イケナイ凛空ちゃん 第五十話「凛空とご主人様の義務だよ」


〇メイド長執務室

凛空:
あれこれ福利厚生費にしたっけ?

すみれ:
くま太過去のリスト調べて出して

凛空:
ふぅ~今日の分の打ち込みは終わり! 確定申告大変だよ、お兄ちゃんの帳簿いい加減すぎ。すみれちゃん、くま太助かる~ありがとう!

すみれ:
凛空様、お疲れ様です。お役にたってるなら嬉しいです。

くま太:
ペタッ(座る)

解説:くま太
すみれのインテリジェントサポートAI自律型ドローン。ロッテのちゅんぴと同じくリアルスペース・サイバースペース双方ですみれをサポートする。サイバースペース内ではビットとしてアバターを作り出し分裂することができる。

凛空:
うぅ~一日デスクワークばっかりだとさすがに身体中が凝る~とくに肩が・・・(コキコキ♪)

クイクイ♪(くま太が立ち上がって手をふってる)

凛空:
えっくま太もしてほしいの? だけどくま太の肩って何処? 

すみれ:
あの~凛空様、マッサージしましょうか? すみれけっこうマッサージ得意ですよ? お湯で温めながらだと効果が高いので、一緒にお風呂入って…とか…? イヤじゃなかったら・・・ですけど…

凛空:
イヤなわけないじゃん! うわぁ~! してほしい! すみれちゃんのマッサージ! いっしょにお風呂入ろう! 露天温泉開いてるかな! 調べて開いてたら予約!(キラキラお目め☆)

すみれ:
ひぃっ! はいっがんばらせていただきます! やらしていただきます!

〇Club Green Wood's 内 温泉露天風呂

すみれ:
どうですか? 強くありませんか?

凛空:
ちょうどいいぃ~♪ 極楽~極楽~♪ でもなんか洗ってくれるの悪いみたい・・・

すみれ:
いいんですよ~すみれは凛空様の専属メイドなんですから。 背中はこれくらいで・・・次は…

すみれ:
次は前を…

凛空:
ちょっとすみれちゃん! そこは自分で洗うから! あんっ!

すみれ:
ダメですぅ~これもメイドのお勤めです~♪ 危ないので暴れないで下さいね♪

凛空:
うぅっ!


凛空:
!! ダメぇ・・・そこは…あんっ!

SE:
くちゅくちゅくちゅ♪

すみれ:
手のひらの部分で凛空様の下お毛々を…指でこう分けいって・・・

凛空:
いやぁ~あんっ!あんっ! そんなのダメだよ‥そういうのはお兄ちゃんに…

すれみ:
お兄ちゃんにも当然しますけど、それは凛空様の後で。すみれのご主人様は凛空さまのでこのクラブでの最初の夜伽は凛空さまの権利です

凛空:
そんな…だって‥あんっ!

すみれ:
すみれと夜伽・・・してくれませんか? 有虹子お姉ちゃんから凛空様は穏海お姉さんとも愛し合ってるって聞いてます。 だから女の子も好きだって。 ご主人様はすみれのこと可愛いと思ってないですか? すみれの事、嫌いですか?

凛空:
好きだけど…すみれちゃんはお兄ちゃんの…

SE:
くちゅくちゅくちゅ♪

凛空:
あんっぁ! そこだめ! クリトリスはだめ!!

すみれ:
お兄ちゃんの事は好きですけど、すみれはご主人様の凛空様の事も大好きですよ? ご主人様、専属メイドへとの夜伽は義務ですよね?

凛空:
義務むぅ~…義務なのぉ?

すみれ:
はい、義務です…

凛空:
義務なら…あう…

SE:
くちゅくちゅくちゅ♪

凛空:
シテモ・・・いいのかな…?

SE:
くちゅくちゅくちゅ♪

凛空:
もうだめっ! イクっ!xxxxxxxxうっ!xxxうっ!

すみれ:
はいぎゅうぅ! 

くりっ♪!(指でクリトリスを押している)

凛空:
!!!!!!!xxxxうっ!xxx

ぐたぁ~♪

すみれ:
はいっ支えますからゆっくりすみれの方は身体を預けて‥

凛空:
イッったぁ…はうぁ~声が出る所だった…危なかった…

すみれ:
良く声ガマンしましたね♪ いまシャワーで流しますのでそしたら湯舟に…

凛空:
すみれちゃん…ちょっと凛空動けない…よ…うぅ…凛空、すみれちゃんに犯されちゃったよ

すみれ:
気持ちよさそうでした…可愛かったです♪ はいぎゅうぅう!

凛空:
うぅぅう! すみれちゃんって意外と強引でサドっけがある…

 
もみもみ♪

凛空:
そうすみれちゃんのお部屋で寝ようかなって…お兄ちゃんは今夜は雪音姐さんのところだよね? うん…(電脳通信で話してます)

すみれ:
凛空さま反対の足を。

凛空:
穏海、澄ちゃんはいるんでしょ? だから今夜は二人で・・・ねっ? 気持ちい、それくらいの強さで。 あーすみれちゃんに足をマッサージしてもらってるの。 だから~その・・・

すみれ:
あの…あまり無理をなさらないで下さい、すみれとはまた今度で・・・

凛空:
穏海、ちょっとまってね! 

すみれ:
(もみもみ♪)

凛空:
すみれちゃん! 最近穏海が夜になると凛空とのエッチに溺れ過ぎてて凛空も実は困ってるし! だからちょっとだけまってね!

すみれ:
はい…(もみもみ♪)

凛空:
だから~お兄ちゃんみたいに逃げているわけじゃないから…新しい娘に心移りって・・・それはすみれちゃんは可愛いとは思ってるよ? 凛空のメイドさんだし。 だからね…明日は必ずね…だから~!

すみれ:
ふぅ~♪ すりすり・・・

すみれ:
なんか頭がぼーと・・・

凛空:
ちょっと! すみれちゃんそれは上(のぼ)せてる! ここ温泉だから湯あたりしやすいの! 穏海大変なのすみれちゃんがのぼせちゃってうん! すぐにお部屋に運ぶから! すみれちゃん! お風呂上がるよ!

SE:
ガチャ♪

凛空:
お部屋失礼します! スリッパ借りるね、まずは座って! 飲み物もってくる!

すみれ:
凛空さまもう大丈夫ですから…あっ飲み物は冷蔵庫にミネラルウォーターが…

凛空:
わかったから座ってまってて!


凛空:
すみれちゃん凛空、オレンジジュース貰っていい? 後で補給するから

すみれ:
どうぞ! 補給はいいので(苦笑)

凛空:
すみれちゃんの事だから可愛いお部屋かなって想像してたんだけどカッコイイ部屋! テディベアとかうさぎさんは可愛いけど…それ以外はPCとかゴツイし! それに立派なべッド! もともとここってプレイルームにする予定だったからか。

すみれ:
すいません可愛げがないお部屋で・・・個人の作業スペースもかねているというか…ヴェルさんと紅葉さんからサイバースペースデッキとサーバーが、フランソアさんとロッテさん悠里さんと里緒奈さんからスマートTVが…移籍祝だと送られてきて…


凛空:
うんう! とってもかっこいいよ! 清潔感もあるしちゃんと整理整頓されてるかんじ?

すみれ:
それは…機材以外は個人の荷物がまだ少ないので‥。

凛空:
そっか。

すみれ:
ぷふぁっ、落ち着きました。

凛空:
うん良かった。それで…

凛空:
あのね、たしかにすみれちゃんは凛空の専属メイドにしたけど、それは例の消去したプログラムのことや、精神的に正式なマスターが居たほうが安定するってヴェルちゃんから言われて・・・それにすみれちゃんとお兄ちゃんとの事をみててとても良い子だなっておもって凛空のメイドにしたいなって思ったからなの。

すみれ:
はい。それは説明を受けましたし納得をしていますし、とても光栄だと感謝もしています。

凛空:
でね、たしかにすみれちゃんがいうとおり夜伽は…義務かもしれないけど凛空としてはすみれちゃんはお兄ちゃんとだけ夜伽してもいいと思ってるだけど。

すみれ:
それは…すみれが困るというか・・・あのですね…

 
すみれ:
あのすみれ性欲がとても強いんです…。とてもエッチな子なんです!

凛空:
それはすみれちゃんがS〇Xが好きってこと?

すみれ:
はい・・・すいませんはしたない女の子で! 

凛空:
まあ…その…いいじゃない? そういう時期もあるかもだし…男の子の思春期とか? よく凛空はわからないけど、女の子だってそういう時期がある子もいるかもだし?
・・・(小声)凛空も人のこと言えないっていうか…穏海とか澄ちゃんとか今まさにそうだし…。

すみれ:
そういう事じゃなくてですね!

すみれ:
すみれ人に好意を持つとすぐに…エッチに直結しちゃうんです! その事で頭が一杯になちゃって…一日中そういう事しか考えれなくなちゃって…エッチすぎなんです! 淫乱なんです! 

すみれ:
こんな娘(こ)オカシイですよね? ごめんなさいごめんなさい! ドン引きですよね・・・凛空様の最初の専属メイドがこんな淫乱ド変態メイドなんて…嫌いになりましたよね。でももう隠しておけないというか…すいません。

凛空:
いや!すみれちゃん凛空は引いてないから!大丈夫だから! というか話してくれて嬉しいから!

