えんぱいな日々(本編) 第五百六十三話 禁断のパンセ 後編 その4

 
美見:
ジャンヌさんどうぞコーヒーです

ジャンヌ:
美見だっけ? ありがとう。

美見:
あの…邪魔にならなかったらですが、ここに一緒に居ていいですか? 
中、なんかとても美見は居づらくて。

ジャンヌ:
ああ、別にキミ一人がいても邪魔にはならないわよ。

美見:
そうですか。なら居させてもらいます。


にゃん太:
にゃん! にゃにゃ!

アリエル:
たしかにドクターが判断したとおり、相手がクロトの子の残党であるなら、Forestよりココが狙われる可能性が高いですわね。うさ子、現在の病院でのForest調査部とグリーンサーヴァント合同部隊の配置状況の報告を。

うさ子:
ぴょんぴょんぴょ!

アリエル:
解りました。 まあ防衛目標が二つであるなら、ケース2Bは妥当ですわね。 小梅さんうさ子を借りてよろしいかしら

小梅:
うさ子アリエル先輩の指示にしたがって。

うさ子:
ぴょん!

アリエル:
にゃん太はわたくしの目として手術室まえで警護しているソフィーさんの所へ連絡役もかねて、うさ子は玄関ホールが見える安全な位置へ移動お願いしますわ

にゃん太:
にゃん!:

うさ子:
ぴょん!

アリエルが普段している六芒星が二つのカタチのヘアアクセサリを取ってデバイスに付け替える。

SE:
カチ、うぃ~ん♪

アリエル:
現在この病院は入院患者並びに一般職員は退出済です。手術と護衛を行っている私達の関係者以外はおりません。

月美:
だから普段より今日はガランとしてたんだ…

アリエル:
新デルポール家とそれが支援するものに対して仇をなす不埒者がどうなるのか? その意思を示す絶好の機会です♪ 盛大に歓迎してあげしょう。 準備はよろしいですわね♪

小梅:
先輩達への差し入れってこれだったんだ…

月美:
えぇ‥‥。

久遠:
郁恵、愛里栖はアリエルと久遠と共に侵入してくる部隊を殲滅する。

郁恵・愛里栖:
諒解!

久遠:
ルゥナ様直下の護衛は美里、向日葵に任せる。

美里:
任されました先輩!

向日葵:
私の代わりにお嬢様を害しようとする者共に鉄槌をお願いいたします!

月美:
あのみんな、あまり危険な事はしないでね…

アリエル:
どうやらお客様がお出でになったようですわよ♪ 花恋さんが今日はいないのでわたくしが代わりに! 

総員撃鉄を起こせ! お祭りの時間ですわよ!

月美:
アリエルさんそれは祭りは祭りでも血祭りですから…

小梅:
アリエル先輩もこういう人なんだ…小梅ドンビキです

SE:
パパパパっ!(銃撃音)

ガシャン! 猛烈な追突音とガラスが割れる音と共にワゴン車が正面玄関を突き破って突っ込んでくる。 

美見:
何??!

ジャンヌ:
正面玄関から? くそっ! 退路考えずの捨て身での突入かぁ! 美見伏せろ! 

ジャンヌ:
頭を下げろ!

SE:
パパパパパッツ 兵士が撃ってきている。

SE:
ボスボスボス!(美見に覆いかぶさったジャンヌの背中に銃弾が当たる)

美見:
ジャンヌさん!

その5へつづく