イケナイ凛空ちゃん 第五十一話「真理愛と穏海お姉さまだよ♪」
〇本編開始より 9年前 スペイン バルセロナ国際空港 欧州大戦初期空爆開始直後
穏海:
誰かいらっしゃいませんか~!
こちらももう煙が…あっ! あちらに動態の気配が!
穏海:
大丈夫ですか?
男A:
キミは大丈夫なのか?
穏海:
わたくしはエンパイアクラブのメイド候補生ですわ。 皆様お怪我は?
男B:
みんな軽い打撲くらいだ、しかし火の勢いが強くて…
穏海:(電脳通信)
剛史お兄様、Bウィング2-5通路に要救助者4名を発見しました、この通路までの障害物は撤去済みです、しかし類焼と有毒ガスの発生の恐れがありますので防火服と酸素マスクを持った部隊をこちらへ。 はい!
穏海:
今救助隊がすぐにまいりますので安心して下さいませ!
男A:
キミ! 実は女の子が一人、彼女はオーバーメイドだと言ってこの先の防火扉を閉めてくれて私達を助けてくれたんだが、その女の子が一人、まだ奥に…自分の姉を探すと行って…
穏海:
なんですって!
男A:
その子をおいて避難などわたしはできない!
穏海:
その子はわたくしが助けますので、あなたは救助隊を待って避難を。他の皆様をお願いしますわ。
男A:
キミっ!
SE:
カシャン!(ヴイオリンケースからブレードを出し変形させくっつける)
穏海:
わたくしはメイドです。この力はヒトを救う為に授かった力だとお兄様に教わりました。
ですからこの場はメイドのわたくしに任せて避難して下さいませ。
その女の子はわたくしが必ず救いますので。
男A:
うっ…たんだぞ…
穏海:
任して下さいませ!
SE:
ひゅん!
真理愛:
おねえちゃん! 聖理愛お姉ちゃんどこぉ!
真理愛:
ごほっごほっ!
煙が目にぃ…それに…この煙…熱い…
お姉ちゃんどこにいるの…マリがみつけないと…たった二人だけの姉妹なんだから…マリ独りになりたくない…
SE:
ぼかぁ~ん! ガラガラガラッ!
真理愛:
ひゃぁぎゃっ! 助けて! お姉ちゃんっ!
SE:
ひゅんっ!(一瞬で穏海が現れる)
穏海:
クアドラプルアクセルっ!
真理愛:
えっ!?
SE:
ボカァアアアアアアアンん!
穏海:
爆炎なんてぇっ!
真理愛:
ひぃぐっ!
SE:
ひゅわんっ!(ブレードで真空の渦を作り出して爆炎を打ち消している)
穏海:
押し返して見せすわよっ!
真理愛:
!!
穏海:
はぁっ…はぁっ…あっ…貴女! 怪我は無い? 無事?
真理愛:
うっ‥うっ‥ぐすぅっ…
真理愛:
うわぁぁぁぁあああああんっ!(号泣)
穏海:
そこまで泣けるなら…外傷は無さそうだし無事なようね。
真理愛:
!? マリのお姉ちゃんが! お姉ちゃんがいないの!
穏海:
うん、そのお姉ちゃんのお名前は?
真理愛:
聖理愛、上原聖理愛です!マリがトイレに行ってる間にドカーンって音がなってはぐれちゃって
穏海:
待ってね
穏海:
お兄様、先ほどお話した要救助者一名、保護しました。その子はお姉さんと離れてしまったみたいで、名前は上原聖理愛、調べていただけますか?
真理愛:
お姉さんスマホ無しで話せるの?
穏海:
わたくしはマリちゃんと同じメイドだからね。マリちゃんでいいのですわよね?
真理愛:
はい! マリです。
穏海:
今、お兄様に調べてもらってるから
真理愛:
お姉さんってメイドなんだよね? ご主人様じゃなくて?
穏海:
まあご主人様みたいなもの? でもお兄様はお兄様かな?
真理愛:
そうなんだ…ご主人様でお兄さん? なの?
穏海:
うんそうなのよ。
穏海:
はい! 救助者の中にいましたか! 妹を探していると? でわその聖理愛さんに妹さんはいま救助中だと伝えてあげてください。 わたくしが必ず無事にそちらへ連れて帰ります!
真理愛:
お姉ちゃん無事だったんだ!
穏海:
さあ涙を拭いて、そしてわたくしにしっかり掴まってらっしゃいな、走りますわよ! 煙が有るところ息をとめて! 貴女もメイドのならできるわよね?
真理愛:
できましゅ! できます!
穏海:
行きますわよ!
〇それから三ヵ月後 英国ロンドン パティントン駅
真理愛:
お姉さま! マリも一緒にメイド学校にお供します! 寄宿舎での身の回りの世話をさせて下さい! オーナーの御息女の中には御付きのメイドを連れて行く方もいらっしゃるとマリ聞きました。
穏海:
いや、マリ貴女はまだメイド学校に入学できる歳じゃないでしょ? その身の回りの世話をするメイドには学籍があるか正規の専属メイドかもしくは親族であるという決まりがあるの。でないと学校の敷地には入れないのよ。
真理愛:
だったらお姉さま! 今すぐマリと入籍して下さい! マリはお姉さまと一生添い遂げると心に決めています!
