか・・・他はダメでしたか。 メモリも確保できずですか。 はい撤収します。

凛空: お兄ちゃん・・・凛空が・・・凛空が・・・パパもママもお屋敷のみんなも・・・殺しちゃった。 お兄ちゃんが危ないって言ったのに…無理やり・・・メモリを持ってったから。 違うって…違わないよ・・・

詩織: お兄ちゃんの言う通りよ。 パパやママやお屋敷のメイド達を殺したのはコイツらで、凛空さんでは無いわ

凛空: いやぁああああああ!

詩織:
そうですね。 総合管理者権限で一回眠らせて。 偏向リフレクターの設計図の件もあるから瑠莉さんとヴェルと剛史様が協力すれば記憶の封印処理も可能だと思います。 とりあえず戻りましょう。

雪音: なるほど、資料だけで解らなかった事が色々わかりました。 それを凛空さんは思い出しちゃうんですね。
まあ、記憶の封印にも限界がありますからね。 

雪音: 西園寺の妻となれば、一般人よりはるかに多くの情報を得るだけの権力がつくし、自分の資産なども結局はバレてしまう。 その時に記憶がもどってしまう。 ならばちゃんと処置できる環境で戻したほうが良い。 そういう事ですね。

雪音: 一つ聞いていいですかご主人様。 なんだって? えっと凛空さんを好きになったのは、もうその頃、ドイツで孤立している凛空さんが可哀そうだからフィッツジェラルドの御使いを口実に会いに行ってあげてた頃から? 

雪音: そうなんですね。 良かった。 いやもし、その事件の後、罪の意識で凛空さんと一生共にすると決めたのならそれはちょっと可哀そうかなって。 だから女のして・・・一人の少女として好きなったのなら、いいかと。 ただ一言いえるのは。

雪音: この真性ロリコン野郎! 
別に手は出してないぞって、手だしてたら立派な犯罪ですよ! 死刑です! まあ、別にそういうのだけしか好きなわけじゃない変態ですからいいですけど。 こうやってちゃんと雪音みたいなカラダにも反応するしね♪

雪音:
雪音に話して少し楽になった? そっか。 凛空さんは午後くらいまでは眠って夢で思い出してるんでしょ?  だったら凛空さんが起きるまで、もう朝だけど少しでも寝れるなら…寝れないならもう一回シマス? 少し眠りたいと だったらほら・・・

雪音: 奥様の為に、奥様が起きたらご主人様がちゃんとできるように、ご主人様の妾の胸でお休み。雪音はご主人様と一緒に闇を見てあげるから、その代わりに奥様は光を見せてあげて。 お願い。 おやすみ雪音のご主人様。
・エンパイアクラブ FOREST 地下メディカルセンター SE:ピ‥ピ‥ピ‥ピ‥ピ‥ピ‥
ヴェル: お姉ちゃん達、気持ちはわかるけど、ちょっとは寝た方がいいよ。 凛空お姉ちゃんが起きる前には兆候がわかるから、その時に起こすから、となりにベットあるし

穏海: ヴェルちゃん有難い言葉なのですが・・・ 紅葉: わたくし達の初めての親友なのです。 それが戻って来た時に最初にやっぱり出迎えてあげたいのですわ。

澄: なるほどそういう事があったんですね。 皆さまたちはそれを全部知っていて時期が来るまでずっと待っていたと・・・


澄:そしてお兄ちゃんは・・・凛空お姉さまともう一度、FORESTで出会って‥知ってたのに知らない振りで恋人になって・・・そしてフィアンセになって・・・
里緒菜: とても辛い話です。 特にお兄ちゃんさんと紅葉さんと穏海さんが・・・そして忘れているフランソアさん。

瑠莉:
これは凛空の記憶には無いが、悠里の話だとフランソアはフィッツジェラルドのお屋敷で穏海や紅葉なみにお兄ちゃんさんを慕っていたそうだ。この残留記憶がたぶん私への愛情や依存の基礎になっているではないかと思う。

澄: 澄の場合もそうだけど何で親って私達をオーダーメイドにしたの?不幸な結果にしか・・・ 里緒菜: 澄、そういう事を考えない方がいい。私達はこういう者として受け入れるしかないの。それよりオーダーメイドだからこそ出来ることを考えないとダメ。

