くみ泡 第六話「絵美香お姉さんと良二くん その1 」
絵美香:
ふぅやっと着いたわ。 熱海から乗り換えてからけっこうかかった~
観光地って聞いてたけど思ったよりビルが多い? あっ駅デパとかもある!
解説:
Forestの最寄り(?)駅の白森駅は急行、特急がとまります。GreenWoodsがある白富は普通しかとまりません。 WhityGarden は白富市街地近くにある設定です。 Forest は白森市街地よりかなりはなれた月城山の中腹にある為に手軽に通うにはWhityGardenが楽って感じです。 ForestもWihityGardenも最寄り駅としては白森駅ということになります。
少年:
神楽坂絵美香さんでしょうか?
絵美香:
あれ?わたし? うんそうだけど…(うわ、可愛い子♪)
良二:
お待ちしておりました、EmpireClub WhityGardenからお迎えにまいりました。
絵美香:
えっキミ、名前は?
良二:
失礼いたしました。ボクから名乗るべきでしたね保坂良二といいます。 本来迎えにくるスタッフに急務ができまして、しかし教えていただいていた電車の時間が差し迫っておりましたのでボクが迎えにきました。 あっ! クルマもご用意してありますので心配しないで下さい!(写真よりずっと綺麗な人だな…それに胸の谷間が…見えちゃってるし!)
絵美香:
ふ~ん、クラブのボーイさんなんだ(若い者(注))、ではお姉さんを案内してもらおうかな良二くん♪
良二:
はいこっちです。
解説:
若い者(若衆ともいう)=遊郭の男性スタッフのこと。 男手なども店には必要なので。ホテルの若い者(ボーイ)さんと本当に同じです。 だから若者だけではない男性スタッフ全般を示す。位は当然、店の顔である花魁の方が上になる。 遊郭でいう、ヤリ手はメイド長やメイド秘書。楼主がオーナーにあたる
良二:
お荷物お持ちします。
絵美香:
ありがと♪(ぽよん♪ 胸が揺れる)
良二:
!?
絵美香:
あら可愛い~顔が真っ赤になったぁ♪(つんつん♪)そんなにお姉さんの胸ガンミしちゃて♪ チップの替わりはこれで足りるかしら~?
良二:
はい…眼福です。 十分すぎるチップです。(ヤバイ、良い香りがする…)
美香:
うわすごいクルマ! 高っそ~!
良二:
アニキ…いや、クラブクウェーサーの鹿苑寺オーナーが弊クラブの改装オープン記念で贈呈してくれたもので。
絵美香:
あのシアトルの鹿苑寺グループ総裁の鹿苑寺オーナー様? ならこれくらいなら送りそうだけど…うんお姉さん納得した。
ってっ!運転手はぁ?
良二:
ボクが運転しますから…あっ免許ありますから大丈夫ですよ?
絵美香:
そうなんだ…
絵美香:
ヘアサロンやブランドショップなど東京ブランド、意外とそろってるわね。カフェ等もオシャレだし代官山(解説)みたいだわ
良二:
白森市はそいういう所では充実しているかもですね。 海外からのお客様も多いので日本のブランドをお求めになるので。 どっか寄っていきますか?
絵美香:
今日のところはいいわ。 こんどお休みをいただけたら良二くんお姉さんとデートしようか? それで連れてきて♪ 良二くんクルマの運転上手いし、荷物持ちとかね♪ てへっ♪
良二:
あははっ光栄です! 絵美香お姉さん
解説:
東京渋谷のとなりにある青山原宿とならんでTOKYOブランドが集中している町。高級ブランドとしては青山より上(作者感)
SE:
きゅ♪ かちゃ♪
絵美香:
クリス! 久しぶり!
クリス:
うん、絵美香よくきてくれたわ
久美:
絵美香さん、ようこそエンパイアクラブ WhityGaeden へ 弊クラブは絵美香さんを歓迎いたします。
絵美香:
あっ! はい、神楽坂絵美香です 宜しくお願いします…?
麗奈:
良二ごめんね!
良二:
いいよいいよ
絵美香:
あの…貴女は?
久美:
はい、当クラブのメイド長を拝命しております久美と申します。
絵美香:
メイド長! 若ぁ! ってすいません! 失礼いたしました!
クリス:
絵美香、ここは堅苦しいクラブじゃないから…それより、ご主人様本当に申し訳ありませんでした。 あんなに先方で会議が伸びるとは
良二:
手塚社長は細かい所まで詰めるからね、真面目な御人だし。 今回はボクがカラダ空いてたから問題なかったから。
麗奈:
本当に助かったよ良二ありがとう! でもオーナーに運転手させて迎えにいかすとかないから!
絵美香:
ご主人様? オーナー? 良二…? えっ?
クリス:
絵美香どうしたの? ご主人様の顔みて青くなって
良二:
改めて。 ボクのクラブへようこそ絵美香お姉さん
絵美香:
えぇええ! ご主人様ぁあああああ??????!!!!!
麗奈:
…良二、アンタ何かシタの?
良二:
ボクは何もしてないよ♪