くみ泡 第六話「絵美香お姉さんと良二くん その2 」
絵美香:
先ほどは! 大変失礼な態度をとってしまい申し訳ございませんでした!
麗奈:
あぁ‥
良二:
いや! 絵美香お姉さん! ボクもふざけすぎたから! 謝るのはボクだから! 普通の男の子として接してれる嬉しくて! 出来心でトボケちゃって! こっちこそ本当にゴメン!
久美:
ほうほう。 絵美香「お姉さん」ね‥
クリス:
ご主人様。 事情は絵美香から聞きましたが名前は名乗っていたとはいえちゃんとオーナーとして自己紹介をしなかったのは問題です。 反省してください。 それに絵美香、事前にオーナーの名前は伝えてあったでしょ?
絵美香:
だってぇ~こんな可愛い男の子がエンパイアクラブのオーナーだと頭の中で繋がらなかったのよ…
クリス:
貴女ね…
麗奈:
あぁ! クリスメイド秘書、良二がこういうふざけることもあまりしませんしねっ? ほら!会議するんでしょ? ねっ!
絵美香:
会議? ですか? お姉さんも?
良二:
来たばかりでわるいけど、絵美香お姉さんもお願い、顔合わせにもなるから
絵美香:
はい…ごしゅじん…さま‥ごしゅじんさま…ごしゅじんさまか~。良二くんにそういうの、照れ臭い…なんでろう?
良二:
絵美香お姉さんボクの呼び方は良二くんの方がいいかな
絵美香:
えっ…いいのかな~?
クリス:
はぁ~…(溜息)
久美:
良くんがそう言うので絵美香さんそう呼んであげて下さい。わたしも麗奈も名前呼びなので。 ねえ良くんは「絵美香お姉さん」にそういうで欲しいでしょ? ご主人様
良二:
うんっ‥‥そのほうが自然かな? って?
麗奈:
さあ行くわよ!
絵美香さん、夢愛といいますよろしくお願いします。
鈴奈:
…す…鈴奈…です! よ…よろしくおねがい…します。
絵美香:
夢愛さんと鈴奈ちゃんね。 よろしくね!
麗奈:
会議って苦手…
良二:
よしみんなそろったね。 座って始めよう。
良二:
まずボクから本日の会議を趣旨を。以前よりエンパイアクラブ本部へ打診していた副メイド秘書の赴任がやっとおこなわれて、本日づけで神楽坂絵美香お…さんが着任してきました。
クリス:
わたしの同期なの! 本メイド秘書の資格もあるのだけど、わたしがどーしてもてことで無理いってこのクラブの為に来てもらったの! 優秀よ
絵美香:
優秀なんて‥クリス! お姉さん優秀じゃないですから!
クリス:
まあちょっとボケはいっててヌけてる所あるけど! よろしくね
絵美香:
ちょっとクリス! 上げるのか下げるのかどっちかにして!
夢愛:
くすすくすす♪
鈴奈:
クリスメイド秘書の同期…それが副メイド秘書さんに。 大人だぁ~お姉さんだぁ~うわ~!頼もしい…ステキ
久美:
これで執行役員がそろったことになるから、これを機会に正式にメイド秘書課を設立してこのクラブの執行体制を整えようと思ってます。
鈴奈:
クラブの執行部? 夢愛さんはエスコ部のチーフですから当然ですけど、その会議になんで鈴奈が呼ばれているんですか?
麗奈:
それは鈴奈もその執行部に入るからよ?
鈴奈:
えぇええええええええええ! 無理! 無理です! 鈴奈には人の上に立つような! 大それたような事! できないですよおおおおお!
麗奈:
そんなこと言ったってね…
良二:
いま瑠莉さんのClub Forestから派遣してもらっている警備隊員をこちらの警備課をつくり徐々に管轄をうちに移したいのさ。その警備課長を鈴奈に任せようと思ってるんだ。 鈴奈にはそのノウハウがあるしForestの警備本部には顔がきくよね?
久美:
鈴奈やってくれないかしら? ねっ?
鈴奈:
無理無理無理! 長がつくようなものを鈴奈がやるなんてご主人様と久美さんのたのみでも無理ですよおおお!
麗奈:
だって良二どうする? 困ったね~♪
夢愛:
あ~やっぱり鈴奈ちゃん抵抗するか…
絵美香:
鈴奈…鈴奈…えっでもまさか…でもあの顔は…でも…そんなことが…
クリス:
絵美香、あなたが思っているその鈴奈で合っていると思うわよ?