詩織: 剛史様には雪音さんがついているなら・・・彼女は人の痛みが解るメイドだから。きっと剛史様をしっかり癒して、凛空さんの前に立たせる事ができるわ。 お兄ちゃんとして。 里緒菜: お姉さま・・・ 澄: はい雪音お姉ちゃんはお兄ちゃんに対して・・・なんか別次元のモノを感じます。

詩織: 彼女も私と同じで特別で・・・闇を歩くものだから。 里緒菜&澄 ・・・

ヴェル: えっ? いきなり、凛空お姉ちゃんの意識がもどる・・・これは! 瑠莉お姉ちゃん! 里緒菜お姉ちゃん! 早く来て! 凛空: ママ・・・パパ・・・凛空・・・ごめんなさい・・・

雪音: きっかり人の胸で1時間寝たら起きだして、ここどですか? 国立国際生命科学研究所? はあ、ここに用事がある。 まあ用事ならない方がいいのだが? まあいいですけど。

雪音: うわぁーなるほど国立・・・で効率的にアポリロイド化してたと。 我が国なあがら非道(ひど)い国だわ。 だからオーバーメイドに日本人名が多いですね。 ここの施設はもう動いてないでしょ? そりゃあ摘発されますよね。 現在は、瑠莉オーナーが管理してると。なるほど。

雪音:
ジオメトリックニューロンシンセサイザー、デカ! なにこれ? 世界最大級のもの? こんな複雑な調整が必要なアポリロイドっているの? だって二重式のシンセサイザーだし、特殊なチップを複数個積んでるとか? ありえない‥よね?

雪音: 意外と詳しいだな? そりゃあほら自分ではできないけど、違法に使う人間を摘発逮捕したりするのが仕事ですから、まあいまはアンタの警護任務ですけど。 前は色々やってたわけで。 ほら証拠物件ってやつがわからないとイケナイ時もありますから

雪音: それで後は? はあぁ・・ここで待つ。 もし必要がなければいいし。 あってもなくても連絡は電脳通信で来る。 ねえだったら、ここの施設無人ですよね? 気配ないし。 そうだがなんだって?

雪音: だったら、その連絡が来るまでシましょうよ? そこで何で頭かかえるの? 今は凛空の事で頭いっぱいと・・・ 

雪音: やっぱり妾なるもの、ちゃんと奥方があってこそですね。 痛感しました。 そうですね。 ちゃんと凛空さん、穏海さん、澄が・・・さんつけないといけないかな? いいっか澄がしっかりして、それから雪音の番ですね。その分、公では雪音が一番俺と長くいることになる?

雪音: 何言いだしてるですか? ご主人様? 雪音を正式に俺付きのメイド先任し、補佐に他のメイドが交代で? それってエスコ部から転任? マスター命令? 愛人として飼われるのとどっちがいいって?

・・・・・うぅ・・・・・

凛空: なんで来れたの?
凛空:
あの世界に帰りたくない。 全部忘れてた。 凛空はパパやママやお屋敷のメイド達を殺して。そのあと瑠莉オーナーや詩織さんやお兄ちゃん達に助けられて…辛いからって全部忘れて・・・でもみんな凛空が辛い事を思い出さないように・・・知らないふりをしてくれて。 もうどんな顔をしてみんなに会っていいか・・・わからない。 だから凛空、あなべるちゃんと二人でここで暮らす。

凛空:
いいもん。
もともと凛空はあなべると二人だけだった。
お兄ちゃん、質問に答えてない。 

どうやって「ココ」にきたの?
どうやって「ココ」が解ったの?

凛空: 紅葉とヴェルちゃんと里緒菜ちゃんと手伝ってくれて。 凛空のココロの中に入れて。 そして場所は・・・あなべるが教えてくれた。 この子が・・・

凛空: 凛空のココロに渡しとかなければいけないものがある? 結婚指輪。これがあればずっと俺が凛空と一緒だ。あなべるだけじゃなく俺もどこまで一緒にいられる。 たとえ、このようなココロの奥の底に隠れても、俺は助けにくる。 魔法の指輪だ?

凛空: 一人じゃ魔法をかけられない魔法使いだが? 俺には凛空を大好きな仲間が沢山いるからな? ダメだよそんなものしたら…凛空・・・独りでいられなくなる・・・

凛空:
みんなの所へ帰ろうって…お兄ちゃん勝手だよ。 うん勝手で滅茶苦茶な人だってのは解ってるけど。 なんでこんな人と一生一緒にいなくちゃいけないだろう。 仕方ないね。 ずっと子供の頃から好きだっただもんね。

凛空:
ねえ、ドクター、あの一般人向けの治療用マイクロマシンの研究どうなったの? 凛空の助けがないから進んでないだ? もう・・・なにそれ。

凛空:
今から飛躍(とべ)ばいい? そうだね凛空に任しとけ! そうだね。まずは大学で経営学を学びなおさないと古臭いのは使いないからね。 頼りにしてる? ビジネスパートナーだもんね。  そして・・・生涯のパートナーだから。 うん飛ぼう!