穏海:
マリ、いつも言ってますとおり、わたくしはお兄様のメイドになって結婚を申し込む為に学園とメイド学校両方にはいっていますのよ? まあメイドじゃないとお兄様はエンパイアクラブのオーナーを継ぐ事になったので妻にはなれないので。だからマリとは結婚できないの‥ゴメンネ…
真理愛:
ぐぬぬぬ!
真理愛:
だったらもしマリが正式なメイドになったらお姉さまの専属メイドにして愛人に囲ってください! お姉さまは本当は新見家の後継者でエンパイアクラブのオーナーとしての権利もあり、専属メイドを取ることができるって、剛史お兄ちゃんが言ってたもん! だから!
穏海:
なんでお兄様はマリにはペラペラとお話になるのかしら…
穏海:
でもメイドになったからといってわたくしが入るお兄様のクラブに来れるとはかぎらないし…
真理愛:
主席の成績で卒業すれば自分でクラブを指名できるんですよね?
その仕組みをつかってお姉さまだってお兄ちゃんのクラブを指名するおつもりなんですよね!
だったらマリだって主席になってお姉さまがいるクラブを指名してかならず参ります! もしそれができたらお姉さま! マリを専属メイドにして愛人にすると約束して下さい!
でないとこのホームでお姉さまのこと放しませんよ? 寄宿舎にもどらせませんよ!(ぎゅっと抱きしめる)
穏海:
うぅ…もし本当にマリがメイド学校に入学してそして主席で卒業し、お兄様がつくるクラブに来れたらね。 まあその前にわたくしがまずはお兄様のクラブに行けるようにトップの成績をとるのが先ですが…
マリ:
それは心配してません。 お姉さまは優秀ですから! マリが保証します!
穏海:
だといいけどね。
凛空:
よしよし、そういう事があったんだね。
穏海:
どうしましょう…
凛空:
穏海…それでさ、今聞いてて思ったんだけど、その真理愛ちゃんを救った時の能力ってオーバーメイド能力だよね? それも朋絵ちゃんやフランソアちゃんや鈴奈ちゃんと同じ「ハイパーアクセル」、身体を超高速度で動かしたり、筋力を何倍にも一時的にするアサルトメイドの能力。凛空だって勉強してるんだよ。 なんで隠してたの?
穏海:
なんのことでしょうか? わたくし解りませんわ!
凛空:
前にForestを紹介するときに、「うわースゴイですわね!」とか「この目で見ないと信じられませんわ!」とか大げさに驚いてなかった?
穏海:
あれは! 凛空がまだ記憶を封印されていて、もしそのことで思い出したらと
SE:
くちゅ♪
穏海:
ひぃぃ! 凛空! わたくし先ほど3度もイかされておりますのよ! これ以上はカラダが!
凛空:
子供ころからの記憶を思い出しても穏海は凛空に話したことはない。紅葉ちゃんは知ってるよね? あの話だとお兄ちゃんも。
穏海:
うっ…はい…知ってますわよ…
穏海:
…凛空や紅葉と違って、わたくしの発現したオーバーメイド能力は物理的に戦うチカラで…女の子ぽくないし…悔しかったんです…だから内緒にしてたの…
凛空:
悔しい? なんで?
穏海:
だって、凛空はいつも聡明でお兄ちゃんのビジネスパートナーとしてそれも女の子として対等にいつも隣にいて。 でも穏海はお兄ちゃんの身を護ることはできても…それって女の子ぽくないし…守るって事は対等ではなくて…なんていうか従者? っていうの? そんな感じで…だからいつも凛空の事が穏海は羨ましくて…それを悟られない為にも…内緒に…してた…
凛空:
親友なのに?
穏海:
親友だけど…お兄ちゃんを取り合う…妹同士だったし…
穏海:
!? うっ!
凛空:
だったら今は…お兄ちゃんを共有するパートナーだし。もう嫉妬しないよね?
それに…穏海は…こんなに…
SE:
くちゅくちゅ♪
穏海:
うっ!!!
凛空:
ちゅくちゅ! こんなに女の子ぽいよ?
穏海:
凛空ぅ~! あんっ!
穏海:
凛空ぅ~! 好きぃ~! 愛してますぅ!
凛空:
うん、解ってるよ~穏海の事は凛空が受け入れてあげるから…
穏海:
嬉しいです…穏海のこと…受け入れて…くれて…
凛空:
うん…ほら凛空で気持ち良くなっていいよ?
穏海:
はいぃ…
〇二十数分後
穏海:
はぁうぅ…凛空…穏海満足です…はう…
凛空:
そう…良かった…うっ…凛空は、ちょっとがんばりすぎたかも…。
それでさ穏海、真理愛ちゃんのことだけど…
凛空:
凛空が穏海の事を受け入れたように…今度は穏海が全てを受け入れる番だと思うよ?
