イケナイ凛空ちゃん 第五十五話「Scarlet Ballet」(前半)

 


テーマ曲:Scarlet Ballet

〇現在から半年前 トルコ・イズミル

無線:
フォックストロット(注)対象は確認できるか?

花恋:
こちらフォックストロット対象確認出来ず

注:
Foxtrot=Fのコールサイン Dのデルタなどと同じ

花恋:
なんでこんな時にぴよ吉がメンテナンスでスポッター(注)(射撃観測手)も居ないのよ…

注:
スポッター=スナイパーの狙撃を手助けするための観測を行うことが仕事。スポッターはフィールドスコープ、レーザー距離計、風速計、またはそれが一体となった光学機器で標的を観測し、標的までの距離や角度、風、天候、その他懸念事項などあらゆる状況を観測する。 花恋のオブザーバーエージェントのぴよ吉はこのスポッターエージェントであり花恋はぴよ吉と組んでペアで狙撃を行うのが通常

花恋:
風がまた変わった…なるべくこっちに来てほしくないな、人質を盾にとられての精密射撃とかこの状態では…あれは!

無線:
フォックストロット、対象そちらへ移動、ただちに狙撃されたし! 繰り返す狙撃されたし

花恋:
フォックストロット了解! 右に5m これで!

SE:
ボシュっ!

花恋:
あっ! ミスショット! 

〇現在 Empire Club WhityGarden メイド秘書宿舎 クリス寝室

クリス:
すぅ…すぅ…

花恋:
あっ…夢…またあの夢みちゃったのか…

花恋:
お姉さまの胸…暖かい…。お姉さまに甘えていて花恋はいいでしょうか?
お姉さま…どうしたら花恋はあの罪を償えるんでしょうか…。

花恋:
新しく入ったしずるは、今回のすみれを中心とした部隊に参加するのにお姉さまは花梨は参加しなくても良いって言ってるけど…それってお姉さまが気遣ってくれてるからだよね。 まあライフルを持つと手が震えるガンナー(注)なんか部隊の足を引っ張るだけだけど…でも…

注:
ガンナー=射撃手の事

〇翌朝

クリス:
さていただきましょうか?

花恋:
あの! お姉さま、朝食の前にちょっとお話というかお願いが…

クリス:
うん、何?

花恋:
あの、今鈴奈さん達が教導をしてしずるやすみれ達が行っている訓練に花恋も参加したらダメでしょうか? できればしずるみたいに泊まりこみで。 ここから通うとクリスお姉さまに甘えちゃって教導の意味が薄れるし…。 今の花恋がいてもいなくても警備課についてはあまり花恋は戦力にならないので…どうでしょうか…わがまま言ってるのは解ってます。でもこのままじゃダメだと思うし…なんか訓練できっかけだけでもつかめればと思って…。

 
〇前日Green Wodd's オーナー居住区画 お兄ちゃん寝室

SE:
コンコン♪

すみれ:
はうっ…すみれです…

凛空:
どうぞ~♪


すみれ:
失礼いたします。お呼びにより、すみれ…参りました。

凛空:
うん。 そこのドアの鍵、掛けてね。

すみれ:
…はい。 承知いたしました…。

凛空:
どう? ベビードールお兄ちゃん好きでしょ? 凛空が選んだんだよ! うわーそんなに気に入った。 だって、良かったねすみれ♪

すみれ:
恥ずかしいです…。
でも…その…気にいって頂けたなら…嬉しいですけど…。

すみれ:
そうじゃなくて、凛空様もお兄ちゃんもご夫婦の神聖な寝室に専属メイドで妾のすみれを呼ぶというのは、あまりにも背徳的ではありませんでしょうか!

凛空:
背徳的? そうかな? お兄ちゃんどう思う? 

背徳的とは

1.性的に良からぬこと、乱れていて不健全であることなど世間で問題視され、一般的な考えから逸脱している時など

2.自虐的に後ろめたい感情があるなど

なるほど。 そうかなー?

すみれ:
いや! 十二分に性的に乱れてますよね? さらにご夫婦の両方と付き合っていて、その両方と同時にそれも神聖なご夫婦の寝室のベッドでスルとかすみれ的にはこれ二重三重の意味で道徳的にどうかと…世間一般的に考えるわけですよ‥

凛空:
お兄ちゃんや凛空やすみれがいる世間はエンパイアクラブ! 一般社会とは違う。 よって問題なし! すみれだって凛空とお兄ちゃんに抱かれたいでしょ?

すみれ:
それは抱かれたいですけど…

凛空:
でしょ~? ほら、おいですみれ♪

すみれ:
いいのかな…

〇同時刻

真理愛:
階段降りて、ここってお屋敷の地下? あのお姉さま…マリはどこに連れていかれるんですか? 寝ないんですか?

穏海:
寝ますわよ。 マリと夜伽をしましてからね。

真理愛:
マリと夜伽ということは…プレイルームとかですか? でも地下になんかにプレイルームありましたっけ? マリはエスコートメイドではないので詳しくはないですが…なんかお屋敷の他の場所と違って薄暗いし…あと手首をそんなに強く握ったら嬉しいですけど、ちょっと痛いですよ…

穏海:
着きましたわよ

SE:
カチン(鍵が回る音)

真理愛:
鉄格子に特別な鍵! ここはもしかしてぇ!

穏海:
さあマリ、入りますわよ…

真理愛:
イヤっ! お姉様! ここは許して下さい! 助けて聖理愛お姉ちゃん! 剛史お兄ちゃん! すみれぇ!

穏海:
ここは電脳通信も一般通信も遮断されておりますし、どんな大声を出しても他には聴こえませんわ。 マリ、貴女もエンパイアクラブのメイドになったのですから、覚悟をお決めになりなさい。

真理愛:
イヤぁぁぁあっ!

 
すみれ:
凛空様、お兄ちゃん…すみれ幸せすぎて頭オカシクなっちゃいます

凛空:
おかしくなっていいよ

すみれ:
はい…すみれオカシクなります…

凛空:
下の口もキスしてもらいましょうね…

SE:
ぴちゃぴちゃ♪

すみれ:
うぅぅぅぅうっぅう! うぅぅ!

すみれ:
お兄ちゃんがすみれのお〇んこ舐めてくれてる! 

凛空:
気持い?

すみれ:
すごい気持ちいですぅ…あんっ! あんぁぁ! あんっ!

SE:
ぴちゃぴちゃ♪

凛空:
いっぱい濡れてるねぇ♪ 可愛い…

すみれ:
あんっ! ああぁあxつ ダメっ! あぁあxつ あっxxxx!

