第三話「保坂良二のご主人様のある一日 」その2
夢愛:
この娘(こ)研修はおわったんだけど…自信が無いみたいで
夢愛:
ちょっとご主人様に協力してもらいたくて。 ほら愛依も
愛依:
あの…こんな私で申し訳ないですが…ご主人様どうかお願いします。
良二:
あの協力ってボクは何をしたらいいの?
麗奈:
それは…ご主人様として「一肌、脱いであげる」ってこと。
久美:
商談は午後からですし午前中のうちに終わるならいいじゃないかな? 商談の資料などは麗奈と私で作っておくので昼食の時に確認で。 でわ決定
夢愛:
それじゃ、ご主人様借りていくわね。 お昼までには返すから
愛依:
ご主人様、久美メイド長、麗奈さん、ありがとうございます。
麗奈:
うん持ってけ。良二、ガンバレ
久美:
お昼までには必ず返却ということでお願いします。
良二:
イヤ、ボクご主人様なんだけど、あと、ボクはモノじゃないだから。
愛依:
ご主人様、お席はこちらになりますどうぞ。
良二:
フロア接客のお客様役ね、まあ男のボクの方で最後の確認をして自信をつけたいと? なるほど。 練習はメイド同士だもんね。
愛依:
午後は商談とのことなので、ノンアルコールにしときました。 どうぞお飲みください
良二:
ありがとう。
良二:
愛依ちゃんのメイド新人研修終了と正規メイド昇格に乾杯。
愛依:
!? ありがとうございます! 乾杯です。
愛依:
カナダで一週間も山の中で一人でトレッキングしたんですか? すっごいぃ。
良二:
アニキに男なら修行しろとか言われて無理やりにね…あの時には大変だった。
愛依:
大丈夫だったんですか? クマとかいそう…
良二:
クマはいるね。 野生動物の宝庫だから。
愛依:
うわ‥‥
愛依:
あのお話はとても楽しいですが…そろそろお部屋いきませんか? 夜伽…しましょう…
良二:
えっ!? それも確認したいの?
愛依:
…当然ですどっちかというとそっちが本番です。
良二:
本番って…それは本番だろうけど…
愛依:
愛依じゃ…ダメですか? やっぱり愛依みたいなメイドじゃ魅力ないから…夜伽したくないと…
良二:
そんなことないから愛依ちゃんは魅力あるメイドだよ?
愛依:
だったら、ご主人様‥‥愛依と夜伽…しよ?
良二:
…………はい。
その3へつづく