くみ泡 第七話「ずっとそばで」その3

夢愛:
久美さん、ここは攻めないと後悔するって絶対!

久美:
夢愛さん仕事しましょうよ…うぅ~

夢愛:
私は仕事してます! エスコ部のみんなから久美メイド長に鈴奈ちゃんとの仲をちゃんとするように説得してくれとエスコート部、部長として頼まれてます! 

久美:
鈴奈ちゃんとの仲って言ったって…鈴奈ちゃんは今、絵美香お姉さんと寝てるし。 わたしなんて…みんなと違って綺麗でも魅力的でもないし。 鈴奈ちゃんだって絵美香お姉さんと一緒に寝る方が嬉しいとおもうよ? わたしなんてその辺に生えてる雑草と同じだし…。

夢愛:
メイド長! またそんなこと言って! メイド長っていうのは私達メイドの代表ですもしメイド長がその辺に生える雑草なら私達はそれ未満になりますけど! もっとその辺を考えて下さい

久美:
うっ…わたしメイド長やめようかな…

夢愛:
久美さんがメイド長しなかったらこのクラブ一日も回らないのは知ってるでしょ? 研修に出るのだってその準備で一週間もかかってるですから! 大変なんですよ?

久美:
それは…申し訳ないと思ってる…よ?

夢愛:
私もエスコ部のメイド達に顔向けできませんので、久美さんが鈴奈ちゃんとの件に決着を着けるまでエスコ部として新しいお部屋の整備や新エスコの補充、サービスの拡充についてなどの会議、エスコ部への指示などは一切受け付けないようにいたします。 かってにエスコ部は運営しますのであしからず!

久美:
ちょっと夢愛さん? 冗談だよね?

夢愛:
冗談ではありません! でわ失礼します!

SE:
バンっ!(ドアが閉まる)

久美:
どうしよう…良くん、麗奈‥‥

鈴奈:
あのなんでご主人様と麗奈さんが…

ルフィナ:
悠美さんはForestの警備課の課長だけどメイド秘書でもあるわけだからかな?

絵美香:
鈴奈緊張しないの♪

鈴奈:
はい…

麗奈:
本当に来るのかな…相談する相手が「アレ」しかいなったとはいえ…気がすすまない

良二:
麗奈、気もちはわかるけど…がんばろう。

SE:
ぶわぁ~! ばしゅううううう! (爆音)

永遠:
大佐! もう着きますから! スピード! ブレーキを!!

悠美:
大丈夫だって! ちゃんと止まるから! 永遠は心配性だわ

 鈴奈:
えっ永遠お姉さん? 

ルフィナ:
ちょっと用事があってお姉さまに来てもらったの

良二:
ようこそいらっしゃいました。 悠美メイド秘書、永遠さん

悠美:
良二くんお邪魔しまーす♪

絵美香:
永遠久しぶり!

永遠:
うぅ~ヒドイ目にあったわ…

 永遠:
良二さん、いつも麗奈が世話になってるわね。

良二:
永遠お姉さん、世話になってるのはボクの方で。 ほら麗奈、挨拶は?

麗奈:
…来てくれて‥ありがとう


永遠:
ふぅ~ん♪ ありがとう? お礼いってくれるんだ。

麗奈:
だって…今回の件、お姉ちゃんしか‥相談するの思いつかなくて…

永遠:
まあ最近、鈴佳さんからも良二さんからも麗奈が真面目にやってるって聞いてるからね。お姉ちゃん嬉しいわ。 だからチカラになってあげる それで~♪

永遠:
鈴奈ちゃん、少し~時間貰えるかしら? あと絵美香とルフィナは悠美さんと打ち合わせね。

絵美香:
はい♪

ルフィナ:
わかりましたお姉さま。

悠美:
鈴奈さんと久美さんの件は永遠、頼むわね。

永遠:
了解しました。

鈴奈:
えっ? 警備課の打ち合わせじゃ?

永遠:
それよりずっと優先順位が高いものよ?