えんぱいあな日々 episode zero ニヴルヘイム 前編

改稿版

オープニングテーマ 「たった一つの想い」

〇現在 エンパイアクラブFOREST 中庭 瑠莉: フランソアが来てから一年か…

瑠莉: 残された時間のうちに私は準備を終えられるのだろうか?

瑠莉: フランソアと初めて出会ったあの日も こんな冷たい雨が降る日だったわ………

〇えんぱいあな日々 第一話より 一週間前 英国ロンドン栗田屋敷 談話室 紅葉: 瑠莉さん! 紅葉も日本に行きますわ! すぐに手続きをなさって下さい! 瑠莉: 紅葉お嬢、無理を言わないで下さいよ。 春海: 紅葉お嬢様、瑠莉お嬢様がお困りになってますよ。

瑠莉: 春海、お嬢様はヤメテ… 紅葉: 春海は黙ってて下さいませんか! 瑠莉さん何が無理でございますの? わたくし駆け落ちしたお姉ちゃんを瑠莉さんが匿っているのを知っておりますのよ! お姉ちゃんは良くてなぜわたくしはダメですの?

瑠莉: ぐぬっ! ナゼ紅葉お嬢が知ってるのよ! 楓が駆け落ちした相手は私のクラブのメイドでして…私にもね、責任が… 紅葉: 駆け落ちは認められるのであれば、わたくしと日本へ駆け落ちすれば良いでわありませんか? 瑠莉: いや紅葉お嬢がやろうしてるのは押しかけ女房でしょ!

栗田源蔵: 瑠莉君、ここにいたか。 すまんが緊急事態だ。例の案件で動きがあったみたいだ。 すぐに戦争省のエンパイアクラブミリタリア支局へ同行してほしい。 春海、今夜は食事はできない。  春海: ご主人様、承知いたしました。

紅葉 もう! またお仕事ですの? パパも瑠莉さんも屋敷に戻って来たと思ったら…お仕事ばっかり! 栗田源蔵: 紅葉スマンな。 瑠莉: すぐに向かいましょう。 紅葉お嬢、ゴメンね 紅葉: お二人はそういう方だと紅葉は解っております!

〇同時刻 フランス ブルターニュ地方 レンヌ校外 フィッツジェラルド屋敷 フランソア: お勉強、終わったよ マモン大丈夫? Drフィッツジェラルド(以後Dr): フランソア 今日は少し身体の調子が良いわ。

Dr: 久遠、少しベットを起こして頂戴 久遠: ベッドを少し起こす 気をつけて 悠里: マドマーゼル、ご無理をなさっては… 久遠もDrには甘いのですから Dr: 悠里は本当にわたくしにも厳しいわね 悠里: わたくしは心配なだけですわ。

Dr: 久遠、ありがとうね。 久遠: いえ大丈夫? Dr: 大丈夫よ。 フランソア、母さんのおつかいを頼まれてくれないかしら? 悠里と一緒にヴァンヌの研究所へ荷物を取りに行ってもらいたいのよ。 フランソア: ヴァンヌのマモンの研究所までおつかい? いいよ!

悠里: わたくしだけではいけませんの? Dr: フランソアのニューロチップ認証が無いと動かせないものなの至急必要になってね。 先方に行けば解るようになっているわ。 フランソアできるかしら? フランソア: 悠里とならできるよ。 お出かけできるのは嬉しい!

悠里: フランソア、遊びじゃありませんのよ。 フランソア: 悠里解ってる! Dr: 二人ともよろしく頼むわね。 〇ヴァンヌはブルターニュ半島南岸の都市

ソフィー: Dr、私は急遽パリに戻らなければならなくなった。 国家憲兵隊からの召集だ。 それも部隊長命令で来ている拒否ができん。 悠里: ソフィー、現在フィッツジェラルド家の警備は国家憲兵隊でも最優先事項ではなかったのではありませんの?

