くみ泡 第八話「RENDEZVOUS 」その7

 
テレーサ:
それでご主人様が久美メイド長に慰められてて…

エミリー:
ちょっとまって電脳通信!

ひな子:
またクレアお姉さん?

エミリー:
ちがうクレアお姉ちゃんじゃない、絵美香お姉さんだ

テレーサ:
絵美香副メイド秘書?

ひな子:
何かあったの?

エミリー:
ちょっとまって!

ひな子:
うん黙る! ごめん!

エミリー:
はい…研修中のメイドは今ここにそろっていますけど…まろんですか?

萌奈:
まろんってあの午前中、良二オーナーをみてパニックなった娘だよね?

シャロン:
うん心配だよね…

エミリー:
はぁ~~?! 前クラブがメイド虐待で本部に摘発になって保護されたメイドなのに
メンタルケアをしないで移籍になった? なんですかそれ!! うち(Forest)は何してたんですか! 今すぐマスターフランソアに連絡します!

ひな子:
ちょっとエミリーおちついて! 相手はこのクラブの副メイド秘書でアナタはまだ新人研修中の準メイドなんだからね! 口調! 口調!

エミリー:
そんな事したら担当が切り刻まれる? 切り刻まれればいいんですよ! 両手両足
切断されたうえに、五臓六腑まき散らせばいいんです! もしくは極東本部ごと
瑠莉オーナーに爆撃してもらいます!

ひな子:
四肢切断…ひっぃぃ!

テレーサ:
本部ごと爆撃…Forestのメイドって怖い…でも本当にやりそう…いやヤル…

エミリー:
はぁ…まろんの事を同期である私達に面倒をみさせたいと?

萌奈:
エミリー、萌奈で出来ることなら手伝うよ!

シャロン:
うんうん! まろんの事、私も心配だし!

エミリー:
それは私も「見習い新人研修中」とはいえ衛生メイドなのでそういう事でしたら診断もしますし治療にも協力はしますし…

ひな子:
うん! 同期だもんね何でも協力するよ! ねえテレーサ!

テレーサ:
うんうん! 協力する!なんでも任して! だから穏便にね!

エミリー:
ここにいるみんな是非協力したいと言ってますので。 それでどうすれば? はいわかりました。 30分後にメイド秘書室ですね。 かしこまりました。 伝えます。

ふぅ…さて…

エミリー:
マスターフランソアぁ? 紅葉お嬢様ぁ! 緊急で大事なお話があります!

テレーサ:
穏便にすませるじゃなかったの!?

エミリー:
それはソレ!これはコレ!

ひな子:
四肢切断…五臓六腑…ひぃぃぃい!

シャロン:
本部爆撃…

その8へつづく