えんぱいあな日々 In The Forest 運命の車輪
えんぱいあな日々 In The Forest 運命の車輪
本編開始から 11カ月 ~ 1年10カ月まで
真紅オーナーがチーズ君のエメンタールへ視察にくることになり、紫暮さんから桃恵に連絡があり桃恵は久遠を連れて急遽「取材」へ行くことになる。
以前から瑠莉のオーナーとしては飛びぬけたオーバーメイドを超える能力やメイドではなく一般の人間である自分の特異能力性に疑問を持っていた紅葉は、4カ月にわたりネットを駆使しアポリロイドやオーバーメイドに関わる技術などを探していた。
しかしネットにある情報だけではどうしても瑠莉の能力も姉の楓の能力もそして紅葉自身の能力も説明がつかない。 そこで紅葉はフランソアが司書として管理する櫻糀家、月城家共同の図書室の大量の文献に目をつける。
図書室ローカルネットワークサーバー(冬寂-ウィンターミュート接続用インデックス端末)にそのヒントとなる櫻糀優樹子博士とフィッツジェラルド博士の共同研究論文を発見する。
その論文の内容は紅葉を驚愕させるものだった。量子演算ニューロンチップとDNAのゲノム設計を行い、脳と神経を最大限まで使える人を超えた人間の人工的創造。 アドバンスドヒューマンを研究であった。
そこまで紅葉が読み進めた時に、フランソア・デルポール2.0のカラダをサイバースペースからフランソアの意識の封印することで乗っ取ったDrフィッツジェラルドが現れる
これは冬寂-ウィンターミュートの接続端末には強固なプロテクトがかかっていたのだが、それを紅葉は内臓されたSQUID(Superconductiing Quantum Interfrernvr Dvice = 超電導量子干渉素子デバイス)を無意識に使い破壊したため、実際に物質空間(マテリアルスペース)に直接確認しにきたのである。
一触即発状態のDrフィッツジェラルドと紅葉の間に入ったのは、瑠莉と詩織、悠美、里緒奈、ヴェルであった。
瑠莉達の介入でDrフィッツジェルドは紅葉にオーダーメイド技術について開示し紅葉自身もそのオーダーメイド技術によって作られた人間であることを明かすように示唆し本人は冬寂-ウィンターミュートへ戻る。支える意識両方を失い昏睡するフランソア。それと同時に冬寂-ウィンターミュートと外部ネットワークの「鍵」であるフランソアの意識がないためにFORESTのネットワークは外部のネットワークと全て切り放され始める。
それをどうにか阻止するために奮闘するメンバー達。 そして瑠莉は紅葉に自分達がオーバーメイドという存在であることをつげる。 ロジック迷路に封印されたフランソアの意識体を救い出す以外にForestとフランソアの命、そして電脳意識体になったDrフィッツジェラルドを救う手立てはない。
自分がネットワークダイバーに特化したオーバーメイドであることをしった紅葉は封印を施した姉である楓を説得し全ての力を使えるようにする。
フランソアを救うためにはフランソアの意識が囚われている冬寂=ウィンターミュート内のDrフィッツジェラルドのロジックメイズ(記憶迷路)に行きバイパスをつながなければならない。 フランソア自身の脳へ里緒奈のマインドダイブを使い潜る事で、冬寂=ウィンターミュートのフランソアがいる周囲の電脳記憶を電脳空間として再現、そこに里緒奈をネットワークHUBとして紅葉とヴェルが潜ることで、フランソアの意識体に接触する作戦をとることになる。
フランソアを救うまではFORESTのネットワークは全て閉鎖されており、セキュリティーなども停止しているし業務もすべて手作業になる。 さらにちょっとづつフランソアの意識は「意味消失」を初めているので長くかかっているとどっちしろFORESTもフランソアも危険である。
