フランソアさんとWGIP(War Guilt Information Program) 

  

フランソア:
瑠花さんウォチスレを読んでて疑問があるんだけど…

瑠花:
なに?

フランソア:
この568の書き込みなんだけど…10月18日にあった中露合同艦隊が津軽海峡を通過した事を揶揄した文だと思うんだけど。

フランソア:
これってCNNでも報道されてたけど津軽海峡が国際海峡の特定海峡に指定されているから軍艦が無害通航しなくて良いことをいい事に日本とかに何も通告せず民間船を遮って隊列くんで津軽海峡を通過し…

フランソア:
日本の東の沖合を南下し、九州沖のこれも国際海峡(特定海域)の大隅海峡を抜けて中国に戻った。 ようは日本を中ロの連合海軍がぎりぎり公海を一周した。陸でいうなら玄関のドアの目の前を実弾フル装備の敵機甲師団が通過した案件だよね?

フランソア:
平和条約結んでない国(ロシア)と合同艦隊を組むってことは敵国だよね? それが都市の目の鼻の先、敵艦の砲弾が届く距離に持ってこられる挑発行動受けて日本軍は何もしないわけ?それも本州一周されて!護るべき国民を見捨てる?国は何をやってる!

瑠花:
日本軍ね…(苦笑)

理沙:
奥様‥

フランソア:
なに理沙?

理沙:
日本軍はありません。 日本は軍隊そのものが存在いたしませんので…

フランソア:
理沙、フランソアを馬鹿にしてる? 軍隊の無い国なんか存在できない。まあ他国に完全に組み込まれているなら別。アイルランドとか。でも日本は違う独立国。

瑠花:
そういう反応になるよね~…

理沙:
日本国憲法の 第二章には「戦争の放棄」というのがありまして

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

とありまして…陸海空軍その他の戦力は、これを保持できないんです。

フランソア:
理沙、そこに座る!

理沙:
失礼いたします…(メンドクサイことに巻き込まれた!)

フランソア
まず、国際社会において、その国際平和国家の国権武力と戦争よってのみ維持されているんだけど。この段階でその憲法は矛盾している。

フランソア:
経済力についても最終的には武力行使に対しどれくらいの予算を使えるかの指標であるだけ。国際法は国家間の条約であり条約の効果は基本武力行使に伴う制圧力が国際関係法がなりたつかどうかの絶対的な基準になっている。

なぜか? 上位者存在しない限り古来より人類社会において武力=暴力が相手を強制させる唯一の手段だから。

理沙:
ごもっともなんですが…

フランソア:
それなのに日本は国権の発動たるその武力を放棄。国民守ったり国の領土をどういう風に維持するわけ? さらにここでいう国際平和? をどう武力を使わずに貢献するの? 国際社会の一員として! 小学生でも無理だってわかる理屈

理沙:
瑠花さ~ん!

瑠花:
うーん小学生はおろか一般の日本人はその理屈を理解してないと思うわよ?

フランソア:
どういうこと?

瑠花:
簡単にいうと一般の大多数の日本人は教育現場、マスメディアによって軍事力、愛国心、国家、自国軍事力まあ旧日本軍と言っていいわ、核兵器、改憲、戦争などに対して嫌悪感を持つように教育‥思想誘導、いや言葉を飾るのを止めるわ洗脳されていると言っていいわ

理沙:
あ~まあたしかに。

フランソア:
嫌悪感? でもそれって一般の国では教育で国家を維持する為に愛国心や郷土愛や国家への帰属意識とか育てたり、軍事力や戦争、核兵器などは基本的には暴力だから悪だけど、それがなかったらより多くの被害がでるとか、秩序の崩壊などが起きると小さいころから必要性を教えるのに? 嫌悪感ってわからない。



瑠花:
そうね~だったらわかりやすく説明するために。フランソアは歴史的に日本がなぜ太平洋戦争で連合軍と戦争になったのか? 簡単に説明できる?