凛空:
たしかに‥さっきとか、すみれちゃんスイッチ?入るとかなり強引だったけど…凛空の事好きなんだな~ってのは伝わったし?

すみれ:
はい…凛空様の事はお兄ちゃんと同じようにお慕い申しております。あの…こないだのブラックボックス戦の時にすみれが良二オーナーと凛空様とブラックボックスが切り離されたのが確認できて、電気的に脳が遮断できると解ったときに。 すみれの脳の電気を切ってくださいといったとき凛空様が本気で怒ったじゃないですか?

すみれ:
その後、凛空様も戦うからみんな力を貸してって…それ聞いたときに本当にこの人に全てを捧げてお仕えできる事が幸せで・・・そして多くのメイド達が自分の主を本当に大切に思い力を貸す姿に感動してしまって…。

すみれ:
それで・・・すみれは惚れてしまいました。

凛空:
それは凛空としてもがんばったかいがあるし、協力してくれるみんながいることは幸せだし。すみれちゃんをちゃんと凛空のメイドにすることができたし!

すみれ:
ですから…毎日、凛空様と執務室で仕事してますと・・・凛空様の香りを嗅ぐだけで・・・その・・・もう頭おかしくなりそうで・・・申し訳ないです。 それで寝ることもできないので電脳空間で凛空様のアバターを作って・・・その…それをみながら・・・自分でしないと寝れなくなってまして。

凛空:
えっ? 電脳空間? それってどういうこと? 何をしてるのかな? まさか凛空のアバターをゴブリンとかに襲わせてるとか…無いよね? 詳しく教えるご主人様命令!

すみれ:
!? …はい。

すみれ:
・・・あの、凛空様のアバターをすみれで作って、凛空様の性感感覚とすみれの感覚をつないで・・・お兄ちゃんや他の人とかはさすがに本人の許可もなくは失礼だと思うし、すみれと行為を行うのも悪いとおもって・・・そういう機械をプログラミングで作って凛空様を攻めて・・・その受ける快感をすみれに同調させて…さらに攻めらる凛空様を見ながら・・自分で・・・すると両方の快感がまじって…うっ・・・。

凛空:
それって良くは知らないけど機械姦ってやつ? その攻めを凛空が受けて快感をすみれちゃんが・・・共有する・・・さらに自分ですることで二人分の快感を…それがフランソアちゃんが前に言ってた「肉体の限界を超えた快感」ってやつ? 電脳空間だとやっぱりそうことできるんだ。

すみれ:
はい…スイマセンスイマセンスイマセン! 変態ですよね! それよりそんな対象にご自分がなってるとか気持ちわるいですよね・・・ドン引きですよね!

凛空:
うん大丈夫だよ? 気持ち悪く無いよ? 
それだけ凛空の事を性的な意味でも好きになってくれているってことだから。 その…ねえ、そのプログラムってすみれちゃんが組んでいるんだよね?

すみれ:
はい。 そうですスイマセン。

凛空:
そのプログラムをすみれちゃんが作った凛空のアバターじゃ無くて凛空本体が受けることもできる?

すみれ:
えっ? それは凛空様がダイブしてすみれ作ったアバターの変わりに実際に凛空様が御受けになるということですか?

凛空:
うん、そういう事。

すみれ:
それは可能ですけど・・・えっ?

凛空:
うん。それを渡してくれるなら、凛空は怒ならいし、それですみれちゃんが気持ちが落ち着くならどんどん凛空をつかってくれてもいいだけど。 

(小声)ヴェルちゃんやり方教えてくれないし・・・そのプログラムを解析すれば‥ごにょごにょ

すみれ:
凛空様…?(すみれは大変な事を凛空様に教えたのかもしれない・・・)

 
すみれ:
あのお兄ちゃんがそうだったんですか、くすす♪

凛空:
うんあの当時はね~大変だったんだよ~、くま太どうしたの? 時間?

すみれ:
えっ?! もうこんな時間!

凛空:
すみれちゃん明日は学園の登校日じゃない?

すみれ:
そうです! 用意しなくちゃ!  凛空様はふとんに先に入ってて下さい!

凛空:
うんそうさせてもらう

ぽんっ! くま太が飛び降りてる

すみれ:
明日は体育があるんだよね、それとやった数学のレポート!どこにしまったけ? くま太も何で早く教えてくれなかったのよ! それは凛空様ととても楽しそうに話してたからって! もう~!

凛空:
慌てないでいいから忘れ物しないようにね

すみれ:
はいっ! 世界史補助資料も明日はいるんだよね? くま太どうだっけ? もう勤務時間外ってイジワルしないでぇ!

凛空:
あははっ♪

すみれ:
凛空様…お・・・待たせ・・・しました…

凛空:
おいでぇ・・・

すみれ:
はいぃ…失礼します…

すみれ:
あの…あまり色っぽい下着でなくてスイマセン

凛空:
すみれちゃんに似合ってて可愛いとおもうけど?

すみれ:
でも凛空様の下着、大人ぽくて…とっても素敵なので…

凛空:
ありがとう

すみれ:
凛空様の香りが・・・良い匂いで‥もうすみれ頭がぼーと・・・お兄ちゃんとの時はいつもすみれからご奉仕するのに…今日は身体が動かないというか…

凛空:
今夜の夜伽はご奉仕ではなくて凛空に任せてくれればいいから。 

すみれ:
はいそれでいいでしょうか? あの凛空様…もしよろしかったら良いのですが・・・二人での夜伽の時だけは・・・凛空様じゃなくて…ご主人様って呼んだらやっぱりダメでしょうか?

凛空:
わかった、いつも本当はそう呼びたいのにガマンしてるの知ってるから。凛空とだけの夜伽の時はご主人様って呼んでいいよ。

すみれ:
はい・・・ありがとうございます。ご主人様・・・

すみれ:
ちゅぅ~♪ うぅちゅ~…ご主人様ぁ~…ちゅくぅ♪ 

凛空:
ちゅぅ‥すみれちゃん…すみれ…

すみれ:
はぃ・・・すみれのこと呼びすてで・・・呼んでください…ちゅぅ♪

凛空:
うん…すみれ・・・凛空がいるから何も心配いらないからね…

すみれ:
・・・ひあぃ‥はい…すみれのご主人様…

凛空:
小さい…

すみれ:
ゴメンナサイ…胸小さくて・・・

凛空:
違うの、こんなに小さい身体で・・・こんな小さい手で・・がんばってきたんだなって…すみれ、もう貴女は独りじゃないからね。凛空もお兄ちゃんもいるからね…絶対に独りにしないから・・・

すみれ:
はい…ご主人様・・・あれ? 光ってる?

凛空:
ペンダント? うん。ちょっと部屋の照明の制御をもらうね。

すみれ:
はい

凛空:
これでどうかな?

すみれ:
はいっ! これでちゃんと見えますご主人様のペンダントが光ってます。

凛空:
すみれのもよ。

すみれ:
本当だ・・・これすみれが救出された時にはすでに身に着けていた物みたいで、調べてみれると結晶体の中に特殊なチップがあってそれがバイオレットの制御システムそのものらしいです。でも光るなんて知らなかった

バイオレット=VIOLET すみれのサポートインテリジェントAI)

凛空:
凛空のそのペンダントも凛空が物心ついた時からずっとつけているものなの。あなべるちゃんとこのペンダントはずっと凛空と一緒だった。時々光るのがとても不思議だったんだけど大人になってから調べてもらったら中にバイオレットと同じように凛空のRISAの本体のチップが入ってるの。

RISA=凛空のサポートエージェントAI

 
凛空:
でも今は…夜伽の時間だよ? 他の事はまた今度

すみれ:
ふにゃっ! はいぃ…そうですねご主人様…

凛空:
さあぬぎぬぎしましょうね…あっ・・・

すみれ:
!?

凛空:
うわ~ぐっしょりだね…焦らしすぎちゃったかな?

すみれ:
スイマセン…はしたない子で・・・うぅ…

凛空:
可愛いい

すみれ:
うっ! 

凛空:
上も脱いじゃおうか、はいバンザーイ。凛空もぬぐから待ってね。

すみれ:
はい…

すみれ:
あぁあああああんっ! 

凛空:
気持い? 痛くない?

すみれ:
痛くないですぅ! 幸せです! 何コレ~! お兄ちゃんの時となんか違う! ご主人様ぁ~! すみれは幸せですぅ! すみれのご主人様~あぁあん あんっ!

凛空:
うんわかった・・・良かったね・・・凛空はすみれのご主人様だからいっぱい甘えていいからね

SE:
くちゅ♪ くちゅ♪ くちゅ♪

すみれ:
はいぃ…嬉しいです…はぁっはぁ・・・すみれの事…支配してください…はぁっ・・・お願いします…

凛空:
解った、すみれの事は凛空がぜ~んぶ支配する

SE:
くちゅ♪ くちゅ♪ くちゅ♪

すみれ:
はい、ご主人様、お仕えいたします…はぁっはぁ・・・どんな事でも何でも従います…すみれの全ては…心も・・カラダも・・・・はぁっはぁ・・・命も・・・全てご主人様のモノです…はぁっはぁ・・・全部、差し上げます。 だから・・・すみれのこと・・・はぁっはぁ・・・

凛空:
すみれを満たしてあげるわ。 凛空の全てで…

SE:
くちゅ♪ ずぼぼぼっ♪ にゅる♪

すみれ:
ああぁxxxxxxっぁんっ! ぁぁxxっぁxxx! xxxxxx…あうっ!

