えんぱいな日々(本編) 第五百六十話 GIANTSTEP その10
ルゥナ:
月が出ていると言ったの!
ルゥナ:
愛里栖! 郁恵! アリエルさんを抱えて、ハイパーアクセルでこの人工地盤の海ぎりぎりまで行って。できるだけこの建物本体から離れて
愛里栖:
アンタはどうするのよ?
ルゥナ:
ルゥナは…私は花恋とエリシアを援護してくる。
アリエル:
そんなお一人で無茶です!
ルゥナ:
「ご主人様命令」よ! さっさとアリエルさんを抱えて行って!
郁恵:
ルゥナ…いやご主人様。命令には従いますけど、マスターが死んで他のワケワカラナイご主人様なんかに仕えたくないからね。生きて帰ってきなさいよ。 絶対だからね。
アリエル:
ちょっと郁恵さん離して下さいませ! わたくしはルゥナさんと一緒に!
愛里栖:
「お願い」じゃなくてこんな時だけ「命令」ですか?
私達はトモダチじゃなかったの? ああ従いますよ!
何をする気なのか知らない… だ・け・どっ!
愛里栖:
トモダチとして、ちゃんと後で謝ってもらうからね。わかった?
アリエル:
離して下さい!!
愛里栖:
行こう郁恵。
郁恵:
うん…。
ルゥナ:
……………
SE:
カンっ! ゴンっ!
(アーマーメイド同士の戦闘音)
すみれ:
諦めて! その武器じゃすみれに勝てない!
花恋:
外部スピーカー? これはあっちのパイロットのメイドなの?
エシリア:
諦められるわけない!
エリシアはね!
ここにいるご主人様とお姉ちゃんとトモダチの未来をかけて戦ってるんだから!
どこの馬の骨だかわからない
ご主人様の命令に従ってるだけのアンタとは違うのよ!
すみれ:
すみれのご主人様をバカにするな!
SE:
カンッ!
花恋:
マズイ! ナイフが!?
SE:
ガツン!
ウーラノスはブレードでセレーネのベイルを強打するが同時にエリシアはリフレクターシールドを展開、それを受け流す! しかしすみれは同時にウーラノスの右手のレールライフルを強引にリフレクターシールドの裏側から突っ込む
すみれ:
これでどうだぁ!
エリシア:
マズイ!!!!
花恋:
この子強い! ダメか…
すみれ:
チェックメイト!
えっ! なんで動かないの! ウーラノス!
月美:
パルスアタック!
ルゥナのトモダチを討たせるかぁ!
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