えんぱいな日々(本編) 第五百六十五話 Bull's Eye 後半 その4
水菜:
本日付けで御クラブへ配属になりました橋本水菜と
イリーシャ:
イリーシャ・ブリエンヌですご主人様よろしくお願いします
瑠莉:
スマン、わたし本日付けでこのクラブのオーナー、まあご主人様だなを辞めたんだ。今丁度執務室の私物を整理している所でね…
水菜:
それって配属初日に水菜達のクラブが無くなった?
イリーシャ:
初日から露頭に迷う事になるとは…
里緒奈:
ナニ…この可愛い生き物…お姉さまが小さくなって…はあぁっはぁっ…可愛さでぇ…涙が出てきた…里緒菜、水菜を持って帰ります…ぜったいに…透明な箱に閉じ込めてずっと見てたいです…いや見ます!
詩織:
ちょっと里緒菜!ステイステイよっ! あと涙だけじゃなくてヨダレ! あとそれ監禁で犯罪だからね! あと目がイってるから!
(水菜ちゃんが里緒菜の好みドストレートすぎて抑制が効かなくなってる、早急に里穂とかに命じて保護と隔離行わないとマズイわ、このままじゃ里緒菜が襲い掛かるのも時間の問題!)
瑠莉:
キミ達!勘違いしないで、オーナー、ご主人様が新しくなるんだ。だからクラブが無くなったりはしないしそのままこのEmpire Club Forestに配属になるから大丈夫よ。
水菜:
良かった、水菜、車で泊まりまながらコンビニのバイトでもしようかと思ってました。
イリーシャ:
無職は免れた。
里緒奈:
こ…これが純真…お姉様、里緒菜、気を失いそうです…いや魂が浄化されて灰になるかも…先立つ里緒菜をお許し下さい。里緒菜の魂は汚れ切ってるので浄化されると灰になります
詩織:
気を確かに持つのよ!
水菜:
あのそれで新しいご主人様は?
瑠莉:
今丁度重大な会議に参加していてな、でもメイド長は…………
里緒菜:
はぁっはぁっ(興奮で過呼吸になっている)
詩織:
あ~瑠莉さん、まずはコーヒーとケーキでも食べませんか? 長旅で二人も疲れていると思うし
瑠莉:
そっ! そうだなぁ~! 二人もそれでいいかな?
イリーシャ:
はい、ありがとうございます。
詩織:
ほら里緒菜、ケーキとりにいきましょうね~♪
鈴奈:
だいたい解りました。フランソアさん、花恋、ルゥナ、そして梨音さんなどの、アルティメイドを製作する前段階のアドバンスドハイパーメイドである鈴音というがあの機動隊長とアリエル。 鈴奈はその鈴音から作られた予備のユニットでエンパイアクラブに保護された素体だと。 そして鈴音とアリエルのデータからつくられたスタンドアローンタイプの唯一のアルティメイドがすみれということですね。
アリエル:
その解釈であっておりますわ。
クレア:
補足すると高飛騨というのは、クレアたちの苗字のバートンと同じで高飛騨研究所で製作されたアドバンスドハイパーメイドというもので正式には苗字ではないの。 まあ元なった遺伝子は存在するだけど、すでに鈴奈達の遺伝子的な親は死亡していてこの世にはいないし。 あと微妙に遺伝子も鈴奈と鈴音さんは違うから姉妹でも完全なクローンでもない。
アリエル:
姉妹といえばわたくしとすみれさんは、鈴音さんとは長く一緒にくらしていたので姉妹にちかい関係ですわね。 経験的にですが。
鈴奈:
鈴奈は鈴音というあの人とはほとんど面識がないけど、すみれは…お姉さんなんだよね? 戦えるの?
すみれ:
はい! すみれの力はご主人様や仲間を守る為にあると散々、その鈴音先輩から教えられて育ちしました。 今のすみれのご主人様は凛空様であり、その夫は剛史お兄ちゃんです。そしてすみれの仲間は鈴奈先輩や真理愛達です! それを守る為にすみれは居ます。 そしてすみれが修行を鈴音先輩から受けたのは鈴音先輩よりつよくなって鈴音先輩をいつか倒すためです。 だから辛くても戦えますし、もしそこで挫けたら鈴音先輩からそれこそ怒られます。
鈴奈:
そっか…すみれは優しいけど強いものね。 解った。
ヴェル:
ちょっとゴメン! Forestで緊急事態が発生して美知留にヴェル総務部に呼ばれているから、ダイブアウトしたいんだけど、説明したとうりここはヴェルじゃなと維持できないんだ。なんでみんなゴメン! 今日の会議はここで終了ということで! 鈴奈ちゃんはあとから鈴くまにAURORAの説明うけてね! あっメディカルセンターでてからね
鈴奈:
はいわかりました…けど緊急事態って鈴奈とか良いんですか?
ヴェル:
そういう緊急事態ではない、あくまで内部事情的な? あははっ‥でわ!
ヴェル:
でわ! 解散!
SE:
パチンっ! と指をならす。
その5へつづく