えんぱいな日々(本編) 第五百六十三話 禁断のパンセ 後編 その19

  
フランソア:
うぅ~…ん…。。むにゅ…

フランソア:
マモン…?

Drフィッツジェラルド(以下Dr)
ごめんなさいね、起こしてしまいましたわ

フランソア:
いい‥すごい長い夢見てて…起きたかったから。起こしてくれてありがと

Dr:
どんな夢だったのかしら?

フランソア:
フランソアがフランソア・フィッツジェラルド二世でなくてフランソア・デルポールという別のフランソアになって、妹のルゥナという子とマモンとパパと暮らしてたんだけど、パパがいなくなって。 
そのあとルゥナもいなくなって。 少したって久遠というメイドと悠里っていう子とソフィーっていう子の5人で暮らすようになるの。

フランソア:
ある日、マモンにお使いを頼まれて悠里とマモンのレンヌの研究所に行くにことになって…色々あって‥悠里って子も大けがして…マモンが死んだって言われて。 
フランソア一人になちゃって…フランソアオカシクなちゃって。 気づいたら日本に居たの。

フランソア:
その後、なぜかフランソアはその日本のお屋敷のメイドになって…ご主人様に仕えるようになるの。おかしいよね…。
それで、そのご主人様と結婚して…あと一緒に暮らす紅葉っていうパートナーができて…
トモダチもいっぱいできて、遊んだり、お仕事で歌ったり、バイオリン演奏したり、学園にも行ったり、時にはメイド達と一緒に戦ったり、色々して…なんか毎日が騒がしい? けど幸せ? な日々だった。

Dr:
お掃除も洗濯も料理もお茶さえも入れられないメイドを雇ってくれるそのご主人様はとても変わったご主人様ですわね。

フランソア:
うぐっ! だからあくまでそれは夢の中のことなの!

Dr:
さっき目覚めたかったって言いましたけれども何故?

フランソア:
だってマモンがいないから‥‥どんなに幸せな日々でもマモンが死んじゃっていないのはフランソアはヤダ。

Dr:
そう…

フランソア:
えへへっ…紅葉に撫でられるのも好きだけど…やっぱりマモンのも好き…

Dr:
さっきの夢ですが、もしわたくしがいたら、その夢でもフランソアは目覚めずにやっていける?

フンラソア:
うぅ~ん…マモンの言う通りでメイドとしては無理かな。
掃除も料理はおろかお茶さえ入れらないメイドってフランソアなら即解雇すると思う。 
経理などは有能な部長さんがいたり、接客はフランソアは無理だし、フランソアあのお屋敷で何をやってたんだろう? でも色々やってた。
ご主人様のお手伝いはできてたと思う。オーナー代行? みたいにメイドへ代わりに指示を出したり、ご主人様の代わりに動いたり、商談したり。 
でもそれってメイドじゃないよね。共同経営者かな? そういうだったらやれてた。
あとフランソアアは戦う事は得意だからみんなを護って戦う。それはできてたと思う。

フランソア:
うん…ご主人様に会いたい。紅葉にも会いたい。詩織さんにも絵里奈さんにも会いたい。里緒菜や、ロッテや里穂…フランソアの大切な家族。 
フランソアにもメイドがいて。理沙やヴェル、クレア、夏帆、ドロシー、エミリー…。
親友の沙織や楓、律子、葵‥‥鈴佳さんや萌香さん、Forestの他のメイド達や、凛空さんのクラブのメイド、律子の弟でフランソアの従妹の良二のクラブのメイド達。

沢山、沢山のフランソアのトモダチに会いたい…

フランソア:
そうだフランソアはあの場所をみんなを護る為にいたんだ。

フランソア! Forest に戻らなくちゃ!

Dr:
わかりましたわ、でも今度はわたくしも一緒よフランソア。 今まで一人にしてごめなさいね

その20へつづく