くみ泡 第七話「久美と良二の温泉旅行 」

 

 
久美:
麗奈! この恰好オカシイって、良くんに笑われるって! 久美に似合ってないし

麗奈:
それはどうかな~♪

SE:
ぶわ~ん!

SE:
ガチャ♪

麗奈:
しかし派手なクルマ買ったよね~良二って乗り物は派手好きだよね

良二:
二人ともお待たせ! クルマ取ってきた…よ…(呆然)

久美:
いくらなんでも、無言になる事は無いと思うよ良くん…。
それは似合って無くてオカシイとは久美だって思っているけど!

麗奈:
これは効果がありすぎたか~? 良二~お~い、聴こえてないなこれ。
お~い! なんか言わないと久美が激しく誤解してるから! なんか言ってあげて

良二:
とても綺麗で可愛いよ…久美ちゃん…お姫様みたいだ…

久美:
!! そんな大げさな…オカシク無いなら良かった。

良二:
オカシイなんて! 眩しくて直視したら思考が止まっちゃうくらいに…綺麗だよ。
(グラサンをける)

久美:
ううぅぅぅ! そのあの…良くん? 何を言っての? 

良二:
いや…ボクも自分で何を言ってるのか解らないくらいに混乱してるんだ…それくらい久美ちゃんが魅力的で…あの・・・

麗奈:
おいっ! そこの少年少女! キザなセリフとお決まりの反応の昔のB級ドラマじゃないだから! 家政婦がいる前で 何イちゃついてるのさ!

麗奈:
イちゃつくなとは言わないから、そういうのは旅行に出発してからにしてほしいわ。

久美:
ひぃ!

麗奈:
それでこの旅行の荷物どこに積むのさ? 言われたとおりこのバックにいれたけど

良二:
このバック専用のラゲッジスペースが後部にあるんだ。ボクが入れるよ。

麗奈:
よろしく! ご主人様!

麗奈:
しかし、車高が低いうえに狭いクルマだね、まあ二人ならちょうどいいか~自然にくっつけるし~♪

久美:
もう麗奈、からかわないでよ…

麗奈:
良二、久美のことよろしく! くれぐれも安全運転でね!

良二:
ああ、麗奈もクラブの事、よろしくね。 でわ行ってくる!

麗奈:
二人とも楽しんでくるのよ

久美:
視察だけどね…うん行ってくる…

麗奈:
二人とも行ってらっしゃい。 
さてわたしは代理でメイド長会議、行かなくちゃ! お仕事お仕事!

久美:
今日日曜日なんだよね…お客様多いのにいいのかな…大丈夫かな…

良二:
そんなに仕事が気になるかい? 麗奈に任せておけば大丈夫だよ、絵美香お姉さんも、麗美お姉さんもいるんだしさ。 

久美:
うん…麗奈を信じて無いわけじゃないのよ? 何ていうか申し訳ないというか…久美がこんな事してていいのかな~とか? 思ってしまって。

良二:
「こんな事」…オーナーでご主人様であるボクが白森観光協会から依頼されている観光視察の補佐業務では久美メイド長としては役不足だと? 

久美:
いや! そんな事ないよ? そういうことじゃなくて!

良二:
大切な役目を久美ちゃんに頼む事にする。久美ちゃんスマホもってきてるよね?

久美:
うん、私は良くんとちがってAURORAとか使えないから持ってるけど?

良二:
だったら今回の観光中の写真の撮影を頼みたいんだ、ほらあと報告書を観光協会とエンパイアクラブグループに提出するのにいるから。 ボクさスマホ置いてきちゃって。まあ記録みたいのは視覚記録で撮れるんだけど、こういうのはやっぱりスマホで撮ったほうがね?

久美:
うん、そんなことでよかったら、するけど、スマホ取りに帰らなくていいの?

良二:
連絡とかはAURORA経由でできるから問題ない。 だから頼むね記録係さん。


久美:
もう無理! 一歩も動けない!

良二:
もうちょっとだからがんばろう? ねっ!

久美:
無理!

〇白森高原観光スポット 白森海岸・白森ヶ埼「心の架け橋」

久美:
なんで海の上に吊り橋なんかかけるのよ! 何考えているのよ! 下海よ? 落ちたら沈むんだよ? 考えた人頭オカシイよ! なんで良くんは平気なわけ?