すぐに対ハッキング用の攻性防壁であるプログラムが襲ってくる。 ロジックメイズのサイバーイメージ(サイバースペース内のルールといえる)はリアルスペースのそれで武器なども普段現実で使用されているものである。 このサイバーイメージ合わせてCFORMAL=Cyberspace=Fourdemension=Object=Markup=Language=サイバースペース四次元物体記述言語)を記述しないとあらゆるオブジェクトは機能しない。現実空間と同じサイバーイメージなので三人のアバター(電脳空間上の仮身)も普段のFORESTで着ているメイド服を着た姿として顕在化した。
凛空は香織と奈緒美に婚約したことを話す事を決意するがあまりにもことに怖気づいていた。
朝、高等部の登校日なのでForestに設置される臨時バス停で待つ三人だが他の学園のメイドは現れず萌香のみが現れる。 何事かをきく凛空と香織に、萌香を困らせるではないとたしなめる奈緒美。しかし自分達に力がなれることならすぐに連絡するように約束させる。
学園につき普通に授業を受けるが、まず普段メイド達が連絡をとりあっているチャットは大混乱していること、それより凛空がいつもと違い明るさがなく思い悩んでいること。
紅葉達が冬寂=ウィンターミュートで戦っている頃、フランソアの外部記憶装置である中央演算室の速度を500分の1にした為に、Forestの大部分のシステムは障害を起こして業務は手作業に全て切り替えなければなず大混乱していた。
サイバースペース内にいる紅葉達三人をモニタリングしていた悠里は里緒奈とヴェルの精神が限界にあることしり、急遽萌香に頼み鈴佳を呼ぶ。
凛空達が到着し、レストランに用意された特設ステージで歌う鈴佳達。 鈴佳のオーバードライブ能力で変換されたマイドウェーブは悠里が変換し里緒奈の脳へ直接伝えることになる。
〇えんぱいな日々(本編) 第四百四十一話 「バトルソング」
紅葉が二人を残し単独で突貫しよう決意したその時、サイバースペースに鈴佳や凛空達の歌声が響き渡る。 マインドウェーブ=精神同調波で送られたのは「感情波」は紅葉達三人を金色の光でつつみ三人の精神を回復、
最後の兵士プログラム二人をGUNカタで片づける紅葉だったが、最後に残った兵士プログラムの銃弾を至近から頭部に受けてしまう。
後から到着した里緒奈の決死の突撃で敵プログラムはすべて倒すことができたが、血をまき散らしながら倒れる紅葉のアバター。 頭部に銃撃を浴びたと錯覚した脳が、紅葉の生身の身体本体の心臓までを電気干渉で止めようとする。 このままでは紅葉が死ぬと叫ぶヴェル。
鈴佳は紅葉を救うために萌香に積まれているサブプロセッサまで最大投入し自分ができる最大出力の感応波に自分の精神エネルギー(電化)を載せAXIA(価値)を独唱する
倒れる紅葉の前で自分の全ての力をつかい精神を届けようとする鈴佳。 一曲が歌い終わったあと紅葉は自分の精神を再起動し、死を免れる。 しかしリアルスペース(現実空間)のステージでは全ての精神力を使い切った鈴佳が昏睡状態になり萌香の腕の中に倒れるのだった。
鈴佳が倒れてもしかしライブは中断できない。そこで凛空は香織、奈緒美とともにお兄ちゃんと婚約したことやグリーンウッドへ移籍することなどをそこで発表、お兄ちゃんへ込めた歌を歌うことで鈴佳が倒れたことなどを話題で吹き飛ばし事なきをえるのだった。
翌日のFORESTはシステム再編や白森神社で行われる鎮魂祈の為に全面休業になる。そんな中、フランソアは瑠莉にフランソアとDrフィッツジェラルドの意識機能を分けていた防壁が紅葉のSQUIDにより破壊されたこと、Drフィッツジェラルドに紅葉への「お詫び」として2銀行の株券の譲渡、さらに瑠莉にある構造体を託されたことを伝える。