フランソア: ソフィーパリに戻っちゃうの? ソフィー: 出頭だけして真意をたしかめできるだけ早く戻ってくるつもりだ。 3日…どうにか久遠だけで警備を 久遠: 3日も久遠だけ? 自信ないよ Dr: お国の命令なら仕方ありませんでしょ。

フランソア: これはなるべく早くマモンのお使いをを済ませて帰ってくる! 久遠: お願い。 Dr: 頼りにしてますわよ、悠里、フランソア ソフィー: 御使い? 二人も屋敷を開けるのか? 悠里: はい、立った今マドマーゼルにヴァンヌの研究所まで使いを頼まれまして。

フランソア: あの悠里お願いがあるんだけど安全運転でお願い 悠里: はぁっ? わたくしはいつも安全運転ではありませんか?

フランソア: えつっ? あのどの辺が? 悠里: ちょっと! フランソア! 「全て」ですわよ! とにかく!お乗りなって下さいませ行きますわよ フランソア: はい…お邪魔します。

悠里: これならすぐにヴァンヌに着きますますね。 フランソア: あの飛ばしすぎじゃ? ここアウトバーンじゃないよ 悠里: 車なんか通って無いじゃあありませんの? フランソア: いや! そういう事じゃなくて!

フランソア: 制限速度! 悠里って刑事さんだよね? 悠里: 地元のこの辺りの警察はフランス国家憲兵隊の管轄ですの。 文句言ってきたら特別捜査中とでも言えばいいだけじゃないですか? 二人とも憲兵隊の士官なんですから。

フランソア: 無茶苦茶だよ! フランスの警察アバウトすぎるよ! (詳しくは映画、TAXIシリーズを観よう! )

栗田源蔵:
皆、休暇中出頭ご苦労。 瑠莉大佐、あかり一等空尉、愛花二等空尉、こちらはエンパイアクラブミリタリア英国支部特務情報分析官の河合永遠特務大尉だ。

〇英国 ロンドン 戦争省内 エンパイアクラブミリタリア支局 英国戦争省SIS(秘密情報部)より出向しております河合永遠(とわ)です。 宜しくお願いします。 愛理: よろしくお願いしまーす!

栗田源蔵: 永遠大尉、状況を説明してくれ 永遠: はい、栗田閣下。 先ほどフランスの現地工作員よりブリュターニュ地方ヴァンヌの海岸に上陸輸送艦艇を使い軍用車両が秘密裏に荷揚げされたとの情報を得ました。 すぐに衛星を使い確認した所、それと思しき車両を確認しました。

愛花: なんか大きくない? 30mとか50mとかって あかり: 戦車や航空機の類ではないな。しいていえばこのシルエット。弾道ミサイルの類か。

永遠: ここからが本来の懸案の部分なのですが、このヴァンヌの荷物の荷揚げに呼応するかようにエンパイアクラブミリタリア603部隊を監視していたフランスGIGNエージェント、ホワイトパンサーより隠れ家より失踪したのと報告が 愛花: えっ! あかり: まずいな。

愛花: ちょっと603部隊ってフォーシスターズ子飼いの部隊のグリーンサーヴァント? スペインの大量オーバーメイド拉致事件に関わったという?あれまだ捕まえてないの! あかり: 落ち着けあくまで「疑い」があるからこそ、GIGN(フランス国家憲兵隊治安介入部隊)が証拠を掴む為に監視を行っていた

瑠莉: それで栗田閣下、フランスのエンパイアクラブ欧州本部は何と? 栗田源蔵: 荷物については調査中、グリーンサーヴァントは待機と休暇命令が出ており今だ待機中だと返答してきた。 瑠莉: お話しになりませんね

栗田源蔵: それでだまだ疑いの段階だが、返答を待ってもいられない。衛星からの写真で大きさからして最悪の場合は弾道ミサイルの可能性もある。 現地のエージェントと合流。この荷物の内容を確認し対処する。当然グリーンサーヴァントがこの荷物の護衛の可能性も高い。

栗田源蔵: 妨害は実力をもって排除する! 20分後に出発する! 以上だ。

・フランス オレウレアン付近 N166道路上 ヴァンヌまであと少し 悠里: ですから!わたくし達は特別捜査中で急いでいるのです

警官: しかし回転灯も出さず制限速度を50km/h もオーバーするのは見逃せません。 悠里: このブルトン人!(堅実で頑固者と言う事、ようは分からず屋!って意味)

フランソア: c'est mort(ダメだこりゃ!)

・同時刻 フランス ブルターニュ地方 ヴァンヌ海岸を望む丘の上 動かないわね…何かを待っているのかしら? やはりグリーンサーヴァントと合流?

