えんぱいな日々(本編) 第五百六十八話 BLAZE UP 前編
梨音:
この度は軽はずみな行動を取ってしまい申し訳ございませんでした!
梨花・律子:
申し訳ございません。
リナ:
ピガ…
マリエット:
店長、今までと違いここはクラブです。専属メイドの認証を勝手に行われては困ります。
アリエル:
メイドを管理するメイド長としても認証式などはクラブの管理下で行う必要がございますのよ。
今回は律子先生の元ということで正式なものではありますが今後はこのような事が無いようにお願いいたしますわ。
向日葵:
それで梨花はいいの? お嬢様の専属メイドになって? 経緯をちょっと教えて下さい。
律子:
はい、来週からお二人とも白森女学園にいくので、授業中やテストでズルがデキナイように日常リミッターの制限機能に追加がいります。 それで梨花ちゃんに連絡いたしましたのです、そうしましたらちょうど梨音ちゃんも一緒に下のショッピングモールに居るということで、うちの研究所のわたしのオフィスへ来てもらい処置を行ったのですが…
梨花:
その時に律子先生とお嬢様が色々お話して下さったんです。
梨花:
EHDENのクラブの名前の由来とか、全てのメイドが一緒に幸せに暮らせる世界を作りたいって夢があって、その第一歩として今までとは違う形態で三人のご主人様とメイドが一緒に力を合わせてやっていけるクラブをしたいとか、あとクラブのご主人様ではなく仕事をメイドと同じ目線でやる店長としてクラブやっていきたいとか、サロンではメイド服で一緒に働きたいとか…そういうのがとても梨花、感動しちゃって…それでお嬢様とどんな世界にしたらメイドのみんなが幸せになるとか話して…
梨花ってバイオメイドでアサルトメイドでも衛生メイドないのでどこの部隊やクラブでも引き取り手がなくて向日葵がクラブに拾ってくれた経緯とか、お嬢様にお話したら涙ながして…ここでなら梨花は必要だよって…言ってくれて梨花も涙がでちゃって…
律子:
もう大変だったの…二人でこう両手を取り合って「是非オーナー様をお手伝いしたいです!」「お願い手伝って!」とか‥もう…その熱にわたくしも…。
フランソアとこういう世界にしたいとか学園時代に話し合った時の事を思い出しまして…それで…
「マスター認証を今しちゃいましょう!」とわたくし言ってしまったのです…
スイマセンですわ…
梨音:
若気のいたりというか…恥ずかしいけど…その梨花と意気投合したのは本当だし、その手伝う=メイド=だし…同情とかでわなくて…「そういうメイドでも幸せになれる世界にしよう!」とか‥うぅ………ゴメンナサイ。
でも勢いじゃなくて本当に梨花を梨音のメイドにしたいのは本気です!
イイカゲンな気持ちでは絶対ないです一生面倒みます!
梨花:
お嬢様! 一生お嬢様のお傍で力になります!
郁恵:
全てのメイドが幸せに暮らせる世界をつくりたい、そのお手伝いをしたいとか、なんと美しい! その第一歩としてEHDENを運営したい! 感動です
愛里栖:
どっかの自分のオトコと同棲したいからクラブを運営することにしたのとは、ずいぶんと違うよね~。 幸喜お兄ちゃんとヤリ放題で、その結果ヤリすぎて一日休むとか…どういうご主人様なんでしょうね。 まあご主人様だから尽くしますけど…
美里:
尽くすって…あのお姉さま達、さっきそのご主人様を下のコンビニへ、お菓子買うパシリにしてましたよね?
郁恵:
だって行くのメンドクさいし。その代わりお金は出したし。
ルゥナ:
ちょっとヤリ放題って! 今日休んだのは‥その…あくまで過労だから…ね! あとパシリにしたって…まあルゥナも買うお菓子選びたかったし。 お金くれたし…。
エリシア:
エリシアなんか「風穴開けるわよ」といわれて銃で脅されて専属メイドに…ご主人様だし尽しますけど。
花恋:
あんた「尽くしてさしあげましょう! 見返りは花恋のカラダって言い切ってるじゃない! 恥ずかしくないわけカラダ目当てって!
エリシア:
カラダ以外に花恋になんの価値があるのでしょうか?
花恋:
アンタネ! 風穴‥
エリシア:
今エリシアがいなくなったら…夢結達はどうなるのかな?
花恋:
うっ! どうぞ花恋のカラダでよろしければ好きなだけ使って頂いてかまいません。
乃愛:
お話もういいでしょうか?! あの! ポムグラネイトの「鹿苑寺優樹子」ママさんですよね! サイン下さい! 私大ファンなんです! パティシエにして天才演奏家! 優樹子ママ!
