えんぱいな日々(本編) 第五百六十三話 禁断のパンセ 後編 その7
SE:
うぃん(ドアが開く)
エミリー:
アンタまだ居たんだ
夢結:
はぁ~?!
SE:
パシッ!(エミリーの胸倉を掴もうとした夢結の腕を左手でパッと遮る)
夢結:
くっ!! アンタが待ってろっていったんでしょ!
エミリー:
いや時間かかってるから流石に置いて帰ったと思ってただけよ。
夢結:
そんな事するわけないでしょ!
エミリー:
ならここまで待ったなら最後まで待って。 まだかかりそうだけど。
あの真理愛少尉はここに居りますでしょうか?
真理愛:
アタシだけど。
エミリー:
ドクターがお力をお借りしたいでそうです。 中へお願いします。
真理愛:
解ったわ。
めぐ:
今の動きみた?
しずる:
夢結の言うとおりただ者じゃないね。戦闘格闘では夢結じゃ勝負にならない。
場数の違いがモロに出てる。 戦闘格闘の実戦経験が豊富な衛生メイドか。
衛兵:
すいません身分証明書と招待状の提示をお願いいたします。
ラファエロラ:
お仕事…お疲れさま。お休み!
衛兵:
!! あぁ‥‥
そのまま崩れ落ちる。
鈴音:
コロシテは無いだろうな?
ラファエロラ:
できるだけ無駄な殺生するなって言われてるから眠らせただけだよ。
銃向けられたわけじゃないし。
鈴音:
そうか。 しかし衛兵が一人だけとは不用心がすぎるな。
SE:
きゅぅ♪
クルマが止まる
SE:
ウォン! 多肢戦車の熱光学迷彩が解かれる
鈴奈:
本日は全館貸し切りになっておりまして招待状の無いお客様は入場できません。
お引き取り下さいませ。
もしお引き取り願えない場合は、力づくでも帰っていただく事になりますが。
その8へつづく