すみれ:
あんっ! xxxxxxxxxxxあぁxつ あっxxxxあんっ! はうっ…

凛空:
すみれ? えぇっ? もうイちゃったの? 
クンニと胸揉んだだけで? 大きくイった?うん…いつもより感じやすいかも?

まあ二人相手だしね…もともとすみれって感じやすくイキやすいタイプだよね…。たしかに…

すみれ:
はっ…はっ…はっ…

凛空:
とりあえず上を脱がして…凛空まだ下着も外してないよ…。 これ二人相手だとすみれ、何回イクことになるのかな? 明日立てるかな…。

〇同時刻 地下オーナー専用SMルーム(注)

真理愛:
お姉さま! これはどういう事ですか?

穏海:
マリ…あなたすみれさんにどれくらい許したの?

真理愛:
どれくらいというと?

解説:
Empire Club Green Wood's には当然プレイルームとしてのちゃんとしたSM部屋もあります。それとは別にオーナー用SM部屋があります。CM3D2での「メイドお仕置き部屋」みたいなもの。 まあしかし通常は「折檻されるのはそのオーナー自身のお兄ちゃん」である。
例外的に鈴佳も鍵をもっており、麗奈が来た時や浮気をした萌香にするときにも使われている

以下参照


穏海:
わたくしと、ファーストキスをして、処女失って…まだそれだけですわよね? なのに…まさかもうすみれさんにカラダを許してませんわよね?

真理愛:
ひぐっ! お…お姉様…それって言わないと…ダメですか?

穏海:
はぁ~(溜息)、マリ貴女はわたくしの専属メイドになって、わたくしはマリのご主人様になりました。 
専属メイドがご主人様のわたくしに隠し事をしようとする…やっぱりが必要ですわね!

真理愛:
ひぃぃ! 痛いぃっぃ! 乳首をつねらないでぇ! 痛いよぉ!

穏海:
乳首をつねらないで「下さい」。 わたくしはマリのご主人様ですわよ。 言葉遣いは丁寧に…

真理愛:
イヤぁあ! 痛いぃつねりながら引っ張らないでぇ!! ああぁぁあんっ! あんつ! あんっ!

穏海:
あらあら~なんでマリのおま〇こからこんなにお汁が垂れてくるのかしらね?

真理愛:
!!!

穏海:
ねえマリ、英国にいた時のわたしくの部屋にあった隠し本棚の本。読んでましたわよね?

真理愛:
ひぃっ!

穏海:
それも手垢と、手垢以外のナニかの染みが付着するくらい何度も…何度も…。 さあ、すみれさんとどういう風にシタのか? 
お姉さまに話しながら、マリの手垢以外の染みが沁み込んだ好きなシーンにあったように攻めてさしあげますわよ♪

真理愛:
お姉さまはマリの性癖を全部知っていて、こうやってマリを懺悔攻めをできるように! すみれとの仲を許して…

穏海:
何の事でしょう…♪ そろそろ指でツネルくらいでは物足りなくなってきたでしょう? 何がいいかしら? 鞭? ロウソク? それとも浣腸での恥辱快楽攻めがいいかしら?

真理愛:
許してお姉さま!

 
SE:
シャーー(シャワーの音)

真理愛:
それでおしっこを…すみれの前で…

穏海:
出しちゃったわけね。

真理愛:
うぅ…(涙)

真理愛:
お姉さま! そんな所さすらないで! ただでさえお尻の穴にシャワーがあたって…もう…お腹が…お腹が…痛い…

穏海:
まだマリはガマンできるか…ならもう一本、注入(いれ)ましょうか
ほらさっきのようにお尻上げて差し出して、じゃないとわたくしの指で直接してしますわよ? そんなことしたら、漏らしてわたくしにかかってしまいますね

真理愛:
え”っ! そんな…

穏海:
だったら差し出して…

ずぼ…

真理愛:
やめてぇえええ! 許して…無理…!

穏海:
マリはそうすみれさんに言われたけど止めなかった
だから、おしっこをすみれさんの前ですることになった

真理愛:
!!

穏海:
ですから今度は私の前でもっと恥ずかしいものを漏らしてもらいます!
マリはわたくしのモノですわ。 いきますわよ…ほら…

ずぅぅぅ…


穏海:
お腹がこんなに膨らんで…可愛いです

穏海:
何の予備知識もなくマリのマゾ属性に気づいたすみれさんです、すぐにこれにもたどり着くはずですわ、その前にマリの初めてはわたくしが頂きます! さあマリ、出しなさい!

真理愛:
イヤァァアァァ!  イヤァァァァアアアアアア!

穏海:
ほら、ここをこうさすって! ほら出すのですマリ!

真理愛:
xxxxxxxxxxxxxっ!

SE:
xxxxxxxxxxxxx

真理愛:
xxxxxxxxxxxxxx!!!!

穏海:
うぁ~♪

真理愛:
ああxxxxxあぁぁあぁ

真理愛:
!!!!!xxxx!!あぁ

穏海:
マリ、わたくしに見せてくれてありがとう。愛してるわ…

SE:
ぷちん♪ 頭の奥底とココロの中で何かが切れる音

真理愛:
………………………あぁ…はいありがとうございます。お姉さま…
マリは幸せです…

ガクッ

穏海:
マリ? マリ? …これはヤリすぎましたかしら?


すみれ:
凛空さまぁ~すみれぇ~きもちいぃでしゅ…しあわせ…でしゅ…だっこもっとしてぇください…

凛空:
うんだっこね…ほらぎゅうぅ♪

SE:
ぱんっぱんっぱんっ!

すみれ:
きもちちぃ~お兄ちゃんの~おちん〇ん好きぃ~! もっとっ! 

SE:
ぱんっぱんっぱんっ!

すみれ:
あんっ! 凛空さまのお〇んこがぁ~すみれのおま〇こにぃ~擦り付けられてぇ~あぁあぁぁんっ! またイくぅ!

凛空:
いいよ、イっていいよ…ほら、

SE:
ぱんっぱんっぱんっ! ぐちゅ♪ぐちゅ♪ぐちゅ♪

すみれ:
うあぁあああん! あんっ! あんっ! あんっ!

すみれ:
いやぁぁぁ! 肩ひっぱらると、奥まで! そこ赤ちゃんのお部屋、入ってきたらぁダメぇ!! あああん

すみれ:
イクっ! あっぁああぁぁあぁあ

凛空:
ほらイきなさい! すみれ!

すみれ:
イキますぅ! あぁああああああxxxxxxxxxxxxxx

凛空:
あぁぁぁっ! キたぁぁ! お兄ちゃん! うんっ! いいよっ! 凛空ももう…イクから! 二人にかけて! お願い! うんっ!