フランソア:
うむ! まかせて。

フランソア:
超簡単にいうと第一世界大戦で日本、当時はダイニッポンテイコク? がドイツ帝国領だったパラオ諸島やサイパンなどが委任統治領になって権益を得ることになった。 それに対しUSAは日本的な言い方すると米国は米西(対スペイン)戦争でフィリピン、グアムに進出、フィリピン戦争でフィリピンを植民地化‥日本は無資源国であり当時の帝国主義の中ブロック経済だから、東アジアの地域を市場化することで国力の増加を、米国は欧州列強国が支配するアジア圏に対しの権益の足掛かりと東アジアのシーレーンの確保を望んだ進出であった。

理沙:
うぅ…ボク歴史苦手

フランソア:
1930年以降だと日本は満州国に傀儡政権を作って中華民国と対立、中日戦争に突入この中、英国大使館が何者かによって襲撃され、それを日本軍のしわざと報道されたことから英国国民は日本に対し怒りが爆発。日英間の亀裂が発生。 英国を主導で国連で日本を九国条約及び不戦条約の侵犯であると決議! 追い詰められえた日本は国際連盟を脱退! この裏で英国と米国と仏の戦争準備は進んでいたのでどこまでが英国の策略だかは不明だけどね♪

理沙:
まあ当時の英国は三枚舌外交ですからね…いまもだけど…

フランソア:
その後、日本は中国との和平に動くがことごとく失敗、日中戦争は終わりが見えない泥沼化する。 これの裏には各列強国の租借地からのの徹底的な和平妨害の介入があったけどね。

理沙:
絶対、日本ツブス気マンマンな列強国ですね…


フランソア:
そんな中、Saleté(サルテ!=クソったれ)な Boche!(ボッシュ=ドイツ野郎)がポーランドに侵攻! 欧州戦争=第二次世界大戦が勃発!

理沙:
あの奥様? それフランス語でとても汚い言葉ですよね? あとその指立て! どこで覚えてきたんですか! 

フランソア:
ジャガイモ野郎(ドイツ人の欧州共通な侮蔑用語)は電撃作戦を展開! 我が国の鉄壁の要塞線であるマジノ線を迂回するという卑怯極まりない戦い方により、我がフランスはほぼ戦えず降伏するという残念極まりない結果になってパリへのナチ公の入場を許す恥辱を味わった!

理沙:
あの要塞線に馬鹿正直に突っ込む方がオカシイとおもいますよ? いちおうゲームでやりましたけど…見事に機甲師団壊滅しましたから

フランソア:
そんなドイツと極東の黄色い猿(欧州での日本人への蔑称)はイタリアのファシスト共とともに三国同盟という連合を結成!

理沙:
それはあんだけアジアで欧州列強国からイジメラれたらね…特にフランスと英国に…同じように欧州列強から第一世界大戦の賠償金で搾取をうけたドイツと組むと思いますよ?

フランソア:
そしてよりにもよって! 日本はフランス本土がドイツに陥落したからと言って我がフランスの植民地のインドシナに圧力をかけて! 中華民国政府へ補給線を遮断するように要求! 

理沙:
それは補給路を断つのは基本中の基本かと‥

フランソア:
インドシナはフランスの植民地! 人民の命から資産の一欠片まで!フランスのモノ! 独立など認めない!

理沙:
これだから欧州人は…アジア人やアフリカ人や南米人をなんだと思ってるんだか‥
まあ本来の「植民地」ってそういうモノだけどね


フランソア:
理沙は間違えてるっていうの? 当時は帝国主義なんだから強い国が弱い国をムシリつくして何が悪い? 当時の日本みたいに委任統治なのに鉄道以外のインフラを整備したりするのが異常。 英国やスペインよりはフランスは良心的な搾取だよ? スペインにいたっては現地民が絶滅するのが普通だし。

理沙:
だからその考え方がアジア人にとっては悪魔だというですよ‥

フランソア:
同じアジア圏のソビエト連邦(フランスにとってはソ連はアジア圏扱いです)や中国共産党は自国民でそれ以上の犠牲者を出してるからアジア圏というのはオカシイ。

理沙:
うっ…そうですけど…


フランソア:
話がそれた! つづき! ドイツのナチ公達は英国に向かって空爆を開始! 我がフランスの市民はナチ公に対してレジスタンス(抵抗組織)を結成、英国と協力し情報収集やゲリラ戦を展開する! 英国は米国のルーズベルトに援軍を要請するが、こともあろうか、ルーズベルトは米国の戦争参加を「世論が望まない」と拒絶!ヤンキーめ!  Fakkin Jesus Christ Roosevelt! (ルーズベルトの糞ったれが!)

理沙:
あーそれはご主人様が言うの聞いたことある、「信じられない!」って意味の英語ですよね? 