穏海:
わたくしがマリの全てを…受け入れる…
凛空:
まあ、真理愛ちゃんが穏海の専属メイドになって愛人になっても穏海はお兄ちゃんの妻で凛空のパートナーであることは変わらないんだから。
穏海:
はい…
凛空:
うん…凛空、寝るおやすみ、穏海…
穏海:
おやすみなさい…凛空…
凛空:
すぅ…すぅ…
すみれ:
どうぞ
凛空:
グリーンウッドへようこそ!
千穂:
可愛い
真理愛:
…
穏海:
!?
凛空:
弊クラブは真理愛ちゃんを歓迎するよ!
千穂:
ごめんね、実はご主人様が緊急出張でいないのよ…
真理愛:
はい、剛史お兄ちゃん…いやご…ご主人様からは出張の事、連絡を受けて、お話して聞いて…いや、お聞きしています、いや承知しております。 えっとその前に…
真理愛:
あの…その‥上原…真理愛です…これから…うっうぅ…!
すみれ:
真理愛?
真理愛:
うわぁ~~ん!(号泣)
すみれ:
真理愛! どうしたの?
凛空:
えっ! 真理愛ちゃん大丈夫?
真理愛:
お姉さま!お姉さま!やっと会えました!
穏海:
マリ、良く来たわ。がんばったわね。
真理愛:
はいっ! マリがんばりました! わ~んっ(号泣)
すみれ:
本人に会って感情が爆発しちゃったんだね。まあガマンしてたし…
千穂:
あの凛空、あとは凛空とすみれさんに任していいかしら? 大丈夫そうなのでわたしクラブの仕事に戻るわ。
凛空:
はいわかりました。
穏海:
マリなんでわたくしに連絡をいっさい寄こさなかったの? メイド学校に入ってることさえ…お兄様も何も言って下さらなかったし
マリ:
剛史お兄ちゃんには言わないでって言ってあったんです。 それは絶対にお姉さまが知ったらマリに連絡してくると思って。 でもお姉さまの声を一度でも聴いたら…マリ挫けてメイド学校を放り出してお姉さまに会いにいってしまうと思って…ごめんさい
凛空:
あの~エントランスで抱き合うのはそろそろ誰かくるとまずいので遠慮してもらえるかな? 本来は面接らしいものもしたいけど、でも中に入ってくれるならそのままプレイルームへ行ってもらっても、かまわないんだけど。
すみれ:
情熱的です‥。
真理愛:
ひぃぐっ!
穏海:
ぽぴゃあ! 執務室で面接しますから!
真理愛:
コーヒーの良い香りです!それにレモンケーキも美味しそう!
穏海:
すみれさんはとてもコーヒーを淹れるのが上手いのよ。
真理愛:
はいメイド学校時代はマリもすみれに頼んでコーヒーを淹れてもらっていました!すみれが淹れるコーヒーはとても優しい味がするんですよねお姉さま!
穏海:
そうなの!
すみれ:
褒めてくれるのは嬉しいけど。
この花瓶のお花も百合に変えたい気分です…
真理愛:
昔みたいに、はいお姉さまあーんです!
穏海:
わたくしは一人で食べられますと昔も言ったじゃないですか
真理愛:
昔はでもちゃんとマリにお世話させてくれましたよ? ですから!久々にあーんです!
穏海:
仕方ありませんわね…あーん♪
すみれ:
穏海お姉さんってああいう顔するんですね…
凛空:
時々はしてたかな…有虹子ちゃんが甘えるときとか…でもここまでは…そもそもその年下で甘えるタイプが好きなのは、もとはこの真理愛ちゃんのせい? というより二人の世界に入いちゃってて面接とか言い出せないだけど…どうしよう。千穂さん逃げちゃったし
すみれ:
やっぱりアレは逃げたんですね…。
ヴェル:
これからマスター・メイド認証式を執り行いますメイド真理愛面を上げ!
すみれ:
がんばれ(小声)
二級立会人
Club Green Wood's 警備課副課長
川瀬愛理
一級立会人
Club Forest 調査本部長
森崎優香
Club Green Wood's 副メイド秘書
工藤希美
Club Green Wood's メイド秘書
竹田千穂
メイドとマスター権限についてと認証式そのものについては
Club Green Wood's メイド長付き侍従
古都埼すみれ
Club Green Wood's メイド長・オーナー代理・第一夫人・花路家当主
西園寺(花路)凛空
Club Green Wood's 副メイド長・第二夫人・新見家当主
認証マスター
新見穏海
特級立会人・認証式主催
Club Forest メディカルセンターセンター長・特級アポリロイドマエストロ・
調査本部監察官
ヴェロニカ・ヴェルコヴァ
Club Green Wood's 宿泊部部長・第三夫人
新田澄
Club Green Wood's メイド秘書課・第四夫人
阿須留有虹子
認証メイド
上原真理愛
真理愛:
はいっ…
ヴェル:
準メイド真理愛。そなたは新見家御当主、新見穏海様を唯一のマスターとしメイドとして忠誠を誓いその身、その命、その心を捧げ、お仕えするメイドとなることを望むか?
真理愛:
はいっ! 望みます!
ヴェル:
マスター穏海の命令に服従しそれがそなたの身を滅す事になる命令でもそれに従う事を誓うか?