良二:
ぜんぜん揺れないでしょ? ほらもうちょっとで展望台だから目つぶってていいからひっぱるから!

解説:
白森海岸の先にある白森ヶ埼という岬に突き出た岩礁に展望台があり、そこへ吊り橋がかかっている。展望台からは太平洋の大パノラマが望める人気の観光スポット

久美:
目つぶってて下の板踏み外したらどうするのよ!

良二:
だったらがんばって歩こうよ…

久美:
無理! もう無理!

久美:
うぅ…コンクリートだ…地面がこんなに有難い物だと…知らなかった。

良二:
ほらあっちの展望台にベンチがあるから、そこまでがんばって歩こう。

久美:
うん…

すみれ:
くま太、表情が硬いって…そうかな?

由奈:
ほら笑ってくださいませ。

すみれ:
にぃ~? こんな感じ?

真理愛:
すみれ、それ顔が引きつってるだけ

解説:
時間軸は、
の翌日になります。すみれと真理愛と由奈はすみれのクルマで街の案内もかねて遊びにきてます。

由奈:
これは絶景ですわね、とても神秘的で良い所ですわ。

真理愛:
くま太ありがとう! くま太がいればセルフタイマーいらず!

神秘的か…えっとガイドをAURORAで読むと…「むかし、反四郎とお菊というたいそう仲のよい夫婦がおりました…中略…あっという間に海へ落ちてしまいました。 知らせを聞いたお菊はたいそう悲しみここへ来ては立ちつくし涙を流す日々が続きました。 以来岩磯菊の花が可憐な姿を見せるようになりました。そして、いつの頃か村人達は、ここを「反四郎落し」と呼ぶようになり、夜な夜な人を惑わしこの崖から転落…」

由奈:
それは神秘的ではなくて怪談話じゃありませんか!

真理愛:
こういう場所だしね。そういう逸話の一つや二つはあるでしょ

すみれ:
あれ? あれは良二オーナーと久美さん?

良二:
げっ! すみれ? ちょっと久美ちゃん離れて!

久美:
無理…足がすくんでて今、良くんの腕離したら倒れる。

すみれ:
仕事では真面目一辺倒に見えるお二人だけど、デートの時は久美さんと良二オーナーってあんなにラブラブなんだ…うわ・・・

由奈:
あれが真理愛のお姉さんやすみれのご友人達が所属するWhityGardenのオーナー様とメイド長さんですか? 本当に仲睦まじいですわね!

真理愛:
とりあえずパシャパシャ! これは聖理愛お姉ちゃん達に報告だね!

良二:
どう少しは落ち着いた?

久美:
うん、水飲んで少し落ち着いた。

真理愛:
でわお二人はこの後、天妻山高原にも足を延ばして今日は温泉旅館へお泊りとそれも二泊三日で

良二:
まあそうだね…明日はわさびの里でも行こうかなっと思ってる

由奈:
たしか文豪たちに愛された温泉地でしたわよね?(注1) ロマンチックですわ

真理愛:
逃避行の名所だし…この辺は脚色して…

すみれ:
何書いてるの?

注1:
えんぱいあな日々の舞台になっている白森高原は、伊豆高原周辺をモデルにしてます。良くでてくる温泉地は天城高原が舞台のモデルです。

由奈:
たしかにこれなら、~か? でいけますし…歌の舞台でもありますしねたしかに。「誰かに取られるくらいなら、あなたをコ〇シテしていいですか?」(注2)でしたっけ?

すみれ:
これってもしかして…

真理愛:
さっきの写真だけどお姉ちゃん達へ送るよりは、悠里さんに原稿つきでわたした方が良いとおもって、Forestに訓練に行ってる間、マリに週間Forestの臨時記者やらないかって言われてて

久美:
ひぃぎっ! 週間FOREST!

良二:
週刊FORESTって麗奈と鈴奈がよく読んでるアレ?


注2:
天城越え

良二:
キミ達! 実はボクたちお昼はこの先にある海鮮料理店で食べるつもりで、そこは金目鯛料理、伊勢海老料理が有名らしいんだ。 それでよかったら奢るから一緒にどうかな?

久美:
久美も一緒に食べてたいな~なんて?

由奈:
金目鯛! たしか名物でしたわよね?

