イケナイ凛空ちゃん ばんがいへん 「お兄ちゃん最大の危機!」その2
すみれ:
こうやってコーヒースタンドでコーヒをかってベンチで並んで座って話すと研究生時代を思い出すって…オーナーさんって学生時代は研究生だったんですか? それでベンチで女の子と並んで座って…
すみれ:
…そっかそんな時代から女の子を侍らせて…そうですよねエンパイアクラブのオーナーさんですものね…モテますよね
すみれ:
違う? 凛空さんのことを思い出してた? えっと凛空さんってオーナーさんのクラブのメイド長で第一夫人の?その? いまのすみれよりは小さかったけど良くこうやってベンチにすわってお話をしたと…。
すみれ:
その時代からのお付き合いなんですね‥わたしより小さい時の凛空さんとか…わかってはいましたけど、オーナーさんってロリコンですよね~、まあ恋人になって結婚したんですから…これはごちそうさまですぅ♪ このこの♪
すみれ:
えっ? その当時の凛空さんにすみれの雰囲気が似てる? だからオレは嵌ったのかもなって…それって…?
すみれ:
(ぽっ!真っ赤)ふにゅ~…………
そっ…そうですね…。ここでプレゼント開けていいんですか? はい。 開けます
すみれ:
うわっぁ! みずいろのテディベアだ! うんっ! かわいい! ベア好きだから、でも水色もってなかったから! 水色大好きなんです! かわいい! 白と茶色はいるんだけど! ありがとう!
すみれ:
あっすみれオーナーさんにプレゼント用意してない…気にするなって気にしますよ。今の笑顔だけで良いとか…それはキザすぎです。 そうだ!
SE:しゅるるる
すみれ:
えいっ! 今これしかないから、すみれのマフラーをプレゼントします。 手編みじゃないけど…すみれの残り香と残りぬくもり付きです。 マフラーなら何個あってもいいとおもうし…。 はいっどういたしましてぇ
穏海:
なんですの? アレは…?
有虹子:
お兄ちゃんが有虹子より青春してる…美少女ゲームとか恋愛漫画とか‥はうぅっ!
雪音:
見てるこっちが恥ずかしくなるわ…これはちょっと予想外だった。 どうしましょう凛空さん? 凛空さん?
凛空:
アレは…まずい…お兄ちゃんの中の凛空の存在が「上書き」されて消える…アレは排除しなくちゃ…凛空ちょっと言って話してくる…
雪音:
排除って? えっ! ちょっとまってぇ!
穏海:
凛空? いったん落ち着きましょう? ねっ? ここは冷静にです! ねっ!
有虹子:
ひぃっぐぅっ! 凛空お姉ちゃん…(雰囲気がいつもと違う! 怖いよ~! )
その3へつづく