イケナイ凛空ちゃん 第五十五話「Scarlet Ballet」その10

 
エリシア:
もうトモダチだと思ってた

由奈:
ぴよ吉に負けたかと

ドロシー:
負けたって何の勝負?

永遠:
良かったわね沢山トモダチができて

エリシア:
うんっ! とても嬉しい。ありがとうみんな

しずる:
さあ傷ついたその御心をこのしずるの胸で慰めてあげますわ!

SE:
ミシミシ!

鈴奈:
アンタがそうやってするから、鈴奈はこんな姿をエリシアちゃんに見せる事になって怖がられてるんでしょ!

花恋
JHC-14、そして…JHI-VANISHING…

エリシア:
怖い…?

鈴奈:
寄るな変態!

しずる:
なんでしずるを拒絶なさるのです!

ルフィナ:
あれは…

由奈:
怖がるなという方が無理ですわね…

エリシア:
違う…花恋ちょっと…

花恋:
? 何?

エリシア:(小声)
怖いなら無理せず、ライフルは後で良いと思う。

花恋:(小声)
なんで…

エリシア:(小声)
まずは拳銃でいいから…もってみる

花恋:(小声)
うん・・・

エリシア:(電脳通信、以後花恋とエリシアは電脳通信)
(花恋聴こえる?)

花恋:
(うん…なんでエリシアの声が頭の中で…これが電脳通信? でもわたしそういう能力ないのにどうやって?)

エリシア:
(ぴよ吉と花梨は繋がっている、ぴよ吉とエリシアを繋げてもらったぴよ吉に。これで花恋をいつでもサポートできる。)

花恋:
(エリシア、貴女は…ネットダイバーなの?)

エリシア:
(違う。 それは…)

鈴奈:
だったらしずるを抱かせてもらうわ! 

SE:
ミシっ!

しずる:
お姉さま! それはダメです! ロープロープです!

鈴奈:
ウルサイ! いくわよ!

SE:
ミシミシミシミシ!(腹部を締め上げている音)

しずる:
ひぎゃああああ!

エリシア:
(ちょっとウルサイのでシューティングレンジに行く)

花恋:
(そうだね…)

しずる:
ちんじゃいます! 許してお姉さま!

ドロシー:
鈴奈さん! 衛生メイドストップです! このままじゃしずるの意識が!

鈴奈:
この変態は一度気を失わせた方がいいのよ! 

花恋:
あの…

エリシア:
(電脳通信でお願い。頭の中でエリシアに向けて話す)

花恋:
(うん)

花恋:
(あのエリシアは…)

エリシア:
(エリシアはアーマーメイド制御用の生体コンピューターユニットとして作られた、ナビゲーターハイパーメイド)

花恋:
(アーマーメイドって何? それに作らた?)

詳しくは

しずる:
ガクっ…

ルフィナ:
あ~あ~鈴奈を怖がって離れてしまったわね

由奈:
その分、花恋と特に仲良くなったみたいでよろしいんじゃないですか? ちょっと残念ですが

永遠:
少しほっといてあげましょう、由奈とルフィナ、ドロシーとしずるはそれぞれチームになるから打ち合わせしましょう。 鈴奈は前衛指揮担当。

鈴案:
ひぃぃぃ!完全にエリシアに嫌われた…

残り三人は何をしているかというと…

〇同時刻保安本部オフィス めぐ講師の緊急勉強会

めぐみ:
最初のこの部分は この「下」から「レ」を飛ばしてまで先にある部分を上と書いてある所から上へ部分まで持っていき、楚人「に」、盾「と」矛「とヲ」、ひさぐ者有り。と読みます。 意味は 楚の国の人が盾と矛を売っている。 ちょっと! 二人とも聞いてます?

レイラ:
無理だ。こんなの人の言葉ではない。

朋絵:
最初から解る気がしない

めぐみ:
レイラはともかく朋絵先輩までなんで漢文は昨年のものも理解してないですか! これ最初の最初ですよ? どうやって進級したんですか!

朋絵:
去年はルフィナが試験の時は予想問題と解答をつくってくれてそれを丸暗記した。

その11へつづく