SE:
どぴゅっ! ぴゅっ! ぴゅっ!  ぴゅっ!

凛空:
はうっ……かかってるぅ…

凛空:
お兄ちゃんも動けない? うんがんばったね…。 凛空? 凛空は満足だよ…。 すみれも凛空から見たぶんいは幸せそうだったよ…これで凛空に抱かれるのが怖くなくなれば…いいね…うん‥

すみれ:
凛空…様…おにい…ちゃん…

凛空:
寝ちゃったね…えっ? 凛空が娘を抱いているみたい? 
えぇ~パパさぁ~娘とママと同時にはエッチしたらダメでしょ? それは犯罪行為
それにすみれくらいの子がいるなら凛空はいつ出産したのよ? それこそ犯罪だよ。

凛空:
まあ…可愛いのは実際だけどね。 
穏海の特等席をすみれとエッチするときは取られちゃったね。 まあすみれとエッチするときは穏海とはエッチしないわけだし、大丈夫かな。

ふにゃ…凛空寝る…お休み…お兄ちゃん…Chu♪

 
〇Forest 保安本部寮前

クリス:
本当に一緒じゃなくて大丈夫?

花恋:
大丈夫です。それに元々 Forestの方が花恋のクラブですよ?

クリス:
食事とか…ちゃんと食べれる?

花恋:
この寮には食堂が完備されていて朝食と夕食はここで賄いが出るそうです。 それよりもお姉様の方がちゃんと毎朝起きてメイド長会議に行けます? 食事取れます?

クリス:
うっ…毎朝電話して。 スマホおいとくから。

花恋:
モーニングコールだけで大丈夫ですか? 絵美香さんにも頼んどいた方がいいのかな…心配だな。

クリス:
心配なら寮に入らなくても…

花恋:
捨てられた子猫見たいな目してもダメです。 訓練期間中は寮に入ります! お姉さまも少しは花恋絶ちをしてですね…

めぐ:
なんかデジャブーを感じるんですけど、先週里緒奈さんが長野のメイド学校へ出張講師に行く時に見た光景なんですが

詩織:
めぐさん、なんで私を見て言うのかしら…

里緒奈:
あのクリスメイド秘書って優香さんの同期ですよね? アレじゃうちのお姉さま並みに花恋ちゃんに依存してるってことですか?

優香:
うん…花恋ちゃんに頼りきりでクリスの友人として申し訳ないとは思ってるだけどね。あの子もクリスの事をいままで甘えかし放題だったから…。


めぐ:
みんなで花恋の事歓迎しようと集まったけど、これは声かけづらいね。

レイラ:
入ってくるまではここで待機する方が無難だな。

由奈:
しずると鈴奈さんのクラブのメイド秘書ってとても可愛らしい方なんですね。

ドロシー:
先日お世話になってクラブ案内していただいた時は凛々しいお方だったんですが…

しずる:
ナニアレ…しずるが知ってるクリスメイド秘書と違うよ~…ちょっとドン引きです。

ルフィナ:
ねえアンタの所のメイド秘書どうなってるのさ‥

鈴奈:
クリスメイド秘書は、花恋以外のことは、とても真面目で頼りになる立派なメイド秘書だよ…まあプライベートは、花恋にデレデレの超ダメお姉様としてクラブ内で有名なの。。。。

朋絵:
ねえ、すみれと真理愛、遅くない? いつもは余裕もって来るよね? あの二人だから事故起こすとかは心配ないけど、連絡もないのはオカシイからちょっと電話してみる。

ルフィナ:
うんお願い。

〇同時刻 Green Wood's オーナー居住区画 お兄ちゃん寝室

有虹子:
朋絵? うんすみれと真理愛だよね。 あのね…ちょっと今日は無理かも…二人とも。 何でって…体調不良? というのかな…あのヴェルさんか、クレアか…

希美:
どんな凌辱(おか)され方したんだろう…。 

雪音:
あぁんたらぁ~ アテの可愛(かえらし)い妹達になにしてはりますねん?……なあ

澄:
妹を愛しむ立場のお兄ちゃんとお姉様達が妹を傷つけるとかありえません!

千穂:
飽きれました。

凛空&穏海&お兄ちゃん:
大変申し訳ございません。弁解の余地も御座いません

凛空:
今、雪音姐さん、何ていったの? どういう意味? 妹の部分は解ったけど…

雪音:
「あなた達! 私の可愛らしい妹達に何をしてくれてんですか!」これでいい? 標準語!

凛空:
ありがとう。

穏海:
雪音姐さんって本気で怒ると関西弁になるんですわね。イメージ的に江戸っ子だと思っておりましたわ。

有虹子:
東京の学会へ瑠莉オーナーとヴェルさんが参加するために行っていて、その付き添いでクレアも夏帆もいないの? どうしよう? えっドロシーちゃん? うん替わって。
ドロシーちゃんゴメンね。 くま太はここにいるよ…替わるの? うん…

有虹子:
はいくま太さん、ドロシーちゃんですどうぞ。 これでいいのかな?

くま太:
ピーガーピロ! ピピピガガガァァーーガァアーー(昔のアナログモデムのような音)
ピーヒョロヒョロ、ガーガーピピピっ! ピロッ! ピロォォオ!

有虹子:
もういいの? 有虹子です。 くま太から検査データの報告を受けたから準備してからこっちへ向かう? うんっ! 助かる~!

希美:
アレで検査のデータ? それで伝えたと くま太エライし、理解できるドロシーちゃんもスゴイ、アレ言葉なんだ…

有虹子:
うんっ! まってる! よろしくね…助けて。

 
朋絵:
すみれと真理愛を頼むね

ドロシー:
任して下さい

愛理:
でわ行ってくる。ドロシーいくよ

ドロシー:
はい愛理さん!

SE:
きゅるうる! うぅわぁぁあぁん!しゅぅばぁあぁあーぼぉおおおおおっパシュっ♪
(アバルト+スーパーチャジャー+ターボ 特有の音)

朋絵:
ドロシー、愛理さんの運転で大丈夫かな。まあすみれの運転に普段乗ってるんだし大丈夫だよね。

〇白森スーパー林道
(未舗装区間です。Forest ↔ GreenWood's の近道で月城家所有の私道)

ふわっ! ジャンプ!

ドロシー:
クルマが飛ぶよう走ってるというか 本当に飛んでる!

愛理:
ドロシー大丈夫?

ドロシー:
だ…大丈夫です! もっと飛ばしても大丈夫です! 早く患者さんのところに行かないと!

愛理:
オーケー! 遠慮なく飛ばすよ!

〇五分後 GreenWood's お兄ちゃん寝室

愛理:
救急任務の為にノック無しで失礼します!

ドロシー:
衛生メイド只今到着しました!