美亜:
そんなに有名な人なの律子先輩の双子のお姉さん?
郁恵:
うわ~オープンするとすぐ売り切れちゃうポグラネイトのケーキが全種類…じゅる♪
向日葵:
郁恵先輩、気持ちはわかりますが試食なのでちょっとづつですよ、向日葵だって食べたいのですから!
マリエット:
本当によろしいのですか? うちのカフェとレストランと隣の司令部にケーキとコーヒー豆を下ろしてくださるとか…
ルゥナ:
美亜先輩! まさか知らないですか? 音楽クラブ「ポムグラネイト」は白山市周辺、白森市や白富、そして白急下田までの女子に大人気のクラブなんです。 名物はケーキとママ特製のコーヒーなんですがとくにケーキはオープンするとすぐに売り切れちゃって幻のケーキとまで女子界隈では言われています!
花恋:
それとポムグラネイトのステージは軽音系では登竜門になっていて、ライブをするのにオーディションがあるんです! 理由としてはローカルTVの音楽番組で発信されることと、有名映像サイトでとりあげられるからです。 ポムグラネイトのクラブオーナー優樹子ママはヴァイオリンから歌、ギターベースドラム、ピアノなどマルチプレイヤーで動画などは禁止で生だけなんです。 音楽をやってるこの周辺の女子からはまさにカリスマです。 そんなママさんが音楽だけではなく。ケーキやコーヒー豆の焙煎まで手掛けるている…とにかくすごい人なんです!
美亜:
ほぉ~そんな有名な方のケーキをうちに? おろして下さると。
花恋:
それだけで白森女学園のメイドからご主人様であるオーナーやメイドについているお客様である会員へ絶対に耳に入るのでエンパイアクラブ内への広報効果は抜群です! ケーキをレストランでディナーセットのみにだすとかすると、この周囲のOLやカップル向けにもウケると思います!
アリエル:
優樹子様、新規オープンの力強い支援本当に助かります。 お礼を言わせていただきます。 本当にありがとうございますわ。
律子:
お姉さまのお店そんなに有名なのですか? まあたしかにコーヒーとケーキ美味しいですが。
梨音:
律子先生! 優樹子ママのファンサイトまであるんです女子の間ではすごい人気です!サイトには写真などもないです。 生というかウリなので
優樹子:
女の子達、とくに音楽のバンドとかやってる子たちからはとても良くしてもらってるわ。信久お兄さんから私の我がままで支援してもらってお店ひらいたので。違う系統とはいえうちも音楽クラブなので少しでも応援できたらとおもって。
律子:
あとみんなにはちゃんといいますわ。 わたくしと同じで、優樹子お子姉さまも、櫻糀優樹子の生態ユニットの予備ユニットでしたの。 お姉さまの方は米国でずっと音楽と料理の学校へ留学しておりまして昨年日本に来ました。 だから本当の双子ではございませんの…双子のようなもの…まあ、性格は全然違いますけれど♪ あとこの事は当然ご内密にお願いいたしますわ。
優樹子:
律子の方が瑠莉さんのお母さんの櫻糀優樹子さんと同じ仕事してるから似てるわよね? 私なんか音楽と料理だし♪
律子:
わたくしも櫻糀優樹子様とはお会いしたことはありませんし、瑠莉様もあまりお話にならないので…どういう性格の方だったか。
梨音:
梨音はあったことあるよ、優しい人だった。
律子:
そうですわね梨音ちゃんはお会いしたことがありますのよね。
梨音:
うん梨音の小さい時のお医者さんの先生だった…。
梨花:(以下は電脳通信)
(恐ろしい。隠さず、どうどうと広める、しかし事実の中に虚実を混ぜ込んで…虚実を固定概念化)
梨音:
(人は見える事実に付随する情報を真実と捕らえる。 付随した部分が事実と異なっていても。それをつかい梨音達は地下に潜んでいる。 悪の反体制独立派ゲリラ。まさに地下に潜む闇です)
梨花:
(はい、梨花はお嬢様の罪を一緒に背負っていくと覚悟してからお仕えしておりますから)
梨音:
(うん一緒に地獄へ堕ちよう。向日葵は名前のとおり日向の花であって欲しい。
そして天国に行って欲しいから)
梨花:
(はい、梨花をあの地獄から拾ってくださった向日葵には天国へ、梨音お嬢様には代わりにこの梨花が地獄の底までお供します)
梨花:
なんで梨花まで髪洗われているんですか?
梨音:
それは向日葵の趣味というか性癖。
梨花:
性癖?