真理愛:
伊勢海老のお味噌汁! そういうことでしたら、今回の写真や原稿はマリ達の胸だけしまっておきます! ねえっ! 二人ともいいよね?

すみれ:
いいのかな~…でも伊勢海老のお味噌汁…食べてみたいし

昼食後
白森高原観光スポット 白森高原テディベアミューアム 
ミュージアムカフェ

久美:
くすす♪ ごめん♪

良二:
思い出し笑いかい?

久美:
うんっ! 真理愛ちゃんと、すみれちゃんと、由奈ちゃんと通訳してくれるくま太のやり取りを思い出してた! 本当に三人プラス一匹とも仲いいけどやりとりが、けっこう辛辣で♪ くすす♪

久美:
それに安心した。 すみれちゃんがあんなに明るく笑って…。 わたし悩んでたんだ。 

良二:
うん知ってた。

久美:
すみれちゃんは、うちのクラブにいるときは心を開いてくれなくて、いつも悲しい顔してて…。 そのままグリーンウッドへ移籍しちゃって。 やっぱりメイド長として力不足だなって…

良二:
それはオーナーとしてボクもだよ。力不足を感じた。

久美:
でもね! きょうすみれちゃんの笑顔みたら、幸せそうで…やっぱりグリーンウッドに行ったのは正解だったんだなって! 
それを言ったら久美だってグリーンウッドからWhity Garden 良二くんが作るクラブに来たんだし。

良二:
久美は幸せかい? ボクにクラブの来て

久美:
それは…どうかな?

良二:
久美ちゃん?

久美:
誰かに取られるくらいなら~♪ あなたをコ〇シテしていいですか? な~んてぇね♪

良二:
久美ちゃん、それ全然シャレになってないよ…。


久美:
こ…こんな感じでどうかな?

良二:
う~ん久美ちゃんできれば資料につかうんだから、横で撮影を‥縦はつかいづらいんで

久美:
だってあの建物なら縦の方がカッコよく撮れる! 横だと無駄なものが入るし! アニメでもあるじゃない? えっと集中させたいものをアップにするとか!

良二:
トリミングね。 だけど観光資料の場合は周囲の景観とかもいれないと…

久美:
だったら最初から良くんが撮ればいいじゃない! 久美に任せるって言ったよね? だったら任せるべきだと思わない?

良二:
そうだね…

久美:
やっぱりこの方が味がでるよ

良二:
どうかなって聞かれたから意見言ったのに…

久美:
そこ! 男の子なのにぐちぐち言わない!

久美:
まあ、横も撮ってあげるけど…

良二:
はいはい、ありがとうございます撮影担当様
(久美ちゃんって変な所頑固だよね)

久美:
旧道宿場資料館、本当に外見だけでいいの?

良二:
だって臨時改装中なんだからしかたないでしょ? 運が悪かったとしか。

久美:
今日の視察予定は…これで終わりだよね?

良二:
そうだね、明日の分を先にして…

久美:
…………

くいくい…良二の袖を久美が引っ張っる。

良二:
うむ‥ゴホンっ…少し早いけど宿に行こうか? 

久美:
うん…そうね。明日もあるし…今日はもう宿に行こう。

SE:
ガチャ♪

久美:
うわ・・・

良二:
老舗の旅館と聞いていたんだが…これは…

良二:
旅館というより…

久美:
立派なホテルだね

このみ:
保坂オーナー様、久美メイド長。ようこそいらっしゃいました。 女将のこのみともうします。

久美:
女将さん自ら! よ‥よろしくお願いいたします!

良二:
このみさん、なかなか来れなくてごめんなさい。

このみ:
いえいえこちらこそ、お忙しい中ご無理を言ってしまい申し訳ございませんでした。

このみ:
お荷物をお預かりいたします。

良二:
うん、よろしくお願いします。

このみ:
しかしご主人様が荷物を持つとは、あなたは良い「彼氏」さんをお持ちね♪ 

久美:
ひぃっ!(真っ赤) わたしが荷物もちます!

このみ:
この旅館にいる間のお世話はわたくしの仕事ですよ? 彼女さん♪ ではお二人をお部屋にご案内いたします。

久美:
ひぃっ!

 
このみ:
こちらのお部屋になります

久美:
うわ~♪ 露天風呂が付いてる!