澄:
愛理! ドロシー! うわっ早ぁ! 

有虹子:
うぅっ! すみれが注射されるのをみるだけで…ひぃぃ…

ドロシー:
注射針を撃たれるときに見ない方がいいですよ。その段階で痛いと思ってしまうので。逆にみなければ気づかないうちにうち終える時もあるので

有虹子:
覚えとくけど…うぅ…痛いものは痛いよ…
それでどう? やっぱり数日とか完治にかかるよね?

ドロシー:
いまマイクロマシンをうって効果をみてますけど。これなら二人とも今日中には目を覚まし明日の朝までには完全に回復します。

有虹子:
よかった! それでやっぱり原因は…

有虹子:
…それは…その…言っていいのかな? これって…

千穂:
対策の必要もありますので! 言って下さい!

ドロシー:
はっいぃ! 二人とも訓練で体力に負担がかかっている所で、まずすみれはその、連続したオーガズム状態が二時間つづいたみたいで…さすがに体力と脳の疲労が限界にそれで現在、睡眠で脳と身体双方の回復を…

有虹子:
二時間?! イかされぱなしだったと?

ドロシー
問題は…真理愛の方でして。 まだ性交などの快感に慣れていないに過度の強制排泄や肛門性交や通常の強い性交を強制されたみたいで、ショック状態になり迷走神経反射による血圧低下や内臓への負荷がかかり…

有虹子:
強制排泄と肛門性交による…ひぃぃ…

愛理:
あぁ~…(処女失ってまだ日も浅いのに…)

希美:
ええぇ…(それは倒れるわ…)

澄:
それってまだエッチに慣れて無い真理愛に浣腸プレイして、そのあと前後の穴を同時に攻めまくったと…穏海お姉ちゃん…何をしてるの…

千穂:
三人はすみれ、真理愛、両名への訓練期間中の夜伽禁止! しかしあなた達を信じられないのですみれと真理愛はForestの今回の訓練期間中は訓練生の宿舎へ預けることにします! 学園もそこから通わせます! いいですね?

お兄ちゃん・凛空・穏海
異論はございません!

〇同時刻 Forest 隊宿舎

瑠奈:
ここが花恋とぴよ吉のお部屋ね。
これが鍵のデータだからドックタグにデータ転送しといて

花恋:
ありがとうございます

ぴよ吉
ピヨ!

解説:
ミリタリアに所属のメイドがいつも着けているドッグタグ(認識票)には小型チップが入っているデバイスです。これは救命に必要なデータはもとより、普段使用が許可された兵器・武器などの起動キーや、このような宿舎の鍵などにも使用されます。 逆に普段から高性能なデバイスをネックレスとして付けているルフィナやすみれなどは、ミリタリアに所属していても、デバイスが上位互換なためにドッグタグは付けていません。

花恋:
これが新部隊の隊舎兼寮…

花恋:
エンパイアクラブにしても豪華すぎでしょ? 専任の事務担当と給仕担当がいるし

ぴよ吉:
ピヨ~!

花恋:
ぴよ吉もそう思うよね。 

花恋:
ぴよ吉の場所はそこでいいのね? 良かった。 でさお姉さまが花恋をこの新部隊に入れたくなったのは、あまりに環境が良すぎて帰って来たくなくなるのを心配したんじゃないかな? 

ぴよ吉:
ピヨヨ!

花恋:
ぴよ吉もそう思う?(笑)

花恋:
これで荷物整理はとりあえずは終わりかな。

花恋:
お姉さま、そんなに心配しなくたって…-

花恋:
何処に行っても、何時でも、花恋の居場所はお姉様の隣ですよ。

 
ルフィナ:
荷物の整理終わったのなら装備を渡すのとチームでの打ち合わせをしたいので地下の射撃練習場へぴよ吉と一緒に来て

花恋:
了解です

花恋:
なんでメッセージディスプレイがベッドの横なんですか? 毎回ベッドあがるのメンドクさいです部屋にいるときは寝てる事前提?

ルフィナ:
別に此方は部屋にいればベッドに上がらなくても普通に見えるわよ? カメラ動かせばキッチンにいても見えるし。

花恋:
ビデオフォンで顔が映っていると近寄ってないといけないかなっと…

ルフィナ:
くすす♪ 花恋って意外と古いタイプの人間なのね、とりあえず待ってるわね。

花恋:
はい向かいます!

エリシア:
この人…狂暴…怖い…

鈴奈:
ちょっと! 鈴奈は大人しいから怖くないよ?

エリシア:
寄らないで…怖い…永遠…(さっと永遠の後ろに隠れる)

ルフィナ:
鈴奈ストップ!エリシアが怖がってるじゃない近寄ろうとしないの

鈴奈:
ルフィナまで!

永遠:
鈴奈が怖くなるのは悪い人にだけだから、エリシアは悪い人じゃないでしょ?

花恋:
おまたせしました…なんですかこの状態?

由奈:
永遠さんエリシアに嘘を教えないで下さいませんか? 鈴奈さんは訓練では容赦しませんのでとても怖いですわよ。

しずる:
エリシアには解らないかな~? この狂暴さがお姉さまの魅力なのです! 

ドロシー:
由奈もしずるも鈴奈さんをフォローしましょうよ…

しずる:
えっ! しずるはフォローしてるつもりだよ?

花恋:
永遠さんこの子は?

永遠:
紹介するわね、うちのクラブで預かっているちょっと特殊なメイドでエリシア・スカリジェよ。

花恋:
このClubForestから普段はClub Whity Gardenの警備課へ出向している葉月花恋です! 

エリシア:
この子、優しい、とっても暖かい。 エリシアです。よろしく。

花恋:
それで永遠さん、このエリシアちゃん? が何故ここに?

永遠:
あっエリシアは訓練生のみんなと同じ歳でねよかったら友達に…

エリシア:
カワイイ…ピピヨピヨヨ!

ぴよ吉:
ピヨぉ! ピピピヨ!

エリシア:
ぴよ吉って言うんだマスターの花恋のスポッター役で相棒。 ふぅーん。

花恋:
防壁抜かれた? ちがうよね? ぴよ吉と直接話してるの? 音声で? 機械圧縮言語よ?

ぴよ吉:
ピヨヨヨヨピヨ。

エリシア:
ピヨヨヨピヨ うん! トモダチになる! うん! ピヨ!

グイっと花恋に寄るエリシア

エリシア:
じぃ~(目を覗き込む) くんくん♪(匂いを嗅いでる)

花恋:
ちょっとエリシアちゃん?

ぴよ吉:
ピヨっ!

エリシア:
大体解った。 うんトモダチの力になるのは当然。

ぴよ吉:
ピヨっ!