向日葵:
えへへっ…可愛いよ…梨花…
梨花:
ひぃぃぃ!ちょっと向日葵、まだココロの準備が! しないとは言ってませんから、せめてベッドまで待ってください!
リナ:
ぴがぁ~!
梨音:
リナOK、湯舟はいっていいよ
リナ:
ピガっ!
梨音:
白い髪が好きみたい異常に。 じつはエミリーの髪を洗うのも狙っている。
梨花:
向日葵が梨花の事を拾ってくれたのって実はこの髪が目当てだった?
向日葵:
うひっ!
梨音:
どこが一番好きでも構わないと思うけど。 だって梨花は向日葵の事好きなんでしょ?
梨花:
そうですけど…存在価値が髪みたいな? それ以前にいいんですか? あのご自分の専属メイド同士が‥それ以前に一緒にその…あの‥
梨音:
うん梨音が抜け者にされなければ良い。 向日葵の事はなんでも受け入れるけど、さすがにベッド追い出されて外で寝るとかはちょっと…一応梨音の部屋だし
梨花:
はぁ…
向日葵:
なんですかここは天国ですか? まさにハーレム!
梨花:
あの…いつから向日葵が梨花の事を好きでメイドに指名したと気づいていたのですか?
梨音:
うん最初の資料を渡された瞬間かな。 これは向日葵の好みだなって、他はまあ梨音のトモダチと関係者ばかりだけど、梨花だけは完全に別だったから。
向日葵:
さすがですお嬢様!
梨音:
でもさすがに梨音の専属メイドにしろってことは梨音が梨花と付き合えということと同義で、よって三人で付き合うと言われたときは、けっこうドン引きした。
さらに今目の前で我が世の春を謳歌している表情をこれでも恋人の前でしている向日葵を見てると超ドンビキしてるのだけど!
しかし梨音は梨花の信頼を得てご主人様と認めさせないと向日葵とエッチできない…もう梨音には選択肢がない。
梨花:
はっ? えっ? エッチできない?
梨音:
この女は自分のカラダを武器にして梨音に強制したのさ。
向日葵:
向日葵は、お嬢様も梨花も欲しかったんです! 是非こう並んでもらってその間に向日葵が…鼻血が…その為にはこの向日葵は手段は選びません!
梨花:
あの向日葵がメイドでお嬢様がご主人様ですよね? その本当に良いんですか?
梨音:
梨音の方が向日葵に完全に依存しているから。 だからほぼなんでも受け入れる。
それに、梨音も梨花の事、好きになったし…結果オーライ。信頼できる子だし、性格も好き、ネットライナーの梨音を理解してくれるし絶対。 容姿もキライじゃないというか…みんなが言う「この世のものではない」ていう魅力? 初めてわかったし。 ナルシストじゃないだけど…なんか他人とは思えない。 でも髪下ろすとまろんに少し似てるね。
梨花:
まろんも同じロッドのバイオメイドの試作型のアサルトメイドみたいです、AURORAのデータベースを参照しました。 それにお嬢様の容姿的にも他人と思えないのは梨花もです。 超マイノリティーですからねアルビノは、このクラブにはエミリーもいるのだからスゴイですよね
向日葵:
まさに向日葵にとってユートピアです楽園です! はぁはぁ…
梨音:
ちょっと向日葵! お風呂はいってそんなに興奮したら頭に血が上ってマズイって! ちょっと出るよ!
梨花:
はいっ! リナも!
リナ:
ピガ!
すみれ:
あと二つ…ちゃんと尿道の方も感じるようになったね。
真理愛:
ふぐっ! ふぐっ!
すみれ:
後は二つは一気にいれてあげる。ジラシたら可愛そうだし。
真理愛:
ふぐぅぅ! ふぐ!
すみれ:
その前に乳首のバインドのねじがローターの振動で緩んでるから、締め直してあげる!
真理愛:
ふぐぅうううううううううううううううううううう!
すみれ:
これで大丈夫っ。 さあいれるよ! あと尿道バイブも強にするから、ちゃんと締めとかないと、ここでおもらしちゃうから気を付けてね。
真理愛:
ふぐぃふぐ! ふぐぃあふぅ!
すみれ:
いくよ? ほら!
真理愛:
ふぐぅうううううううううううううううううううう!
すみれ:
おーアナルボールの大が全部入った、ここまで拡張できたね。 偉いよ。 ご褒美に前の尿道バイブをグリグリ
真理愛:
ふギィいいいいいいいいいいいいい・・・・xxx うぅぅううううう!
すみれ:
せっかく隊舎までもどって真理愛が好きなのを取ってきたんだから、
いっぱい感じていいよ…ほらこれ好きだよね?
