フランソアさんとWGIP(War Guilt Information Program) その2
瑠花:
うーん小学生はおろか一般の日本人はその理屈を理解してないと思うわよ?
フランソア:
どういうこと?
瑠花:
簡単にいうと一般の大多数の日本人は教育現場、マスメディアによって軍事力、愛国心、国家、自国軍事力まあ旧日本軍と言っていいわ、核兵器、改憲、戦争などに対して嫌悪感を持つように教育‥思想誘導、いや言葉を飾るのを止めるわ洗脳されていると言っていいわ
理沙:
あ~まあたしかに。
フランソア:
嫌悪感? でもそれって一般の国では教育で国家を維持する為に愛国心や郷土愛や国家への帰属意識とか育てたり、軍事力や戦争、核兵器などは基本的には暴力だから悪だけど、それがなかったらより多くの被害がでるとか、秩序の崩壊などが起きると小さいころから必要性を教えるのに? 嫌悪感ってわからない。
瑠花:
そうね~だったらわかりやすく説明するために。フランソアは歴史的に日本がなぜ太平洋戦争で連合軍と戦争になったのか? 簡単に説明できる?
フランソア:
うむ! まかせて。
フランソア:
超簡単にいうと第一世界大戦で日本、当時はダイニッポンテイコク? がドイツ帝国領だったパラオ諸島やサイパンなどが委任統治領になって権益を得ることになった。 それに対しUSAは日本的な言い方すると米国は米西(対スペイン)戦争でフィリピン、グアムに進出、フィリピン戦争でフィリピンを植民地化‥日本は無資源国であり当時の帝国主義の中ブロック経済だから、東アジアの地域を市場化することで国力の増加を、米国は欧州列強国が支配するアジア圏に対しの権益の足掛かりと東アジアのシーレーンの確保を望んだ進出であった。
理沙:
うぅ…ボク歴史苦手
フランソア:
1930年以降だと日本は満州国に傀儡政権を作って中華民国と対立、中日戦争に突入この中、英国大使館が何者かによって襲撃され、それを日本軍のしわざと報道されたことから英国国民は日本に対し怒りが爆発。日英間の亀裂が発生。 英国を主導で国連で日本を九国条約及び不戦条約の侵犯であると決議! 追い詰められた日本は国際連盟を脱退! この裏で英国と米国と仏の戦争準備は進んでいたのでどこまでが英国の策略だかは不明だけどね♪
理沙:
まあ当時の英国は三枚舌外交ですからね…いまもだけど…
フランソア:
その後、日本は中国との和平に動くがことごとく失敗、日中戦争は終わりが見えない泥沼化する。 これの裏には各列強国の租借地からのの徹底的な和平妨害の介入があったけどね。
理沙:
絶対、日本ツブス気マンマンな列強国ですね…
フランソア:
そんな中、Saleté(サルテ!=クソったれ)な Boche!(ボッシュ=ドイツ野郎)がポーランドに侵攻! 欧州戦争=第二次世界大戦が勃発!
理沙:
あの奥様? それフランス語でとても汚い言葉ですよね? あとその指立て! どこで覚えてきたんですか!
フランソア:
ジャガイモ野郎(ドイツ人の欧州共通な侮蔑用語)は電撃作戦を展開! 我が国の鉄壁の要塞線であるマジノ線を迂回するという卑怯極まりない戦い方により、我がフランスはほぼ戦えず降伏するという残念極まりない結果になってパリへのナチ公の入場を許す恥辱を味わった!
理沙:
あの要塞線に馬鹿正直に突っ込む方がオカシイとおもいますよ? いちおうゲームでやりましたけど…見事に機甲師団壊滅しましたから
フランソア:
そんなドイツと極東の黄色い猿(欧州での日本人への蔑称)はイタリアのファシスト共とともに三国同盟という連合を結成!
理沙:
それはあんだけアジアで欧州列強国からイジメラれたらね…特にフランスと英国に…同じように欧州列強から第一世界大戦の賠償金で搾取をうけたドイツと組むと思いますよ?
フランソア:
そしてよりにもよって! 日本はフランス本土がドイツに陥落したからと言って我がフランスの植民地のインドシナに圧力をかけて! 中華民国政府へ補給線を遮断するように要求!
理沙:
それは補給路を断つのは基本中の基本かと‥
フランソア:
インドシナはフランスの植民地! 人民の命から資産の一欠片まで!フランスのモノ! 独立など認めない!
理沙:
これだから欧州人は…アジア人やアフリカ人や南米人をなんだと思ってるんだか‥
まあ本来の「植民地」ってそういうモノだけどね
フランソア:
理沙は間違えてるっていうの? 当時は帝国主義なんだから強い国が弱い国をムシリつくして何が悪い? 当時の日本みたいに委任統治なのに鉄道以外のインフラを整備したりするのが異常。 英国やスペインよりはフランスは良心的な搾取だよ? スペインにいたっては現地民が絶滅するのが普通だし。
理沙:
だからその考え方がアジア人にとっては悪魔だというですよ‥
フランソア:
同じアジア圏のソビエト連邦(フランスにとってはソ連はアジア圏扱いです)や中国共産党は自国民でそれ以上の犠牲者を出してるからアジア圏というのはオカシイ。
理沙:
うっ…そうですけど…
フランソア:
話がそれた! つづき! ドイツのナチ公達は英国に向かって空爆を開始! 我がフランスの市民はナチ公に対してレジスタンス(抵抗組織)を結成、英国と協力し情報収集やゲリラ戦を展開する! 英国は米国のルーズベルトに援軍を要請するが、こともあろうか、ルーズベルトは米国の戦争参加を「世論が望まない」と拒絶!ヤンキーめ! Fakkin Jesus Christ Roosevelt! (ルーズベルトの糞ったれが!)
理沙:
あーそれはご主人様が言うの聞いたことある、「信じられない!」って意味の英語ですよね?
その3へつづく