良二:
すばらしいお部屋ですね。

久美:
あの! コレを…

このみ:
久美メイド長、お心付けは辞退させていただきます。

久美:
えぇ…なんでですか?

このみ:
良二オーナー様は米国暮らしが長かったとお聞きしておりますので和洋間のお部屋を準備させていただきました。食事は一階の料亭で19:00に、ご用意いたします。寝室はベッドですので。 よってわたしくは御用でお呼びにならない限りはお二人のお邪魔をいたしせんので、若いお二人はごゆっくりしてください♪ 邪魔者は退散いたしますので、では失礼いたします♪

久美:
お気遣いありがとうございます...ご...ご苦労さまです。

久美:
うわ~ん! 女中としての格の差を見せつけられた…。 全然久美はダメだぁ~…精進しないと…。

良二:
ここの女将のこのみさんって、グリーンウッドの穏海さんと剛史お兄さんの幼馴染みでヤリ手で有名なんだよ。 穏海さんのライバルらしいよ?


良二:
あの~久美さんお茶でも淹れてあげようか? 気分転換しよう?

久美:
お茶くらい久美でも淹れられます! これでもメイドですので! 良くんは座ってて下さい! ふんっ!

良二:
はい、お願いします…

久美:
良くん、どうぞ!

良二:
ありがとう。

久美:
あのねえっ! 茶請けに桜餅が用意してあったんだよ! 

久美:
う~ん! 口の中にふわ~っと桜の香りが広がって、そして酸味があんこの甘さと絶妙! 美味しい!

良二:
良かったね…
(機嫌治ったよ…ここまで計算して接待しているのか…すごいなこのみさん。さすが老舗旅館の女将の接待)

良二:
お茶も飲み終わったし、桜餅も食べ終わったし。 まだ夕食までにはかなり時間あるし…どうしようか? 地下にカラオケとか卓球とかゲームコーナーとかあるし、近くに滝が見えるスポットとか…あるけど…どこか…行こうか?

久美:
じぃ~!

にじりより♪

久美:
じぃ~!

良二:
久美さん?

久美:
良くんは、どこかこの部屋以外に行きたいわけ?  

良二:
部屋にいると…ねえ?

久美:
その為にこんなに早く宿に来たじゃないの?

ぴとっ! 頭を良二の肩へ乗っける久美

良二:
まだお外明るいですよ?

久美:
だから~? 久美とシたくないわけ?

良二:
そんなことはないけど、まだ早いかなって? だって今からしたら? 夜もするんでしょ?

久美:
それはスルでしょ?

良二:
はぁ…わかったから…まず温泉入ろう? せっかく部屋に露天風呂がついているんだし

久美:
うんっ! それは賛成! お風呂~♪

 
久美:
隣いいかな?

良二:
うんいいよ…

久美:
そんなに見つめたら…さすがに恥ずかしいよ。 久美の裸なんか見慣れてるでしょ?

良二:
いやこんな明るい所で見たことないから…綺麗だなって思って

久美:
すぐそうやって綺麗だとか、良くんは口が上手いだから、お世辞でも嬉しいけど♪
えいえい♪(肘でつついている)

良二:
お世辞とかじゃないよ、本当に思ったから言ったんだよ。 

良二:
ふ~んどうせ世辞だって思われるならもっと素直に言おう。 そうやっていつも結わいている髪をほどくと新鮮で可愛いくて魅力的だよ。

久美:
ひぃっ! そのあの…

良二:
最初にあった時より髪も伸びたし、ずいぶん大人ぽくなったね。 女の子はこんなに劇的に魅力的に変わるんだ。

久美:
ひぃ! やめてぇ! お願い!

良二:
あと数年もしたらボクなんか見向きもされないような輝く宝石のような大人の女性になってしまう…そうなってもボクのメイドでいてくれるようにボクも一生懸命立派なご主人様にならないダメだよね。 ボクの大切なメイド長で、ボクの初めての女の子

久美:
やめてぇ…久美を悶え死される気だよごのイジワルなご主人様…

良二:
ちょっとイジメすぎたかな~でも今言った事は普段からいつも思ってる本心だよ? 久美ちゃんが照れるからいつもは言わないだけで。 でも照れる久美ちゃんも可愛いよね。 ほらおいで。

久美:
うぅ~! そういう良くんキライ! そしてそうやってすぐ抱き寄せて誤魔化すし…このメイドタラシ!

