えんぱいあな日々 EPISODE ZERO ニヴルヘイム 後編 その3
悠里:
フランソア!
鈴音:
もう一人はネットウィーザードのオーバーメイドか‥‥
桃子:
フランソアちゃん!
エリシア:
フランソア…?
鈴音:
コレがフィッツジェラルドのコピークローンで生体外部ユニットとして完成した素体か。
どうりで戦闘力が高いわけね。丁度良いわ、ここで排除すればイーリスは今後は使えないわね。
桃子:
なんでこんなところに…来たのよ!
鈴音:
スマナイね…死んでくれ。
SE:
パンッ!
ドンっ!(悠里がフランソアを突き飛ばす)
パシュっ! ブシュ!(銃弾が防弾ベストに当たり背中から突き抜け血しぶきが上がる
悠里:
うっ!
フランソア:
悠里!! 悠里ぃいい! なんで!
悠里:
え…これでも…「貴女様」の護衛が任務ですから…
鈴音:
くそっ! なぜ庇うんだ! キサマは無傷で残すつもりだったのよ! キサマでは私を倒せないのは理解(わ)ってるでしょう! そんな事をしても数秒ソイツが死ぬのを遅らすだけなのに!
桃子:
鈴音! もういいでしょ! ほっておいて行きましょう! フランソアちゃんは見逃してあげて!
鈴音:
駄目よ! この子は「鍵の一つ」、もともとの標的の一つよ! この子が生きていてはこの世界は大火事になるわ。 ここで発見したなら幸い排除するわ!
エリシア:
Le vent et le temps sont impuissants, le vent ne laisse aucune cicatrice et le temps ne se souvient pas.
L'atmosphère porte des graines et des germes dans l'histoire.
La lumière danse dans le ciel avec le gardien.
L'obscurité étend ses racines.
Des traces de vie sont libérées, le sang se dissout dans l'eau et la sueur se dissout dans le ciel.
En levant une petite flamme.
ゴゴゴゴゴッ!
鈴音:
なんだ?
どんっ! ボンっ!(手がいきなり出て床の六角形パーツを吹き飛ばす
一瞬の動きで鈴音が桃子を抱えて飛びのく
鈴音:
下のハンガーにあったイーリスが何故動き出す? 緊急脱出するわよ
桃子:
まだアリエルちゃんとエリシアちゃんを乗せて無いわ!
鈴音:
お前がここでアレに潰されて死んだら他の子達も全員死ぬ! それでもいいのか? 脱出するぞ!