夕方の臨時休業のForestへ一人のメイドが到着する。たまたま通りかかった悠美メイド秘書が彼女をみつける。本人は酒井美亜を名乗りクラブシャグラより移籍してきたシェフメイドである事をつげる。 全館休館で業者が入って清掃が行われているために用意されるメイド部屋が無いのでその日は悠美の部屋に泊めることにする。とても素直で元気がよく明るい彼女に惹かれる悠美であった。
翌日、瑠莉と面接を行ったあと、調査を行っていた悠里と優香から素性があきらかに怪しく工作員ではないかという判断になる。 しかし素性がはっきりするまで悠美が大変好感を示していることから優香がこの件は全権を預かり調査をすることになる。
悠美、優香、美亜へ夕食の席で所属していたシャグラについて優香が聞くと美亜は突然もっていた肉切りナイフを武器に悠美に襲い掛かるが優香が盾になり悠美は無事でありそのままMブラスターのパラライザーで気絶させることに成功する
すぐに瑠莉ヴェルが到着し美亜を調べるが、美亜の元々あった記憶は強引削除され、疑似的な記憶をかまされアヴァロンと提携したハイパーメイドによるアポリロイドの解放を目指す組織、クロトの子の襲撃であり破壊工作員としてFORESTに送り込まれたことがわかる。
部屋を監視していた悠里により部屋へ向けて外のバンから高周波の信号が送られていたことを検知、逃亡したバンを理沙と久遠が追うが追い付くと焼夷爆弾で自爆。バンへの通信記録を悠里が即座に洗い、交信記録からアジトを発見。アジトにいた工作員を排除し端末を確保するが、美亜の記憶につながるものは発見されなかった
ヴェルは美亜を施術し、疑似的な記憶を悠美と会ってからのわずかな記憶からさらに作り直しどうにあ美亜本体の自我を成立させることに成功する。
美亜
白森女学園中等部 2-Bへ入学
そんなある日の早朝、お兄ちゃんのクラブであるグリーンウッドへ凛空は詩織に見送られながら移籍するのだった
Drフィッツジェラルドから託された構造体(ストラクチャー)の中身はハイパーニューロンオペーションチップと軌道衛星上のスプロールへの結合コードだった。
それを生成した瑠花は東京の国立生命科学研究所でフランソア・デルポール2,0へそのチップを施術、フランソアはアドバンスドアポリロイドチップ、オーダーメイドチップ、ハイパーニューロンチップの3つを積み、衛星起動上スプロールサーバー群を外部記憶外部演算処理装置にもったフランソア・デルポール3.0として再起動することになり、Drフィッツジェラルドと同時にに意識体を確立できるようになった。
エメンタールのふわふわ妹 小春ちゃんがFORESTに新人研修に来る。桃恵、ヴェル、アシュリー、美知留の年少組との交流のお話。
フランソア
白森女学園 高等部 1-B へ入学
Drフィッツジェラルドとは別個体となったフランソアは瑠莉に希望し白森女学園に通うことになる。そこには新しい友人、新しい生活がまっていた。
凛空はなれないメイド長という役目を懸命にこなしながらもお兄ちゃんと楽しい日々をすごすのだった。
美亜の本当の名前や記憶、そしてその処置を行った背後の組織を捜査するために、エンパイアクラブ極東捜査本部より八神綾香特別執行官が着任する。 これはエンパイアFORESTの権限はあくまで軍やクラブ内部の捜査であり、それ以外の民間地域の捜査は極東本部の権限だからだ。 この合同調査を行うためにFORESTは調査部を設置、その部長に優香。そして実際の捜査を行うのは萌香を隊長として悠里、ヴェル、ソフィー、彩香、久遠を任命しあたるのであった。
保安本部、調査部設立
保安本部長:
優香特務中佐
駐屯地副指令:
悠美特務中佐
隊長陣
捜査部隊長
執務官:
萌香大尉
捜査部副隊長
執務官補佐:
悠里特務大尉
捜査部副隊長
執務官補佐:
ソフィ特務大尉
捜査部監察官
ヴェロニカ(ヴェル)博士
隊員
フォワード 執行官:
久遠特別執行官
彩香特別執行官
バックス 監察官:
捜査部監察官
ヴェロニカ(ヴェル)博士