イケナイ凛空ちゃん ばんがいへん 「お兄ちゃん最大の危機!」その13

 
凛空:
爆発の光が収まったら…何アレ? そしてココどこ?

すみれ:
大きいですね…

悠里:
どうやらアレがブラックボックスのプログラム本体にまちがいありませんわね

すみれ:
!!

凛空:
悠里ちゃん!

フランソア:
大きい、そして固そう

紅葉:
凛空さんすいません遅れてしまって

ヴェル:
凛空お姉ちゃん! すみれちゃん助かった! おかげで防壁壊せて来れたよ! 

凛空:
フランソアちゃん! 紅葉! ヴェルちゃん!

里緒奈:
うぅ…もうだめ…集中力がもたない

ロッテ:
里緒奈さん、今ちゅんぴに解析させたらプログラムの再稼働まで少しは時間あるんで休んでください。

凛空:
里緒奈ちゃん! ロッテちゃん!

凛空:
あれすみれちゃんのアバターイメージが変わってる! 六枚の羽と凛空と同じメイド服に

すみれ:
あっ本当ですね、そおいえばブラックボックスのプログラムも黒くなるまではこの恰好で・・・でも羽…あっつさっきの黒いヤツは・・・

悠里:
凛空さんとすみれさんがプログラムに負荷をかけてくれたおけげでわたくし達が論理防壁とすみれさん本体とブラックボックスを完全に切り離すことができましたので、ブラックボックスが浸食していた部分がすみれさん本体にもどったのでしょう。 

すみれ:
よかったです!

凛空:
うんうん!

フランソア:
安心するのはまだはやい。 アレを倒さないと問題はまったく解決できない。 悠里、ちゃんと作戦は考えてる? その前に現状確認で「ここはどこ」なの?

凛空&すみれ:
すませんはしゃいでしまって

里緒奈:
でも切り離せてよかったのは間違えないですから!

悠里:
ちゃんと考えてありますわよ!

悠里:
はい皆様! 聞いてくださいませ。 まず現状を説明いたします。

すみれさんのニューロチップ内の閉鎖隠蔽領域。 ブラックボックスと呼称している中身は本マスター認証したオーダーメイドのニューロチップを乗っ取り意のままに従えるプログラムだと判明いたしました。 

リアルスペースのご主人様と剛史オーナーからの報告で仮マスター登録であった良二オーナーは検査したところプログラム影響は認められないと報告がありました。

凛空:
良二くんは問題ないんだね一安心だね。

すみれ:
よかったです…。

悠里:
そしてブラックボックRAMとすみれさんのニューロチップの本体領域、本マスター認証を
行った凛空さんとのリンクの遮断にも成功いたしました。

そしてここはそのブラックボックスRAMの領域です! その中の大部分をロッテとわたくし、ヴェルで支配下に置きこのように論理フィールドに書き換えることに成功いたしました。

残るは…

その中にあるプログラムの強制破壊を行えば完全にすみれさんのニューロチップ全部が安全になります。 

しかし残ったプログラムは強固な論理防壁と攻性防壁により守られています!
これを破壊するにはここにいる全員とさらに一人の協力が必要になりますわ!

その14へつづく