えんぱいな日々(本編) 第五百六十五話 Bull's Eye 後半 その6

 
里穂:
ここがみんなの職場になるメイド秘書課室です

ロッテ:
今日は出払ってるから静かだけどね

イリーシャ:
お仕事する場所って感じ!カッコイイ!

小梅:
うちより立派だ

水菜:
こんな所で水菜働けるのかな…

希美:
おう小梅だ! ちゃろぉぉ~!

小梅:
希美お姉ちゃんだぁ! ちゃろぉ~!

瑠美:
みんな良くきたね。

里穂:
ちゃろーです♪

イリーシャ:
ちゃろ? ってなんですか?

ロッテ:
えーごきげんようとか、こんにちわとか? そういう意味でつかってるらしい。

イリーシャ:
はぁ…

SE:
パシン!と手を合わせる

小梅:
希美お姉ちゃん紹介します! 本日フランスより到着した小梅の仲間のイリーシャと水菜です! Forestの秘書課に所属するらしいですけど、ちょっとしたらうちのクラブにもつれていきますので!

希美:
ほう小梅の仲間♪ これで戦力と破壊力は三倍と?

小梅:
いえ!6倍です!

イリーシャ:
あの小梅、この希美さんとはどのような方で…?

小梅:
えっと希美お姉ちゃんは小梅のクラブGreenWoodsの副メイド秘書です! とってもエライのです!

水菜:
副メイド秘書! えぇ…

希美:
それでコッチ側にいるのが、このForestの副メイド秘書の瑠美さんです! 瑠美さんは希美がForest時代にお世話になっていた一歳年上の先輩なのです!

瑠美:
みんなよろしくね!

水菜:
よろしくお願いたします!

イリーシャ:
お願いたします。 あの…お二人ともお若くてお優しそうで、なんていうかもっとメイド秘書って怖いお年をめいた方を想像していたのでちょっとほっとしました。

希美:
うんうん! あるあるそういうの! だけど希美達は違うよーねえ瑠美さん! フレンドリーな副メイドですから!

瑠美:
なんでもたよってね

水菜:
…はい

里穂:
水菜はメイド長付きの候補だからメイド長と面接しましょうか。

水菜:
…はい…(ついに…うっ…)


ロッテ:
その間にイリーシャくんは、お宅の創作活動について話し合おうか?

イリーシャ:
ロッテさん! もしかして…イリーシャの裏の顔を…

ロッテ:
知らないわけないでしょ? だって同人サークルとしてはお互いライバル同士だし

イリーシャ:
お願いです先生とご主人様にはいわないで下さい!

ロッテ:
それは交渉次第かな♪うふふっ♪ さあこっちへ♪ メイド秘書執務室かりまーす♪

イリーシャ:
ひぃぃぃ!

里穂:
失礼いたします! メイド長、水菜メイド長補佐候補をお連れしました。

水菜:
うわ…(コーヒーの良い香り!)

里緒菜:
ご苦労さま。 すぐ抽出終わるから座ってて。

里穂:
はい。水菜、こちらへ

水菜:
はいっ! 失礼いたします…。

里緒菜:
もう座ってて言ったのに~仕方ないだからぁ~♪

水菜:
…スイマセン。なんか失礼な気がして…

里緒菜:
まあいいわ。座って飲みましょうか。

水菜:
はい! 頂きます。

里緒菜:
どうかな~?

里穂:
またお姉さまブレンド変えたんですね。すっきりした味です飲みやすいです。

水菜:
何も入れてないのにこのコーヒー甘い‥というかマイルドいうか…美味しい
渋みとかそういうのが無い。苦いけどその苦みが美味しい‥‥幸せになる味です…暖かい…こんなコーヒー初めてのみました…

里緒菜:
そうか良かった♪ ありがとう♪

その7へつづく