真理愛:
はいっ! 誓います!
ヴェル:
そなたは主(あるじ)、穏海を唯一の主とし二つの者に仕えぬ事を誓うか?
真理愛:
はい! 誓います!
ヴェル:
でわメイドの誓詞(せいし)を
真理愛:
我が主(あるじ)、穏海様、我が血と肉と魂は汝のモノです。
我、汝の僕(しもべ)なり。
我、汝を通しエンパイアクラブに忠誠を尽くす事を誓います。
真理愛:
もし我が尽くすのをお許しになられるなら、我が真名(マナ)を呼び
この手を御取り下さいませ。
穏海:
コード48 マスター権限 Strength(ストリングス)
ハイランド・トルゥー・ロジカル・ラブ よ
認証番号b44440 マスター名 新見穏海
真理愛:
認証しました。 マイマスター・ストリングス・サイレント・シー
真理愛:
お仕えできて光栄です。 お姉さま(Chu♪ 右手の甲にキスをする
穏海:
わたくしもよ、真理愛
すみれ:
真理愛、良かったね夢が叶って(小声:泣き)
ヴェル:
アポリロイドマエストロ、ヴェロニカ・ヴェルコヴァの名で、メイド真理愛はマスター穏海の正式な専属メイドになったことをここに宣言する!
新しい正式メイドに祝福を! これにて認証式を閉式する!
〇執務室ドア前
最年少組メンバ:
「正式メイドおめでとう!」
SE:
ぱちぱち♪
真理愛:
えっ!
聖理愛:
正規メイドおめでとう真理愛
真理愛:
お姉ちゃん! みんなどうして? お仕事は?
すみれ:
真理愛、まずはお花を受け取って!
愛里栖:
そんなのご主人様に頼んで休み貰って車で連れてきてもらったに決まってるじゃない?
まり:
これでメイド学校同期卒業組やっとそろったわね
まこ:
二つの姉妹もまたそろった♪
郁恵:
ほらすみれにも!
すみれ:
えっ?!
愛里栖:
だって貴女って事情があったとはいえ挨拶そこそこ移籍してメイド長補佐の仕事に着いちゃったからお祝いしてないでしょ? だから今回は真理愛と二人分ですることになったのよ
すみれ:
すみれなんかそんな!
めぐ:
ほらみんなこっちの取材にも付き合って! 久遠さんの方向いてねぇ
すみれ:
取材ってもしかして‥
悠里:
週間FORESTの取材ですわよ~♪ 皆様こちらを向いて下さいませ! 来週号に載りますので! すみれさん、真理愛さんには後ですこ~しお話を聞く時間を頂きたいですわ~♪
SE:パシャパシャパシャ(すでに連写している)
久遠:
うふふ♪ 可愛いのが撮れてるよ
すみれ:
やっぱり悠里さん…週間FOREST!
真理愛:
週間FOREST? って何?
愛里栖:
社内・関連企業向けWEBゴシップ女性週間誌、1の真実と9の脚色で読者を楽しませるメイドの為のメイド総合情報誌だっけ? 別名FORESTのマスゴミ
月美:
里緒奈先生の週間お料理献立とか律子様のお菓子教室とか優香お姉さんの週間占いと恋愛相談室とか。 面白い記事が沢山あって楽しいサイト誌です。けっこう更新日を月美楽しみにしてます
めぐ:
1でも真実は真実! うちの部の仕事に文句あるの? 読者は求めているんですわよ! 悠里さんの受け売りだけど!
郁恵:
9の脚色は否定しないんだ…
〇GreenWood's オーナー居住区画 穏海私室
穏海:
みんなお祝いだからって楽しそうにして良かったですわね
真理愛:
でもマリ少し疲れました。でも嬉しかったし楽しかったです!
穏海:
ここですわよ
真理愛:
おぉ~これがお姉さまのお部屋! あっお邪魔いたします!
穏海:
今日からマリのお部屋にもなるんだから、お邪魔しますは違うのではないですか?
真理愛:
次郎ちゃん久しぶり元気してた! なんかぬいぐるみ減ってません?
穏海:
他は有虹子さんのところと共用部のリビングにいるのよ
真理愛:
この隣のイルカさんは?
穏海:
その子は五郎ちゃんって言うの。
真理愛:
五郎ちゃん! この子も剛史お兄ちゃんからのプレゼント?
穏海:
そうよ、白森水族館にいた子なのよ
真理愛:
あー水族館、あの初めてお泊りデートしたときに買ってもらった子がこの子か
以下参照
穏海:
ぽぴゃああああ! なんでっマリが知っておりますの!
真理愛:
そんなの剛史お兄ちゃんに聞いたに決まってるでしょ。
真理愛:
マリはお兄ちゃんの女性関係の全部の相談役だし。マリと剛史お兄ちゃんはどんなに離れていてもいつでも電脳通信でお話できるし、今までは近くにいないから安全だったしね。
だから~凛空お姉ちゃんの事も当然穏海お姉さまの事もお兄ちゃんから相談受けてるから当然知ってるよ? 雪音お姉さんや、澄お姉ちゃんも有虹子お姉ちゃんのことも、そしてもちろんすみれの事も最初から。
あとフリーメイドで今積極アピールしてくる子とか? じつは気にいってる子とか、少し興味がある子とか…
穏海
マリ、貴女…具体的にはどこまで知っておりますの?
