えんぱいな日々(本編) 第五百六十八話 BLAZE UP 前半 その3

 
梨花:
そういえばみんな飲み物は各階の自販機で買ってますよね自分でお茶を淹れず。

梨音:
気付いたかね

梨音:
ビル内の自販機の方が20円安く設定してある。となりの司令部のビル内の自販機も同じ。 コンビニの方が定価。すると人間、比較対象の下のコンビニで買わずビル内で買う。お得感がある、さらに自分でお茶を淹れるよりは目の前に自販機があるなら種類もあるし楽だし。人間楽したいのは当然。 各階のエレベータの前に自販機はある。

ちなみに両方のタワーも下のコンビニも、在庫の倉庫はうちのビルの中にあって同じで注文も同じ。ビル内自販機の在庫管理はお兄ちゃんの会社の自動のドローンで試作でテストと言う名目で経費はお兄ちゃんの会社扱い。 十分20円の以上の利益が上がある以上に、その自販機にこの白急篠山ビルにいるみんなが依存する。 さらに飲み物があればお菓子がほしくなる。 お客様はちゃんとしたもの出すけど、自分達用なら下のコンビニで買う。 そしてそのオーナーは両方とも梨音で、その利益はコンビニの人件費などをのぞけば梨音のお小遣いになる。じつはかなり儲かってます。

梨花:
メイドがこれから増えれば増えるほど、さらにとなりのビルの兵士皆様が増えれば増えるるほど売り上げが上がる。在庫の入れ替えはドローン…全自動管理…

梨音:
隣にいれるということは、軍だから検査など難しいのさ、でもそれはうちのメイド達でも同じだよね? よってできるだけドローン化して梨音の管理下におき安全性を確保する。 
食べ物、飲み物の材料とか…インフラを全部、梨音が握れば…わかるよね?

リナ:
ピガァ~♪(風で乾かしてます)

梨花:
まさか、先ほどのコーヒー豆とかケーキとかを隣に入れさせたのも…

梨音:
おっとそこまでだ梨花くん。 梨音たちの世界では全てが武器になりえるんだよ? 

梨花:
お嬢様…ほんとうに貴女って人は…

SE:
ガチャ♪(ドアが開く音)

向日葵:
お待たせしました…

梨音:
そこに向日葵のいつもの紅茶買ってある。 それでアリエルお姉ちゃんとマリエットお姉さんのお話って?

梨花:
なにか深刻なお話だったんですか?

向日葵:
向日葵に副メイド長をやって欲しいそうです…どうしましょう。

梨音:
まあそうだろうね、それでエリシアさんが副メイド秘書という話。

梨花:
梨花も着ましたし。副をおかないと、この人数ですから。夕食の時にメイドの人数多くてびっくりしました。まあ今はすみれさん達の部隊のメイドも入ってますが…

リナ:
ピガァ~。

向日葵:
なんで二人ともさも当然なように…心配してくれるのはリナだけなのですか?

梨音:
そんな事言ったってどう考えてもそういわれると思うよ?

向日葵:
だって副メイド長になったらお仕事中、お嬢様についていられないですよ!

梨花:
えっと、向日葵が副メイド長になるから梨花を来させたじゃないんですか? エリシアさんはアリエルさんの妹さんで姉妹でまさかメイド長と副というわけには。それにエリシアさんの方が特務隊の隊員で准尉だしメイド秘書には適正があるかと。

梨音:
まったく向日葵はそんな事考えて無かったと思う。 ただ梨音と梨花をそろえて三人で向日葵のハーレムを作りたかっただけだと思う。 もっと言うと梨花が好きで呼びよせただけ。でも来させてラブラブになるためには梨音も混ぜないといけないから…みたいな?

向日葵:
アリエルさんにも「梨花さんがきたからもう安心でございましょう」とか言われて…もうまったくの計算外…

梨花:
えぇ…

梨音:
まあほら副メイド長になれば正式にAURORAの許可もでて向日葵も使えるようになるからデザインとかするのに便利だよ?

向日葵:
それもあるんです。 すみれさんと真理愛さんから、正式にロンゴミリアド? の部隊マーク? エンブレム? 部隊章のデザインをお願いしたいと依頼書が…どうしましょう。 

梨花:
特務隊の部隊章のデザイン! すごいじゃないですか! 名誉ですよ! おめでとうございます!