久美:
ねえ良くん、うちのクラブのメイドを口説くのはいいけど、ほかのクラブのメイドや普通の女の子口説いてないでしょうね? まあ他のクラブのメイドは専属メイドでなければ、オーナーとの交渉しだいだろうけど、普通の女の子はちょっと…まずいよ?

良二:
いや! そんなことしてないって! まずどこに出会いがあるのさ? 

久美:
心配だな…

久美:
これはあくまで「例えば」の話なんだけど、まあ鈴佳先輩は当然の事として、グリーンウッドの優音さんとかが良くんのことを誘ったら、喜び勇んでプレイルームに連れこむよね? 特に優音さんは良くんの好みだよね~♪ どう?

良二
!! メイド長! そんなグリーンウッドのトップエスコをお試しとか恐れおおくて…ですね! できませんよ・・・

久美:
そうか~優音さん年下の子好きだって聞いたんだけど良くん興味ないか…

良二:
えっ本当? 


久美:
やっぱり気になってるじゃん。 この浮気もの! これは徹底的に久美の事解らせないとだめだねぇ!

鼻をつまむ

良二:
久美ちゃんだましたなぁ!

久美:
さっきのイジワルの仕返しです!

 
良二:
久美ちゃん! ちょっと待ってぇ…!

久美:
何が駄目なのぉ~? うちゅう!

良二:
あぁぁっ! イっちゃうから‥!

久美:
まだ、イっちゃ駄目だよぉ~♪ 良くん亀頭こうやって咥えてぐりぐりされるのぉ~しゅきだよねぇ~♪ 特にこうやって甘噛みしながら…吸うと

良二:
うわぁああっぁ! 久美ちゃんダメぇ!

良二:
はぁっ…はぁっ…はぁっ…

久美:
良く耐えましたぉ♪ ペロペロ~。 ご褒美は何がいい?

良二:
久美ちゃんのお〇んこが見たい…

久美:
うんいいよ…

久美:
あんっ…ねえ…良く~んっ…エッチぃ…したい…

良二:
挿入(い)れたいの?

久美:
うん…挿入(い)れたい…

久美:
よいしょ…

良二:
ちょっと久美ちゃん…ゴムは…

久美:
もうガマンできない…

良二:
久美ちゃん? なんかエッチすぎない? もしかしてさ…えっとエッチな日? 危ない日なんじゃない?

久美:
はうっ…良二くんの精子が欲しい‥ちょうだい…♪

良二:
ちょっとまってぇっ! 何、発情してるの! ゴムつけないと駄目だよ!

SE:
くちゅ♪ にゅるっ♪

久美:
くみ~待たない~♪ 

良二:
うわぁっ!

SE:
くちゅ♪くちゅ♪くちゅ♪

久美:
良くん!良くん! 愛してる!

良二:
だめだよ! 久美ちゃん! イっちゃうから! だめ!

久美:
イッて! 久美に頂戴! ご主人様ぁ! あんっ! あんっ! 奥までとどいてる! あぁああんんっ!

良二:
うあぁぁぁっ!

久美:
気持いよぉ! ご主人様ぁ! あんっ!

良二:
こうなれば最終手段だ! ほら久美! 

SE:
くちゅっ♪ ぐちゅっ!(クリトリスをさすりながら、下から突いてゆすっている)

久美:
だめ! そこはだめえ! 奥と同時にとかダメ!!

良二:
ほら! 久美! イケっ!

久美:
あぁぁあっ! だめえぇ! イっちゃう!

久美:
あxxxxxxxxxxxxっ! ああああああんイクxxxxx! xxxxxxあっ!

良二:
うぉっお!

SE:
にゅるっ! どぴゅっ!

SE:
どぴゅっ! どぴゅっ!

久美:
ふぅへぇ~…うぐっ…ふぅ…はっ…はっ…はっ~…

良二:
危なかった…辛うじて外に出せた…うっ…

 
良二:
久美ちゃん妊娠したらどうするのさ?

久美:
別に生むとか無理言うつもり無いから心配しないで。

良二:
じゃあキミはもしボクとの子供ができても下すつもりだったわけ?