七号: コレハ美味シイサンドイッチダ。シカシハジメテ食ベタ 優香: それはカツサンドという日本のサンドイッチなの美味しいなら良かったわ 悠美 貴女たちね! ピクニックに来てるわけじゃないよ!

優香: これは偽装! メイドが休み時間にピクニックしてるという。 悠美も食べるでしょ? コーヒー淹れるわよ 七号: ギソウコウサクダイジ 悠美: 頂くわ。

優香: コーヒーお待ち! 動きが素人ね、ただの輸送スタッフ 悠美: だよね。 三人で排除してコンテナの中身確認する? 優香: それでどこかで隠れているかもしれないグリーンサーバントに装備が劣る私達はメデタク殲滅されると。 悠美: ぐぬっ・・・やっぱり栗田閣下のチームとの合流まで待ちましょう

優香: それでね、そのチームに瑠莉ちゃんがいるんだよ。 ちょっとわたし会いずらいからバックスだし別の監視対象に移動するわ 悠美:
わかったわ。 それで会いずらいって貴女、何やったの? 優香: ちょっとした意見の食い違いがあってね。それ以上聞かないで。 悠美: 栗田閣下の支援はフォワードの私と七号でするわ

・フランス ブルターニュ地方 ヴァンヌ 悠里: 酷い目にあいましたわ フランソア: 悠里が一方的に悪いと思う

フランソア: あの警官は職務に忠実なだけ、それに遠くはないのだからあそこまで車を飛ばす必要性が無いとフランソアは思う。

悠里: いつも思いますがヴァンヌは本当に観光客が多いですわね。 フランソア:
明らかに話そらした…まあ、この旧市街は中世の中世の面影ああるしフランソア好きだよ。 それに食べ物が美味しい、このペスカトーレ(海鮮のパスタ)の エビとかプリプリしてる。

悠里: 食べ物は美味しいですわね。 観光と海の幸と科学の都市、ヴァンヌ。 そういえば日本にある白森町という都市も同じように観光と海と科学で発展していると聞きましたわ。 フランソア: 日本って悠里の生まれた国だよね

フランソア: Japon(ジャポン)=アジアのそれも一番東にある小さな島国なのに、人がとっても多い国。 フランソアは行く事ないだろうね。 悠里 もうけっこう戻ってませんから。でもたしかにゴミゴミしていたイメージは残ってますわね。高いビルばかりで。

悠里: 生きているうちに一度は戻りたいですが。 フランソア: たしか残してきてしまった恋人がいるんだよね? 生きていれば帰れることもあるよ。

フランソア: 今の悠里は仕事が急しくて無理だけど、仕事が一段落すれば休暇も取れるそしたら里帰りできるよ 悠里: そうですわね。でも今は夕食を食べ終わったら研究所へ。マドマーゼルの御使いをすませましょう。 フランソア: うん久遠だけじゃマモンをお風呂に入れるの大変だもんね!

・20:20 フランス ヴァンヌ海岸より1海里(1.852km) 永遠: 愛花さん、このままの進路で海岸に接近を。現在周囲に他の船舶はありません。 愛花: 了解であります!

瑠莉: 永遠さん、貴女は戦闘はできるだけ避け… 永遠: 大佐、私は自分の身くらいは自分で守れます。 お気になさないで下さい。 あと私に不必要に話しかけないで下さい。 瑠莉: ぐぬっ…

愛花: ご主人様、嫌われちゃったね♪ 良い乳してるとか言ってセクハラするからですよ。 瑠莉: うぅ…褒めただけなんだけどな 愛花: それがセクハラなんです、反省してください

・同時刻 フランス レンヌ校外 フィッツジェラルド屋敷、庭園 ジャンヌ: エステル様、グリーンサーヴァント各隊より連絡。 屋敷屋外の衛兵の無力化に成功しましたが、ヴェンヌの研究所の方にトラブルが。 エステル: どうしましたの?

