えんぱいな日々(本編) 第五百六十八話 BLAZE UP 前半 その6

 
まろん:
ここが学園、みんな同じくらいの歳の女の子、優しい顔、同じ制服、それにトモダチいっぱい! 幸せ!

水菜:
良かったね

水菜:
これから一緒のクラスで前と後ろの席で!

まろん・水菜:
幸せ~♪

スリエル:
まろんへは水菜は距離感はゼロなんだな? 見てる方も幸せになる。私も学園に通うとか考えたことも無かったから緊張してたんだが…これみたら緊張がとれた!

イリーシャ:
そうだね。 もう頬が緩み切ってるって感じだな♪ 

エミリー:
それにくらべて‥‥こっちは

夢結:
なんで武器の持ち込みが認められないの…こうスカートの下がスースーするし脇の下と腰の後ろが不安で…

エリミー:
あのな…あのご主人様でさえ学園では非武装なんだぞ慣れろ‥

SE:
ガラっ♪

梨花:
お嬢様! 後少しです! 傷は浅いですよ!

梨音:
あぁ…白い花畑が‥その先に川が‥梨音を呼んでる声が…

梨花:
お嬢様そっちへ行ってはダメです! メディック! 衛生兵! 

梨花:
軍医殿お願いします。

スリエル:
軍医長どうですか

エミリー:
これなら梨音なら放置すれば助かる

スリエル:
放置処置ですね

梨音:
キミタチ…心配はないの?

イリーシャ:
でわ、一応どうされたんですか?

梨音:
入学後一回も登校してなくて初登校だったんだけど事前に今日くるって情報漏洩があったみたいで…向日葵は事前にB組だからと言ってさっといなくなってた…たぶん漏洩もとは向日葵だ…

イリーシャ:
ああ、みんなに歓迎でもみくちゃにされたと…それくらいなら

梨音:
だから…なんで心配してくれないの?

夢結:
あの昨日、まろんのアクスレーターチップの上書きをForestのメディカルセンターでしていただいたついでに梨音とフランソアさんとのリハビリをForestの「射爆場」でやったのを見学してたんで。 100m先の軍用装甲車を生身で吹き飛ばしてましたよね?

まろん:
爆発してキノコ雲あがってた…まろんより梨音はずっとずっと強い…

水菜:
まろん大丈夫よ、たぶんまろんには使ってこないから

エミリー:
昨日の総合火力演習、じゃなかった、リハビリで梨音が使ったメイデンブレードの最大射程は200m。しかし威力が下がるので装甲車は無理だとおもう、まあジープぐらいなら吹き飛ばしますけど。 ちゃんと計測づみ。

まろん:
怖い…

水菜:
大丈夫! うちのご主人様も同じもの撃てるから

梨音:
あの! 梨音は病弱キャラでか弱いので心配して下さい、どうかお願いいたします!

夢結:
エミリーが取得したデータを検証した結果、フランソアご主人様と攻撃力・防御力・回復力は同等だと総合判定されましたので、Forestで採用されているフランソア基準を採用します。
これは紅葉さんが明確に「心配する基準」を定義しておりまして、100mくらいから落下した場合は心配することにします。それ未満なら問題ないので…

梨花が肩を叩く

梨音
なんで無言で肩を叩くの! これが…梨音の学園生活でのクラスメイト?

イリーシャ:
じゃあそろそろチャイムだからみんな席に着こうか!

その7へつづく