イケナイ凛空ちゃん 第五十三話「DAYBREAKERS」その2
めぐ:
ただいま!
由奈:
お昼買ってまいりましたよ
ヴェル:
アイス!
由奈:
マクド(フランス風)をヴェルさんが奢って下さるというので買い出しに行ってきましたのよ、テーブルと椅子積んできましたのでここで食べましょう、ピクニックですわ
レイラ:
えっ? ミックィだろ!(米国風) 由奈、テーブルは出す手伝う。
由奈:
おねがいしますわ
真理愛:
マックじゃない?(英国風) 結局二人とも来たんだ。
すみれ:
マクド〇ルドだよね? それでこれがめぐのクルマ? 大きい…特にめぐと比べると…
めぐ:
カッコイイでしょ! ゴツイ! デカイ! ハマーH2だよ! まあ摩衣お姉ちゃんのキャンピングカーには負けるけどね! これならグリーンウッドへの裏道も使えるのよ!
すみれ:
緊急の時はめぐを呼ぶことにする。
ヴェル:
さあ食べるが良い! お姉さんのおごりだよ!
他全員:
ヴェルさん、いただきます!
由奈:
訓練生は集まってしまいましたわね。それにお外で食べるって新鮮ですわ
ルフィナ:
やっと暖かくなってきたしね
すみれ:
あのヴェルさん、それだけでいいんですか? アイスは大きいですが…
ヴェル:
うん、まあ最近はこれでも無理すれば普通の食事も少量なら取れるんだけど…身体の負担になっちゃうし。
キュロ:
マスター薬、先! 彩香ニイワレテイル
ヴェル:
キュロちゃん解ってるから
すみれ:
そのお薬、マイクロマシンですよね? それもZX系の…(小声)
ヴェル:
すみれちゃんには解っちゃうよね…うんそう。剛史お兄ちゃんのZXだよ。だから体内のプラントじゃ作れないから(小声)
すみれ:
…そうですよね(小声)
ヴェル:
すみれちゃん、解ってるよね?…このことについては(小声)
すみれ:
メイドの名誉にかけて他言しません(小声)
ヴェル:
それでよし!
レイラ
お前らはここに来てどうするつもりなんだ?
めぐ:
だっていきなり休みっていわれたってトモダチはみんな仕事だし暇なのよ!
レイラ:
なんかあるだろ?
めぐ:
だったらレイラ明日どっか連れてってよ
レイラ:
う~んFORESTのジムも飽きたしな映画とかなら?
めぐ:
なんでもいいわよどうせ暇だし、それでOK
由奈:
真理愛、わたくしこの街まだわからなくて
真理愛:
じつはマリもこの街に来たばかりで!
真理愛:
ということですみれ~!、マリと由奈を案内して! 明日どうせ暇でしょ?
すみれ:
暇だけど、すみれそんなに白森の街とか知らないし…案内なんてできるかな?
真理愛:
えっ? だってすみれは白森ヶ埼のつり橋から、白森海浜水族館から、白森テディベアミュージアム、ガラスの森芸術館、櫻糀現代美術館、白森観光公園…さらにレストランやケーキ屋さん、たいていの観光スポットはまわったはずだけど?
すみれ:
何で知ってるのぉ! それ全部…お兄ちゃんとデートしたところ…
真理愛:
そのデートプランナーがマリだから当然知ってるに決まってるでしょ? でもウェブサイトみて決めただけで現地にはまだ行ったことないわけですよ。 別にラブホテルまで案内しろとは言わないからさぁ~!
すみれ:
ひぃぎゃぁああ!!!
レイラ:
点心か、アジア最大の中華タウンだとは聞いていたが…そうかそんなに美味しいなら食べたいな。
めぐ:
映画みるのに横浜の方が豪華だし、中華街に行っても深夜までにはFORESTにもどってこれるよ? 当然交通費、燃料費も入れて割り勘だし
レイラ:
そうだな行ってみるか。
ヴェル:
ねえ、めぐとレイラってプライベートはいつも一緒で、あと最近よく二人で出かけてるよね? 仲いいけど…内容聞いてると完全デート?
ルフィナ:
ヴェルさんもそう思います?
由奈:
わたくしもだから明日のことですぐに真理愛に声をかけましたの、すみれも巻き込めるとおもったので、すると二人になりますので
ヴェル:
気を利かせたわけだね。エライよ由奈ちゃん
その3へつづく