久美:
当たり前です。私は保坂良二のメイドであってそれ以上でもそれ以下でもありません。

良二:
あのね! 久美ちゃん!

するぅ~

久美:
夕食の前に、シャワーだけでも浴びてきます。 良二くんもまだいいけど。ゆっくりでいいから、浴衣着てね。

SE:
ガラ♪(ドアが開いて久美が外の浴場へ出て行く音)

良二:
…………

このみ:
これが飛騨牛と鱧(はも)のあぶり焼きになります。特産の山葵(わさび)つかった山葵醤油でお食べ下さい。 あまり火を通しすぎのようにお気をつけて食べて下さいね

久美:
おおっ…飛騨牛とはもですね、はい!

このみ:
お吸い物はその鱧と京麩(きょうふ)の吸い物となります。

久美:
きょうふ?

このみ:
京都のお麩、 小麦粉に水を加え良く練ったものですね精進料理などでつかわれます

久美:
ああ~「おふ」! あれって小麦粉なんだ…大豆じゃないんですね。 豆腐と同じだと思ってました…恥ずかしい。

このみ:
くすす、間違われている方も多いですよね。 そしてこれが地元の山菜の漬物になります

良二:
(苦笑)

久美:
何食べようとしてるの? 資料用の撮影が先!

良二:
だってお腹空いたし…それにあまり火を通しすぎないようにってこのみ女将も言ってたじゃん。

久美:
駄目! 少しまって

良二:
解ったよ…

良二:
日本庭園の池に舞い散る夜桜。 綺麗だね。

SE:
カシャ♪

久美:
うん。。この時期にだけ見られる贅沢ってやつ? かな?

良二:
桜を見てるとアメリカを思い出す。

久美:
日本でなくてアメリカ?

良二:
ボクがいたワシントンDCにはポトマック公園という所に沢山の桜が植わってて毎年さくら祭も開催されるんだ。 とても綺麗だったよ。 ボクは日本で桜を見たことが無かった。この桜が初めての日本の桜になった。 それを久美ちゃんと見れるのが嬉しい。 またボクの初めてがキミとになったね。

ボクの初めての日本の桜とそれを久美ちゃんと見れた事に乾杯

久美:
か…乾杯‥(真っ赤)

 
久美:
あのどこに行くの? 暗いし怖いし…

良二:
久美ちゃんはボクのメイドなんだからご主人様のボクについてくればいい。でも足元が危ないからしっかり掴まって。

久美:
(良くんいつもは怖い顔しないのに…やっぱり夕食前に久美が言った事で怒ってるのかな?…そしたら山につれていくって…宿だと問題になるから山の中で怒鳴るつもり?)

良二:
久美ちゃん着いたよ。

久美:
滝だ! 夜の滝っていうのも神秘的…

良二:
それに…夜じゃないと…こっちきて

久美:
夜景…綺麗!

良二:
剛史お兄さんに教わってね、ここからなら白森町が見えるんだって。 

良二:
あの山の上にある明かりがClub Forest だからそれが月城山、そこから下へだとっていくと光が集まっている所が白森町、だからあの高いビルが栗田ビルだから、そこの下くらいにClub WhityGarden があるね。みえるとは思うけどちょっとわかりづらいかな。でもアレだよね?

久美:
うん! 見える! 私達のクラブが…ここからでも見えるよ! 
これを良くんは久美に見せたかったんだ…。 ありがとう!

良二:
まあ、それもあるんだけど…

久美:
それも?

良二:
久美ちゃん。 ボクと結婚してくれ。

久美:
えっ…指輪…それって…そ…

久美:
そ…それは出来ません。 御断りします。

良二:
なんで? いや今すぐ結婚するってわけじゃないんだ、学園を卒業してからでいい! だから婚約だけなんだけど…

久美:
結婚の約束自体をお断りします。 いや久美は結婚できせん。

良二:
なんで! 久美はボクの事を愛してないの? ボクはキミの事を愛しているのは知ってるでしょ?

久美:
そういう問題じゃないんです。 良くんの事は愛しています。 でも良くんの妻になるってことは保坂家に入るということです。 久美にはその資格がありません。

良二:
資格って! 久美はボクのクラブのメイド長でボクにとっては掛け替えのない女性で!

