萌鈴な日々 第二百四十九話 「あたらしい義妹(いもうと)? 」その2

 
めぐ:
BARコーナー…大人っぽいですね

萌香:
うちのクラブの施設でもめぐだけだと来辛いでしょ?

めぐ:
ひゃい…

萌香:
奈緒美さんお邪魔するわね

奈緒美:
萌香、そしてレディー、ようこそバーラウンジFORESTへ

めぐ:
奈緒美さんだ! その恰好カッコイイ! いつもレストランの可愛い制服と違う


萌香:
最近奈緒美さんは夜はBAR担当なのよ

奈緒美:
レディー達、何にいたしましょうか?

萌香:
先輩、ジントニック下さい!

奈緒美:
えぇ…萌香さ最初からジントニック頼む? めぐは?

めぐ:
同じもので…

奈緒美:
後輩の挑戦、受けてたつわ! このシェイカーさばきを見るがよい!

萌香:
センパイのカッコイイ所見てみたい♪

SE:
シャカシャカッ!

めぐ:
カッコイイ! 挑戦ってどういう事ですか?

奈緒美:
めぐちゃん、ジントニックというのはバーテンダーの技術が最も試されるカクテルと言われているのよ。 シンプルだけど奥が深い、バーテンダーごとに味も微妙に違う。それがジントニック! BARでそれを最初に頼むというのは「腕を確かめる」という意味なのさ

めぐ:
へぇ~!そういう意味があるんですね!

奈緒美:
お嬢さん、ジントニックで御座います

めぐ:
うぉ…はい有難うございます

萌香:
でわ頂きましょう。 今日はお疲れ様でした。 乾杯

めぐ:
お疲れ様でした…乾杯です。

SE:
カラン♪

萌香:
先輩、腕あげましたねずっと美味しくなってます。

奈緒美:
萌香は世辞が上手いからね~♪ でもありがとう。 めぐちゃんはどう飲めるかな?

めぐ:
飲めますけど…大人の味すぎるかも?

奈緒美:
あははっ、つぎはカルアミルクを甘めで作ろう

めぐ:
それなら飲めます…

ヴェル:
本当にこれ紅葉に内緒で飲んでいいの? だって紅葉のお父様からのモノなんでしょ?

フランソア:
紅葉にアルコールを飲ませる気? 大変な事になる。 だからと言って感想を言わないのはお父様に失礼になる。 ご主人さまは今は禁酒中だし

ヴェル:
そうだけど…

ヴェル:
めぐと萌香お姉ちゃんがいる! 

奈緒美:
フランソアちゃん、ヴェルちゃん 珍しい ちゃろ~♪

フランソア:
奈緒美さんちゃろー萌香さん、めぐちゃん、ちゃろです

萌香:
ちゃろです

めぐ:
フランソア奥様、ヴェルお姉ちゃんこんばんわです。

フランソア:
めぐちゃん奥様つけないで…

めぐ:
フランソアさん…

フランソア:
そう!

どんっ!

フランソア:
奈緒美さん、BARを少し貸してほしんだ。 お酒をね飲みたいだよ。できれえばみんなものいるなら一緒にどう? 色々感想あると嬉しいし

奈緒美:
それはいいけど…フランソアちゃんそれなに?

ヴェル:
紅葉のお父様から送ってきた厳封直送品のお酒

萌香:
栗田源蔵閣下からの厳封直送品…(うわ…イヤな予感がする)

めぐ:
はぁ…