イケナイ凛空ちゃん ばんがいへん 「お兄ちゃん最大の危機!」その6

 
〇同時刻東京某所ファミレス

澄:
愛理の先輩になるんですね!

彩香:
そうなるね

瑠美:
そもそも愛理が逃亡しなければ彩香さんの護衛は必要なかったのに愛理め

亜美:
でもついてきてるなら影から護衛じゃなくて最初から一緒に行った方が良かったのに

ぐいぃ!澄が彩香に身を乗り出してくっつく

ヴェル:
!?

澄:
そうですよ~! そしたらみんなで最初からワイワイできたのに!

彩香:
あの護衛をするときはなるべく広い視野の確保がですね…必要でして一緒に行動するよりは自由に動ける方が…(ひぃ!胸がくっついてる)

澄:
本当に仕事に真面目なんですね! カッコイイです!

ヴェル:
ふぅ~

里緒奈:
澄! 彩香さんと話してるばかりで食事進んでないわよ? 

澄:
里緒奈、大丈夫だって食事は楽しくおしゃべりしながらするものなの! 彩香さんもそうおもいますよね~♪

彩香:
…そうだね…

澄:
お仕事最中とはいえちょっとは大祭みれたですよね? 何かきになるモノとかありました?

彩香:
実は任務中イケナイとは思ったんですが、ガオガイガー同人誌を何冊か買ってしまいました。小説なんですけどね

澄:
彩香さんはガオガオガー好きなんですね! どの話とかシーンが好きすか?

彩香:
TV版の方のJアークが初めて出るシーンがもう感動で…

澄:
わかるぅ~あそこいいですよねぇ~♪ 澄も大好きなシーンです! いままで敵だったのにそれが…(以下略)

ヴェル:
ぐぬぬぅ

亜美:
ヴェルちゃんが…あんな顔を…

里緒奈:
瑠美と亜美が余計なこと言うから。 予想外の状態で里緒奈達と合流することにならなければいまでも彩香さんと二人でいられたのにヴェルちゃんとしてはそれが出来なくなって機嫌が悪い所に、澄があーだし。澄は悪気は無いだろうけどアレが普通だしね

瑠美:
ごめん。 悪かったわ。

ヴェル:
彩香! 準備できたから、今から里緒奈お姉ちゃんとリアルタイムブレインダイブをするから他のお客やスタッフさんがこないように警戒して

彩香:
うんわかった。

澄:
ヴェルちゃんと里緒奈、二人とも凛空お姉さまとすみれちゃんをお願いね。 

里緒奈:
うん。まかして。 ヴェルちゃん里緒奈は準備いいよ

ヴェル:
いくよ! ダイブイン!

〇????????

凛空:
うぅ~ん‥ここは…どこ? 空? 雲の上…?

凛空:
夢じゃないね…うーん現実感が…これ電脳空間(サイバースペース)だよね? 絶対。 たしかすみれちゃんを認証して保護下においた時に力が入らくなって… 寝ぼけてダイブしちゃったかな? ネットワークMAP! 凛空MAP苦手なんだよ・・・。RISAちゃーん(RISA=Riku Intelligent Support Agent=凛空のAURORAインテリジェントシステム)助けて!

SE:ぼん! ふっといつも凛空がつけている赤い石のペンダントが空中に現れる

RISA:
はいマスターなんでしょうか?

凛空:
ここどこ? MAP見てもわからない…そもそも凛空は地図とか苦手だけど…

RISA:
マスターここはそのMAPには載っていません。 ここはマスターの電脳ロビーが拡張した領域です。 よって脳領域の一部と思って下さい。

凛空:
ふつうの電脳ロビーとは違うわけ? 

RISA:
はい。 マスター! アラームメッセージ! 高速移動体急速接近!

SE:
どんっ! いきなり下方の雲の中から高速ですみれらしきものが飛び出してくる
それをすんでの所で飛びのいて避ける凛空

凛空:
RISA! セットアップ!

言葉と同時にRISAが杖に、背中に羽(アクセルフィン)が生える

RISA:
YES マイマスター!

凛空:
ひぃぃいぃぐぅうう! プロテクション!

SE:ガシン!

SE:ビビビイビビビビ! すみれの剣と凛空が張ってる論理防壁と杖が火花をちらしながらきしみをあげている音

凛空:
やっぱりコレが原因か! すみれちゃん! まあわかるけど! いきなり攻撃してくるのはやりすぎだとおもうよ? ちょっとお姉さんのお話し聞いてくれないかな?

その7へつづく