バレンタイン(一日遅れ)第四弾 「本命チョコ」月美

 
月美:
あの幸喜(こうき)お兄ちゃん・・・生まれて初めてチョコを手作りしました、だから上手くいかなかったけど・・・でもがんばりました。なので・・・食べて下さい。 

月美:
それで・・・その…(しばし沈黙)
 
月美はエンパイアクラブのメイドで、辞める気も無いのだけど・・・フリーメイドで、ウェートレスメイドだけど…でもご主人様からは自由に誰でも好きになっていいって許可もらってて、ご主人様とも夜伽の強制はないし…夜伽とかシテないし。 まあご主人様は嫌いじゃないけど…恋人じゃないので。 そのあの…

月美:
もしよかったら、こんな月美で良かったら…本気で付き合ってください! 月美は、幸喜お兄ちゃんが好きです! 本気で大好きです! お兄ちゃんはひと時の遊びかもしれないけど…月美もう…気持ちが押さえれなくて…ごめんなさいエンパイアクラブのただのメイドでお兄ちゃんはお客様なのに・・・

月美:
月美は何を言ってるんだ? 俺は最初から本気で付き合ってたし、最初に好きだって告白しただろって? あれって「そういうプレイ」じゃ無かったんですか?

月美:
そこでしゃがみこんで頭抱えないでくださいよ! だって…その…月美とお兄ちゃんとじゃ身分が違いすぎるし…それこそ「月とすっぽん」月美だけに? でも、これだと月美が偉くなっちゃうから違いますね…だからその・・・うーーん・・・だったら…えいっ!

月美:
うっ! …ちゅ…うぅん…ちゅ・・・♪

月美:
これからも・・・ずっと・・・よろしくお願いします。 お兄ちゃん♪

おしまい♪