花恋:
何二人で話してるのよ? 

エリシア:
ねえ花恋も永遠の言う訓練に参加するの?

花恋:
そうだけど…

エリシア:
永遠、エリシアも訓練参加したい。

永遠:
うん、良いわよ。

花恋:
ちょと永遠さんそんなに気軽に参加させていいんですか?!

鈴佳:
ぴよ吉! エリシアに鈴奈は怖くないって言って!


エリシア:
もうトモダチだと思ってた

由奈:
ぴよ吉に負けたかと

ドロシー:
負けたって何の勝負?

永遠:
良かったわね沢山トモダチができて

エリシア:
うんっ! とても嬉しい。ありがとうみんな

しずる:
さあ傷ついたその御心をこのしずるの胸で慰めてあげますわ!

SE:
ミシミシ!

鈴奈:
アンタがそうやってするから、鈴奈はこんな姿をエリシアちゃんに見せる事になって怖がられてるんでしょ!

花恋
JHC-14、そして…JHI-VANISHING…

エリシア:
怖い…?

鈴奈:
寄るな変態!

しずる:
なんでしずるを拒絶なさるのです!

ルフィナ:
あれは…

由奈:
怖がるなという方が無理ですわね…

エリシア:
違う…花恋ちょっと…

花恋:
? 何?

エリシア:(小声)
怖いなら無理せず、ライフルは後で良いと思う。

花恋:(小声)
なんで…

エリシア:(小声)
まずは拳銃でいいから…もってみる

花恋:(小声)
うん・・・

エリシア:(電脳通信、以後花恋とエリシアは電脳通信)
(花恋聴こえる?)

花恋:
(うん…なんでエリシアの声が頭の中で…これが電脳通信? でもわたしそういう能力ないのにどうやって?)

エリシア:
(ぴよ吉と花梨は繋がっている、ぴよ吉とエリシアを繋げてもらったぴよ吉に。これで花恋をいつでもサポートできる。)

花恋:
(エリシア、貴女は…ネットダイバーなの?)

エリシア:
(違う。 それは…)

鈴奈:
だったらしずるを抱かせてもらうわ! 

SE:
ミシっ!

しずる:
お姉さま! それはダメです! ロープロープです!

鈴奈:
ウルサイ! いくわよ!

SE:
ミシミシミシミシ!(腹部を締め上げている音)

しずる:
ひぎゃああああ!

エリシア:
(ちょっとウルサイのでシューティングレンジに行く)

花恋:
(そうだね…)

しずる:
ちんじゃいます! 許してお姉さま!

ドロシー:
鈴奈さん! 衛生メイドストップです! このままじゃしずるの意識が!

鈴奈:
この変態は一度気を失わせた方がいいのよ! 

花恋:
あの…

エリシア:
(電脳通信でお願い。頭の中でエリシアに向けて話す)

花恋:
(うん)

花恋:
(あのエリシアは…)

エリシア:
(エリシアはアーマーメイド制御用の生体コンピューターユニットとして作られた、ナビゲーターハイパーメイド)

花恋:
(アーマーメイドって何? それに作らた?)

詳しくは

しずる:
ガクっ…

ルフィナ:
あ~あ~鈴奈を怖がって離れてしまったわね

由奈:
その分、花恋と特に仲良くなったみたいでよろしいんじゃないですか? ちょっと残念ですが

永遠:
少しほっといてあげましょう、由奈とルフィナ、ドロシーとしずるはそれぞれチームになるから打ち合わせしましょう。 鈴奈は前衛指揮担当。

鈴案:
ひぃぃぃ!完全にエリシアに嫌われた…

残り三人は何をしているかというと…

〇同時刻保安本部オフィス めぐ講師の緊急勉強会

めぐみ:
最初のこの部分は この「下」から「レ」を飛ばしてまで先にある部分を上と書いてある所から上へ部分まで持っていき、楚人「に」、盾「と」矛「とヲ」、ひさぐ者有り。と読みます。 意味は 楚の国の人が盾と矛を売っている。 ちょっと! 二人とも聞いてます?

レイラ:
無理だ。こんなの人の言葉ではない。

朋絵:
最初から解る気がしない

めぐみ:
レイラはともかく朋絵先輩までなんで漢文は昨年のものも理解してないですか! これ最初の最初ですよ? どうやって進級したんですか!

朋絵:
去年はルフィナが試験の時は予想問題と解答をつくってくれてそれを丸暗記した。


SE:
パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!

SE:
カシャ♪カシャ♪(マガジンをリリースする音)

エリシア:
10発x両手で20発 速射で、集弾率、3cm。 ただここ25mなので

ぴよ吉:
ピヨっ!

しずる:
実際は4cmくらいかな? 腕が鈍りすぎ、静止ターゲットに風無しでこれじゃ…拳銃でも新部隊に合流しても役に立たないよ

集弾率
銃器の機械性能による命中精度を表す言葉。 一般的にはMOA値(Minute Of Arc:分角)で表し、MOA値が低いほど命中精度が高いこととなる。 大体30mが普通の距離


エリシア:
その銃のバレルの癖はわかったよね? 
さっきの花恋の質問。もし三発目で誤差が1mm以内なら答えてあげる。二発で弾道みれば花恋の本気なら当てられるはず

花恋:
えぇ~1mm以内?

バレル=銃身のこと。

エリシア:
だってエリシアが、何のメイドか? あとアーマーメイドとは何か? それを知りたいんでしょ?

SE:
カチっ♪ マガジンを装填しスライドを引いて初弾をチャンバー(薬室)へ送っている

花恋:
それは…聞いて良いものなら聞きたいけど…気になるし。 

エリシア:
だったらがんばる♪

花恋:
はいはい女王陛下。仰せのままに!

SE:
パンっ! パンっ!

花恋:
!!(くわっ!)

SE:
ピピピピっ!

SE:
ピーーーー!

SE:
パンッ!

エリシア:
0.3mmの誤差で命中。 おめでとうこれで花恋はエリシアの秘密を聞く権利を得ました。

花恋:
何いまの? わたしの目がニューロリンクスコープみたいに、ズームして、ターゲットレティクルはもとより空気流とかコリオリ値とかまで表示されてた

コリオリ値
コリオリパラメータとは、地球など回転する惑星上において運動する物体に働くコリオリの力の水平成分の係数であり、惑星渦度とも呼ばれ、一般に f で示される。 緯度に依存して変化するパラメータであり、緯度を φ、惑星の自転角速度を Ω とすると f = 2Ω sin φ で与えられる。

花恋:
もしかしなくてもエリシア、貴女がやったの?

エリシア:
エリシアとぴよ吉の合わせ技だよ

ぴよ吉:
ピヨっ!

