CLUB FORESTのえんぱいな日々(本編) 第五百五十九話 ラグナロク序章 その3-3


アウロラで頭中に直接響いている

アウロラ:
マスター強制ダイブきます。 ダイブします。

萌香:
ちょっとアウロラ!

SE:
しゅぅぅぅん

萌香:
うぅ~ん…

萌香:
あれ? さっきまで椅子に座ってたよね?…!! これが電脳空間(サイバースペース)ってモノなの?

萌香:
うわっ! なんで裸! 

???:
それはマスターがバリアジャケットを設定してなかったからです

萌香:
あれ? ドックタグが話してる?

???:
わたしはAdubustar User Reacity Organize Revolution Agent AURORA No 00AF101 マスターがいつもアウロラと呼んでいるストラクチャー(構造体)です。 この度Drフィッツジェラルドにより大幅に機能強化が行われ、Moeka Assist Reacity Agent = MARIA(マリア)として強化されました。 電脳空間、物質空間問わずマスターをサポートいたしますのでよろしくお願いします。

萌香:
マリア? そのよろしく? 

萌香:
その話だと私のアウロラがDrフィッツジェラルドによって機能強化されたということよね? でも基本は元のアウロラと同じ私のアウロラ?

マリア:
そうです。 いまの名前はマリアですマスター。

萌香:
わかったマリア、とりあえず服を着たいんだけど‥全裸っていうのは落ち着かなくて

マリア:
でしたらマスター、CFOMAL(シーフォーマル=Cyberspace Fourdimension Object MArkup Language)で記述して…

萌香:
そんな事できないわよ! だいたい何そのしーふぉ…えっと?

マリア:
CFOMALですマスター。 わかりました。わたしのデバイスイメージの固定作業もございますのでついでにマスターの分のバリアジャケットも基本はこちらで用意いたします‥‥頭に今、思い浮かんだ「ワード」を発して「起動」してください

萌香:
えと…これ?

萌香:
天空に届く音 深海に潜む音 人の心に響く音

萌香:
マリア! セッ~トアップ!

SE:
シャキ~ん♪

SE:
ピンっ!♪

SE:
シュバッ! シャキ~ん♪

SE:
シュウィ~ン!

萌香:
うわぁあああああ! 何これええぇ!! 恥ずかしいぃぃぃ!
(恥ずかしさで左腕をバタバタさせている)

マリア:
マスター、結構ノリノリでやってましたけど
(銃が話している)

萌香:
言わないでぇええええ!