くみ泡 第八話「RENDEZVOUS 」(後半)その11
なんいうか言葉がありません。
では月美先輩…いやルゥナ先輩は明日それを思い出すんですね。
そんな大切な話を美里になんで…
愛里栖:
それはスカートの下の不自然な膨らみが理由かな?
美里:
!!!
郁恵:
おっと!さっき言ったように郁恵達の本当のマスターはまだ明日にならないと復活しないし、仮マスターの瑠莉先生からは能力使用は人命救助とルゥナに被害が出るような非常事態以外は禁止の命令がでてるから事を構えるつもりはないから。
美里:
先輩達…何時から美里の事を気付いていたんですか?
郁恵:
それは最初に学園で会ったとき? 歩き方で解るし。
愛里栖:
まあほら、ルゥナは今は自覚は無いけど、命を狙われている立場だし? 私達が護らないとね。
美里:
最初から…
郁恵:
所属は保全機関極東本部管理課って所かな? で任務が梨音ちゃんの警護とルゥナの監視って所?
愛里栖:
直属の上司はForestの永遠さん。責任者は優香お姉さん?
SE:ジャラ♪ 制服に隠していたドックタグを出す
美里:
はい。エンパイアクラブミリタリア極東本部所属保全機関調査官一条美里曹長です。うぅ‥工作員失格だよ‥やっぱり美里向いてないんだよ…諜報警護任務とか…
愛里栖:
落ち込まない落ち込まない!
美里:
それに今日は…先輩達と外食するって美里、普通に喜んでました‥‥あぁーー!
愛里栖:
美里はルゥナのことも病院で護ってたんだよね? 私達の代わりに
郁恵:
だから、明日からルゥナがご主人様になったときにもらっている情報と差がないか? ということもあって確認のためにね。 警護つづけるんでしょ?
美里:
そうですけど…
愛里栖:
それと…
郁恵:
ねえ美里、ルゥナのメイドにならない? 今、仮マスターだよね?
愛里栖:
まあ正確には私達の妹にならない? シスター!
美里:
えっ?! ルゥナ様のメイド? 先輩達の妹? シスターとして! お姉さま…になっていただけると? えぇぇぇ!
愛里栖:
エスコートメイド、興味あるんでしょ? 学園で講義取ってるの知ってるわよ。 私達ならじっくり教えてあげられるし…
美里:
あれは、妹の美見がエスコートメイドだし、美里もハニートラップの技能とかあったら…今後の任務の役にたつかなーとか!
郁恵:
それに、美里~学園で私達のこと…月美がいないのにじぃーと見つめてるときあるよね?
愛里栖:
それも目がハートでぇ!
美里:
そ…そんなこと…
郁恵:
ほら~白状しちゃいなさいよ♪ 素直になった方がいいよぉ~?
美里:
じつは美里…エッチが大好きなんです。 性欲が激しいというか。
でも特性はアサルトハイパーメイドなんで…いまの部署に配属になって…なんか向いてないなって。美見はエスコートメイドなのでいつもうらやましいなって思ってたんです。
そんなときにお二人の事を知ったんです。
本当はとっても強いアサルトハイパーメイドなのにWhityGardenのエスコートメイドとしても人気がある先輩達…とてもお綺麗で可愛くて‥一目で女性としても好きになっちゃいました。 失礼だと解ってるのにお姉さまとしてお二人とお付き合いできたらどうなるかなとか‥日々を妄想してしまったり……スイマセン。
今回の任務ももしかしたら…ルゥナ様の護衛と監視なら先輩達にお会いできるかなって思って志願しました。 でもいつもルゥナ様だけでとても残念でした。
でも今日、三人で来てくれて…お会いできてお話もできて…ぱーと舞い上がちゃって…
愛里栖:
あーだから隙だらけだったんだ。
ゴン! テーブルにつっぷす。
美里:
もう~!! 隠れて護衛と監視するという任務は失敗するし、そもそも先輩達に最初からバレてるし‥美里もう生きていけません!
美里の事、お好きなように料理してください。
郁恵:
うん解った美里は好きなようにするね! 明日、ルゥナと瑠莉先生に言おう。
愛里栖:
美見ちゃんにも言わないとね。 どちらにせよ明日以降だね。
その12へつづく