花恋:
あのさ~ぴよ吉、なにドヤ顔してるの…

エリシア:
さてエリシアのガンナーさん。現物見せて話す方が早いから移動しよう。永遠や優香には許可もらってるそろそろ迎えが来るから上へ行こう。

花恋:
えっ…? 迎え?

 
〇射撃戦闘演習場

唯愛:
それ何のサインだっけ? 習ったような習わなかったような…えっと…

ドロシー:
しずる何をしてるですか?

しずる:
この鏡で向こう側を見てるの、昔ながらのやり方。本当は専用の鏡とかあるだけど用意してなくて。

ドロシー:
その鏡、コンパクトでもないし、手鏡でもないし、化粧用でもなさそうだし。 また随分地味な…何に使う鏡なんです?

しずる:
これは床に事前おいといて、しずるが、そのちょっと手前に立って、鈴奈お姉さまをそこに呼ぶ。 するとこの鏡にお姉さまのスカート中が…お姉さまのパンツの色が今日は何色でどんな形なのかを確認するための専用の鏡。 踏まれても割れないし

ドロシー:
そんなことしてるですか?

しずる:
やっぱり毎日確認しないとね!

(無線)
由奈:
(唯愛ですから、先ほどのが動くなで、これが止まれで、これが先へ進めで)

唯愛
(ちょっと早すぎだよ! もっとゆっくり教えて!)

ルフィナ:
由奈、今からハンドサイン教えてたら無理だから! 声で伝える!

鈴奈:
しずるぅぅぅ 何てことを! 毎朝、宿舎の廊下で同じ場所で話しかけるのはそれが理由だったわけ? あとドロシーは銃口はしずるに向けちゃだめ! 上か、もしくは地面に向け普段はもつ! 

しずる:
(ひぃっぃいお姉さま! そうだった無線開いてるんだった!)

ドロシー:
(はぃっ!そうでした!)

鈴奈:
(でも模擬弾だからしずるの頭に何発かぶちこんでいいわ!)

しずる:
(お姉さま、模擬弾だって至近で頭うたれたら死ぬほど痛いですよ!)

優香:
くすす♪ がんばれ~♪

SE:
ぎぃ~♪(鉄の扉が開く音)

優香:
アリエル、こっちおいで

アリエル:
お仕事中すいません。 失礼します。 あれ?

アリエル:
嘘…なんで…

優香:
もう終わると思うからちょっとだけまってね

鈴奈:
しずるっ! 何やってるの! ドロシーを視界から外さない! 

ルフィナ:
今よ二人とも! 制圧射撃!

ドロシー(無線)
(SE:パパパパパっン!)
(はうぅぅうつつ!)

しずる:
(ドロシーー!)

鈴奈:
しずる飛びだしちゃだめ!

ルフィナ:
撃て撃て!!

しずる:
(SE:パパパパパっン!)
(ぎゃあああっですぅ!)

唯愛:
(当たった!)

由奈:
(やりましたわね唯愛! 立派なForestのメイドですわよ)

唯愛:
(由奈ありがとう! 唯愛出来ました!)

鈴奈:
なんで待ち伏せに考え無しに突っ込むかな…あぁ…

ルフィナ:
おっしゃ勝利! 昼食後のカフェのケーキオゴリね!

優香:
それと敗因、ちゃんとレポートでまとめて二人に教えること!

鈴奈:
うっ…まとめるもなにも、しずるだけじゃなくてドロシーも突っ込むとか…

優香:
二人ともこっち来て。

優香:
紹介するわこの子はアリエル・スカリジェといって、エリシアちゃんのお姉さん。

鈴奈:
エリシアのお姉さん?

ルフィナ:(小声)
ねえ鈴奈にどことなく似てない?

鈴奈:(小声)
そうかな?

アリエル:
鈴音お姉さん! なんでForestにいるんですか!

鈴奈:
すずね、お姉さん? えっ?


〇保安本部前

ハンバーガ、うどん、カップラーメン、アイス…全力で食べさせようっていう圧がすごい何この自販機群、カロリーの暴力だよ。 深夜とかヤバそう…誘惑が…

エリシア:
奢る、何がいい?

花恋:
いや悪いから自分で買うよ

エリシア:
さっきエリシアの無茶振り聞いてくれたお礼と、それを達成したお祝い。

花恋:
そこまで言うなら、暖かいお茶、小さいので

SE:
カラン♪

花恋:
えっ? 何もしてないのに何故出てくるの? 触りもしないで…

エリシア:
ちゃんとエリシアのお小遣いから代金は払ってるから大丈夫だよ? 悪いけど自分でとって。両手ふさがってるから

花恋:
イタダキマス‥

エリシア:
召し上がれ♪

花恋:
あのさ、ぴよ吉

ぴよ吉:
ピヨっ?

花恋:
完全にエリシアの下僕になってるよね? 満足そうに抱かれて、花恋の所に帰ってくる気ないでしょ

エリシア:
エリシアとぴよ吉は盟友の契りを交わした!

ぴよ吉:
ピヨォっ!

花恋:
何その盟友の契りって‥中二病的な名前。 まあたしかに花恋達はその思春期だけどさ…

エリシア:
ふふふっ! ピヨ吉は我の力に触れダークサイドに堕ちたのだ!

ぴよ吉:
ピヨォ!!

花恋:
どこの暗黒卿さ(笑)

エリシア:
さあ花恋よ! ぴよ吉と同じく我らが暗黒面に堕ちるが良い!

ぴよ吉:
ピヨぉぉぉ!

花恋:
勘弁してぇ♪(笑)

萌香:
二人ともお待たせ!

エリシア:
萌香~!

花恋:
ビシっ!(敬礼) 萌香大佐お疲れ様です。昇進おめでとうございます!

萌香:
うわぁあああ 花恋ちゃん!! それ言わないでえっぇ!!

花恋:
なんです良いじゃないですか~! Forest駐屯地のメイド皆の誇りですから!

エリシア:
萌香は沢山メイドを助けた。だから偉くなって当然!

萌香:
それはみんなが頑張ってくれただけで、私は指揮していただけで実際に前線にいたのは詩織さんやフランソアちゃんや調査部のみんなだし、それに今回は多くの国のメイド部隊の協力もあったし。

花恋:
でも指揮していたのは萌香副メイド秘書で、クリスお姉さまからはその指揮は適格で作戦も良く、味方の犠牲を出さなかったと聞きております。でも昇進だけで勲章授与を辞退したとか‥もったいない。

萌香:
勲章頂けるような事はしてないし。

花恋:
それで萌香副メイド秘書。花恋はどこに連れていかれるですか? エリシアが見せたいものがあるって…訓練の一環だから今日はエリシアと一緒に行動するようにいわれてますけど。

萌香:
それだけどお屋敷の本館よ。

花恋:
お屋敷ですか

〇Empire Club Forest 本館中央エレベータ

花恋:
あの~なんで地下4階以下があるんですか…えぇぇこれって

萌香:
花恋「少尉」、今から見るものはエンパイアクラブミリタリアの「最重要軍事機密」に分類されるもので、他言した場合は…わかるわよね?