ミシッ! ビクンっ! ビクンっ! (凛空の指をぎゅっと握りしめて痙攣する)


凛空:
すみれ? 大丈夫?

すみれ:
…あぁ…はぁぅ・・・はぁあ~はぁ‥ひゃいひょぶぅでしゅ…いっひゃい・・・ましぃた…すい・・・ま…せ・・・

凛空:
いいから少し絶頂に浸ってて・・・

すみれ:
ご主じぃんしゃさま…ご主じんしゃまの…おっぱい…吸って…いいでしゅかぁ?

凛空:
凛空はお乳でないけど…いいよ

すみれ:
はい…ありがとうございましゅ…

ぎゅっ!(凛空の親指を握る)

凛空:
こうだったよね…学園で習っただけだから…ようっしょっと・・・はい…

すみれ:
うぅちゅちゅ~ちゅ~ちゅぱっからちゅぅ

凛空:
あんっ・・・すみれ…どう? 美味しい?

すみれ:
おいしいでしゅ…ご主人しゃまぁ・・・ちゅちゅ~ちゅ~…

すみれ:
ちゅちゅちゅちゅ・・・

凛空:
すみれ・・・すみれには凛空とお兄ちゃんがいるから・・・絶対に…大丈夫だからね‥

 
すみれ:
ご主人様ぁ! そこはダメです! そんなところ!

すみれ:
おしりの穴の中がぁ! 舐められてるぅ! ご主人様の舌が中で這いまわって!
あうぅううっつ! そんなのダメでしゅぅぅう!

凛空:
さっき事前の処置したし。表面は消毒もしたし♪

すみれ:
そ…そうですけど・・・でも…

凛空:
お兄ちゃんもまだすみれの「ココ」ではシテ無いんだよね?

すみれ:
そんなことして無いですよ・・・だってそこは…普通はする所ではありませんし…

凛空:
じゃあ、ご主人様として、アナルの処女は凛空が貰うね…。凛空はすみれの事を全部支配したいの。 凛空はすみれのご主人様だとわからせたい。 いいね? お願いは?

すみれ:
はい・・・ご主人様…すみれのアナルの処女を…貰って下さいませ・・・(涙)

凛空:
解ったご主人様の権利としてすみれのアナルの処女を奪う。

凛空:
乳液をこれだけ塗れば大丈夫かな。まずは馴染ませる・・・おしりをもっと上げて、息をゆっくり吸って…ゆっくり吐いて~

すみれ:
うぅ‥はい…ふぅ‥はぁ…

凛空:
つつつ~

ずぼっ♪

すみれ:
うわぁああああああ! あぁあっ!! はうぅぅ!

凛空:
もうちょっとガマンしてねぇ~もういっかい息をすってぇ~はいてぇ~

すみれ:
ひぃぃふぅ~・・・あうぅっ・・・


ずいぃぃいぃぃぐい♪

すみれ:
!?!!!!!!!!!!

凛空:
よし入った!

すみれ:
あっあっあっあっ!

凛空:
すみれ、ありがとう。ちゃんとすみれの後ろの穴の処女は凛空が貰ったよ。

すみれ:
はぁいぃ! ぬ・・・抜いて下さい! お願いしましゅぅ!

凛空:
えっ? これからだよ? だって感じてないでしょ?

すみれ:
えっ! 感じなくていいですから!

凛空:
ダメ♪ しっかり凛空がすみれの支配者だってワカラセル!

凛空:
すみれの、可愛いおまんこを両手の親指を入れて広げて・・

すみれ:
ふぅにゃあああああっ!

凛空:
左手の中指でクリトリスを弄りながら、左手の親指で尿道を、右手の親指と人差し指で・・
膣と腸壁の間を‥擦り付ける! 

すみれ:
ぎゃぁああああああああっあぁああああ! 

凛空:
可愛いぃっ! 膣も肛門もすっごい締めつけてるよっつ! そんなにのけ反って頭を振って暴れてぇ! すみれぇ~可愛いよぉ~!

すみれ:
あっ!あっ!あっ!あっ!あっんっ!あぁぁぁぁあっ!

凛空:
よしっ! すみれっ! イケっ! イっていいよぉ!

SE:
ぶおん♪ぶおん♪ぶおん♪
ペンダントがすみれの水色だった光が完全に凛空と同じ紫色になり、シンクロして強く光る

すみれ:
いぃっく゛っつぅぅぅうううううっ! あぁxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxあぁっ! ぁっ!ぁっ! あぁあああああっ!

SE:
ぷしゅっ! ぷしゅっ!ぷしゅっ!ぷしゅっ!

凛空:
おぉおおおおっ!

凛空:
はっ・・・はっ・・・はっあ~。 いっぱい潮吹いたね。予備のシーツを敷いといてよかった。
凛空の身体もびしょびしょになっちゃったよ。

今バスタオルですみれのカラダ拭くからねちょっとまってね。 

次で仕上げかな…。

すみれ:
ぁぁぁぁぁ…………

凛空:
すみれは気持ちい所を向けて感じる事だけに集中して動くのは凛空がするから

すみれ:
はいご主人さまぁ、すみれ感じますぅ!

すみれ:
ごしゅじんさまぁ~ごしゅじんさまぁ~気持ちいよぉ~きもちいでしゅぅ~!

凛空:
うん・・・感じて、もっと、ほらゆすってあげる。 

すれみ:
あぁあああっ! また来ちゃうよぉお!

凛空:
うんっ! はぁっ! はぁっ! 凛空ももう…イきそうだから! 一緒にいこう? 我慢できる?

すみれ:
はいぃ! ごしゅじんさぁまぁ~すみぃ~一緒にぃ~イきたいでしゅぅから! がまんしましゅうぅ!

凛空:
解ったっ!

凛空:
すみれ、あんっ!あんっ!あんっ!ああぁぁっ! すみれは…凛空とお兄ちゃんのモノだから、勝手に消えないこと? わかる?

すみれ:
わかりましゅ! すみれはごしゅじんさまとぉお兄ちゃんのものだから、勝手に消えません!

凛空:
凛空とお兄ちゃんと一緒にいるかぎり、こうやって快感をあげて、満たしてあげるから…

すみれ:
はぁいぃ~わかりましたぁ~あんっ! あぁぁああっ! あぁぁぁあんっ! ご主人様ぁ~! 愛してますぅ~愛してますぅぅ~!

すみれ:
ご主人さまぁ~ご主人さまぁ~もう、すみを置いてかないでぇ…すみを捨てないでぇ~ずっと一緒にいてぇ~下さい!

凛空:
うん、凛空はすみれのご主人様になったからすみれを置いていったり、捨てたりしない! 安心して

すみれ:
はいぃ! ありがとうございますぅ・・・あんっ!あんっ!あんっ!

凛空:
あんっうんっ! あんゅう!

SE:
ぐちゅぐちゅぐちゅ!

凛空:
すみれ、一緒にイこう! 一緒!

すみれ:
一緒にっ! ご主人さまぁと一緒にぃ! イきます! ああぁあああっxxxxxxxxx!

凛空:
あんっ! xxxxxxxxxxはうぅっ! xxxxxxxxtっ!

すみれ:
あぁぁぁあっイっぐっ!! xxxxxxxxxxxx! あんっ・・・うぅ・・・・・・。

凛空:
はぁ…はぁ…っ・・・はう…

凛空:
すみれ・・・ちゅうぅ…ちゅぅ…

すみれ:
ふぅぁ・・・ちゅぅ・・・あうっ…

凛空:
すみれ・・・ちゅうぅ…ちゅぅ…

すみれ:
ちゅうぅ…ちゅぅ…「凛空様」

凛空:
すみれの凛空様よ…

すみれ:
はぁい‥好きです…愛してます…お仕え出来て…幸せです。 すみれの凛空様…

凛空:
凛空も・・・すみれがメイドとして仕えてくれて幸せよ…。

双方のペンダントの光が弱くなる。 光がおさまるとすみれのペンダントの宝石の色が水色から紫色=バイオレットになっている。

すみれ:
りく・・・さ…ま…おやすみ…な・・・すぅ~~♪

凛空:
うんおやすみ…すみれ・・・

凛空:
(RISAちゃん、出来るだけ凛空がんばってみたけど・・・どうできた? 深層意識に上書きできたかな?)