真理愛:
具体的? それはドコがどういう風に感じるとか? どういう体位が今好きかとか? そういうこと?
剛史お兄ちゃんがマリに隠し事できるわけないじゃん! だから ぜ・ん・ぶ 知ってると思うよ?
当然、凛空お姉ちゃんと穏海お姉さまの関係も…最初に見たときはさすがのお兄ちゃんもびっくりして悩んでたし♪ あの時は色々お兄ちゃんの相談に乗ってあげたんだよ?
穏海:
ぽぴゃあああああああああっ! お兄様何をお話になってるんですかぁああ!
真理愛:
ということでお姉さまマリ遠慮しませんから
穏海:
やはりお部屋は別に…
真理愛:
何言ってるんです?
真理愛:
逃がしませんよ? お姉さまが自分のことより剛史お兄ちゃんの事をいつも考えているように、マリはお姉さまの事をずっと考えてきました。 まず、お姉さまは、マリの事を女の子だからといって拒否はした事は一度ありませんでした。あくまで「お兄様」と結婚するからダメというだけで…。
穏海:
そうですがそれは…
真理愛:
時々寄宿舎から帰るお姉さまはマリをすごく大切に扱ってくれていましたが、何かとても我慢されている感じがいつもしていました。それは剛史お兄ちゃん以外の誰かを好きになることに抵抗をもっていたんですよね?
穏海:
ち…ちがいます…そんなこと…あうっ!
真理愛:
でも今は凛空お姉ちゃんというパートナーも…澄お姉ちゃんとの関係もあるってマリ知ってます…
穏海:
ひぃっ! そ…それは…
真理愛:
あの時だって、本当はこうやってマリのこと…押し倒したかったんじゃないですか?
穏海:
そ…そんなイヤラシイ目でマリの事を見たことなんか…マリはいつもわたくしにくっついて回る可愛い…妹のようなもので…うっ…
真理愛:
お姉さま…いいんですよ? マリはもうお姉さまだけのメイドで…お姉さまの為だけに存在するマリです。 素直になっていいですよ? マリはもう小さいだけの女の子ではありません。 それにマリの気持ちが解っていて、一緒のお部屋で暮らしてくださるおつもりだったんですよね?
穏海:
!?
真理愛:
…ふっ~♪
穏海:
ひぃぃい!
真理愛:
素直にならいと、このまま…マリがお姉さまの事、無理やりシテしまいますよ?
穏海:
ひぃぐっ! それは何を…スルつもりなんですか?!
マリ:
解ってるくせにお姉さま…
穏海:
マリはわたくしの妹で…
マリ:
シスターで、お姉さまの専属メイドです…うふぅちゅぅ~♪
穏海:
うっつぅ!!!!
マリ:
……………
穏海:
……………
マリ:
お姉さまとキスしちゃった…夢みたい…
穏海:
お兄様は…どう言ってたの? どうせマリ事だから事前に聞いているんでしょ?
マリ:
剛史お兄ちゃんはマリの全てでお姉さまを支えて欲しいって。いつも一人で頑張すぎで、心配だからって。凛空お姉ちゃんには穏海お姉様がいて、澄お姉ちゃんにも穏海お姉さまがいるけど、穏海お姉様には…支える人がいないからって。当然エッチする許可ももらってます。それにいつも仕事しかしてなくて、遊びにもいかないし、だからマリがプライベートでも引き回してあげろって。
穏海:
どうせわたくしは、昔から凛空と紅葉しか友人らしい友人がいませんわよ。 その二人はいつも沢山の友人に囲まれておりますし、メイドになった今でもそうだし。
真理愛:
それはお姉さまは剛史お兄ちゃんのことしか考えて無さすぎだからですよ。
穏海:
マリだってあんなに友人いるじゃない…
真理愛:
でも夜はここに帰ってきますし、お姉さまが最優先です…だから‥今日からはマリがいますから…
穏海:
そんな…そんなことしたら、わたくしマリに…溺れてしまいますわよ…
真理愛:
剛史お兄ちゃんと凛空お姉ちゃんがマリに嫉妬するくらいにマリに溺れさせます…
澄:
私室を用意しないで最初から自分のお部屋に住まわせるとは予想してなかった
有虹子:
穏海お姉ちゃん意外とヤルよね
凛空:
昨晩、穏海が悩んでいたからちょっとだけ、けし掛けたんだけど…穏海ってこうと決めると行動が直結してるんだよね。 でもまさか初日から真理愛ちゃんを自室で囲うとは思ってなかった。
有虹子:
凛空お姉ちゃんけし掛けたんだ…
澄:
凛空お姉さま! あれじゃ澄は穏海お姉ちゃんと寝られなくなってしまいますよ!
先ほどの正規メイドお祝いパーティーの時だって穏海お姉ちゃんが真理愛の隣にべったりはりついて澄よりつけなかったし!
