えんぱいな日々(本編) 第五百六十話 GIANTSTEP その22
SE:
ウゥ~ん♪
萌香:
こ…これは何なの? 悠里!
悠里:
この空間自体が巨大な電波暗室になっているようですわね。
電脳通信はおろか、スキャンイングデバイスも使えませんわ
萌香:
そんな事を聞いているんじゃないわよ! 「コレはナニか?」と聞いてるの!
悠里:
知りませんわよ! 調べてもいないのに解るわけございませんでしょ!
詩織:
ジオメトリックニューロンシンセサイザー。 それも巨大で複数メイドの脳を同期させる…
悠里:
そういわれて見れば、そうとも見えますわね。
萌香:
まさか、あの埋まっている一本一本にメイドが入ってるって言うんですか?
詩織:
だと思うわ。 昔、ここまで大きいものではないけど、とある組織を壊滅させたときに
似たような実験施設があって…それを後からご主人様が調べたらそう言ってたの覚えてるから。 それは複数のメイドの科学的な洗脳施設だったんだけどね…。
ジャンヌ:
もしこのシリンダー一本一本にメイドが収納されているなら、ここから搬出し上のプラットフォームまで運ぶには大規模な運搬と安全確保が必要だ。 グリーンサーヴァント及び、オーバーメイド連合部隊にも協力を仰いで急ぎ搬出ルートを確保する事を進言するわ。
都:
わたくしはここにいても役にたちそうがございませんので絵里奈さんの援護にまいります。
久遠:
都と同じ!
七号:
ワタシモソウスル
詩織:
ここのはあの人…あっご主人様とヴェルじゃないと無理かも。安全にメイドをシリンダーから出すにしてもね。 私はその手配の為にいっかい地上に上がって相談するわ。
ご主人様の代わりに萌香が部隊全体の指揮をとるべきだとおもうわよ。
萌香:
そうですね! 皆さんいま言った通りにお願いします。 私もいったん艦にもどりご主人様に指示を仰ごうと思います! 悠里は‥
悠里:
わたくしはここに残ります。 ジャンヌさん、このファイバーケーブルを外部まで引いてください。外部までは有線でその先でアンテナを設置できるので。
ジャンヌ:
承知した。
萌香:
必ず全員救い出してあげるから…もうちょっとだけ待っててね。 すぐ戻るわ!
えんぱいな日々(本編) 第五百六十話 GIANTSTEP 終わり