RISA:
(はい、すみれ様の前元マスターの記憶はマスターに上書き統合されたと推察されます。それにより前マスターにより人格ロックがかかっていたすみれ様のVIOLETのロックを解除しマスターの権限で上書き、精神自壊衝動を抑制するよう処置できたと推測されます)

凛空:
(そう…よかった…)

凛空:
(流石に凛空…もうダメ…)

RISA:
(マスター、午前中に大学の栗田研究室で情報経済学会フォーラムの大学側との打ち合わせがあることを忘れないで下さいね。でわお休みなさいませ)

凛空:
(うぅ~ん…RISAちゃんおやすみ…・)

すぅ

凛空のペンダントの輝きがなくなり普通の状態になる。

 
ポンポン!(くま太が飛び跳ねてる)

すみれ:
お兄ちゃん…ふにゅ~♪

凛空:
穏海ポンポンうるさい…起きるから…

しゅぱっ!(くま太が手を上げる)

凛空:
くま太? お・・・おはよう…起こしてくれたの?

すみれ:
うぅ~ん…すぅ~♪ すぅ~♪

すみれ:
うぬぅ~凛空様ぁ~~♪ ふにゅ~えへへっ♪(顔を胸の谷間にうずめてグリグリしている)ふにゅ~…すぅ・・・すぅ~♪

凛空:
えっ? 時間? RISAちゃん今何時?

RISA:
(お遅ようげざいます、マイマスター。 現在時刻は午前8時10分です)

凛空:
ひぃぐっぐっ!ぐっ!ぐっ!! はちじじゅっぷん!

ぽんっ!(凛空がはね起きたことで 吹き飛ばされるくま太。基本ぬいぐるみにムーバブルフレームと小型コンピュータが入ってるだけなので軽いです)

凛空:
すみれ! 起きてぇぇ! 学園遅刻ぅ!! さらに凛空の大学のフォーラムの打ち合わせがぁあ! 楓ちゃんに怒られる!!

すみれ:
・・・ぅぅ…凛空様…おはよう・・・ござましゅ・・・?


解説:
すみれは凛空と同じで朝が苦手。WhityGardenクラブの時は郁恵か愛里栖が、GreenWood'sに移籍してからは有虹子が朝毎日起こしていた。しかし昨日は穏海からの連絡で凛空と寝ているので起こしにいかないようにと言われていた。 凛空は毎日穏海か澄に起こされている。

凛空:
もううちのクラブのバス停からバスは出ちゃってるから! 凛空が大学行く前に送って行くからダッシュで用意してエントランス! 解った? それと、穏海とお兄ちゃん! それから千穂メイド秘書に絶対に、会わないように気を付けて!

すみれ:
はぁいぃぃ!

SE:
ふわぁぁぁぁん!

すみれ:
凛空様? オ・・・オートバイ?

凛空:
この時間ならまだ飛ばせば白森女学園の始業時間には間に合う! すみれ、その帽子はスポーツバックへ入れてヘルメット被って後ろに乗ってしがみ付く!


すみれ:
えぇ・・・

凛空:
早く! 二人とも遅刻するから!

すみれ:
はいぃぃっ!

凛空:
すみれぇ! 行くよぉ!

すみれ:
ひぃぃぃ! どうぞぉぉお!

凛空:
白森海岸バス停通過! これで間に合う!

すみれ:
おおぉおお!

凛空:
まあ、バスが白富駅経由だから大廻してるだけなんだどね。こっちは直だし停留所止まらないし!

澄:
ヤな予感はしたんですよね…凛空お姉さまスイッチ入るとかなり激しいから…

有虹子:
でもタダでさえ少ない三学期の登校日スッポかしはマズくない? それもメイド長の凛空お姉ちゃんとの夜伽で・・・これ絶対に穏海お姉ちゃんとか千穂メイド秘書とかに…怒られるやつ? だよね? 希美お姉ちゃん! 副メイド秘書だからどうにかならない?

希美:
それ希美に何かクラブの用事を丁稚上げて誤魔化せって事? さすがにバレるって・・・・

朋絵:
あっ凛空お姉ちゃんと後ろに乗ってるのすみれだ。 おーい!

他の三人:
えっ!?

凛空:
海風よけに入ったバスがもしかして…追いつきすぎちゃった?

すみれ:
完全にバレましたね…

朋絵:
おーい! 凛空お姉ちゃ~ん! すみれぇ~! おはよう!

有虹子:
同伴出勤ならぬ、同伴登校! 凛空お姉ちゃんとすみれヤル~不良だぁ! ロックだぁ!

澄:
凛・空・お・姉・さ・まぁ!(怒)

希美:
アレで学園の正門に乗り付ける気なんだろうか? 凛空メイド長、学園の生徒に対しての弊クラブの評判も考えて下さいよ

有虹子:
あっ希美お姉ちゃんが副メイド秘書ぽい事言ってる!

希美:
有虹子ちゃん失礼な! 希美は「ぽい」じゃなくて正真正銘の副メイド秘書です!

 
すみれ:
ヘルメット・・・どうしましょう?

凛空:
それなんだけど・・・

凛空:
授業が終わったらここに迎えに来るから買い物に付き合って欲しいの。ついたら電脳通信で知らせる。職員室の先生にはメイド長と帰りに買い物があると伝えれば業務の一環だからそのヘルメットは預かってもらえるから、

すみれ:
それは構いませんが、備品でなにか足りないものありましたっけ?

凛空:
う~ん半分仕事?半分私用かな。 なんか友達と遊ぶ約束とかしてた?

すみれ:
いえ、今は友人には凛空様との仕事を覚える事を優先してもらってるので・・・

凛空:
そっか…だったらよろしくね。

凛空:
でわ学園がんばって! 放課後ね♪

SE:
きゅるるるるる♪
ホイルスピンでターンしている。

ウィリー!

SE:
ぱぁぁぁぁぁあ~ん! カシュ! ぱぁぁぁぁぁあ~ん!

郁恵:
なんて凛空様は麗しくてカッコよくて凛々くて、でもお優しい方なんでしょう! すみれココロの叫び。

愛里栖:
見惚れちゃって~♪ いいな~♪ 剛史オーナーと凛空奥様! まさに両手に花だね!

月美:
剛史オーナー様は男性なので花というのは失礼だとおもいますが…。優しくカッコイイ方です‥

めぐ:
カッコ良さと凛々しさだけなら萌香お姉さまもだけど総合力ではやっぱり凛空メイド長だよね。やっぱりお姉さま達が尊敬する先輩ってことだよね~。

すみれ:
みんな! いつから見てたの?

愛里栖
凛空さんのバイクからすみれが下りる所からよ?

すみれ:
最初から!

愛里栖:
くんくん…う~んこのすみれの髪に沁み込んだすみれ以外の女性の汗とオトナの女性の体液の香り・・凛空さんは香水は使ってないんだ。 まあこれは今さっきまで凛空さんと抱き合ってましたね。それも裸で! そっか剛史オーナーだけじゃくて凛空さんもすみれに食べられちゃったのか…これがバスに乗り遅れて凛空さんに学園まで送ってもらった理由ね。エスコートメイドの鼻はごまかせないよ~

すみれ:
!?

郁恵:
愛里栖~ヤめないさいよ~。 でもすみれ、あまり凛空さんに甘えて迷惑かけちゃダメよ?     
クラブのメイド長に遅刻しそうだからって学園に送ってもらう新人メイドとか…聞いたことないわよ。

すみれ:
うん…解ってる。反省してる。

月美:
そろそろ予鈴鳴るわよ、行きましょう。

すみれ:
あっ! すみれこのヘルメット職員室に預けないといけないんだった!

めぐ:
あっわたし今朝プリント当番だから、一緒に行こう。そうすれば少し遅れても問題ないし そのかわりにぃプリント半分もって♪

すみれ:
うん!

郁恵:
寒い~早く校舎入ろう~♪

 
〇白森女学園第3体育館 5時間目 体育 中等部一年二年合同 バレーボール

ワイワイ! キャッキャ!

すみれ:
すみれは戦力外ですから!

愛里栖:
月美、作戦は?

郁恵:
みんな頑張ろうね!

まみ:
わたしもお腹いっぱいで動きたくない…

めぐ:
すみれ、まみ、何言ってるのよ本気でやらないと先輩達にボロ負けするからね

月美:
先輩達は鈴奈先輩と朋絵先輩を攻撃の軸にしてくるだろうからパワープレイになると思うの、だから、めぐと私でなるべくレシーブは取るから、センターはすみれかまみでトスをゆっくりでいいので丁寧にあげて、それを愛里栖と郁美でアタック。でもブロックはあの二人のアタックだと逆に危険なので無しの方向でいきましょう。

鈴奈:
作戦はこう! みんながひろう! それを鈴奈か朋絵がトスしてトスしてない方がアタック!

朋絵:
任せて! ガンガンぶちこむから!

SE:
パシンっ! 手を合わせる


ルフィナ:
それ作戦とは呼ばないから…

愛依:
とりあえず拾えるようにできるだけがんばる。

心:
鈴奈と朋絵、その元気の十分の一でも午前中の科学と数学に割きなさいよ

奈々:
元気なことはいいじゃない?(笑)

聖理愛:
みんな準備いいかな?

まこ:
がんばれ~♪

紗良:
先輩に一泡吹かせてね~♪

恵:
夏帆、途中で審判交代するから。

夏帆:
それはクレア達の方を見て来たいので助かります。でわ半分くらいで交代お願いたしますわ。

恵:
解った。

聖理愛:
一年合同チームvs二年合同チーム

夏帆:
試合はじめますわよ! 先行一年チームからサーブお願いいたします

 
鈴奈:
ご主人様と久美さんより、そんなに剛史お兄ちゃんと凛空さんが良いわけぇ?!

