えんぱいな日々(本編) 第五百六十八話 BLAZE UP 前半 その9
すみれ:
良く来た新人メイドの諸君、我々は先輩のすみれと
鈴奈:
鈴奈である!まずは言葉の後には必ずサーと付けろ!
真理愛:
ルフィナ先輩、あの二人バイオリンの弦の代わりに首を弾いて欲しいみたいですよ
ルフィア:
貴女達、副官二人の前で良い度胸してるわね?
すみれ:
すみれ調子に乗ってました! 先輩、これはマズイです!
鈴奈:
スイマセンでした副官どの! マジメにやります!
会場:
(笑)
すみれ:
まずは皆さん準メイドから正式メイドへの昇進と白森女学園転入おめでとうございます!
鈴奈:
それぞれ色々な過去がありここにいると思いますがこれから常に絶対に意識して欲しいことがあります!
鈴奈:
このステージには、メイドだったりオーナーだったり、クレアにメイド学校で教わったメイドからみれば、先生だったり色々なメンバーが居ます。
すみれ:
すみれは二年だし鈴奈先輩は三年だし。でも一つ共通なことがあります。
鈴奈:
それはどんな形であり同じエンパイアクラブグループに所属し
すみれ:
同じ白森女学園の仲間である事です! 色々な奇跡が重なってここにみんないます!
鈴奈:
これからは絶対に独りではありません、自分の隣の仲間の存在を…忘れないで下さい。
すみれ:
悲しいこと、辛いこと、苦しいこと…色々これからもあると思います。 でも貴女は独りではありません、沢山の仲間がいること。
鈴奈:
その仲間と手をとりあって! 絶対にその手を離さないでいれば、かならず歩いていけます。もし、倒れたら仲間がかならず手伝って起き上がらせくれるし、そして貴女も仲間を助けてあげてください。
鈴奈:
先輩は後輩を必ず守ってあげてください。
すみれ:
後輩は先輩を信じて下さい。 絶対に独りで困難に立ち向かうのではなく
鈴奈:
先輩後輩、全ての仲間と一緒に立ち向かえば
すみれ:
どんな困難もかならず乗り超えられます!
鈴奈:
貴女の隣には…いつも仲間がいます。 それをこれからは決して忘れないで下さい
すみれ:
それが「絆」といいます! みんなで一緒に手を繋いで進んでいきましょう。 その気持ちを込めてこの曲を、仲間と一緒に歌います! 「君の手を離さない」
すみれ:
新しい正式メイドの皆さん! エンパイアクラブの世界へようこそ!
これから先輩も後輩もオーナーもみ~んな仲間でトモダチです!
一緒に手を繋いで進んでいきましょう!
まろん:
何これ…体中から胸の中に‥そのまま入ってくる‥みんな仲間…音とコトバが…気持ちが…隣にいる仲間を信じる…うぅ…独りじゃない…まろん生きててよかった…もっと生きてたい…
水菜:
うん‥うん…水菜も…よ…お姉さまの為だけじゃなくて…仲間の為にも…生きたい
夢結:
姫と水菜には刺激が強すぎたか。 姫、これが音楽というものです。
まろん:
音楽…先輩たちすごい…
夢結:
先輩達はすごいね…
小梅:
先輩達、シュテキすぎるぅ…すみれ先輩、真理愛先輩…好きです…大好きです…愛してます‥・
イリーシャ:
おい小梅、気持ちはとてもわかるが、今夜この後が小梅の勝負の時なんだぞ? シッカリしろ、あと涙とよだれをふけ!
向日葵:
カッコイイです。メイドもオーナーもみんなが手を繋いで一緒に進めば何も怖くないです。隣の仲間を信じて…絆を信じて。
梨音:
…アレに勝てってのは無理難題だよ‥どうするかな。 この一曲で新規に入ったメイド達の心を一つにまとめ上げたよ。 あれがロンゴミリアドの強さか。
すみれ先輩というカリスマを中心にそれぞれが個性の塊のようなメイド達が一つになったときに圧倒な力を生んで他のメイドや人々を薙ぎ倒すように動かしていく。
梨花:
たしかに梨花でも今とても感動してて…すみれ先輩達に協力したいと思ってしまっています…
梨音:
そういう梨音もね、そう思ってしまってる怖い先輩達だ。
エミリー:
協力したいも何もそもそも敵なんでしょうか? ねえお嬢様モドキ。 勝てない相手に戦争するのは愚か者がすることですよ? 後そういう話は電脳通信でした方がよろしいんじゃないでしょうか? 先輩達の音楽に感動してそれどこじゃなかったと? ふ~ん♪
梨花:
エミリー…聴いてたの?
エミリー:
真後ろに張り付いてましたから
梨音:
あ‥あくまでクラブの話だから
エミリー:
ステージの上のルゥナオーナーは我がエンパイアクラブEHDENの共同オーナーじゃないで
すか?
梨音:
うぅ…
エリミー:
まあじっくりやらしていただきますから♪ うふふ♪
梨音:
この白髪の死神め…
エミリー:
お褒めに預かり光栄です。 白き短刀「カルンウェナン」さん♪
梨音:
何でその名前を…
エミリー:
あまり白髪の死神と赤き弾丸のコンビの調査能力、侮らない方がいいですよ?
梨花:
だからどこの外人部隊なのココ…
エミリー:
今夜はここまでとします。うちの姫のお世話がありますので失礼♪
梨音:
……
その10へつづく