イケナイ凛空ちゃん 第五十四話「Sacred World」その1


〇一年半前ドイツ・ケルン・アヴァロン研究所

SE:
ドンっ!

良二:
グレード、マガジン共に2! ボクだけじゃモタナイ後続と合流した方がいい!

しずる:
ショタ!しずるに命令しない次の部屋だけでも

しずる:
お姉さま! 居た! !!!!!! うそっ!
SE:
タタタンっ!


しずる:
お姉さま!

鈴奈:
しずる…? ゴメン、朋絵を助けれなかった…間に合わなかった…この子だけでも…

しずる:
お姉さましゃべらないで! いま後続の部隊を呼びます! そこには衛生メイドも…

鈴奈:
…鈴奈は…ダメかも…正式にしずるの…お姉さまに…なれなくて…ゴメン…

しずる:
お姉さま!

しずる:
ニューロチップから止血の為に筋肉の弛緩は命令されている。 でも内臓損傷と出血がひどい…このままでは…

ドロシー(謎の少女):
アナタハ?

しずる
!?

さっと流していた涙をぬぐうしずる

しずる:
ドイツ連邦国境警備隊です。助けにきました。

ドロシー:
タスケル?

しずか:
そう! あなたを助けることを、このお姉さまに託されました。 ですから必ず助けます。 だからすこし待ってて!

しずる:
お姉さま、マガジンと予備のブレード、おかりします!

しずる:
しずるが飛び出たらこのドアをロックしてください。 今交戦中の部隊を殲滅し、途中の部隊も突破、後続に合流、かならずここの場所を教え戻ってきます。 お姉さまとあの子を頼みます。

良二:
ふざけるな! 無謀すぎる! 死にに行くようなもんだ!

良二:
もしそれをやるなら、ボクがやる! その銃とマガジンをよこせ!

じずる:
しずるじゃここのドアをロックできませんし。 これでもお姉さまを預けるくらいに、頼りにしているんですよ? 鹿苑寺グループのオーダーメイドのショタ♪ また会う事ができたら名前くらいは聞かせてね! でわ行きます!

良二:
おいまてっ!

良二:
shit!(くそっめ!) 左の壁ギリギリを走って突っ込め! できるだけ援護する! 

しずる:
了解! オーバードライブ!