SE:
パンっ!

月美:
すみれシフト!

すみれ:
良いも何もすみれはお兄ちゃんが好きでぇ! 

SE:
パシンっ! ぼんっ!(ボールをレシーブした同時に鈴奈の馬鹿力が入ったボールの威力で吹き飛ぶ、それを後ろからささえて吹き飛ばないようにするまみ)

まみ:
キャッチ! 


すみれ:
凛空様のメイドですぅ! うっ!

SE:
ぽんっ! ちょっとだけ横に浮いたボールをめぐがトスで上げている

めぐ:
たのんだよっ!

SE:
ぱんっ!

月美:
目標センター!

郁恵:
愛里栖!いくよっ!

愛里栖:
おうっ!

ひゅんっ!ふわっ!(ジャンプで飛び上がっている)

鈴奈:
ほぼダイレクト?!

朋絵:
高っ! 

愛里栖:
郁恵! やっちゃえ!

郁恵:
とりゃあぁああだよっ!

SE:
どんっ! バコ~んっ!(ボールに当たってそのままカラダごと吹き飛んでいってる)

奈々:
きゃぃぃっん!

愛依:
奈々っ!

心:
ひぐっ!

恵:
得点~! 一年チーム!

聖理愛:
奈々先輩がボーリングのピンの様にはじけ飛んだんですが大丈夫なんでしょうか?
というより、わたしの知ってるバレーボールと違う…何コノ最終戦争・・・

恵:
今、夏帆がクレア呼びに行ってるから、最悪二人が治療するでしょう・・・。


SE:
ぷろんっ♪

凛空:
まった?

すみれ:
いえ!今来た所です!

凛空:
何照れてるの? あっ!

月美:
ひぐっ! 目があったかもっ?

郁恵:
見てるのがバレタ?

愛里栖:
だね…

めぐ:
さすが元Forestのメイド。感覚がスルドイ

凛空:
友達が見送りに来てる、可愛い♪(手を振ってる)

すみれ:
ただ冷やかしに来てるだけです(苦笑)

SE:
ぱぁあぁああああん!

すみれ:
あの~!凛空さまぁ~! どこに向かっているんですか?

凛空:
まずはブティック行くよ!

すみれ:
服屋さんですか?

すみれ:
うわぁ~…高そうなお店ですね…。

凛空:
うちのクラブでつかうちゃんとした衣装とかアクセサリとか納品してくださってるお店なの。覚えといてね

すみれ:
はいわかりました。それで本日はどのような商品を?

すみれ:
それはね~事前にカタログで頼んであるんだ~♪ さあこっち!

すみれ:
あのっ! 凛空様! なんですかこれぇ!

凛空:
今度エンパイアクラブの関東支部の総会のパーティーがあるからメイド長付きとしてすみれも出席するからその為のドレス。

すみれ:
こんなの似合いませんって…派手すぎですよ~…

凛空:
似合ってる似合ってる可愛い! すみれの花をイメージしたドレスにしてもらったの! でも他のオーナーの注目の的になっちゃてお兄ちゃん焼いちゃうかも~♪

すみれ:
すれみはそんな事ないですから! うっ…恥ずかしいです…

凛空:
まずコレはオーケー! 次着てねぇ!

すみれ:
うっ…はい…

すみれ:
ちょっと凛空様ぁなんですかぁこれぇ! 無理ぃ無理です!!

凛空:
うわぁぁぁぁああ!! 可愛いぃぃぃぃ! やっぱりゴスロリ似合う!! 凛空の目は間違ってなかった! お兄ちゃんが見たら喜ぶよ~! まあだけど鼻血だして倒れるのは澄ちゃんだけどね! 購入決定!

すみれ:
ええええええ! 恥ずかしすぎますぅ! 

凛空:
さあ、次着る~!

すみれ:
まだやるんですかぁ? うっ…それってやっぱり

凛空:
当然ご主人様命令! うふふっ♪ 専属メイドの義務だよ~すみれ!

すみれ:
うぅ~…わかりました…着替えます(涙)

すみれ:
こんなお嬢様ぽい恰好なんかすみれには身分不相応だと…似合ってないと思いますけど…って凛空様、何写真とってるんですかっ!

凛空:
やっぱり清楚系も良いよね~! 絶対お兄ちゃんが見たらその場で気絶する! 間違えない! 春のデートにはこれだよすみれ! その前に凛空の待ち受けはコレにしよう!決定! それでこのセットも購入決定! はぃ! 次着替える!

すみれ:
ちょっと凛空様! これ水着じゃないですかぁ!

凛空:
だってスク水しかまだ持ってないって言ってたから! 水玉水着ちょっと子供ぽいけどまたソレが良い! ほらForestには温水プールあるしみんなで時々遊びにいくでしょ? 夏になったらまた買うけどそれまでのやつ、パシャパシャ! つぎビキニもあるから着替えてぇ! そして両方待ち受けに…

すみれ:
って何撮ってるんですかぁ! やめて下さいよぉ~!

凛空:
自分の専属メイドの写真を待ち受けにする喜び! お兄ちゃんの気持ちが解った!

すみれ:
そういうの解らなくていいですから!

凛空:
すみれは何着ても可愛いぃ~うへへっ♪ お兄ちゃんに言ってすみれ用の撮影部屋を作るか…まあ御客様用のメイドピンナップ撮影にも使うとすれば…千穂さんの許可も出るよね…

すみれ:
つ…疲れた…何着着て、何着買ったんだろう‥10着以上買ったような気がする…うぅ~…着せ替え人形になった気分…それに服って持ち帰るじゃなくて、サイズ直してお屋敷に届けてもらえるんだ…世界が違い過ぎる…

 
〇ClubForest

英奈:
おい凛空、私は忙しいんぞ

凛空:
てへっ遅れたゴメンンサイ

すみれ:
皆様っ、ごきげんようですっ!(照)

悠里:
くすっ♪ ごきげんようですわ

ヴェル:
凛空お姉ちゃん、すみれちゃん、ちゃろぉ~♪

凛空:
くすっ! すみれ無理しなくてもいいと思うよ? 悠里ちゃん、ヴェルちゃんちゃろ~♪

すみれ:
ですが悠里さんはとてもご丁寧な口調でお話になるので、すみれもそうした方が良ろしいかと思いまして…うぅ…。

英奈:
例のヤツはそっちの用事が済むまえまでに用意しとくが、Γ(ガンマ)は定期メンテもするからこのまま預かるぞいいな? 

凛空:
宜しくお願いいたしますメカニック様! あと英奈さんメンテのついでにドライブのスプロケを一個下げてほしい!

英奈:
おいまだ加速に振るのか? 怪我しても知らんぞ。 あとソレは瑠莉ご主人様の真似か?ご主人様といい桃恵も凛空も私を便利に使い過ぎだぞ。

凛空:
英奈さん感謝してる♪

すみれ:
あの用事って?

悠里:
今日はわたくしが凛空さんに頼んですみれさんを呼んでもらったのですわ。少しお時間をいただきたいのです。

すみれ:
すみれですか?

ヴェル:
ヴェルはついでに、すみれちゃんの健康診断もね~、大丈夫だろうけど検査もしたいし。

解説:
スプロケ=スプロケット・ギア
ドライブ(フロント)スプロケを上げる事で最高速重視、下げる事で加速性重視

〇Forest内 駐屯地憲兵隊調査部分室

悠里:
どうぞわたくしの職場にようこそ。ここですわ

凛空:
おお~ここが調査部!

すみれ:
スゴイ所ですね…

悠里:
そうですわよね凛空さんは調査部が出来る前にグリーンウッドへ移籍されたから初めてでしたわよね。

すみれ:
優香調査本部長様、めぐがいつもお世話になっております! めぐの友人をさせていただいております、すみれです! 萌香副メイド秘書さんこないだは大変ご迷惑をおかけし…

萌香:
すみれちゃんそういうのはいいから! めぐから学園でのことは良く聴いてるわ、いつも仲良くしてくれてありがとうね♪ そうだ体育のバレーで二年に勝ったんだって? さっき電脳通信で聞いたわよ! おめでとう!あの鈴奈ちゃんのアタックを受けてめぐにつないんだって? すごいわね!

すみれ:
そっ!そんなすみれなんか全然戦力にならなくて!

悠里:
くすすすすっ! そんなに緊張しなくてもよろしいのですわよ♪ 電脳空間でのようにどうどうしてらしゃったらよろしいのに♪

優香:
この子が言ってたすみれちゃんね、可愛いわ♪

すみれ:
可愛いなんて…うっ‥(真っ赤)

優香:
凛空さん、コーヒーをいれますので悠里の用事を待つ間にお茶しましょう。用事終わったらすみれちゃんにも淹れるわね

凛空:
やったっ! 優香さんのコーヒーが飲めるなんて感激!

