イケナイ凛空ちゃん 第五十一話「真理愛と穏海お姉さまだよ♪」その8

 
真理愛:
ということでお姉さまマリ遠慮しませんから

穏海:
やはりお部屋は別に…

真理愛:
何言ってるんです?

真理愛:
逃がしませんよ? お姉さまが自分のことより剛史お兄ちゃんの事をいつも考えているように、マリはお姉さまの事をずっと考えてきました。 まず、お姉さまは、マリの事を女の子だからといって拒否はした事は一度ありませんでした。あくまで「お兄様」と結婚するからダメというだけで…。 

穏海:
そうですがそれは…

真理愛:
時々寄宿舎から帰るお姉さまはマリをすごく大切に扱ってくれていましたが、何かとても我慢されている感じがいつもしていました。それは剛史お兄ちゃん以外の誰かを好きになることに抵抗をもっていたんですよね?

穏海:
ち…ちがいます…そんなこと…あうっ!

真理愛:
でも今は凛空お姉ちゃんというパートナーも…澄お姉ちゃんとの関係もあるってマリ知ってます…

穏海:
ひぃっ! そ…それは…

真理愛:
あの時だって、本当はこうやってマリのこと…押し倒したかったんじゃないですか? 

穏海:
そ…そんなイヤラシイ目でマリの事を見たことなんか…マリはいつもわたくしにくっついて回る可愛い…妹のようなもので…うっ…

真理愛:
お姉さま…いいんですよ? マリはもうお姉さまだけのメイドで…お姉さまの為だけに存在するマリです。 素直になっていいですよ? マリはもう小さいだけの女の子ではありません。 それにマリの気持ちが解っていて、一緒のお部屋で暮らしてくださるつもりだってですよね?

穏海:
!?

真理愛:
…ふっ~♪

穏海:
ひぃぃい!

真理愛:
素直にならいと、このまま…マリがお姉さまの事、無理やりシテしまいますよ?

穏海:
ひぃぐっ! それは何を…スルつもりなんですか?!

マリ:
解ってるくせにお姉さま…

穏海:
マリはわたくしの妹で…

マリ:
シスターで、お姉さまの専属メイドです…うふぅちゅぅから♪

穏海:
うっつぅ!!!!

マリ:
……………

穏海:
……………

マリ:
お姉さまとキスしちゃった…夢みたい…

穏海:
お兄様は…どう言ってたの? どうせマリ事だから事前に聞いているんでしょ?

マリ:
剛史お兄ちゃんはマリの全てでお姉さまを支えて欲しいって。いつも一人で頑張すぎで、心配だからって。凛空お姉ちゃんには穏海お姉様がいて、澄お姉ちゃんにも穏海お姉さまがいるけど、穏海お姉様には…支える人がいないからって。当然エッチする許可ももらってます。それにいつも仕事しかしてなくて、遊びにもいかないし、だからマリがプライベートでも引き回してあげろって。 

穏海:
どうせわたくしは、昔から凛空と紅葉しか友人らしい友人がいませんわよ。 その二人はいつも沢山の友人いに囲まれてますし、メイドになった今でもそうだし。

真理愛:
それはお姉さまは剛史お兄ちゃんのことしか考えて無さすぎだからですよ。

穏海:
マリだってあんなに友人いるじゃない…

真理愛:
でも夜はここに帰ってきますし、お姉さまが最優先です…だから‥今日からはマリがいますから…

穏海:
そんな…そんなことしたら、わたくしマリに…溺れてしまいますわよ…

真理愛:
剛史お兄ちゃんと凛空お姉ちゃんがマリに嫉妬するくらいにマリに溺れさせます…

その11へつづく