カスタムメイド3D エンディングテーマ曲  scarlet leap=秘密の飛躍 歌:nao 作詞:山下 慎一狼 作曲/編曲:Cosmic Cube

scarlet leap



エピローグ

凛空: そおいえば紅葉の寄宿舎って結局凛空は一回も行けなかっただよね。 紅葉: 女性であれば一般の方でも手続きだけすれば入れるので一度ロンドンに行った時に行きましょうか 穏海: 久々にロンドン行きたいですわ。

澄: ヴェルちゃん、凛空お姉さまは大丈夫なの? ヴェル: 記憶が完全にもどって、各精神機能やオーバードライブプロセッサも正常。 あんだけ止まってたとは思えないくらいの活性化率だよ。 澄: と言う事はお姉さまは記憶だけじゃなくてオーダーメイド能力も完全に取り戻したということ?

ヴェル: 凛空お姉ちゃん! いまからオーダーメイド用のエージェントシステム。 凛空お姉ちゃんの場合はちょっと特殊でRiku Intelligent Support Agent =RISA(リサ)とうのが頭の中で話しかけられる思う。一定の年齢にならないと可動しないようになってから、ドライブしていい?

穏海:
でわちょっと黙りますね。 紅葉: 凛空さんのエージェントはリサというのですのね。 凛空: おし! 心の準備はOK ドライブしていいよヴェルちゃん!

ヴェル:
凛空お姉ちゃん了解! カタカカタ! リサ! プログラム ドラーーイブ!! 澄: ヴェルちゃん、それガオガオ〇ガー 観たんだね。 ヴェル: ソフィーさんから全話借りて見た! アレは熱かった! 彩香なんかFINALで泣いてた

凛空:
(どんどこい~!) リサ: (了解いたしました。 融合を開始します)

リサ: (花路製薬ラボラリーの管理ネットワークサーバー79個すべて管理下に入りました。 サイバースペース上の作業プラットフォーム展開完了。 世界電網優先バイパスラインオールコネクト正常。 軌道上のデータベース用通信衛星7つ結合終了。 融合全て完了) 凛空: ご苦労!

葉: わたくしのより高性能ですわ! 穏海: これ?サイバースペースが可視化してるの? ヴェル: 凛空お姉ちゃんのチップは研究開発用に特化されたチップで専用の演算支援及びデータストレージ用の通信衛星も7つあるし、それを合わせて一つのサイバースベース上の研究施設として稼働するのが特徴なの! 当然ネットダイバーとしての機能もある。 ウォールブレイク、コアストライクに特化した紅葉お姉ちゃんに対して、凛空お姉ちゃんはデータ解析や情報分析や情報経済介入などに特化しているといえるね。 澄: よくわからいけどすごいというのはわかる!

凛空:
ヴェルちゃんありがとう。 大体わかった! 澄: これがスマホを使うにも難儀してた凛空お姉さま? ヴェル: 凛空お姉ちゃんはもともと感覚が違うんだよ。 だからスマホとかPCとかは本来は思うだけで動くから キータッチとかそういうのは苦手だし理屈ではなくて頭の中でパッと動くタイプ。

SE:シャーー(ドアが開く音) たたたた!(走る音)
ヴェル: ここは病院です! 走らない! もっと静かに入ってきて! 凛空: お兄ちゃん!

凛空:
あれ? お兄ちゃん?  あ。。気絶してる? 澄: やっぱり 穏海: 力つきましたわね。 ヴェル: 剛史お兄ちゃん無茶しすぎ。

雪音:
ただいまもどりました・・・東京から一時間とか・・・死ぬ。 澄: 雪音さんボロボロ・・・ 凛空: 雪音さんゴメンね‥ 雪音: いえ奥様、これも雪音の務めですから・・・

凛空: でわ! 西園寺家 第二回家族会議を開催します! 今回の議題は・・・
雪音:
はーい! 異議あり! なんで雪音が参加しなくちゃいけないですか? これ西園寺家の家族会議でしょ? 澄: 雪音姐さん、まだそれ言ってんですか? 穏海: 意外と抵抗しますわね

凛空:
それは雪音さんは、お兄ちゃんの正式な妾でメイド上はここにいる中で唯一マスターとメイドの関係だから当然だけど西園寺家としては正式に保護する必要がある。 よって籍は入らないけど一定の権利と義務がある。 だよね? お兄ちゃん。 そうだって!