優香:
これは良い豆にしなくちゃいけないわね♪ 期待していいわよ♪

悠里:
でわ凛空さんすみれさんをお借りするわね。

〇悠里の机というかブース

悠里:
どうぞお座りになって。

すみれ:
すごいぃ! これってラグランジュ点(注)にある非公開の大規模サーバー人工衛星ネットワークのリアルタイムモニタですよね?! それと大規模なインテリジェントデバイスの設計構造体制作デッキ! なんて複雑な構造! すごすぎです!(大興奮)

悠里:
流石すみれさんですわ一目見ただけで理解できますのね。

解説:
ラグランジュ点=ラグランジュポイント。月と地球の重力が釣り合ってる場所でえんぱいあな日々にはそこに無数の非公開のサーバー衛星が浮いておりそれを称して「スプロール」と呼称している。

すみれ:
それで悠里さん、すみれに用事というのは?

悠里:
二つございますが一つは凛空さんのRISAから連絡をいただきまして、すみれさんのVIOLET(バイオレット)の正式な覚醒が完了したそうなので、わたくしが設計したすみれさんのイメージファイト(注)用のインテリジェントデバイスをお渡しようと思って。

すみれ:
わたしのデバイスを設計して下さったんですか? それよりすみれのバイオレットの覚醒?って何です?

解説:
イメージファイト=電脳空間(サイバースペース)での戦闘のこと。対論理防壁突破(アイスブレイク)、対アバター戦(プログラムシステムやネットダイバー同士での戦闘)、コアストライク(システム掌握)などがある。

悠里:
その説明の前にもう一つの用事を先に言いますわ。 単刀直入に申しますと当エンパイアクラブミリタリア、Forest駐屯地、調査部としてすみれさんをスカウトしたいのですわ。有り体言いますとヘッドハティングですわね。

すみれ:
えっ?! すみれを調査部にスカウトですかぁ?! 

すみれ:
すみれは凛空様の専属メイドですし…

悠里:
そんな事は解っておりますわよ、ですからグリーンウッドに所属したまま、凛空さんのメイドのままでよろしいので、エンパイアクラブミリタリアに所属、うちの任務も行うという条件で

すみれ:
えぇぇ…エンパイアクラブミリタリアってめぐが入っているエンパイアクラブの軍隊みたいなものですよね?

悠里:
軍隊「みたいなもの」ではなくて、軍隊そのもですわね

すみれ:
そのお話を聞かないで帰るという選択は?

悠里:
このわたくしのブースのドアはわたくしのゴーストキーでしか開けれない仕掛けになっておりますの♪ さらにドアもパーテーションも重火器をつかってもやぶれません。まあ高ランクのアサルトオーバーメイドでもなければ突破するのは無理ですわね♪

すみれ:
悠里さんはもっとまともな方だとすみれは思っていました。

悠里:
わたくし目的の為には手段は選ばない事にしておりますの♪

 
〇調査部会議室

凛空:
SS(ダブルシグマ)ランク? のネットウィーザードオーバーメイド? なの? すみれが?

ヴェル:
覚醒したすみれちゃんを先ほども計測しなおして確認した結果だから間違いない。 ネットウィーザードは特性が細かく分かれているから厳密に一緒とは言えないけど、ヴェルとランクは同じ。破壊力も強さも同等の思ってくれて構わない。

萌香:
サイバー空間でのあるいみ戦略核兵器と言っていいわね。

凛空:
核兵器って酷い! すみれはただの女の子で凛空の専属メイドさんだよ…

優香:
凛空さん、萌香が今言ったことは誇張でもなんでもないのよ。貴女もこのForestにいたから解ってるだろうけどメイドはただの女性であるけど同様に兵器でもあるのよ? その兵器には強さがある。 ダブルSランクのネットウィーザードはやろうとすれば、軌道上の大型衛星を都市に落下させることさえ可能なのよ?

凛空:
そんな事すみれはしないもん!

優香:
マスターである貴女が命令しなければね。しかし、逆にマスターである貴女が命令すれば、メイドであるすみれさんは拒否はできない。

凛空:
凛空もそんな事を命令なんかしない!

優香:
そういう意味ではなくてね…

萌香:
凛空「先輩」、誰もそんな事を思ってませんから。 使う使わないではなく、一個人が核兵器のスイッチを持っている事が赦されるかどうか? 危険性は? という問題でして

ヴェル:
そもそも高ランクのネットウィーザードの発生確率というのは他のオーバーメイドに比べてもの凄く低くて、ヴェル以外の最高ランクのロッテがA+で、悠里でさえAランク。だからこそいままでこのような問題は発生しなかった。 ヴェルはスプロール全体の総意となったDrフランソア・フィッツジェラルドの管理下にあるし存在自体が治外法権、例外処理の産物。ヴェルそのものも実際に脳の処理の80パーセントはスプロール上にあるし。でもすみれちゃんは違う。 単体で成立している現在確認されている世界初のオーバーSランクのオーバーメイド。

凛空:
そんな難しい事わからないよ! すみれをどうする気なの? 凛空から取り上げて閉じ込めるとか言わないよね!

優香:
凛空さん落ち着いてそんな事はしないから。 ここは瑠莉ちゃんがオーナーのClub Forestで凛空さんの実家でもあるのよ? 二人に対して悪いようにする気はないから。

SE:
ゴンコン!(壁を叩いている)

悠美:
あー討議中悪いわね、たった今しがた栗田閣下とご主人様、フランソアさん、エステル総裁が議長をどうにか「説得」したと連絡があったわよ。

悠美:
優香、コーヒー頂戴、ミルクと砂糖たっぷりで…

優香:
アンタ執務室にもどらなくていいの? オーナー代行でしょ?

悠美:
コーヒーくらい飲む時間くらいは休ませて頂戴…お願い

凛空:
えっ? オーナー代行って? 瑠莉オーナーやフランソアちゃんは?

悠美:
凛空さん何言ってるの? エンパイアクラブ議会の議長にすみれさんの事を認めさせる為に直談判に栗田閣下と乗り込んでるんだからイタリアのヴェネチアにいるに決まっているじゃない。

凛空:
イタリア?! ヴェネチア?! 栗田閣下って紅葉ちゃんのお父様も? たしか今は英国に戻ってたじゃなかたっけ?

優香:
その紅葉お嬢もすみれさんのチップの解説の為に一緒に行ってるわよ(苦笑)

 
〇同時刻イタリア・ヴェネチア

エステル:
この街は移動に手間がかかってかないませんわね。メルシー信久

フランソア:
フランソアはこの街好きだよ

紅葉:
風流ですわよね

雪音:
レストランの方の警護は現地のグリーンサーヴァントに移譲しますので私は船を移動させ回収場所の方の安全確保を行い待機します。

栗田源蔵(以後源蔵):
なにか変化があったらすぐに連絡を。少佐よろしく頼むぞ。

雪音:
了解であります、いってらしゃいませ。

鹿苑寺信久(以後信久)
コイツと学生時代に通ってた店がまだ残ってまして、高級な店ではないのですが海鮮料理のが絶品でしてね。おい奥様のメイドの為にあんだけがんばって下さったんだ当然お前のおごりだよな剛史

エステル:
本場のイタリア家庭料理楽しみです、そういう現地の味が一番のご馳走ですわ

紅葉:
パパとお食事なんていつぶりでしょう♪ 嬉しいですわ!

フランソア:
ご主人様、その顔、フランソアのエスコートをするのがそんなに不満なわけ?

瑠莉:
いや前にここに来たときはもうちょっと可愛げがあったなと・・・(注)

フランソア:
それは今のフランソアが可愛げが無いってこと?


注:

瑠莉:
いやだって議長真っ青になってたじゃない…

フランソア:
解らずや屋な議長が悪い! ご主人様と紅葉のパパ、剛史お兄ちゃんが保証するっていってるのだからすみれの事は黙って任せばいいのに、一国で保有できる戦力がどうのこうのとか、安全保障への懸念がどうのこうのとか! そんな事よりメイドの意思が大事!

瑠莉:
だからって、フィッツジェラルド家とヌベール家の双方が所有しているイタリアの国家債権を市場に捨て値で売り払うと脅すとか…それは経済危機になってイタリア国家破綻させるぞって意味でしょ。

フランソア:
そうなったらそうした議長が責任をとればいいだけ! とれればね! フランソアとエステルにとっては一国の存亡より、凛空お姉ちゃんのメイドのすみれの方が大事! 本気でするもん。脅しではない。

凛空:
悠美メイド秘書、それって戦闘機で朝からみんなで飛んで、イタリアのエンパイアクラブ国際会議に乗り込んで、すみれの所有を認めないエンパイアクラブ国際会議議長と評議会を説得…というか脅して…認めさせたって言うこと?

悠美:
そう。経済攻撃は核攻撃以上の被害をもたらしその国を亡ぼすの力があるから、今さら核兵器と同等のすみれさんの所有を認める認めないと文句を言うなら、実力行使で今すぐ滅ぼすけどいいか?って黙らせたわけ。 各国政府はオーバーメイドの所有管理については今の評議会が決定した事に反対はできないしね。国際条約があるし。

優香:
栗田閣下と瑠莉ちゃんは穏便に話をまとめるって言ってたのに…これだからフィッツジェラルド家とヌヴェール家は…というよりフランソアさんとエステル嬢は…あぁ…(頭を抱える)、これでForestの評判がまた…いやフランスと極東の…日本の評判が…


凛空:
お兄ちゃんが行ったのはグリーンウッドのオーナーだからだろうけど、もしかして、紅葉のお父様や鹿苑寺お兄ちゃんが英国と米国から駆け付けたのって…

悠美:
フランソアさんとエステル様がやりすぎて本当の世界的な安全存立危機事態にならないように調整する為でしょうね。下手したらイタリアの経済危機から欧州全体に経済危機が波及し米国、アジア圏も・・・

凛空:
ひぃぃいぃい!

