イケナイ凛空ちゃん 第五十話「凛空とご主人様の義務だよ」その20
すみれ:
本当にスイマセン…うぅ…
ヴェル:
すみれちゃんは悪くない。凛空お姉ちゃんを狙った悠里が悪い
悠里:
うぅ…。
萌香:
訓練は模擬弾だったんだよね? 本番のダイブでもこんな風になった悠里見た事無いのだけど。
ヴェル:
模擬弾とはいえ軽い痛みとかは感じるように工夫してあるから…その「軽い」ダメージが膨大に処理しきれないレベルで負荷を悠里にかけてこうなった。 動きを封じられた上にシールドもなくあのダメージくらったらこうなる
優香:
すみれさん、そのチカラ私達に貸してくれないかしら? もちろん凛空さんのお仕事と学園生活を優先しながらで構わないのだけど。
すみれ:
凛空様どうしましょうか?
凛空:
調査部のお仕事をしながら、まずチカラの制御を悠里ちゃん達に教わった方がいいともう。軍に所属する件については今のすみれは不本意だけどあのチカラは民間人の範囲ではたしかに無いと凛空も思った。
すみれ:
ですよね…。わかりました。お手伝いさせていただきます。軍についてはめぐも入ってますし‥。
萌香:
それに凛空さんの補佐メイドなんだから最低限の護衛などもすみれちゃんが訓練してできるよになればグリーンウッドの警備課としても助かると思うわよ
ヴェル:
装備の支給とかもあるしね。
すみれ:
そうですね! 物理空間でも凛空様をすみれお護りしたいです!
優香:
日を改めて手続きしましょう。詳細は…AURORAで送っとくわ。
すみれ:
はいっ!よろしくお願いいたします!
凛空:
………
〇エントランス
すみれ:
これなんですか?
凛空:
ふっ!ふっ!ふっ! 凛空が買ったの!。
英奈:
元は中古だがフレームから全部作りなおした特別製だぞ
英奈:
バイクにこだわっていた凛空がクルマを買うとはな。 専属メイドが出来ると変わるもんだ。
すみれ:
もしかしてすみれの為に買ったんですが?
凛空:
だってすみれと乗るならクルマの方が良いと思って
すみれ:
これ高そうですけどお幾らくらいするんです?
凛空:
本体で日本円で三千万円くらいじゃなかったっけ?
英奈:
それと部品代な!
すみれ:
!? すみれが来た為にそんな出費を!
英奈:
まあイタリア行きのジェット燃料の片道分にもならんがな!
すみれ:
イタリア?
凛空:
あぁ~あぁ~!(大声)すみれちゃん! このクルマね! 屋根の開け閉めが電動でなんと20秒しかかからないだよ! すごいんだよ!
すみれ:
ドアが上下に開くんですね
凛空:
ガルウィングって言うんだよ? カッコいいでしょ!
英奈:
凛空、これでも600馬力はあるからな慣れるまでは絶対に飛ばすなよ?
凛空:
解ってる解ってる! じゃあΓ(ガンマ)ちゃんよろしくです!
英奈:
ああ、メンテ終わったら連絡する
すみれ:
今日は英奈さんありがとうございました!
英奈:
ああ、すみれまたな、でわドア閉めるから手を動かすなよ?
英奈:
しかし、本当に可愛がってるな。気持ちはわかるが。
その21へつづく