フランソア
しかしそのインドシナ=仏印に圧力をかける為に日本軍が進駐したのが日本を米国と戦争する決定打になった。

理沙:
どういう事です?

フランソア:
米国のルーズベルトはこの時点では英国からの度重なる要請と東アジアの米国の市場化の為に日本の影響力の排除を画策していた。 そこに日本の仏印の進駐が行われた。

理沙:
この時点では東アジア諸国は全部、欧州各国の植民地なんですね。米国はフィリピンだけ?

フランソア:
そう。 そのフィリピンの横が…

理沙:
仏印、インドシナ…

フランソア:
ルーズベルトはたぶん歓喜したとおもう。 仏印に日本が駐留したのはフィリピンへの攻撃の為だと決めつけ、日本は米国への意思ありとし日本への経済圧力をかけることを決定した。

理沙:
具体的には?

フランソア:
米国の挑発行為は今も昔も変わらない! 経・済・封・鎖!

理沙:
やっぱり…米国の挑発行為はそうですよね

フランソア:
この地域の植民地各国である米国(America)、英国(Britain)、中国(China)、オランダ(Dutch) からの物資の輸出や石油の輸出の全面禁止! ABCD包囲網を形成! この基地としてフィリピンを使用。 日本のシーレーンを完全に封鎖!

理沙:
エグイですね…日本はそれで交渉をしますよね? 

フランソア:
当時の政権である近衛文麿内閣は米国と交渉するも、当然だけど米国は強行姿勢。まあ英国の為に戦争に引き込みたいのは米国だからね挑発しているのも。
ニューデイル政策も限界だったしここで戦争をして特需を狙いたいという米国政財界の意向もあったし。戦時国債でガンガン儲かるし

理沙:
うわぁ~さすが米国…今も昔も変わらない…アメリカの正義ってやつですね

フランソア:
うん「アメリカの正義」

フランソア:
実際に米国の名目 GNP は40年997億ドルから44年2101億ドルへと 4 年間に2.1倍に増えてる! 儲かってる! さらに欧州とアジアは破壊しつくされたけど米国は唯一、本土の被害が存在しない。 これが戦後のパクスアメリカーナの土台になった。

理沙:
まさに戦争は経済の為に起こされるですね…。

理沙:
あの最終的に日本はハルノートと蹴ったことで戦争になったとご主人様からは習ったですが…それなんなんですか?

フランソア:
あーハルノートね。日本語でいうと確か「合衆国及日本国間協定の基礎概略」だね。。
超簡単にいうと中国からの全面撤退! 米国が支持する蒋介石(国民党)以外のいかなる政府も認めない、まあようは毛沢東率いる中国共産党は日本は認めない。 欧州米国各国の中国租借地(植民地)を1901年の北京議定書に治外法権の放棄に関して米国に協力しろ=米国の植民地化に協力しろ

フランソア:
三国軍事同盟破棄! 米国に最恵国待遇を基本する通商条約再締結をしろ!

理沙:
それって…日本の全植民地の放棄と最後ってあのペリーの黒船の時に結ばされた不平等条約を再集結って、戦わずに米国に降伏しろと? 

フランソア:
真実かどうかは不明だけどマッカーサーが戦後に言った言葉としてもしハルノートを日本が飲んだら当時の日本で失業者が1700万人でてさらに経済的に破壊され国民全てが飢餓に苦しむことになっただろうとあったらしい。

理沙:
でしょうね。 これは飲めないですね。

フランソア:
これにより日本も米国との交渉は不可能と悟り米国と開戦することやっと決意する。
これはフランソアの意見だけど日本は日中戦争のときもそうだけど無駄な交渉で戦争行動を行さないようにしようとあがき時間を無駄することを読まれて、それを米国につかれて戦争に引き込まれたのが一番の原因だと思う。 これは米日戦争(太平洋戦争のこと)において降伏交渉をなんども米国に打診しても無視され、その間にヤルタ会談での米ソでの世界分割統治案まで持ってかれた時も同じこと。 話しあいで方がつく相手と話さないといけない事を日本は理解してないのが問題点。 あくまでフランソアの意見だけどね。

瑠花:
だいたい欧州というかフランスからの見方だとそういう感じだね。 歴史的な資料からみた第二次世界大戦と太平洋戦争の原因と開始の部分ね。