雪音:
それって首輪がついたみたいでイヤなんですけど。 澄: 首輪だけじゃなくて、鎖つきの首輪に両手枷、さらに鉄球がついた足かせ?  くらいだと澄は思います。  穏海: 所属もエスコ部から正式にメイド秘書課と保安部兼任、ご主人様付筆頭メイドに任じられただから諦めて 雪音: 納得できない‥



凛空: まあ保安部は雪音姐さんが部長、愛理ちゃんが副部長なので補佐する感じで、秘書課の上司は千穂さんよろしく!  でわ、えっつお兄ちゃんもあるの? 当然だ? 何よ。 アレはなんだって? 見たままじゃん。 何の疑問があるの?

香澄: ぎゃあああああっ! いくみ: ひっぃぃぃぃい! 雪音: フリーダムだわ…

摩衣: おしっ嵌った! 澪: それそれそれ! 蹂躙してやるわよお子ちゃまども! 香澄: 澪お姉ちゃんの悪魔! いくみ: (呆然) 澪: 洋ゲーマスター澪に勝負を挑むなど10年早いわ! 悪魔? 魔王様と呼びなさい! 摩衣: 澪ナイス

穏海:
今まで私達の部屋がたまり場だったんだから、ここに居間をうつしたら当然だけど。 澄: みんなの居間が引っ越してきますよねそれは。 雪音: 以前の構成の部屋じゃプライペートも何もなかったからね確かに。

凛空:
神聖な当主の居間が? 諦める当主の世代が替わればカタチも変わる! これが私達のカタチ! はい、議題に入るますよ。 まずは報告から お兄ちゃんお願いします

凛空: そうだね。まずこの旧西園寺邸の区画をオーナー及び家族の生活圏とし皆さま引っ越しいただきました。 私達の部屋もそうだし澄ちゃんと雪音姐さんの部屋も出来ました。 さらに共有の大浴場を掃除したし、キッチンにはテーブルもあります。ここも共有部。 あとでみようね。

雪音:
へ~大浴場なんかあったんですね。 穏海: いままではメイドが少なったこととそれぞれの部屋にあるから開けてなかったんだけど、掃除は私がしてたの。 澄: だったらお掃除はみんなで当番制でしましょうよ、穏海さんだけに負担は。 雪音: みんなが使うなら当然です!

凛空:
でわ、お兄ちゃんと凛空と穏海の新しいお部屋に案内するね。

雪音:
これが奥様達とご当主の寝室。 穏海: まあもともとお兄様部屋だったんだけど、カーペット外してワックス塗って家具を弄っただけです。 凛空: 穏海がんばったよ凛空は何もしてないもん! 澄: 清潔感があってシックです

凛空:
あなべるちゃん用の椅子をわざわざお兄ちゃんが買ってくるとは思わなかったよ。俺と相棒? はぁ~前は怖いとか言ってたのに。 穏海: とても昔から私はこの子を見てますが声は私には聞こえ無いです。でも満足そうに見えます。よかったねあなべるちゃん。

穏海: ここが新しいダイニングキッチンになります。 雪音: たしかにみんながいると夕食もなかなか作りづらかったもんね。 澄: ここは! 澄と穏海お姉ちゃんがしっかりと掃除しました!  凛空: ゴメン、凛空は何もしてない。というか掃除中入れてももらえなかった。

澄: しっかり大扉も油を刺し直しまして! お庭で会食会などをするときの臨時キッチンとして使用できるように準備が万端です! エトワール料理長にも確認していただきました!

雪音:
澄張り切ってない? 穏海: お兄様に普段のお料理は澄が私と作りたいと楽しみにしてるんです。 雪音: わたしは夜中に食べさせる夜食係かな…あと酒の肴とか 凛空: 凛空は料理はお払い箱かな…配膳がんばるウェートレスメイド

澄: ここが澄の部屋です! 雪音; 学生さんらしい良い部屋じゃない! 凛空: うんちょと懐かしい気がする。 穏海: 可愛らしいわ

澄: えっとお兄ちゃんお姉さま方ちょっと見て下さい!この度の引っ越しを機会にして趣味を増やそうと思ってここに写真を張ろうと! 雪音: アナログ写真? 澄: そうです!