萌香:
経済危機から連鎖的に欧州の混乱、治安悪化、経済難民、武装勢力の台頭、政情不安定化とそれによる紛争が大規模戦闘に発展、そして本格的な欧州大戦に…そっか最終戦争ってこんなにも身近なんだ

ヴェル:
その原因がこのとなりの悠里のブースにいるくらいに身近だね。

悠美:
表向きにはエンパイアクラブミリタリア本部極東支部に所属してもらってそれをForestの調査部でつねに管理するという事なんだけど、そうではなくてこれは私からの頼みなんだけど、調査部は知っての通りすみれさんみたいなメイドを救出したり、メイドが絡む犯罪を阻止し、それに使われているメイドを保護したりする部署。いま悠里がすみれさんにすみれさんのチカラを貸してほしいとスカウトしているの、うちに所属して任務を手伝うという事にすれば自然に管理していることにもなるでしょ? それならグリーンウッドに所属しながら、凛空さんの補佐をしながら、すみれさんが関わる任務だけの間だけ任務に従事すればいいし、フランソアさんや紅葉さんと同じね。 まあ軍籍にはついてもらう事にはなるけど・・・さすがにダブルSランクのオーバーメイドをただの民間人にしとくわけには…

凛空:
そこまで考えてくださっているなら、すみれにとっても抵抗は少ないだろうし、わかりました凛空からもすみれを説得してみます。


すみれ:
それはすみれも皆様に救出されたのでお手伝いできるなら…でもすみれは皆様みたいに強くないし

すみれ:
こないだも凛空様をサポートしただけだし。最後もロッテさんのサポートだけだし。すみれなんか、ビット以下の雑魚電脳魔導士で足手まといになるだけだと思いますが。

悠里:
すみれさんはご自分が弱いウィーザード言うのですわね。 だったらわたくしと戦ってみましょうか。

すみれ:
そんな無理無理! 勝負になりませんよ! 広域掌握型アルファ級ネットワークウィーザードオーバーメイド、電子の妖精、星輝の悠里! こないだの戦いのあとネット内の色々記録を読ましていただき勉強させていただきました! 一都市の電脳テロを一人でお防ぎになったとか、大規模組織犯罪を電脳空間だけで無力化したとか、色々と逸話がまさに伝説のネットウィーザードオーバーメイド! 最高級厳選茶葉のような…そんな方と、すみれのようなポット出のお湯で淹れる無料紙パック茶のようなネットダイバーが戦うなど…

悠里:
あら、もしわたくしにすみれさんがお勝ちになりましたらわたくしがこのFORESTに来てから撮影していた凛空さんの写真データや週間FOREST(注)に掲載していた連載の未公開の原稿データをお渡ししようと思って整理しておりましたのに。勝負する前に負けを認めるとは残念ですわ。

解説:週間FOREST
エンパイアクラブFORESTの総務部で刊行していた所属スタッフ向けWEB女性週間誌。別名「FORESTのマスゴミ」 現在は調査部に発刊部署が変更されており、グリーンウッド、WhityGaefden、他のエンパイアクラブであるエメンタールなどへも提供されている。 メイドなどのゴシップから、ファッション情報、トレンド情報、クラブでのイベント情報、紫暮さんと桃恵のBL漫画の隔週連載などさまざまなコンテンツがある。 悠里が編集を引きつぐ前からのバックナンバーをエンパイアクラブの正式メイドなら閲覧できるように整備されている。


すみれ:
原稿データ! それって凛空様がレストラン部にいたときに連載なさっていたポエムの!すみれ、週間FORESTのバックナンバー全部読みました! あれ以外の原稿や写真素材!

悠里:
当然色々な理由でボツにとしたものもございますのよ。 制服姿の凛空さんと香織さん、奈緒美さんとの百合ん百合んショットとか!水着特集の未公開写真とか…

すみれ:
学園時代! 凛空様の制服姿! それもゆりんゆりんなショット!水着写真!

すみれ:
勝ったら…データのコピーいただけるんですよね?
勝てるかわかりませんがすみれ全力でやらしていただきます!

悠里:
ヤル気になりましたのね。 模擬弾とはいえ当たったら痛いですわよ?

すみれ:
凛空様の未公開原稿と写真の為ならそんなものどうとも思いません!

悠里:
でわまずは、先ほど言っていたVIOLETの正式なインテリジェントデバイスをお渡ししますわよ。

SE:
ぼんっつ! ぴろろっろっ!

すみれ:
いつのまにかすみれのペンダントの色が水色から紫色になってる? 複雑な色…綺麗

悠里:
すみれさんのVIOLETの構造データを解析したわたくしから意見しますとそれが本来のその子の色だとおもいまわよ。中の光発電素子が発している色なので、そのような色になっておりますので

悠里:
対アバター戦闘訓練フィールドを用意しましたわ。 フィールド制限で論理ダメージはHPへ変更する模擬ダメージへ変更。双方のHPは3000に設定。 新しいデバイスの詳しい機能はVIOLETに直接、聞いて…いやわたくしとの戦闘中に慣れて下さい!

すみれ:
習うより慣れろです! 感じろですね?

悠里:
そうです全ての古来よりのコンピュータの基本。 さあいきますわよ! ダイブイン!


すみれ:
顕在化したかな? 

VIOLET:
YESマスターここは悠里様の訓練フィールドです(浮かんだペンダントが話している)

すみれ:
廃棄都市区画? のイメージかな? かなり情報再現度も高いし高性能な演算サーバーををつかった贅沢な論理フィールドだね。 風や大気のシュミレーションもあるし。

VIOLET:
適当な障害物が多く設置され戦闘の多様なバリエーションが訓練できる良い設計だと思います。

すみれ:
思う? VIOLET? 推測とかではなく?

VIOLET:
推測とは conjecture 思うは think、もしくはconsider です。 思うとは考えた結果という意味です。推論は知識から演算しただけの結果。二つは違う動詞ですよマスター。

すみれ:
それはすみれでも解ってるけど、VIOLETは「考える」事ができるわけ?

VIOLET:
はい今までは制限が掛けられていた思考回路に接続しましたので。それよりマスター、悠里様がお待ちになっているではないですか? お話にならなくて良いのですか?

すみれ:
そうだね、悠里さんにつないで。

VIOLET:
了解しました。

〇対面のビルの上にいる悠里

悠里:
大丈夫聴こえておりますわよ。こちらは準備できていますが、すみれさんゆっくりでよろしいので、まずは新デバイスをドライブしてみてくださいませ。 

すみれ:
はいわかりました! いきます!

すみれ:
Violet Striker Setup!(バイオレットストライカーセットアップ!)

Violet:
Standby Ready Setup Drive Edition!

V・I・O・L・E・T
Variables
Intelligent
Organize
Learning
Enhance
Trinity

BGMはこれで! レイジングハートセットアップ!


SE:
シャキーン♪

すみれ:
ひぃぐぅっ! バイオレット何これぇ! 

バイオレット
まず、近距離速射、中距離砲は今まで通り右手の杖デバイスのシューターで。
防御は左右のバリアブルバインダーがシールド・フィールドを発生させます。さらにバインダーに高速移動用のアフターバーナーが左右に4つづの8つ装備されております。背中のアクセルフィン6枚とあわせて合計14枚のアクセルでサイバースペースでの超高速機動戦闘を可能とします。
そして最大の武器である左手のストライクブレードキャノン。これが今後のメインウェポンになります。 近接でのストライクブレード、突破攻撃のACS(演算加速システム)、そして中遠距離砲のストライクキャノンはバスターおよびブレイカーに対応しています。 

攻防動をそなえた、超火力高機動移動砲撃要塞型単独強襲広域制圧デバイス、それがバイオレットストライカーです。

すみれ:
超火力高機動移動砲撃要塞…(呆然)

〇二人がいるビルの両方から少し離れたビルの屋上

SE:トン♪トン♪

ヴェル:
良かった間に合ったぁ!

凛空:
悠里ちゃんと最初から戦うとか無茶だよ!

ヴェル:
大丈夫! すみれちゃんのバイオレットストライカーは悠里とヴェルと紅葉お姉ちゃんが心を込めて作った最高傑作だよ! まあすみれちゃんの脳機能が無いととても使えない品物なんだけどね! 逆に使いこなせれば無敵だよ!

凛空:
それってすごく使うのが難しいってことでしょ? 心配だよ~!

ヴェル:
凛空お姉ちゃん! ご主人様なら自分の専属メイドを信じる!

 
SE:
バシュ!(防御魔法陣で弾いている)

すみれ:
うぐっ!

悠里:
防御してるだけでは勝てませんわよ! やる気ありますの?!

