えんぱいな日々(本編) 第五百六十五話 Bull's Eye 後半 その7

 
里穂:
詩織さんがいなくなると絶対何もしないと思うのよね…

水菜:
はぁ…

里緒菜:
ちょっと里穂! 里緒菜は詩織お姉さまと違って、生活無能力者じゃないですし…大丈夫ですよ!

里穂:
里緒菜お姉さま、里穂が知らないでも思ってるですか? 長野のメイド学校での宿舎での講師をしている時の生活…

里緒菜:
ギクっ!!!!!!!!!!!!

里穂:
カップ麺と缶コーヒーの生活ってのはちょっと…さらにTシャツにパンツだけでほっつき歩くとか生徒からみたら‥

水菜:
あの! 事務仕事とかは教えて頂かないと無理ですが、洗濯掃除なら…あと料理とかも難しいのでなければできるので‥住み込みでお世話させてください。 補佐メイドですから!

里穂:
そう? 助かるんだけど…詩織さんと住む前提で移った新部屋だからすっごい広いよね。 プールとかもあるしそこが掃除とかしないで放置されると大変な事になるとおもうんだ。 里穂もロッテがいなけば面倒みるだけど…ロッテも完全な生活無能力者で家事スキルはゼロどころかマイナスだから、放置できないのよ。

水菜:
里緒菜お姉さまの事は里穂お姉さまの分まで水菜が全部面倒見さえて頂きます! 家事くらいしか存在価値が水菜には無いので! 全力でやらせていただきます!

里穂:
やってくれる? そしたら仕事の方は里穂が少しづつ教えるから

水菜:
お願します!

里緒菜:
ちょっと二人とも? あのさ、確認したいんだけど…里緒菜の部屋に水菜が一緒に住み込みで家事などを世話をして、仕事は里穂が昼間教えるとかいう話になってない?

里穂:
そうです。

水菜:
水菜が一緒に住むとかやっぱり失礼でしょうか?

里緒菜:
イヤイヤイヤ! 失礼とかそういうのではなくてですね…えっと…こう水菜が危険というか里緒菜の精神力がとか…

里穂:
夜のご奉仕で翌日まで影響が出る場合は連絡くれれば翌日は休んでいいから

水菜:
はい…まあ水菜も処女じゃないので…それなりに経験がありますから大丈夫だとおもいますけど…あまりキツイ時は連絡しますので…午後からにしてもらうとか…

里緒菜:
キミ達何を言ってるのかなぁ?!

里穂:
まず詩織さんには許可をもらっています。あとフランソアご主人様にもAURORAで許可をいただいてます。 水菜はメイド長付の専属メイドということでよろしくお願いします。

水菜:
お仕えさせていたければ…嬉しいです。 ご奉仕できるなら…幸せです

里穂:
ということで水菜は里緒菜お姉さまの好きなようにしてください。

水菜:
好きなようにして下さいませ。

里緒菜:
はぁ~? 何、お姉さまもフランソアさんも里穂も勝手にきめてるの! 水菜のキモチとか!あるでしょ!

里穂:
そんなの一番最初に確認したに決まってるでしょ? 

水菜:
あの…里緒菜お姉さまみたいな方にお仕えできるなら水菜はとても幸せだと思ってます。メイドになったのは誰かに仕えてお役に立ちたいからです。 それがこんな素敵な方なら…わたし男性不信なんで…女性しかダメだし…それに処女じゃないし…あまりお買い得物件ではないですけど…こんなわたしでよければ…

里穂:
お姉さま水菜のことに一目惚れしたんでしょ? いまさら何引いてるですか? ここは強引にでも行くべきです!

里緒菜:
里穂! アンタいつのまにそんなに強引になったの!

里穂:
それは~お姉さまの教育のタマモノです♪ ほら水菜の事好きなんでしょ? どうなんですか?

里緒菜:
うっ…

緒菜;
あの…水菜さん、良かったら里緒菜の面倒を専属のメイドとして見て下さい。里緒菜は水菜に一目惚れをしてしまいました。 でも里緒菜は詩織お姉様のモノなので独占させることはできないので…だからその…

水菜:
その辺は全部、里穂お姉様や詩織さんから説明を受けました。 その上で里緒菜お姉さまにお仕えできればとおもってます。 専属メイドとして身も心もお仕えさせていただきます。

里緒菜:
お願いたします…。

里穂:
でわ詩織さん所に報告行いってきます

水菜:
でわ里緒菜お姉様またあとで! きます!

里緒菜:
これ完全に詩織お姉さまが居ない間の「首輪」を嵌められた‥‥


その8へつづく