久美:
だからそういう問題じゃないんです。
私には戸籍がありません。 エンパイアクラブに仮の戸籍があるだけ。 
どこの誰かも自分でもわからない。 記憶だって保全機関に入れられてからの記憶しかありません。 
でもメイドとして新しい人生をもらって、仕るべきご主人様である良くんをいただけただけで久美は幸せ者です。 

良くんはちゃんとした女性を保坂家に迎えるべきです。

良二:
久美ちゃん! そんなことは最初から全部解ってるよ。 今更なに? それを全部承知でボクはキミを自分のメイドにして、そしてメイド長にして今、結婚を申し込んでいるんだけど? 
ボクが何も準備しないでキミに結婚を申し込んでるような無責任で無計画な男だとでも思ってるの?  

良二:
これでもボクはエンパイアクラブ Whity Garden のオーナーで保坂家の次期当主だよ? そして久美! キミのご主人様だ、馬鹿にしないでもらえるかな?

 
久美:
例え良くんが望んでも、良家の出でなく戸籍も仮の久美を良くんのお父様がお許しなるはずが…

良二:
父からは承諾を貰った。

久美:
あの堅物のお父様からどうやって?! すいません失礼な事を…

良二:
実際に堅物で怖いけどね。 しかし…ボクを舐めないでもらえるかな? 簡単に言うと脅したのさ。

久美:
脅した?

良二:
もし久美との結婚を認めないと誠二兄さんのように駆け落ちして、ボクは保坂家の継承権を放棄して保坂の敵にまわるってね。 すると保坂家は律子姉さんしかいなくなる。 最終的に保坂家は自動的に律子姉さんが嫁ぐ鹿苑寺家に吸収されることになる。

久美:
えっ…誠二お兄さんって加奈先輩と実の兄妹でスコットランドへ駆け落ちして、結婚、いま継承権を盾にして実家と紛争中…ひぃっ!

解説:
山科誠・加奈 兄妹。
えんぱいあな日々・萌鈴日々 を参照。 加奈は萌鈴のヒロインの一人で、萌香・鈴奈の親友。 加奈は兄の誠二と実の姉妹で禁断の恋をし、鈴佳や瑠莉、鹿苑寺卿、楓などの協力を得てスコットランドへ駆け落ち。 アイルランドで関係者の祝福を得て結婚式を挙げる。
その後、スコットランドに居住し山科グループの経営権と山科家の継承権を盾に実家と結婚を認めるように紛争中。 

良二:
誠二兄さん達みたいに各国の法律で明確な犯罪行為である兄妹婚よりは、仮とはいえ戸籍があり合法であるメイドとの結婚の方がずっと認めやすいのにそれを拒否するなら、ボクだって誠二お兄さん達と同じようにすると、父に律子お姉さんと一緒に、西園寺剛史兄さん、鹿苑寺信久兄さん、櫻糀瑠莉オーナー、栗田楓姉さん、フランソア姉さん、紅葉姉さん、さらにエステル・ヌヴェール女史、栗田源蔵閣下など個人と企業のCEOとしての全部のサインが列挙されたリストを提出したのさ。 結婚をみとめ、さらに結婚した時には当主兼をボクに渡せと。

久美:
それ…まさに脅迫だよね? それも保坂家とかじゃなくて小国なら経済攻撃や軍事的攻撃でダース単位で潰せるレベルの! 

良二:
久美覚えておいて、ボクはヤルとなったら最大の力で徹底的にヤル主義だから。

久美:
うん…覚えておく。

久美:
(お父様…ゴメンなさい久美の為に…お気の毒に…どういう顔してお会いすればいいのか…わからない)

久美:
そんなにしてまで久美と結婚したんですか? ご主人様

良二:
そうでないとそこまでして保坂家を恐喝しないと思うけど?

久美:
久美はとんでもないご主人様にお仕えしたのかもしれませんね。
(左手を差し出す)

良二:
やっと気づいたのかい? 遅いよ。
(婚約指輪をはめる)

久美:
愛してますご主人様…

良二:
うん愛してるよ久美ちゃん…

CHU…♪


久美:
指輪のサイズがぴったりだ。 久美は指輪しないから、自分でも知らないのになんで良くんがサイズ知ってるの? というかこの指輪いつから用意してたの?