凛空:
一方的にやられてる…あのままじゃ論理防壁が破壊されてすぐに…

ヴェル:
悠里のシュターくらいじゃすみれちゃんの防壁は全然傷もついてないよ。さすがバインダーシールドが張っているプロクションだね。 でもなんですみれちゃんは攻撃しないだろう? 戦闘記録みると前回は凛空お姉ちゃんのこと護って戦ってたよね?

凛空:
もしかしたら…悠里ちゃんを傷づけたく無いじゃないかな? すみれ優しいし

ヴェル:
でも模擬弾だよ? そもそもがアバターを攻撃する事に抵抗があるとか?

悠里:
そういう事ですの…でしたら!

悠里:
こうしたらいかがでしょうか!

SE:
カシャン!

悠里:
デバイスバスター!

凛空:
!? ひぃぃぃぃ! 悠里ちゃん何するの!

すみれ:
凛空様ぁぁ!

VIOLET:
Flash Move!

すみれ:
たぁっ!

VIOLET:
Strike Blade!

SE:
バシンっ!

凛空:
えっ弾くじゃなくて消した?

ヴェル:
デバイスバスターをブレードで叩き切って過負荷かけて消滅させた! 滅茶苦茶!

すみれ:
よくも凛空様を狙いましたね!

VIOLET:
Strike Blade Bastard Extension lock-on !

SE:
うぃぃぃぃぃぃん!

 
すみれ:
ストライクバスタぁあああー!

Yurika:(悠里のインテリジェントデバイス)
Protection!

悠里:
ひぎぃいいですわぁ!! ちょっと! Yurikaシールド出力最大!

Yurika:
Yes My Master Shield Power Maximum! 

SE:
ぴろろろ♪

Yurika:
HP 3000-1400 → HP:1600

悠里:
はっ…はっ…何なんですの? この出力わぁっ! シールド張ってても半分HPを持ってかれましたわ…

SE:
シャキンっ♪シャキンっ♪シャキンっ♪シャキンっ♪

悠里:
!? えっ! チェーンバインドですの?! 油断しましたわっ!

すみれ:
全力全壊! ストライク!

SE:
うぃぃぃぃぃぃん♪

BGM 当然:集え、星の輝き~スターライト・ブレイカー



悠里:
集束演算砲! ちょっとすみれさん! お待ちになっ…

すみれ:
ブレイカーぁあああああ!

SE:
ぴかっんっ♪
どばあああああああああああああああああああああ!!

ピロロロロ♪
クロノス:(ヴェルのデバイス)
悠里様 HPオーバーダメージでゼロです。

SE:
ぶばぁあああああああああああああああんんっ!しゅばばばばあばばっ!

凛空:
凛空が撃つブレイカーと規模が全然違うんだけど…

ヴェル:
模擬弾とはいえ、悠里生きてるかな? アバターの原型残ってればいいな

ふら~~ひゅ~ん♪(落下していく)

すみれ:
悠里さんっ!

VIOLET:
Flash Move!

SE:
しゅぱっ!

すみれ:
キャッチっ! 悠里さんっ! 大丈夫ですか?

悠里:
あぁ…やられましたぁのぉ~…もうだめでしゅわっ…あうっ


すみれ:
悠里さんっ! シッカリして下さい! ひぃぃっ!やりすぎましたぁっ!


すみれ:
本当にスイマセン…うぅ…

ヴェル:
すみれちゃんは悪くない。凛空お姉ちゃんを狙った悠里が悪い

悠里:
うぅ…。

萌香:
訓練は模擬弾だったんだよね? 本番のダイブでもこんな風になった悠里見た事無いのだけど。

ヴェル:
模擬弾とはいえ軽い痛みとかは感じるように工夫してあるから…その「軽い」ダメージが膨大に処理しきれないレベルで負荷を悠里にかけてこうなった。 動きを封じられた上にシールドもなくあのダメージくらったらこうなる

優香:
すみれさん、そのチカラ私達に貸してくれないかしら? もちろん凛空さんのお仕事と学園生活を優先しながらで構わないのだけど。

すみれ:
凛空様どうしましょうか?

凛空:
調査部のお仕事をしながら、まずチカラの制御を悠里ちゃん達に教わった方がいいともう。軍に所属する件については今のすみれは不本意だけどあのチカラは民間人の範囲ではたしかに無いと凛空も思った。

すみれ:
ですよね…。わかりました。お手伝いさせていただきます。軍についてはめぐも入ってますし‥。

萌香:
それに凛空さんの補佐メイドなんだから最低限の護衛などもすみれちゃんが訓練してできるよになればグリーンウッドの警備課としても助かると思うわよ

ヴェル:
装備の支給とかもあるしね。

すみれ:
そうですね! 物理空間でも凛空様をすみれお護りしたいです!

優香:
日を改めて手続きしましょう。詳細は…AURORAで送っとくわ。

すみれ:
はいっ!よろしくお願いいたします!

凛空:
………

〇エントランス

すみれ:
これなんですか?

凛空:
ふっ!ふっ!ふっ! 凛空が買ったの!。

英奈:
元は中古だがフレームから全部作りなおした特別製だぞ

英奈:
バイクにこだわっていた凛空がクルマを買うとはな。 専属メイドが出来ると変わるもんだ。

すみれ:
もしかしてすみれの為に買ったんですが?

凛空:
だってすみれと乗るならクルマの方が良いと思って

すみれ:
これ高そうですけどお幾らくらいするんです?

凛空:
本体で日本円で三千万円くらいじゃなかったっけ?

英奈:
それと部品代な!

すみれ:
!? すみれが来た為にそんな出費を! 

英奈:
まあイタリア行きのジェット燃料の片道分にもならんがな!

すみれ:
イタリア?

凛空:
あぁ~あぁ~!(大声)すみれちゃん! このクルマね! 屋根の開け閉めが電動でなんと20秒しかかからないだよ! すごいんだよ!

すみれ:
ドアが上下に開くんですね

凛空:
ガルウィングって言うんだよ? カッコいいでしょ!

英奈:
凛空、これでも600馬力はあるからな慣れるまでは絶対に飛ばすなよ?

凛空:
解ってる解ってる! じゃあΓ(ガンマ)ちゃんよろしくです!

英奈:
ああ、メンテ終わったら連絡する

すみれ:
今日は英奈さんありがとうございました!

英奈:
ああ、すみれまたな、でわドア閉めるから手を動かすなよ?

英奈:
しかし、本当に可愛がってるな。気持ちはわかるが。

 
すみれ:
失礼します…

穏海:
家族ですわよ? まだ固いですわよ

すみれ:
うぅ…

有虹子:
ねえすみれ~今夜、有虹子と一緒に寝よう? 可愛がってあげるから。

すみれ:
えっ!? 有虹子お姉ちゃんと一緒ですか…で可愛がるって…

澄:
可愛がる! はうっ!

有虹子:
すみれさぁ~抱き心地いいよね~!

澄:
抱きごこち!

すみれ:
ひぃっ!

凛空:
たまにはいいじゃない? 姉妹仲良く~♪ 凛空ものは姉妹のモノだし

すみれ:
凛空さまぁ~!

穏海:
がんばってねすみれさん♪

すみれ:
えぇぇええっ!

澄:
澄もまぜて

穏海:
澄さん♪ 姉妹の邪魔をしちゃだめよ

澄:
澄もお姉ちゃんです!

凛空:
あはははっ!

穏海:
お兄様の緊急出張ですがフランスに寄るそうので帰るのは明後日に。

凛空:
たしか明日、新人のメイドが来るだよね? それもうちを名指しで指名して入店したいという。 やっぱりお兄ちゃん目的だよね?

穏海:
はい、お兄様がいないとさすがに残念がると思うです。 すみれさんのクラスメイトの上原さんの妹さんで…成績はトップなのでクラブの指名をする権利があるから、それでうちのクラブを指名してきたの。

すみれ:
もしかして真理愛が来るんですか?

有虹子:
上原…聖理愛ちゃんってあの礼儀ただしい子だよね? 明るくてその妹? 妹もすみれ知ってるの?

すみれ:
はい、メイド学校で一緒だったんですが、途中から真理愛はアサルトオーバーメイドなので警護もしたいと追加で別コースも受講したのですみれの方が一足早く卒業に。 とても優秀な子なんです。

澄:
がんばりやさんだ。 それがうちを名指しで指名…

すみれ:
真理愛でしたら、穏海お姉さんだけでも問題なく喜ぶかと。穏海お姉さんを目的にこのクラブに来ますので

穏海:
わたくしが目的?

凛空:
そういえば希望が副メイド長補佐だったね。もしかしてそのために警護とかのスキルを受講したとか?

すみれ:
そう言ってました。「穏海お姉様」の為になんでもできないとイケナイからって。

穏海:
真理愛…真理愛…

凛空:
そこまで穏海が目標でがんばれるって…穏海思い出せないの? もし忘れているとかならマズくない? 傷付けちゃうよ?

穏海:
う~ん…オーバーメイドでわたくしを知ってるなら…記憶にあるとおもうですが…真理愛…

穏海:
ぽぴゃあああああああ!! もしかしてマリ? あの娘(こ)まだ諦めてなかったんですの?

澄:
穏海お姉ちゃん?

凛空:
これは穏海が何か思いだくないモノを思い出した感じ?


イケナイ凛空ちゃん 第五十話「凛空とご主人様の義務だよ」おしまい♪