イケナイ凛空ちゃん 第五十一話「真理愛と穏海お姉さまだよ♪」その4
凛空:
よしよし、そういう事があったんだね。
穏海:
どうしましょう…
凛空:
穏海…それでさ、今聞いてて思ったんだけど、その真理愛ちゃんを救った時の能力ってオーバーメイド能力だよね? それも朋絵ちゃんやフランソアちゃんや鈴奈ちゃんと同じ「ハイパーアクセル」、身体を超高速度で動かしたり、筋力を何倍にも一時的にするアサルトメイドの能力。凛空だって勉強してるんだよ。 なんで隠してたの?
穏海:
なんのことでしょうか? わたくし解りませんわ!
凛空:
前にForestを紹介するときに、「うわースゴイですわね!」とか「この目で見ないと信じられませんわ!」とか大げさに驚いてなかった?
穏海:
あれは! 凛空がまだ記憶を封印されていて、もしそのことで思い出したらと
SE:
くちゅ♪
穏海:
ひぃぃ! 凛空! わたくし先ほど3度もイかされておりますのよ! これ以上はカラダが!
凛空:
子供ころからの記憶を思い出しても穏海は凛空に話したことはない。紅葉ちゃんは知ってるよね? あの話だとお兄ちゃんも。
穏海:
うっ…はい…知ってますわよ…
穏海:
…凛空や紅葉と違って、わたくしの発現したオーバーメイド能力は物理的に戦うチカラで…女の子ぽくないし…悔しかったんです…だから内緒にしてたの…
凛空:
悔しい? なんで?
穏海:
だって、凛空はいつも聡明でお兄ちゃんのビジネスパートナーとしてそれも女の子として対等にいつも隣にいて。 でも穏海はお兄ちゃんの身を護ることはできても…それって女の子ぽくないし…守るって事は対等ではなくて…なんていうか従者? っていうの? そんな感じで…だからいつも凛空の事が穏海は羨ましくて…それを悟られない為にも…内緒に…してた…
凛空:
親友なのに?
穏海:
親友だけど…お兄ちゃんを取り合う…妹同士だったし…
穏海:
!? うっ!
凛空:
だったら今は…お兄ちゃんを共有するパートナーだし。もう嫉妬しないよね?
それに…穏海は…こんなに…
SE:
くちゅくちゅ♪
穏海:
うっ!!!
凛空:
ちゅくちゅ! こんなに女の子ぽいよ?
穏海:
凛空ぅ~! あんっ!
穏海:
凛空ぅ~! 好きぃ~! 愛してますぅ!
凛空:
うん、解ってるよ~穏海の事は凛空が受け入れてあげるから…
穏海:
嬉しいです…穏海のこと…受け入れて…くれて…
凛空:
うん…ほら凛空で気持ち良くなっていいよ?
穏海:
はいぃ…
〇二十数分後
穏海:
はぁうぅ…凛空…穏海満足です…はう…
凛空:
そう…良かった…うっ…凛空は、ちょっとがんばりすぎたかも…。
それでさ穏海、真理愛ちゃんのことだけど…
凛空:
凛空が穏海の事を受け入れたように…今度は穏海が全てを受け入れる番だと思うよ?
穏海:
わたくしがマリの全てを…受け入れる…
凛空:
まあ、真理愛ちゃんが穏海の専属メイドになって愛人になっても穏海はお兄ちゃんの妻で凛空のパートナーであることは変わらないんだから。
穏海:
はい…
凛空:
うん…凛空、寝るおやすみ、穏海…
穏海:
おやすみなさい…凛空…
凛空:
すぅ…すぅ…
その5へつづく