イケナイ凛空ちゃん 第五十話「凛空とご主人様の義務だよ」その4
すみれ:
あのお兄ちゃんがそうだったんですか、くすす♪
凛空:
うんあの当時はね~大変だったんだよ~、くま太どうしたの? 時間?
すみれ:
えっ?! もうこんな時間!
凛空:
すみれちゃん明日は学園の登校日じゃない?
すみれ:
そうです! 用意しなくちゃ! 凛空様はふとんに先に入ってて下さい!
凛空:
うんそうさせてもらう
ぽんっ! くま太が飛び降りてる
すみれ:
明日は体育があるんだよね、それとやった数学のレポート!どこにしまったけ? くま太も何で早く教えてくれなかったのよ! それは凛空様ととても楽しそうに話してたからって! もう~!
凛空:
慌てないでいいから忘れ物しないようにね
すみれ:
はいっ! 世界史補助資料も明日はいるんだよね? くま太どうだっけ? もう勤務時間外ってイジワルしないでぇ!
凛空:
あははっ♪
すみれ:
凛空様…お・・・待たせ・・・しました…
凛空:
おいでぇ・・・
すみれ:
はいぃ…失礼します…
すみれ:
あの…あまり色っぽい下着でなくてスイマセン
凛空:
すみれちゃんに似合ってて可愛いとおもうけど?
すみれ:
でも凛空様の下着、大人ぽくて…とっても素敵なので…
凛空:
ありがとう
すみれ:
凛空様の香りが・・・良い匂いで‥もうすみれ頭がぼーと・・・お兄ちゃんとの時はいつもすみれからご奉仕するのに…今日は身体が動かないというか…
凛空:
今夜の夜伽はご奉仕ではなくて凛空に任せてくれればいいから。
すみれ:
はいそれでいいでしょうか? あの凛空様…もしよろしかったら良いのですが・・・二人での夜伽の時だけは・・・凛空様じゃなくて…ご主人様って呼んだらやっぱりダメでしょうか?
凛空:
わかった、いつも本当はそう呼びたいのにガマンしてるの知ってるから。凛空とだけの夜伽の時はご主人様って呼んでいいよ。
すみれ:
はい・・・ありがとうございます。ご主人様・・・
すみれ:
ちゅぅ~♪ うぅちゅ~…ご主人様ぁ~…ちゅくぅ♪
凛空:
ちゅぅ‥すみれちゃん…すみれ…
すみれ:
はぃ・・・すみれのこと呼びすてで・・・呼んでください…ちゅぅ♪
凛空:
うん…すみれ・・・凛空がいるから何も心配いらないからね…
すみれ:
・・・ひあぃ‥はい…すみれのご主人様…
凛空:
小さい…
すみれ:
ゴメンナサイ…胸小さくて・・・
凛空:
違うの、こんなに小さい身体で・・・こんな小さい手で・・がんばってきたんだなって…すみれ、もう貴女は独りじゃないからね。凛空もお兄ちゃんもいるからね…絶対に独りにしないから・・・
すみれ:
はい…ご主人様・・・あれ? 光ってる?
凛空:
ペンダント? うん。ちょっと部屋の照明の制御をもらうね。
すみれ:
はい
凛空:
これでどうかな?
すみれ:
はいっ! これでちゃんと見えますご主人様のペンダントが光ってます。
凛空:
すみれのもよ。
すみれ:
本当だ・・・これすみれが救出された時にはすでに身に着けていた物みたいで、調べてみれると結晶体の中に特殊なチップがあってそれがバイオレットの制御システムそのものらしいです。でも光るなんて知らなかった
バイオレット=VIOLET すみれのサポートインテリジェントAI)
凛空:
凛空のそのペンダントも凛空が物心ついた時からずっとつけているものなの。あなべるちゃんとこのペンダントはずっと凛空一緒だった。時々光るのがとても不思議だったんだけど大人になってから調べてもらったら中にバイオレットと同じように凛空のRISAの本体のチップが入ってるの。
RISA=凛空のサポートエージェントAI
その4へつづく