くみ泡 第七話「久美と良二の温泉旅行 」その3

 
良二:
どう少しは落ち着いた?

久美:
うん、水飲んで少し落ち着いた。

真理愛:
でわお二人はこの後、天妻山高原にも足を延ばして今日は温泉旅館へお泊りとそれも二泊三日で

良二:
まあそうだね…明日はわさびの里でも行こうかなっと思ってる

由奈:
たしか文豪たちに愛された温泉地でしたわよね?(注1) ロマンチックですわ

真理愛:
逃避行の名所だし…この辺は脚色して…

すみれ:
何書いてるの?

注1:
えんぱいあな日々の舞台になっている白森高原は、伊豆高原周辺をモデルにしてます。良くでてくる温泉地は天城高原が舞台のモデルです。

由奈:
たしかにこれなら、~か? でいけますし…歌の舞台でもありますしねたしかに。「誰かに取られるくらいなら、あなたをコ〇シテしていいですか?」(注2)でしたっけ?

すみれ:
これってもしかして…

真理愛:
さっきの写真だけどお姉ちゃん達へ送るよりは、悠里さんに原稿つきでわたした方が良いとおもって、Forestに訓練に行ってる間、マリに週間Forestの臨時記者やらないかって言われてて

久美:
ひぃぎっ! 週間FOREST!

良二:
週刊FORESTって麗奈と鈴奈がよく読んでるアレ?


注2:
天城越え

良二:
キミ達! 実はボクたちお昼はこの先にある海鮮料理店食べるつもりで、そこは金目鯛料理、伊勢海老料理が有名らしいんだ。 それでよかったら奢るから一緒にどうかな?

久美:
久美も一緒に食べてたいな~なんて?

由奈:
金目鯛! たしか名物でしたわよね?

真理愛:
伊勢海老のお味噌汁! そういうことでしたら、今回の写真や原稿はマリ達の胸だけしまっておきます! ねえっ! 二人ともいいよね?

すみれ:
いいのかな~…でも伊勢海老のお味噌汁…食べてみたいし

昼食後
白森高原観光スポット 白森高原テディベアミューアム
ミュージアムカフェ

久美:
くすす♪ ごめん♪

良二:
思い出し笑いかい?

久美:
うんっ! 真理愛ちゃんと、すみれちゃんと、由奈ちゃんと通訳してくれるくま太のやり取りを思い出してた! 本当に三人プラス一匹とも仲いいけどやりとりが、けっこう辛辣で♪ くすす♪

久美:
それに安心した。 すみれちゃんがあんなに明るく笑って…。 わたし悩んでたんだ。 

良二:
うん知ってた。

久美:
すみれちゃんは、うちのクラブにいるときは心を開いてくれなくて、いつも悲しい顔してて…。 そのままグリーンウッドへ移籍しちゃって。 やっぱりメイド長として力不足だなって…

良二:
それはオーナーとしてボクもだよ。力不足を感じた。

久美:
でもね! きょうすみれちゃんの笑顔みたら、幸せそうで…やっぱりグリーンウッドに行ったのは正解だったんだなって! 
それを言ったら久美だってグリーンウッドからWhity Garden 良二くんが作るクラブに来たんだし。

良二:
久美は幸せかい? ボクにクラブの来て

久美:
それは…どうかな?

良二:
久美ちゃん?

久美:
誰かに取られるくらいなら~♪ あなたをコ〇シテしていいですか? な~んてぇね♪

良二:
久美ちゃん、それ全然シャレになってないよ…。

その4へつづく