えんぱいな日々 第五百六十一話 禁断のパンセ その10
月美:
メイドの運命をご主人様が勝手に決める? アリエルさんそれは違うと思います!(怒)
アリエル:
でわ誰が決めるですか?
月美:
決めるのはメイドも含めて協議します! その上で責任はご主人様が取る! 私のご主人様の保坂良二様も、Forestの瑠莉オーナーもGreenWoodsの剛史お兄ちゃん…オーナーもそうですし、私の親友のすみれのご主人様の凛空さん、親友の真理愛のご主人様の穏海さんもそうしてます。
さらにメイドとご主人様である私の運命なら、それをフランソアさんに押し付けるなど言語道断です!
私達がやるべきはどうやったらその試練を協力して克服できるのか? 私達だけで力不足であるなら、その時はフランソアさんやエンパイアクラブのオーナーやメイドの仲間達に頭を下げ力を請うべきではないかと私は思います。
美里:
ご主人様だ…先輩カッコイイです!
月美:
と…そんな感じの事を前に久美さんと麗奈さんとクリスメイド秘書にうちの良二ご主人様がボコボコに怒られてまして…わたしも報告で執務室にいてさ、出るに出られず大変だったんだよ。
だから受け売りなんだけど…わたしもご主人様とメイドって主従関係だけど支え会う仲間だとおもってるし、わたしはご主人様をご主人様って呼んでるけど、久美さんも麗奈さんも良くんとか良二だし、そこに鈴奈さんや絵美香お姉さん、クリスメイド秘書、夢愛部長、執行部のみんなが先頭に立って引張って! でもメイドみんなが協力して進んでいく感じだし
美里:
本当に良いクラブですね。
月美:
うん!
月美:
昨日、デルポール家の説明を少しだけ受けたの。でも紅葉さんやヴェルさんがコトバを濁すくらいの内容で大変な事だということしかわからない。 でもね過去の私が郁恵や愛里栖と挑んでいたなら今の私でもできるとは言わない。だから各オーナー達や今いる私達のトモダチに頭を下げて力をかしてもらって…みんなでなら…かならずどうにかできると思うの。
わたしこういうご主人様じゃなかったかもしれない。
記憶がもどっても今の宮坂月美の私が消えて無くなるわけじゃない もとのルゥナ・デルポールご主人様には絶対なれないと思う。
もしご主人様になれてもトモダチとして一緒にいつも歩むルゥナにしかなれないと思う。
たぶんご主人様をずっとまっていてくれていた郁恵と愛里栖には本当に申し訳ないと思う。
郁恵、愛里栖、本当にごめんなさい。
愛里栖:
黙って聞いてれば言いたい放題だよね…どう思いますか郁恵さん。
郁恵:
もともとそれができていれば、こんな事にもならなかったわけで。
どの口が言うんだか…そう思いませんアリエルさん。
アリエル:
ルゥナさんも見本になる多くの方々と接し成長されたのです。 許してあげてくださいませんか。
郁恵:
許すもなにも もとからトモダチだし
愛里栖:
これからもトモダチだしね
月美:
ねえどういうこと?
愛里栖:
まあアリエルさんは一緒にやってもらうとして
こんな感じのご主人様と私達だけど良かったら美里も一緒にやってくれる?
美里:
是非一緒にやらせてください!
アリエル:
わたくしには選択権はありませんの?
郁恵:
ありません。お姉さん役としてエリシアと花恋も含めて最後まで面倒みてもらいます!
郁恵:
今夜、月美が記憶が戻ってルゥナに戻った時…
愛里栖:
さっきの言葉でもんどりうってアリエルさんと愛里栖と郁恵に土下座をする事決定!
アリエル:
楽しみですわ~♪ 今夜はここで皆様でお泊りできるのでお布団もありますし
月美:
ええ…ぇぇ…
美里:
やっぱり美里がツッコミ役…
月美:
あのアリエルさんはもともとルゥナの時の私と親しかったからお世話になるのはわかるだけど、美里ちゃんは梨音ちゃんのトモダチで…
美里:
あの実は郁恵お姉様と愛里栖お姉さまがシスターに‥美里をして下さったんです。 ずっとお二人のこと美里憧れてて…瑠莉ご主人様にもちゃんと許可いただいてます。仮マスター登録だったんで。お姉さまたちがルゥナご主人様のメイドにもどるなら美里も一緒に本マスター登録でメイドとしてどうかお願いします! ふぅ‥ちゃんと言えた…
月美:
はぁ郁恵と愛里栖のシスター…そう…よかったね…そうシスターか。
二人の事やっぱり好きだったんだ。 瑠莉オーナーの許可がでてるなら…はい。こちらこそよろしくお願いします。
美里:
気付いてました? やっぱり
月美:
うんいつも二人のこと聞いてたし‥ なんとなくね。良かったね受けれてもらえて
美里:
はい。。
アリエル:
ちょっと早いですが梨音さんお昼は手術前なので食事制限がありますので、わたくし達は食べてから病室にまいりましょう。 そのころには午前中の検査も終わるころだと思いますので。
月美:
そっか食事制限か
愛里栖:
梨音ちゃんの分まで食べないとね美里♪
美里:
それじゃ美里が太っちゃいますよ~♪
その11へつづく