花恋:
はい…了解いたしました(本気(マジ)モードの萌香さんだ。これはヤバイかも)

SE:ぽーん♪

花恋:
地下20階…

SE:
ウィーン!ガシャン(エレベータのドアとシャッターが閉まる)

花恋:
なんですかぁ~これぇええええええええ!(絶叫)

エリシア:
花恋が知りたがってた一つ目。 アーマーメイドだよ

花恋:
大型の人型のロボット? いや~アニメじゃないですから…。

  
〇同時刻

アリエル:
あれ良くみると身長がわたくしと同じくらいで、そして胸が無い?

鈴奈:
え゛っ!胸が無い…

ルフィナ:
落ち着いてねぇ!

しずる:
アリエルさんは、これは80~82のBカップかCカップ? 鈴奈お姉さまが73のAカップなので、身長がほとんど変わらないとなると…確かにね

ドロシー:
鈴奈さん! 胸の大きさだけが女の価値ではないですから!

鈴奈:
ドロシー、うんっ! そうだよね!

しずる:
そういうドロシーと鈴奈お姉さまは胸は同じサイズですが身長が違いますしカップはドロシーが勝ってますし

鈴奈:
…………

ルフィナ:
しずる…

アリエル:
鈴奈? さん?

鈴奈:
うん鈴奈と言います! よろしくね!

SE:
ミシミシ!

しずる:
ぐるちぃいですお姉さまぁ…

アリエル:
わたくしに昔、大変良くして下さった方にとても良くにておりましたので。 間違えてしまい申し訳ございませんでした。

鈴奈:
いいのよ! うんっ! 「コレ」は鈴奈の後輩でしずるっていうの!

しずる:
首に入ってます! 入ってますよお姉さま!

ルフィナ:
わたしはルフィナ、よろしくね

ドロシー:
ドロシーです衛生メイドしてます!

鈴奈:
それでアリエルさんは訓練を見にきたの?

アリエル:
それもあるんですが、実は来週から妹と一緒に白森女学園に通える事になりまして、わたしと同じクラスになる方が参加されていると優香さんにお聞きしまして、なのでご挨拶しようかと。3-A組です。

ルフィナ:
3-Aなら私達のクラスよ。

鈴奈:
だったらアリエルさんクラスメイトになるんだ!

SE:
ガクっ…

ドロシー:
しずるがまた…

ルフィナ:
あのさ時間あるならこの後、お昼一緒に食べない? もう一人朋絵というのが同じクラスなの、今本部で勉強会してるから誘って

アリエル:
是非お願いします。 あとできればわたくしも、アリエルで呼び捨てで、クラスメイトになるのですから

鈴奈:
クラスメイトでトモダチということでアリエルよろしく! 

アリエル:
はいっ! 鈴奈、ルフィナよろしくお願いします。

優香:
ちょっと早めだけど朋絵たち誘ってお昼入ってしまいましょうか?

鈴奈:
了解です!

ドロシー:
私ちょっとしずるのこと、診てますから先に行ってください。

ルフィナ:
そう? わかった。しずるの事、まかせるわね。

SE:
ぎぃ~がちゃん♪

鉄のドアが閉まる。

ドロシー:
しずる…いくら大好きな鈴奈さんにカマッてもらいたいからって無茶しすぎだよ。
まあしずるを癒すのはわたしとしてはそれは夢がかなってるわけでいいんだけど。

ドロシー:
でも大好きなしずるとちょっとでも一緒に居たいからって新部隊に志願したわたしも無茶といえば無茶か…だからしずるのこと言えないか…。 
実際、一緒にいられて幸せで、それにこうやって膝枕とかできちゃって…夢みたいなんだけど…これもすみれが調べてくれたり偶然が重なって実現してんるんだし運命だよね。 すみれには感謝してるし…すみれにはとても言えないけど。

ドロシー:
本当はニューロチップに命令すれば気絶なんかすぐ治るだけど…もうちょっとだけ…もう三分、いや五分だけ…このままで…

しずる:
(どうしよう…もう意識戻ってるとか言えない。 ドロシーってしずるの事好きなの? 嘘ー。えぇ…もしかしてすみれに頼んでまで調べてたのて…しずるを好きになったから探してた? 嘘でしょ…! そこまで…する?)

ドロシー:
あれ? 顔が赤い? 熱でも…あるのかな? どっか打ったとかじゃないよね?

ぴとっ!(手を額に当てる)

しずる:
(!? やわらかい。 ひんやりしてて気持ちい…それに優しい…)

ドロシー:
う~ん熱は無いよね。 光の当たり具合かな? 

しずる:
(とりあえず寝たふり寝たふり…いや気絶の真似だった…)


エリシア:
悠~里~♪

萌香:
連れてきたわよ

悠里:
御苦労様ですわ。

花恋:
悠里さん…お疲れ様です…

エリシア:
悠里~どう繋げられそう?

悠里:
エリシア~! 貴女も手伝って下さいませんか? 本日はご主人様もヴェルもいないですし! まだすみれさんにこれを見せるわけには…

エリシア:
エリシアプログラム書くの苦手。 そうだすみれは今日はカラダ壊してお休みだって。 

悠里:
すみれさんが? 大丈夫なのですか?

エリシア:
どうなの?

花恋:
ドロシー曰く少し疲れが出ただけらしいので明日には復帰するそうです。 
そ・れ・で! 質問なんですか! 
コレなんですか~コレは!?

エリシア:
この子は、中遠距離支援型アーマーメイド セレーネ=Selēnē=Σελήνη
エリシアと花恋が乗る機体だよ!

花恋:
エリシアと花恋が? コレに乗る???

悠里:
どこまで花恋さんには説明しましたの?

