えんぱいな日々(本編) 第五百六十五話 Bull's Eye 後半 その10
フォクシー:
只今ご紹介に与りました国際刑事機構(インターポール)対オーバーメイド犯罪事務局長のフォクシー狸穴です。
エステル:
さあ狩りの時間ですわよ…
Drフィッツジェラルド:(以下Dr)
狩りは作法がございますからね、さあお逃げなさい女狐さん♪
鹿苑寺信久(以下信久):
(なんでオレがこの地球上で最も恐ろしいレベルの女性二人の間に壇上でいないといけないんだよ!)
ドルチェ:
なんで私がこんな事で壇上にいないといけないの? 全てあの狸の副官に私がなったからよね、直属上司が良くないせい。
悠里:
本当にそうですわよね、萌香はこれは保安本部の事だからわたくしが出るべきだといって逃げましたし。
悠美:
瑠莉閣下もそうです、直前になって「駐屯地司令官はキミだから」とかいって自分はさっさとトンズラしましたからね。 逃げ足だけは早い。
栗田源三(以後源三):
キミ達、あのなこれは全エンパイアクラブのオーナーと各国主要政府要人に中継されているんだ、軍のイメージもある、笑顔とは言わないがもうちょっとだな表情を…
悠美:
そういう元帥閣下だって顔ひきつってますよ。 本心ではこの事態の主悪の根源の瑠莉大将閣下が本当にそこにいるべきだって思ってるでしょ?
源三:
アイツは昔から逃げる準備の周到さと逃げ足だけは早くてな…何度こういう憂き目にあわされたか…。
フォクシー:
今申し上げました通り国際刑事機構としても各国警察機関、軍情報機関、エンパイアクラブミリタリア憲兵隊などとも協力し、被害者の一人でもあるフランソア・フィッツジェラルド一世からの証言が裏付けらたと判断し
ルスラン・デルポール並びに加倉誠一、さらにはアルバーノ・ステンダルディの殺害。
フランソア・フィッツジェラルド一世の殺害未遂。そしてルゥナ・デルポール並びに加倉花恋の誘拐と監禁。デルポール家と加倉家の資産の不正使用、不法バイオメイドの製造と流通販売、国際犯罪組織クロトの子を教唆しての数々の国際重犯罪行為などの容疑でセリア・ビクトリアエンパイアクラブ評議会議長とそれにつならなる現評議会メンバーを重国際組織犯罪の容疑として国際指名手配いたします。
ソフィー:
国際刑事機構からの勧告を受け、エンパイアクラブ臨時オーナー会議での協議の結果、エンパイアクラブオーナー連合監査人ソフィー・バルリエの名において現エンパイアクラブ評議会メンバーを「nemico dell'impero(帝国の敵)」と宣言する。評議会メンバーに従っているメイドには投稿すればアポリロイド国際倫理規定第一条の第三項による保護を与える事を約束する。
エステル:
次回のエンパイアクラブオーナー総会の開催までは、このオーナー連合筆頭オーナーのエステル・ヌヴェールが暫定評議会議長を代行させていたきます。 現評議会議長並びに評議員は無駄な抵抗はやめて、暫定評議会に投降するこをお願いいたしますわ。
ソフィー:
もし大人しく投降してもらえない場合エンパイアクラブグループとしては自決主義の原則にしたがいその力をもって内部の不正分子を正し国際刑事機構へ引き渡すこととする。当然各国政府・軍部・警察機構と協力の上でだ!
ソフィー:
しかしアポリロイド並びにバイオメイドを統括管理するエンパイアクラブ評議会全体が不正を行った事態を重く見てオーナー連合はアポロイド並びにバイオメイドの管理について抜本点な改革の必要性があると会議にて決定した。 その改革について、エンパイアクラブオーナーを代表してForestグループ新総裁であるフランソア・フッツジェラルド・櫻糀・二世に宣言をしていただきたい。
フランソア:
只今ご紹介に与りましたForestグループ新総裁であるフランソア・フッツジェラルド・櫻糀・二世です…。
その11へつづく