フランソアさんとWGIPその3

フランソア
しかしそのインドシナ=仏印に圧力をかける為に日本軍が進駐したのが日本を米国と戦争する決定打になった。

理沙:
どういう事です?

フランソア:
米国のルーズベルトはこの時点では英国からの度重なる要請と東アジアの米国の市場化の為に日本の影響力の排除を画策していた。 そこに日本の仏印の進駐が行われた。

理沙:
この時点では東アジア諸国は全部、欧州各国の植民地なんですね。米国はフィリピンだけ?

フランソア:
そう。 そのフィリピンの横が…

理沙:
仏印、インドシナ…

フランソア:
ルーズベルトはたぶん歓喜したとおもう。 仏印に日本が駐留したのはフィリピンへの攻撃の為だと決めつけ、日本は米国への意思ありとし日本への経済圧力をかけることを決定した。

理沙:
具体的には?

フランソア:
米国の挑発行為は今も昔も変わらない! 経・済・封・鎖!

理沙:
やっぱり…米国の挑発行為はそうですよね

フランソア:
この地域の植民地各国である米国(America)、英国(Britain)、中国(China)、オランダ(Dutch) からの物資の輸出や石油の輸出の全面禁止! ABCD包囲網を形成! この基地としてフィリピンを使用。 日本のシーレーンを完全に封鎖!

理沙:
エグイですね…日本はそれで交渉をしますよね? 

フランソア:
当時の政権である近衛文麿内閣は米国と交渉するも、当然だけど米国は強行姿勢。まあ英国の為に戦争に引き込みたいのは米国だからね挑発しているのも。
ニューデイル政策も限界だったしここで戦争をして特需を狙いたいという米国政財界の意向もあったし。戦時国債でガンガン儲かるし

理沙:
うわぁ~さすが米国…今も昔も変わらない…アメリカの正義ってやつですね

フランソア:
うん「アメリカの正義」

フランソア:
実際に米国の名目 GNP は40年997億ドルから44年2101億ドルへと 4 年間に2.1倍に増えてる! 儲かってる! さらに欧州とアジアは破壊しつくされたけど米国は唯一、本土の被害が存在しない。 これが戦後のパクスアメリカーナの土台になった。

理沙:
まさに戦争は経済の為に起こされるですね…。

理沙:
あの最終的に日本はハルノートと蹴ったことで戦争になったとご主人様からは習ったですが…それなんなんですか?

フランソア:
あーハルノートね。日本語でいうと確か「合衆国及日本国間協定の基礎概略」だね。。
超簡単にいうと中国からの全面撤退! 米国が支持する蒋介石(国民党)以外のいかなる政府も認めない、まあようは毛沢東率いる中国共産党は日本は認めない。 欧州米国各国の中国租借地(植民地)を1901年の北京議定書に治外法権の放棄に関して米国に協力しろ=米国の植民地化に協力しろ

フランソア:
三国軍事同盟破棄! 米国に最恵国待遇を基本する通商条約再締結をしろ!

理沙:
それって…日本の全植民地の放棄と最後ってあのペリーの黒船の時に結ばされた不平等条約を再集結って、戦わずに米国に降伏しろと? 

フランソア:
真実かどうかは不明だけどマッカーサーが戦後に言った言葉としてもしハルノートを日本が飲んだら当時の日本で失業者が1700万人でてさらに経済的に破壊され国民全てが飢餓に苦しむことになっただろうとあったらしい。

理沙:
でしょうね。 これは飲めないですね。

フランソア:
これにより日本も米国との交渉は不可能と悟り米国と開戦することやっと決意する。
これはフランソアの意見だけど日本は日中戦争のときもそうだけど無駄な交渉で戦争行動を行さないようにしようとあがき時間を無駄することを読まれて、それを米国につかれて戦争に引き込まれたのが一番の原因だと思う。 これは米日戦争(太平洋戦争のこと)において降伏交渉をなんども米国に打診しても無視され、その間にヤルタ会談での米ソでの世界分割統治案まで持ってかれた時も同じこと。 話しあいで方がつく相手と話さないといけない事を日本は理解してないのが問題点。 あくまでフランソアの意見だけどね。

瑠花:
だいたい欧州というかフランスからの見方だとそういう感じだね。 歴史的な資料からみた第二次世界大戦と太平洋戦争の原因と開始の部分ね。

その4へつづく