イケナイ凛空ちゃん 第五十二話「Edel Lilie」その8
永遠:
初日から派手にやってるわね~若いって良いわね。
ルフィナ:
永遠お姉さま!
クレア:
ちょっとクレア行ってきます! 鈴奈! 朋絵! 今行くからぁ!
ルフィナ:
うん!お願い!
永遠:
クレア、慌てて転ばないようにね。
クレア:
はいっ!
ルフィナ:
お姉さま、こんなところにいてお仕事は大丈夫なんですか?
永遠:
うん、あとは悠美が作ってる書類があがれば終わりかな、今、萌香と悠里が張り付いて作らせてるわ。 それに…
すみれ:
鈴奈せんぱい! 朋絵お姉ちゃん! ひぃぃぃい! スイマセンスイマセンスイマセン!
真理愛:
息はあるみたいだけど…
由奈:
めぐ…貴女、過激ですわね。
レイラ:
まさに一撃必殺だったな
めぐ:
うわぁぁああ! どうしよう!! メディック! 衛生兵ぃぃぃ! クレアさんお願いします!
クレア
鈴奈、朋絵、今、クレアが助けるからね!
永遠:
悠里とヴェル、何より紅葉お嬢様の三人がその情報分析能力の才能に惚れ込んだというすみれさんをこの目で見たくてね。
ルフィナ:
それでお姉さまはすみれをどう分析するわけ?
永遠:
すみれさんは、生粋の戦士ね。 兵士ではなく戦士。 そして優秀な指揮官。 その情報分析の高さも類稀なる勘の良さもカリスマ性も全ては戦いに勝利するために持ち合わせているもの。
ルフィナ:
すみれが聞いたら卒倒しそうな分析ですね。
永遠:
本人が望む望まなくなど関係なく彼女は戦いに引き付けられるわ。
鈴奈:
す~み~れ~、良くもだまし討ちに…これはすみれの作戦でしょ…許さない…
すみれ:
だって朋絵お姉ちゃんに息が止まるまでモフもられたくなし…仕方なかったですよ…
鈴奈:
五人で袋叩きとか卑怯だ…がるるる…
すみれ:
それは鈴奈せんぱいがそうしろって言ったんじゃないですかぁ…
クレア:
クランケがしゃべらないで!! 鈴奈黙って!
永遠:
だって彼女は戦いの中でしか生きられないもの。萌香と同じね。
ルフィナ:
すみれは戦いなんか望んでないでしょうに。
永遠:
みんなで露天温泉でも入って汗でも流してすっきりしてくれば? それで今日はそろそろ時間でしょ。 わたしも執務室へもどるわ。
ルフィナ:
解りましたそうします。
その9へつづく