このままじゃ澄、穏海お姉ちゃんにとってイラナイ子になってしまいます!
すみれ:
あの皆様! ここはすみれの部屋で、すみれのベッドです! なんでいるんですか!
有虹子:
有虹子は昨日と同じようにすみれと寝ようと思って
凛空:
お兄ちゃんも穏海もいないから、すみれと寝ようと思った
澄:
お兄ちゃんのお部屋で凛空お姉さまと寝ようと思ったらいないから、すみれの所かなと?だったら一緒に寝ようかなっと
すみれ:
だからなんでそんなにすみれと寝ることが自然になっているんですか! すみれはお兄ちゃんと凛空様のモノです!
凛空:
まあお兄ちゃんのモノは妹のもので、凛空のモノも妹のモノだし?
すみれ:
えぇえぇぇぇ! 凛空様ぁぁ!
有虹子:
だってぇすみれ♪
澄:
じゃあ仲良く…寝ましょうかぁ? ここベッド広いし四人でも問題ないよね?
すみれ:
問題ありますってぇ!
有虹子:
可愛がってあげるから♪
澄:
今夜は澄も凛空お姉様もいるし…長い夜になるねぇ♪
すみれ:
ひぃぃぃぃ! なんでこんな時に出張行ってるんですか! お兄ちゃん助けてぇ!
〇同時刻 パリ Hôtel de Crillon(オテル・ド・クリヨン)
解説:現地時間は15:00 フランスと日本では8時間の時差がある
雪音:
若旦那、まだお迎えが来るまでは時間があるのでコーヒー飲むのは良いのですが、絶対ぃにこぼさないで下さいねぇ! 染み抜きをする時間や他の服を用意する時間がありませんからね! 解ってるって、本当に解ってるのかな
雪音:
その若旦那てなんだって? 孫にも衣装というか、今の恰好だとお兄たまというより若旦那というイメージかなっと?
大体ですね! なぜアタシがヌヴェール家の社交パーティーに出るんですか? こういうのは凛空さんや穏海さんのお仕事でしょ! ペアと指定がって…アタシこういうドレスとか似合いませんし。
似合ってる綺麗だって…お世辞ありがとうございます
雪音:
そうじゃなくて! そのペアで参加するのが、フランソアさんとか、紅葉さん、さらに今回の主催のエステル・ヌヴェール嬢そのひともそうですけど! そんなのと並ばされて馬鹿にされる女の気持ちとかわかります? 最高級ダイヤモンドとそのへんの石ころレベルの差があるですから!
そんな女の気持ちはわからないって! 開き直おりやがったよこのお兄たま!
雪音:
俺としてはこんな花の都にふさわしい女神のような姫君をエスコートできる光栄さと感動で手が震えてコーヒーをこぼさないか心配だと?! うっ! コイツなんで時々キザぽいことを自然に言えるのよ! さあ姫さまじゃないっ! 絶対、アタシが照れるのを楽しんでいるでしょ!
真理愛:
お姉さまお邪魔します♪
穏海:
うん…
真理愛:
あ~あ、昔みたいにお姉さまと洗いっこしたかったのに、先に洗っちゃうとか残念です。
穏海:
ゴメンね…
真理愛:
マリが届いていた荷物整理するのに時間かかっていたのが悪いのですけど。お姉さまはカラダ全部洗ってから湯舟つかるのは知ってますし、湯舟でまっててくれないとカラダ冷えちゃいますし。
でも~
真理愛:
お風呂一緒に入ってるのにマリの事、見てくれないのは不満です
穏海:
だって‥その…
真理愛:
なんですか?
穏海:
なんか突然、マリのことを見るのが恥ずかしくなって…正確にはマリの裸が…
真理愛:
だってあんだけ昔は寄宿舎から帰るたびにマリとお風呂入ってたじゃないですか? 夏季休暇とかだと一カ月半とかずっと毎日。
穏海:
そうなんですけど…
SE:
ちゃぽんっ!
真理愛:
もしかしてお姉さまマリのカラダに興味を持って下さってる?
穏海:
ひっぃぃぃっ!
真理愛:
どうぞ見て下さい、マリのこのカラダはお姉さまの為だけに磨いてきた身体なんです!
むにゅっと右胸を上げる
穏海:
ちょっとマリ頭押さえないで…
真理愛:
まだちょっと小ぶりですけど、後はお姉さまの努力しだいで大きくなりますから!もんでくだされば!
穏海:
!! そんなもむって…
真理愛:
お姉さまもそういいますけど、けっこう胸育ってますよね、これが剛史お兄ちゃんと凛空お姉ちゃん、澄お姉ちゃんの三人の努力の成果
穏海:
そんな…
真理愛:
だってお姉さまのことだから、バストマッサージとかしてないんでしょ?
穏海:
してませんけど…
真理愛:
だったらもんでくれている人たちの成果じゃないですか? たぶん毎日もまれてリンパ線とか刺激されて、快感で女性ホルモンもばんばん出て。 そういう美味しそうなカラダになったのはお兄ちゃんや凛空お姉ちゃん、澄お姉ちゃんとエッチするようにからでしょ?