梨花:
おめでとう! これは明日お祝いだね!

向日葵:
だから! だいたいロンゴミリドって名前なんですか? 意味わかりませんし!

梨音:
アーサー王伝説に出てくる槍の名前。 ロンゴミリアドとは「ロンの槍」という意味。

向日葵:
アーサー王伝説。 たしか紅葉さんが好きで、あとソフィーさんの小説の一シリーズの題材にもなってましたね

梨花:
こういう時にAURORAがみれたら画像や文章を一緒に観れるのですが、読み上げますね。

梨花:
ロンゴミニアド またはロンゴミアント は、ウェールズのアーサー王伝説におけるアーサー王の槍である。その名は「槍 (rhon)」と「なぎ倒す (gomyniad)」の複合語に由来する。

『キルッフとオルウェン(英語版)』では、アーサーがキルッフに「望みの物を与えよう」と告げた場面で、例外的に与えることができないものの一つとしてロンゴミニアドの名を挙げている。

『ウェールズのトライアド』では、ロンゴミニアド(ロンゴミアント)は、アーサーの剣カラドヴルフ(カレドヴルフ)およびアーサー王の短剣カルンウェナンと並び、神から彼に与えられた神聖な武器の一つに数えられている。

神が彼に与えし神聖なる武器:彼の槍ロンゴミアント、剣カレドヴルフ、彼の短剣カルンウェナン

向日葵:
ちょっと待ってください、アーサー王の剣ってエクスカリバーじゃないですか?

梨音:
そこが問題で、言語によって違うの。 エクスキャリバー、エスカリボール、エクスカリボール、カリバーン、キャリバーン、コールブランド、カリブルヌス、カレトヴルッフ、カレドヴールッハ など英語、フランス語、ラテン語、ウェールズ語 などで呼び方が違う。 ほかにも色々な単語が違うらしい。 と紅葉お姉ちゃんとフランソアお姉ちゃんが激論を交わしてた。

梨花:
つづけますね。 ジェフリー・オブ・モンマスによるラテン語の著作『ブリタニア列王史』では、アーサーの馬上槍がロン (Ron) という名で言及されている。これはおそらく元のウェールズ語の名称の省略形である。ジェフリーは、バドン山の戦い(英語版)でアーサーがこの馬上槍を携えていたと述べている。

ヴァースの著作『ブリュ物語』ではロワという名で言及されている。これは「頑丈」を意味する。

ラハモン(英語版)も著作『ブルート(英語版)』の中でモンマスと同様に呼んでいる。ラハモンは一節で(その武器の名は挙げていないが)、アーサーの槍はカーマーゼンでグリフィン (Griffin) という名の鍛冶師によって鍛えられたと述べている。ラハモンはまた、ロンがかつてはユーサー・ペンドラゴンのものであったと付け加えている。

向日葵:
なんか色々本の名前が出てきましたけど、Forestの図書室にありますかね? できれば
日本語! あと挿絵とか…みたいしそういう周辺資料って言うんですか? わかりやすい解説書、子供用とか

梨音:
たぶん全部あると思う。アーサー王関係だけで2列本棚あるってフランソアお姉ちゃんと紅葉お姉ちゃんが言ってたから、それに紅葉お姉ちゃんなら熱く語ってくれるよ。 さっき言ったようにフランソアお姉ちゃんと二人でフランス語版と英語版で喧嘩しそうだけど…瑠莉さんが一番多分好きで、一番こだわりがあるから…いると収拾がつかなくなる、日本にいなくてよかった。どんな仕事が忙しくても解説に乗り出してくると思う。そして三人で大混乱!

向日葵:
はぁ…あそこの図書室で二列…一日どっかで休みもらってForest行って来てよろしいでしょうか? 

梨音:
うん、部隊旗だから、forestにもそしてそのロンゴミリアドの部隊にもうちのクラブはお世話になっているから。最優先事項だから、休みではなく仕事として。 梨音もアリエルメイド長とマリエットメイド秘書に明日いっしょに説明しお願いする。

向日葵:
お願いします。

梨音:
でわ明日も忙しいしそろそろ寝ようか?

梨花:
そうですね…

向日葵:
は‥はい…(声が上ずってる)


その4へつづく