イケナイ凛空ちゃん 第五十三話「DAYBREAKERS」その8

 
〇夜夕食後

すみれ:
くま太、コーヒーね。解った休憩するよ、心配しなくて大丈夫

すみれ:
勉強するのは悪い事じゃないっていっても二年の一学期まで終わらせる事ないでしょうって…だって暇なんだもん。 みんなまだ仕事してるし、今夜は凛空様と穏海お姉ちゃんがお兄ちゃんと夜伽の番だし、澄お姉ちゃんと有虹子お姉ちゃんはForestにお泊りにいっちゃたし…。
だからといってお風呂入って寝るには早すぎるし・・・。

SE:
コンコン♪

すみれ:
はい! 開いてます!

SE:
ガチャ♪

真理愛:
あっすみれもしかして勉強中だった? ゴメンね…邪魔しちゃって

すみれ:
う~ん暇だったからしてただけだから、くま太にさすがに二年の一学期まで終わらせるのはやりすぎだって怒られてたところ。

真理愛:
えっ! もう来学年の一学期分おわらせちゃったの?

すみれ:
……じつは理系はもう二年全部おわちゃってるんだ。いまフランス語やってる。。。

真理愛:
えっ…

すみれ:
とにかく入ってごめんね!

真理愛:
お邪魔します!

すみれ:
はいカフェオーレでいいよね? 砂糖は変ってるかもしれないから、自分でいれて

真理愛:
変ってないわよ、砂糖スプーン二つ! ありがとう。

すみれ:
甘党はかわらないか

すみれ:
すみれのコーヒー美味しいほっとする

真理愛:
カフェオーレだけどね。 それも半分以上が牛乳と生クリーム。

すみれ:
これがいいの♪ 美味しい♪ しかし…

真理愛:
すみれの趣味全開の部屋ね。

すみれ:
どうせ可愛げがない部屋ですよ。 真理愛とちがって、でも今は穏海お姉ちゃんの部屋だからそうでもないのか?

真理愛:
穏海お姉さまの部屋の趣味はマリと変わらないからっというより穏海お姉さまの趣味がマリの趣味になっただけだし。 
それでくま太、あなたのマスターからクションとか椅子とかもらった? やっぱり買ってもらってない。 わかった明日でもマリが買って来てあげるね♪

すみれ:
ちょっと真理愛、そうやってすぐにくま太を買収しないでよ…

真理愛:
だってくま太とマリはソウルフレンドだもんね~♪

すみれ:
すみれが抱こうとすると逃げるのに、なぜ真理愛にだけはそうやって素直に抱かせるかな…なにデレデレしてるのくま太。

真理愛:
すりすり♪

真理愛:
こうやってすみれのカフェオーレ飲んでくま太のことを抱いているとメイド学校の宿舎の部屋にもどったみたい。

すみれ:
うん、くま太をそうやって抱いている真理愛を見るとなんか自然すぎてたしかに落ち着く。 その子他の子には絶対抱かせないからね、マスターであるすみれにも。

真理愛:
妬いてるの?

すみれ:
…いや創造主としてマスターとして悔しいだけ。

すみれ:
それですみれの部屋に来たのは真理愛も暇でメイド学校時代の思い出話でもしようと思ったの?

真理愛:
う~んそれもあるけど…ちょっと思う事があってね。

すみれ:
思うこと? 悩み? 悩みがあるなら、すみれで良かったら聞くし力になるよ? 真理愛とすみれの仲だし。

真理愛:
それについてはもう、ロッテさんや里穂さん、凛空お姉ちゃん、剛史お兄ちゃん、当然穏海お姉さまにも相談して解決したんだけど。

すみれ:
解決した? でもすみれにも意見を聞きたいとか?

真理愛:
すみれ~マリとパートナーにならない?

すみれ:
ぷぅはぁぁあ?! ごほっ!(むせってる)


その9へつづく