穏海:
否定は…できませんけど…
真理愛:
さて温まったしそろそろ出ましょうか?
穏海:
マリはもうちょっと浸かってなさい、全然浸かっていませんでしょ? わたくしは先に出てバスタオルとか用意しますから!
穏海:
ほら肩まで浸かって180までカウント! こちらもAURORAでちゃんとカウンターセットしましたからズルはできませんわよ?
真理愛:
うぅ~そういうところは変わらないんですね…
真理愛:
お姉さま…お姉さま…愛してます…ずっと…大好きでした…ちゅふくぅ!
穏海:
知ってたわよ…待たしてごめんなさい。 穏海のこと好きに‥していいわよ
真理愛:
ちゅぅふ…嬉しいです…ちゅぅふ
穏海:
だめ溶けちゃう…
真理愛:
溶けて下さい…一緒に溶け合って…お姉さまと一つになりたいです…
穏海:
ちょっと待って…何でこんなにキスが上手いの? マリは初めてじゃないの? まあわたくしが初めてじゃなくても構いませんけど…うっ…。
真理愛:
うふっ♪ マリは初めてですよ? 純潔ですよ? マリがお姉さま以外に純潔を捧げる気なんてそもそもありませんでしたし。 キスが上手いっていうなら嬉しいです。 イメージトレーングを散々してきたのでぇ! 思春期の女の子の「妄想力」を舐めないで下さい!
だけど…お姉さま、マリの事疑いましたね?
穏海:
疑ったというかマリは明るくて可愛くて行動力があって、何でもできて…男の子からも女の子からもモテるでしょ? だから…経験してても…当然かなって…
真理愛:
それは…その…何人かは付き合ってほしいと告白はされましたけど…でもお姉さまがいるからって当然断わりましたし。周囲の友人はマリがどれくらいお姉さまを小さい時から大好きなのか知ってるので、そういうのの対象外にしてくれたので。
穏海:
そうなの…?
真理愛:
いいです! マリがどれだけお姉さまの事を愛しているか行動で解らせます! ちゅぱぁっ!ちゅぷぅ!レロレロっ♪
穏海:
あんっ! ああっ! ちょっとマリっ! あんっ!
真理愛:
お姉さまがマリで喘いでくれてるぅ! 嬉しいぃ! もっと気持ちよくさせたい…
もみっ!(マリが穏海の左胸を揉みしだく)
穏海:
あんっ! 痛っ!
真理愛:
ゴメンなさい! 痛かったですかお姉さま?
穏海:
いや、ちょっと驚いただけよ…。 快感が大きかったから‥気にしないでつづけていいから、マリが好きなようになんでもしていいからね
真理愛:
だったら…次は…最初だから遠慮しようかと思ったけど…でもやっぱりしたいから…
穏海:
なんですの?
穏海:
ひぃっ! 何をしようとしてますの?!
真理愛:
お姉さまの…中がみたいんです…お姉さまの事は隅々まで見たけど…でもさすがにここは…マリ…お姉さまの全てが見たいです…知りたいんです…
穏海:
ちょっとマリっ! 今、そこは…ダメっ!
真理愛:
うわぁ~♪ お姉さまのココぐっしょりぃ♪
穏海:
ひぃぃぃっ! 開かないで…
真理愛:
どんどん溢れてきますぅ~♪
穏海:
本当のマリのお姉さまはこんなにハシタナイ女だって…失望したでしょ…?
真理愛:
いえっ! こんなにマリで興奮してくれてたんですね嬉しいです! それにお姉様の膣内(なか)とっても綺麗です…もっと…もっと…お姉さまを気持ちよくさせたい
レロレロレロレロ♪
穏海:
あぁあぁぁあ! だめっ! そこだめぇ! マリっ! ダメっ! イっちゃうから!
真理愛:
もっとっ気持ち良く喘ぐお姉さまが見たい! それに。お姉さまの愛液、おいしいです…もっと飲みたい‥クリトリスペロペロすれば、沢山でてくるぅ…マリ飲みたい…
穏海:
ああぁっぁぁぁぁぁああっ! xxxxっ! だめぇえぇ! いまイッたらっ!
真理愛:
マリぃ飲むぅちゅくううううぅうう!
穏海:
あぁあああああああああxxxxxxxxxxxxxっ! いぐっぅぅぅぅっつ!
ぷしゅっ♪ぷしゅっ♪ぷしゅっ♪ぷしゅっ♪ ビクッくん♪ビクッくん♪ビクッくん♪
穏海:
‥・・・xxxxxxあぅぅっ!! xxxっぁぁ…
真理愛:
おおおぉおっ! これが潮吹き? なのかな? すごい…
真理愛:
お姉さま? 大丈夫?
穏海:
はぁ…はぁ…大丈夫ですわよ…でも少しだけ…まって…ください…ませ…すぐに波が収まりますから…
真理愛:
うん…
真理愛:
お姉様ちょっと怖いです…
穏海:
大丈夫まだ表面だけするから
穏海:
こうワラメにそって、下からクリストリスに…指をはわしてそれを繰り返す…と…
SE:
くちゅ♪くちゅ♪くちゅ♪
真理愛:
あっぁぁぁんっ! うわぁあっ! あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!