穏海:
お兄様、そういえばお兄様がほっぽり出した自慢してたカメラがありませんでした? たしかライカでしたっけ? 凛空: あー沢田教一っていうカメラマンのドキュメンタリー見たときに影響受けて買ったやつだよね? お兄ちゃんそういうの多いよね。ライカM4が1セットあるから良いカメラだから澄にあげると 澄: 本当ですか! やった! 買わなくてすんだ! 雪音: これは澄がグリーンウッドの報道記録係かな? 澄: マニュアルカメラは難しいので…慣れてから…で・・・ ・沢田 教一(さわだ きょういち、1936年2月22日 - 1970年10月28日)は、日本の報道写真家。ベトナム戦争を撮影した『安全への逃避』でハーグ第9回世界報道写真大賞、アメリカ海外記者クラブ賞、ピューリッツァー賞を受賞した。 ライカを生涯愛用していた ウィッキより 

雪音:
ここが私の部屋♪ まあくつろいで何にもないけどね♪ 凛空: 雪音さんなら色々あると思ったけど。シックというかシンプル? 目に優しい感じ 穏海: お兄様、だらしないですよ。 なんか落ち着く?

澄: (これ、家具が無いのはダラケさせたときに膝枕。そして他はベッドしかないこれは…完全にお兄ちゃんをここにいる時は完全に息抜きか雪音お姉ちゃんとHしかできなように設計されている。これが男の為の部屋ってやつ?)

穏海:
えっ? この壁がひんやりしてて気持ち? はぁ~あまり壁に寄っかかりませんけど。 こういうのが良いと?車の座席と同じだから? まあ、でもだらしないのでわたくしの前ではなるべくしないでください。  凛空: うーんたしかにだらしないかも。

澄: (奥様達はああいいますものね、お兄様でなければいけないと…これが愛人の部屋…ってことだよね) 雪音: 澄ちゃん♪ なんかお姉さんに~言いたい事ある? 澄: いえ!なにもございません! 雪音: はい、よろしい♪

澄: 大きいお風呂っていいですね~♪ 摩衣: うん極楽 香澄: こっち側は森なんだ いくみ: ほら崖の上の森の部分じゃないかな?

澪: あの凛空さん、お兄ちゃん泣いてましたけど… 凛空: 毎回一緒に入れるとか思ってる方がオカシイ 穏海: ちょっとだけ可哀そうだったような気もしますがね。 普通になっちゃうとマズイから

摩衣: ほら二人ともちゃんと湯に浸かる。 風邪引くと旅行行けなくなるよ。 いくみ: うん! 香澄: うんでもお湯が熱いから 摩衣: そっかまあソープのお湯は低めしてあるからね

雪音: 何ちゅう顔してるのさ、どうせ旅行中の夜伽が怖いとか? 澄: はい、こないだはなんか良く解らないうちにしなくちゃで勢いみたいなので行けたのですが。 雪花: アノ野郎なりに考えただろうけど、女の子不安させてどうするんだってね。

澄: 上手くできるかわからないし。 雪音: 出来ないとおもうよ 澄: ですよね… 雪音: だからアッチハ童貞じゃないだから任せておけばいいのさ。 言われたとおりにしてれば終わるさ。 澄: はい・・・

凛空: エルザさんの水着のブラのサイズが無くて横浜まで愛理ちゃんと希美ちゃんと行った…ほう。 穏海: この世界にそんな悩みがあるのですね・・・

澪:
でも二人とも! そのサイズくらいの方が可愛らしい水着が多いし! わたしそういのが好きだけど私のサイズだと種類が無くてだから、とても羨ましくて…! 凛空: ほう…自分は大きいサイズだから可愛いのが無いと… 穏海: そうなんですね… 澪: ひぐっ! いや!…そのぉ!

香澄: 澪おねちゃんが墓穴掘って自分から埋まってる… いくみ: いくみと香澄でフォローしたらどうかな? 摩衣: それは凛空さんと穏海さんにある意味トドメを刺しに行く行為になる。ヤメとくべき


そんな澪が危機的状況に陥ってるころお兄ちゃんは、改装前のプレイルームで一人風呂を満喫していた。 イケナイ凛空ちゃん第三十八話「scarlet leap」おしまい。