良二:
まず指輪のサイズは麗奈が調べた。寝てるときに。 あと承諾うんぬんを父から最終承諾を得たのが去年だから、去年には指輪を用意してたよ

久美:
去年?

良二:
麗奈達には次に久美とデートした時に必ずプロポーズするって約束したんだけど…デートをいつも久美ちゃんは…受けてくれなかったし、ボクも忙しかったし…

久美:
もしかして、今回の視察旅行を陽菜乃が持ってきたのって…

良二:
業を煮やしたみんなが全部おぜん立て? こうでもしないとデートに行かないだろうと?用意したみたいな?

久美:
ということは…久美以外、全員、良くんがプロポーズするのを知ってるってこと?

良二:
まあアレだけの人を巻き込んで父を説得したからね…それは当然?

久美:
これってクラブに帰ったら囲まれる展開?

良二:
麗奈に報告したら、この旅行中は静かにしてくれるという約束だけど… 
旅行中は楽しもうか…帰ったら‥うっ考えてたくない

久美:
ひぃ!

 
〇Forest 保安本部内寮 鈴奈部屋

朋絵:
しずるそれロン!

しずる:
ひぃ!

鈴奈:
また?

しずる:
お姉さま…これでまた箱です…

鈴奈:
鈴奈も弱いけどさ、しずるは輪にかけて弱いよね。

朋絵:
これでここにいる間のジュースは二人が毎日提供決定だね! うひひっ♪

麗奈:
えっ? アタシ? 今は鈴奈達を送ってForestの保安部の寮にいる。今夜は鈴佳お姉さまの部屋に泊まるつもりだし。 うん今、麻雀して遊んでるんだけど…

朋絵:
しずるさ~スジ(注)とかまったく見てないよね?

しずる:
それはお姉さまの「スジ」とか今回はまだ見てませんけど…

鈴奈:
しずる! なんて事言ってるのよ! そのスジじゃないわよ!

しずる:
でもお姉さま、どうせまだスジだけでしょ?

鈴奈:
!!!! 少しは毛は生えたもん!

麗奈:
あ~まあその~鈴奈も地が解放できていいんじゃないかと…うん…

注:
危険牌なのか、または安全牌なのかを読み取る考え方をスジ読みという

しずる:
だったらそのお毛が生えてるかどうか証明するためにも大浴場いきましょうよ? 寮のお風呂も温泉らしいですよ。

鈴奈:
なんでアンタに証明しなくちゃいけないよ!

朋絵:
温泉いいよね~! 麗奈さんも行きますよね?

麗奈:
わたしもうん行こうかな。 それで久美改めて、本当におめでとう♪ まあ明日明後日楽しんできて。

良二:
随分、賑やかだったね。 鈴奈の声がここまで聴こえたよ。

久美:
うんっ楽しそうだったけど。 ああいう声鈴奈ちゃんだすんだね。

良二:
うん、郁恵とかから話を聞いてるけど学園ではかなり活発らしいよ。

久美:
普段は私達の前では遠慮してるからね。

良二:
もう…電話終わったよね?

久美:
ちょっと良くん…なにを帯を外そうとしてるの…積極的すぎない? 

良二:
ボクだって男だよ? それに今日はもう気持ちが押さえられないよ。

久美:
ねえ、さっき山道歩いて汗かいたし、お風呂くらい入ろうよ? すぐに入れるし…

良二:
まてない…

久美:
あんっ‥あぁ~♪

良二:
こういうボクは嫌いかい?

久美:
………好きです…うぅ~…あんっ!

久美:
あんっ! あんっ! せめてベッドでぇ…これ以上この体勢でイったら立てなくなっちゃう!

良二:
もう一回、これで出したら、ベッドへ行こう! いくよ!

久美:
あんっ! だめええぇ! もうモタナイ!

SE:
パンっ!パンっ!パンっ!パンっ!

良二:
イくよ…!

久美:
はいっ! イきます! あんんぁあぁぁああ!!!xxxxxxxxxxあぁ!

良二:
うぉおおおおおっ!

良二:
はぁ…はぁ…

久美:
はっ…はっ…はっ…はぁ…さすがに…動けないよ…足つりそう…

良二:
ゴメン…ボクもちょっと…

久美:
少し休もう…お願い…

良二:
うん…そうだね…