萌香:
まったくしてない

悠里:
やっぱりそうでしたか…

解説:
セレーネー(古代ギリシア語: Σελήνη〈ギリシア語ラテン翻字: Selēnē〉)は、ギリシア神話の月の女神である。長母音を省略してセレネ、セレーネとも表記される。聖獣は馬、驢馬、白い牡牛。ローマ神話のルーナと同一視される。月の女神、狩猟の女神のアルテミスと同一視されることもある。

エリシア:
そうだよ。 全高21m 重量40.12t メイン動力には偏向電離リフレクターリアクター二機を搭載。 主要兵装に超電磁レールキャノンライフル、20mmチェーンガン。9連装マルチミサルポットx2 30mmバスターキャノンx1 ブロブレッシブナイフx2 

強化テクタイト製の装甲に疑似被膜のマイクロマシン分子構造膜を形成することで光学迷彩、ステルス迷彩、対レーザー防護を行うことが可能。

最大の特徴はメインウェポンの超電磁レールキャノンライフルで、10km先から光学観測であらゆるモノ打ち抜くことができる。 機動兵器

花恋:
…ようは超高性能な射撃戦車? みたいなもの? 人型の? 巨人兵器

花恋:
百歩譲って、こういう最新兵器が存在する事はみとめるけど! それに花梨が乗るとかありえないから! できないから! 花恋は…今はライフルを持つと手が震えるような壊れたアサルトオーバーメイドで、パイロットメイドじゃないし!

エリシア:
それは逆。 このセレーネはエリシアと花恋しか操縦することができない。

エリシア:
そうだよね? ぴよ吉…いやアーマーメイド・セレーネ。

グイ、セレーネの首が動きエリシアの方を向く

セレーネ:
グウォーン!

花恋:
えっ…ぴよ吉、アナタなの?

グイ、セレーネの首が動き今度は花恋の方を向く
セレーネ:
グウォーン!

花恋:
嘘…

エリシア:
このセレーネがぴよ吉の本体。 ここから遠隔でこの小さいぬいぐるみの身体を動かしてずっと花恋と一緒に戦っていた。

花恋:
エリシア…貴女は何者なの?

エリシア:
わたしはエリシィア。 力との契約の証。 花恋、貴女の弓としてセレーネと共に作られハイパーバイオメイド。


〇Empire Club Whity Garden BARRoom

クリス:
エリシアと会ったら花恋はパートナーになる事は避けられない。 私は捨てられるわ…(号泣)

クリス:
それは生まれながらに決まっていること。 だから花恋を手放したく無かった。もう少しだけでも良かった…その日を遅らせたかった。 うぅぅ…でも花恋から言われたら…Forestへ行かせるのを拒否できなかったの…うぅ…

絵美香:
クリス! ちょっとまってペース早すぎるよ? まだお昼前だからね? 

奈々:
クリスメイド秘書、奈々は良くわからないですけど、花恋がそのエリシアちゃん?と付き合うとしても、お姉さまはお姉さまじゃないですか?  大丈夫だと思いますよ? …けっこうそういうケースも回りに多いですしね?

絵美香:
そう! 奈々ちゃんの言うとおりだよ! うんっ! お姉さまは別枠だよね!

クリス:
花恋はとても生真面目な娘(こ)だから…そんな二人と同時に付き合うとかしないと思うの‥

久美:
良かった! クリスメイド秘書と絵美香お姉さん居た!

麗奈:
居たのは良かったけど…なにこれ?

謎のメイド
…………

奈々:
久美メイド長、麗奈さんと新人さん? お疲れ様です。

クリス:
久美さん? なにか問題発生かしら?

久美
はい、申し訳ありませんが少しお時間をいただけませんか? 絵美香お姉さんも

麗奈:
うわぁ~お昼前から全力で飲んでる…。 奈々、悪いけどテーブル席かりるね、コーヒーを4つとオレンジジュースでいいかな。お願い

奈々:
コーヒー4つにオレンジジュース一つ。 畏まりました。

まろん:
あのお姉さん達怖いことする?

久美:
怖い事しないわよ。大丈夫よ

麗奈:
…(クリスメイド秘書は怖い時は怖いけどここは黙っておこう)

奈々:
里緒奈さん特別焙煎ブレンドとオレンジュースです。オレンジジュースはシロップ多めにしてますので甘いですよ♪

まろん:
甘い…

麗奈:
まろん飲んでいいよ?

まろん:
いいの?

麗奈:
良いわよ。

まろん:
!!! ずぅ~! ゴクゴク!

麗奈:
まろん、どう美味しい?

まろん:
うん!美味しい! こんな美味しいもの飲んだことない…

久美:
奈々さん、まろんさんが飲み終わるタイミングでなにか他の甘いジュースを

奈々:
ストロベリーミルクなんかどうですかね?

久美:
うんそれでお願い。

クリス:
本日移籍してきたので、面接でご主人様の執務室に連れていったら、男性であるご主人様を見て、恐怖でパニックに…そうですか。 まろんさんの元のクラブは摘発されて解散、うちに引き取ったんですよね。 前のクラブで余程酷い目にあわされていたんでしょう。

絵美香:
……………

まろん:
ずぅ~ずぅ~♪

久美:
男性がいないForestの方が良いかもと考えたんですが、いまForestはミリタリアの事や新しい組織の設立関係で色々お忙しいみたいだし。 コチラのクラブでどうにかできないかと思いまして。 回復すれば良くんに心を開くとまではいかなくても、怖くは無くなればサロンなどの営業に近寄せず事務や掃除などの業務なら可能ではないかと…

クリス:
久美さん! まろんさんはわたしが責任をもって面倒見ます! いや面倒を見させてください。 うちのクラブで引き取りましょう。 久美さんや麗奈さん絵美香はご主人様とどうしても仕事を一緒にやることも多いと思うでわたしならクラブを回っていてもご主人様への報告や会議以外は会うのはメイド達だけですから、連れて回って慣れさせる事もできると思います。
その様子だとお部屋も一人部屋だと心配です。ある程度回復するまではわたしの部屋で面倒みます。

絵美香:
(うわー。このタイミングだしね。 カメリアコンプレックスでアリコンのクリスが食いつかないわけないか…それにまろんちゃんってクリスの好みだよね容姿とか雰囲気とか)

食事は今花恋ちゃんがForestへ行っている間は私がクリスの面倒みているし大丈夫だと思うわよ。

解説:
カメリアコンプレックス
不幸な女性を見るとつい救ってしまいたくなる心理を言う。

アリコン=アリスコンプレックス。 うちだと鈴奈達以下のメンバーが対象くらいの女の子に異常に引かれる性癖。 まろんは花恋たち最年少組より一歳年下設定


まろん:
お姉さん達やさしい。

久美:
うん、怖くないでしょ? クリスお姉さんと絵美香お姉さんにまろんさんの事はまかせるけど大丈夫かな?

まろん:
うん、クリスお姉さん、絵美香お姉さん、お願いします…。

麗奈:
よかったね…まろん。
(別の問題で心配だ。 これ花恋がいないうちにクリスメイド秘書がまろんに溺れるパターン? あとで連絡しとくか…)

後半へつづく