えくみ泡 第六話「絵美香お姉さんと良二くん その6 」
良二:
夜伽のルールですか…そんなことを決めてると
絵美香:
そういま恋人の久美さん達と相談してると思うわよ
良二:
でも絵美香お姉さん、恋人の三人は別にして…他のメイド達がボクと夜伽したいとか思わないかと…あー奈々は時々でいいからしたいと言ってましたけど。
絵美香:
はぁ~? 良二くん何いってるの? 私が聞いたかぎりだと全員ご主人様と夜伽したいって言ってわよ。
絵美香:
あのね! 今日一日見てただけだってクラブのメイドみんなから惚れられているのわかるよ?
良二:
そんなことありませんって…ボクなんて…
絵美香:
真面目で優しくて可愛くて、それで若いメイドとは同世代のご主人様。 それでモテないわけないじゃない。
逆にいうとそれがわからないくらいにメイドとの色恋沙汰には無関心。
だからこそ良二くんは自分のメイドを食い散らかせてはいない。
絵美香:
お姉さん一応これでも副メイド秘書だから良二くんの女性関係調べさせてもらったけど。恋人の久美ちゃんと麗奈ちゃんは、もともと良二くんのメイドになるために回りから当てが割れたメイドで。 鈴奈ちゃんはドイツから治療のため移送されたメイドでそれを救うため良二くんがマスター設定して救ったメイド。 ようは容姿とか性格とかで自分から手だした女ではない。
良二:
でも…三人は恋人として好きですよ? 妥協してるつもりはありません
絵美香:
ふつう思春期の男子がこんな環境に叩きこまれたらそれこそ~同年代の可愛い女の子ばかり、よりどりみどりなわけで…正気なんか保ってられないわよ?
良二:
ボクだって…久美ちゃんとか麗奈とか最近では鈴奈とかとはすることは…してますし!
絵美香:
でもそれだって彼女たちから求められてって聞いてる
良二:
そこまで聞いたんですか?
絵美香:
それはね。 だってこういう問題ってクラブでは一番もめごとになるからちゃんと最初に把握しとかないといけないから。
良二:
絵美香お姉さん、仕事はできますものね。
良二:
良二くんは今は「女から求められる」から女の抱いている。 そうだよね? 責めているわけじゃないのよ、それは良二くんのご主人様としての優しさだから。
良二:
‥‥そ…そうですね…それは否定はしませんけど。 でも好きな子が気持ちよさそうにしてるのは興奮しますし…けっしてヤマシイ気持ちがないわけじゃないですよ? それより絵美香お姉さん…顔が…顔が近いです。 それに胸が…
絵美香:
うん、それに同性好きなわけじゃなさそうだし? こうやってても顔を真っ赤にしてるし!
絵美香:
お姉さん思うんだけど、うちのクラブの女の子の中に、男性としての良二くんの好みの子がいない?
良二:
ほら久美ちゃん達は好きですよ? 恋人だし…それに奈々とかも可愛いとおもいますし…
絵美香:
それは「ご主人さま」として「メイド」として可愛いだよね?
良二:
うっ!? えぇ…それ言わなくちゃダメですか?
絵美香:
ダメ!
良二:
いいじゃないですか…メイドとしては可愛いんですから…彼女達は本当に尽くしてくれますし‥。
絵美香:
ダメね。たとえば…今後、男性としての良二くんの自分好みのメイドを所望するとして、じつは良二くんは、苺ちゃんよりずっと幼い女の子しか興味がないとしたら?
良二:
そ…それは…問題になってクラブ存続の危機ですね…摘発されて営業停止的な?
絵美香:
逆に今のメイド達より年上なお姉さんがじつは好きで・・・同世代の女のより「とても」興奮するなら・・・問題は無い・・
良二:
絵美香お姉さん…わかってて…やってるでしょ…?
絵美香:
うん! それでお姉さんが気になるな~と思ったのはいつから? 正直に話してみようか~怒らないから言ってみようか?
良二:
配属の…資料の写真を…拝見したときから…です。 その一目惚れ的な…ボクの好みの女性にドンピシャというか…そんな風にメイドを見たこと今までなくて‥‥
絵美香:
だから…おつきのメイドつれず、リムジンでもなく自分のクルマで良二くん一人で迎えにきてくれたんだ。 麗奈ちゃんが忙しいて言ったって、運転はともかく他のメイドと来ることはできたもんね。
良二:
理性的でなくてスイマセン。
絵美香:
ふぅ~ん ご主人様じゃなくて、ただのオトコとしてお姉さんを見てるんだ?
良二:
はい…本当にすいませんイケナイと思ってます。 ご主人様としてちゃんとしないとって・・・でも・・。
絵美香:
ふぅ~んでも? なに?