ジャンヌ: 部隊が到着した時にはすでに別の勢力の部隊が制圧を…どうなさいますか? エステル: 間に合いませんでしたか。 これ以上の保護は不可能と判断します。 研究所の部隊はすぐに撤退を。 ジャンヌ: 御意。

エステル: わたくしは先に屋敷に入ります。 他の者はわたくしの連絡があるまでここで屋外で待機を。 ジャンヌ: エステル様、危険です! まだアルファ級のメイドが一名おります! エステル: だからよ。 貴女達に任せる方が心配だわ。

エステル: お返事は? ジャンヌ ジャンヌ: ・・・御意。

久遠: おかしい、屋敷の外にいる衛兵やスタッフの気配が消えた。 Dr: やはり来たわね。 彼女達の目的はわたくしとの会談です。 もうたぶん屋敷の衛兵は全滅、包囲されているはずです。 久遠は囲みを突破してヴァンヌのフランソア達と合流して。

久遠: それはできない。 この寝室には久遠が近づけさせない Dr: ソフィーもこうなれば状況を把握しているはず! フランソア達との合流を最優先するはずです。 貴女一人ではエステルが来ていたら勝てないわ

久遠: ドクター、久遠ちょっと行ってくるから寝てて! Dr: 久遠! 言う事を聞きなさい!

・同時刻 ヴァンヌ フィッツジェラルド研究所 フランソア: おかしい…空気が違う 悠里: どういう事ですの?

フランソア: 悠里、武器を用意して。 たぶん敵がいる。 悠里 敵? 電脳通信ができませんわ。 電波が完全に通じません。 軍レベルの通信妨害!

・同時刻 レンヌ フィッツジェラルド屋敷 できるだけドクターの寝室から離れないと

久遠: !?

久遠: 許可なくマスターの屋敷に入るのは エステル様といえど許す事はできない。

エステル: フィッツジェラルド家の家政婦さん。随分と遅いのね。 客をあまり待たせるのではありませんわよ。 要件を言うわ。 貴女のマスター、この家の当主の所へわたくしを案内して欲しいの。 といっても無駄だわよね?

久遠: 早い! エステル: でわ貴女を無力化して通るまでです! ・エステル一瞬で久遠の所まで跳躍して剣撃を加えた

久遠: もらっ?! ストラトブレード(真空刃)! エステル: ふっつ! ・エステルは右足を軸にまるでバレエやフィギアのように刃を受けならが回転

エステル: ほう! 久遠: くっ! ・久遠は一瞬で銃での攻撃をやめ左手のブレードに力をかけ跳躍、空中でひねりを加えて、ストラトブレードを避けた。

エステル: この連撃を躱したのは貴女が初めてですわ、褒めて差し上げます。 これはなかなか遊べそうですわね!

久遠: 速いけど、フランソアの本気よりは遅い…でもエステル様は全然本気を出してない全力の半分以下? それとも4分の1…? 本気の強さが見えない!

・同時刻 ヴァンヌ・フィッツジェラルド研究所内 SE:シューシュー(ドアが開いてしまる音) フランソア: 前方ターゲット2!  悠里: ちょっとフランソア待って下さいませ!

SE: タタン! タタン! ・フランソアは敵の銃撃の標的を悠里のいったん前にでてワザとねらわせ 急激に方向転換している

ひょん!
・銃撃はフランソアをそって移動する。 それとは別の方向のドアのへこみ悠里が移動している。 この時点で敵は一つの標的だと思ったのが二つに別れるので一瞬の迷いもしくは最初のターゲットである高速移動目標のフランソアを狙う。

跳躍と空中で一回転したフランソアは壁を蹴り上げてさらに跳躍する。 狭い空間での回転移動に跳弾を気にした敵は次の攻撃をためらう。

Se:タタン!! ザクっ! しかし、その跳躍の直後にはブレードは片方の兵士の経静脈を。P90ANの0距離射撃はもう片方の兵士を頭蓋骨に半壊させ、二人の兵士は即死している。 2コマからここまで約1.5秒

フランソア: この兵士達、ただの人間。 オーアードライブいらない。 悠里: フランソア! 死体からは情報を聞けませんのよ! もう! たしかにこの兵士、グリーンサーヴァントではございませんわね。

悠里: フランソア、何者か解らなければ目的も解りません。もう少し慎重に。 フランソア: 誰でもいい!マモンの研究所の職員さんを皆殺しにされた! 絶対に許さない! 全員生かして此処から出さない!