みしっ! ぎゅっ! のけ反って暴れようとする真理愛を太ももで押さえつける穏海
真理愛:
あんっ! あぁぁぁっ! ダメっ! 大きいのがっ! また、きちゃいますぅ!
穏海:
いいわよ、ほらイってマリっ!
真理愛:
あんっ!あんっ!あんっ! あぁぁうぅう!! xxxxxxxxxxx! いくっ!
びくんっ!びくんっ!びくんっ!
真理愛:
おねえ…さ…ま…あうっ!(びくんっ!)
穏海:
なにも話さないでいいから…ほら味わって…。 そろそろいいかしら…
穏海:
マリ、そろそろいたしますけど…本当にいいのね?
真理愛:
はいお姉様。マリの純潔‥差し上げます。 マリの事をお姉様の女にして下さい。
穏海:
痛いわよ? だけど途中では止めないから。
真理愛:
はい…止めないで下さい。
ぶちぃぷちぃぃ!
真理愛:
あっ!xxxxxうっぅぅぅ!xxxxxxxxxxっ!
真理愛:
xxxxxxxxっ!
穏海:
痛いねわよね…解ってるから…はい‥もうちょっとですわよ…
真理愛:
うっっつっ!!
ぎゅううう!(穏海の指を強く握っている)
聖理愛:
お姉さま…なんで泣いているですか?
穏海:
本当にゴメン…わたくし、こんなにマリのこと待たしてしまって…。マリの「悲しみも喜びも全て」…穏海が背負う決心がつきましたから…。 マリの純潔はわたくがもらいましたわわよ。
聖理愛:
お姉さまにさし上げられたんですね…マリ嬉しいです…
聖理愛:
はあぁ‥はぁ…
穏海:
はあぁ‥はぁ…
ととろ~♪(愛液に混じった血が垂れている)
真理愛:
ちゅぅ…お姉さま…マリ…幸せです…
穏海:
うん…わたくしもよ‥
真理愛:
でも‥もう意識が…ダメ…
穏海:
うん‥寝ましょう…お休み…マリ…
真理愛:
おやすみなさい、お姉さま…
〇AM 3:00
穏海:(電脳通信)
そうですか出資者は集まりましたか。エステル様に穏海がお礼を言ってたとお伝え下さい。
穏海:
お兄様と雪音姐さんにもお手数をおかけしてしまって。そうですねそろそろわたくしも凛空も責任を果たさなければならないので、エステル様の提案は妥当だとわたくしも思います。
マリですか? はい認証式の後も体調変化はなく安定しております。まあDrヴェルが最後までついてくれておりましたから。 今はもう寝ておりますわ。こちらは夜中の3時ですから。
穏海:
それでお兄様。 御帰りになりましたらお話がございます。 心当たりはございますよね? 声が震えてるようですが、そのままフランスから逃亡などいたしませんようにちゃんと日本へお戻りくださいね、わかりましたか? はい明日の夜のお帰りおまちしております。
真理愛:
お姉さま、そのお酒、紅茶に入れる用ではなく直接飲む用なんですね。お酒飲むようになったんだ。
穏海:
!?
穏海:
マリっ! 起こしてしまいました? ごめんなさい! これは違うの! あの…えっと、時々お客様からもらったのを味見を…
真理愛:
何慌てて言い訳してるんですか? 別に飲んでも構わないし、大人の女って感じでカッコイイですよ~。
穏海:
そんな大人の女なんて…って何、お兄様笑っているんですか!
真理愛:
もしかして剛史お兄ちゃんと遠距離電脳通信してる? マリも話す!
穏海:
いまお兄様はお仕事中で!
真理愛:
でもお姉様と話すくらいの余裕はあるんでしょ? フランスだからロンドンの時差は1時間前だから19:00だね
穏海:
ですから…今は…
マリ:
剛史お兄ちゃ~ん、お仕事お疲れ様です!
マリ:
えっつマリ? 穏海お姉さまの部屋で寝てて、ちょっと目覚めたらお姉さまが窓辺でお酒飲んでたから話かけたの! そうっ! お姉さまの部屋にいるよ。 マリの部屋? そんなの聞いてないよ? 穏海お姉さまが最初からお姉さまの部屋で一緒に暮らすって…
穏海:
お兄様! これはですねぇ! 違うんです! 何が違うって?
真理愛:
別にいいよ~お姉さまのお部屋で。それにもうマリお姉さまの女にしてもらったし! このままお姉さまと一緒の部屋で暮らす~!
穏海:
お兄様! その初日から手をだしたのかって、別に良いんだが…ってその溜息はなんですかぁ!
真理愛:
うんっ! 日本時間の明日の夜ね! 会えるの楽しみに待ってるから気を付けて帰ってきてね! まだこれからも仕事の続きなんでしょ? うん! がんばって!
穏海:
はい…ご主人様として穏海と凛空と千穂メイド秘書に話す事があると…はいわかりました。お帰りお待ちしております…。
イケナイ凛空ちゃん 第五十一話「真理愛と穏海お姉さまだよ♪」おしまい♪