エステル: 家政婦さんどういたしました? 動きが鈍くなってまいりましたわよ! 久遠: Cazzo!(イタリア語でシット!(クソっ!)って意味久遠のネイティブはイタリア語です。

エステル: そうですよね~(笑) そろそろ活動限界時間ですわよね! 久遠: 強い!(マズイ!右手の動きが見えない!) ・活動限界時間についての解説は、本編56話の3コマ目の解説を参照 Se:ガシン! GONGとブレードの双方がはじけ飛ぶ音

SE:ガンっ! エステル: チェックメイトですわ! 久遠: くっ! なぜ殺さない! 早く首を刎(は)ろ! ただしマスターだけは、ドクターフィッツジェラルド様だけには手荒な真似はしないで

エステル: あらあら。。。家政婦久遠は何か勘違いをされているみたいですわね。 わたくし達はフィッツジェラルド家の者達と敵対するつもりはありませんのよ。 回りの衛兵の方々達も強硬にわたくし達に攻撃をしてきたので、ただ眠っていただいてるだけですわ。お怪我をさせておりません。

エステル: 久遠だってただ案内して下さいとお願いしましても攻撃してきたでしょ?  久遠: 何を! ドクターの命をずっと狙っていてあれだけ襲撃を繰り返しておいて! エステル: まあ落ち着きなさって下さいませ。 ジャンヌ来たわね、終わったわよ

久遠: ドクター!寝室から何故! Dr: 良かった久遠は無事ですわね。  エステル、久遠を解放しなさい。 エステル: マドマーゼル、メイドの思いの主人なのはわかりますが無茶がすぎますわよ。 ・エステルは戦闘状態をすぐにやめたので目がだんだん元に戻って行っている。

久遠: 動くのも辛いのに歩くなんて! Dr: 久遠がわたくしの言う事を聞かないで飛び出して行ったのですぐに追いかけてきました。 ジャンヌ: 久遠さん、オーバードライブのアフターショック中です立ったら倒れますよ。

Dr: エステル、いま貴女が言った事は本当なの? 今までの襲撃は貴女達の仕業ではないと。 エステル: 家政婦久遠には自分で座って回復してもらってください。 ジャンヌはマドマーゼルを寝室まで運んで差し上げて。 話はそれからです。 ジャンヌ: 御意

・ヴァンヌ海岸コンテナ埠頭 瑠莉: アレが囮でこっちが本命って? フォクシーの情報だから信じるけど 悠美: 元の荷物には第二班をつけておりますので動きがあればすぐに連絡が

栗田源蔵: 永遠どうだ? 永遠: 武装兵が20人以上。 それとスポット、奥のクレーンをアップにして。

愛花: あのガントリークレーンって高さ100m超えてるんだよね? その上にいるってことは 瑠莉: アサルトオーバーメイド。それもかなり高ランクね。

栗田源蔵: 現在欧州合衆国・英国の両政府に無許可の武装アサルトメイド確認の報告を行った。その結果、アポリロイド国際条約14条第2項による保全機関での排除の命令が下った。 速やかに強制排除を行いアポリロイドが使用された理由である犯罪を確認する。

愛花: やっぱりこのメンバーだけでやるんだよね? あかり: 他の部隊をまっていては逃げられる。 愛花: だよね~。

栗田源蔵: 作戦はケース21。陽動のチームAは瑠莉・七号・悠美 チームBは私と愛理・あかね・そして永遠で船へ潜入する。スポットの誘導は永遠にお願いする 瑠莉: わたしができるだけ狙撃で片付けるからその間に七号、悠美接敵を。わたしもすぐに追いつくわ。 悠美: 了解しました。

瑠莉: おいおい、一般戦闘員も全身強化外骨格よ

瑠莉: わたしはこの大筒だから装甲抜けるけど…。

悠美: 強化テクタクトのバイオネット(銃剣)と強化スラック弾を0距離で叩きこみますので心配いりません。 七号: 替エノ刃ハ沢山モッテキタ。間接ニハ装甲ハ無イ任セテ 瑠莉: はじめるわよ。船の下の見張り、船の上の見張りを片付ける。 そしたら突撃を。

瑠莉: ニューロリンク。

SE:パスッ! パスッ!

瑠莉: クリア! GOGO! こちらも移動する! 七号、クレーン上のオーバーメイドは私が行くまでまかせる!

七号: 悠美イク 悠美: 了解