真理愛:
ふぐん!ふぐん!ふぐん!ふうぐぅ!!!!!
すみれ:
さて次は一気に抜いてあげるね。でもおしっこするところを閉めないともらしちゃうから…気を付けてね♪ もしおもらししたら、その恰好のまま、お掃除は自分でしてもらうから!
真理愛:
ふぐっふぐぇふぇええ!
すみれ:
何言ってるのかすみれわからな~い♪ いくよ!
真理愛:
ふぐぁあああ!
真理愛:
ふぐぅうううううううううううxxxxxxxxxxふぐぅxxxxふぐぅん…
すみれ:
おおぉ~♪ 吹いたけど…これは…潮だね…これくらいなら、シーツの下にひいたタオルで大丈夫だね。 床にまでははねてない。良かった。
真理愛:
ふぅ…ふぅ…うぅ‥
すみれ:
痙攣はおさまったね。 真理愛見える? ピンクのがお尻の穴で、黒いのが膣に入る。 わかった?
真理愛:
ふぁふぇてぇ…
すみれ:
何言ってるか想像つくけど…真理愛、久々に真理愛とエッチできるとすみれは思っていたのに…昨日すみれが滅茶苦茶になるのを知ってて、凛空様に抵抗せずに差し出したよね? それはすみれにこうやってお仕置きしてもらいたいからだよね?
真理愛:
ふぃがぁうぅ!
すみれ:
ボールギャグで何っていてるからないけど、「はい」ことだよね? 肯定だよね。じゃあ後ろからいれる!
真理愛:
ふぐぅううううううううううう!
すみれ:
ほら真理愛のお尻の穴に飲み込まれていくよ! 明日はお寝坊できるし! いっぱい真理愛で遊んであげるから!
真理愛:
ふぅぎぃぃい!
すみれ:
はいった、つぎは前に! キツイけど! 強引にほらぁ!
真理愛:
ふがぁああああああああああああああ!
すみれ:
今夜は真理愛がされたいようにいっぱいいっぱいイジメテあげるからね!
真理愛:
ふぐあぁxxxxxxxxxxxx! ふぐぅっ! xxxxxxxxxxxx。
すみれ:
えっ…? まだスイッチいれてないだけど…まさかまたイった? おーい真理愛?
真理愛:
…………
すみれ:
入れただけで…大きくイすぎて、気を失った? ちょっと最初から飛ばしすぎた? この盛り上がった気持ちをすみれはどうしたら良いんでしょうか…
梨花:
そういえばみんな飲み物は各階の自販機で買ってますよね自分でお茶を淹れず。
梨音:
気付いたかね
梨音:
ビル内の自販機の方が20円安く設定してある。となりの司令部のビル内の自販機も同じ。 コンビニの方が定価。すると人間、比較対象の下のコンビニで買わずビル内で買う。お得感がある、さらに自分でお茶を淹れるよりは目の前に自販機があるなら種類もあるし楽だし。人間楽したいのは当然。 各階のエレベータの前に自販機はある。
ちなみに両方のタワーも下のコンビニも、在庫の倉庫はうちのビルの中にあって同じで注文も同じ。ビル内自販機の在庫管理はお兄ちゃんの会社の自動のドローンで試作でテストと言う名目で経費はお兄ちゃんの会社扱い。 十分20円の以上の利益が上がある以上に、その自販機にこの白急篠山ビルにいるみんなが依存する。 さらに飲み物があればお菓子がほしくなる。 お客様はちゃんとしたもの出すけど、自分達用なら下のコンビニで買う。 そしてそのオーナーは両方とも梨音で、その利益はコンビニの人件費などをのぞけば梨音のお小遣いになる。じつはかなり儲かってます。
梨花:
メイドがこれから増えれば増えるほど、さらにとなりのビルの兵士皆様が増えれば増えるるほど売り上げが上がる。在庫の入れ替えはドローン…全自動管理…
梨音:
隣にいれるということは、軍だから検査など難しいのさ、でもそれはうちのメイド達でも同じだよね? よってできるだけドローン化して梨音の管理下におき安全性を確保する。
食べ物、飲み物の材料とか…インフラを全部、梨音が握れば…わかるよね?
リナ:
ピガァ~♪(風で乾かしてます)
梨花:
まさか、先ほどのコーヒー豆とかケーキとかを隣に入れさせたのも…
梨音:
おっとそこまでだ梨花くん。 梨音たちの世界では全てが武器になりえるんだよ?
梨花:
お嬢様…ほんとうに貴女って人は…
SE:
ガチャ♪(ドアが開く音)
向日葵:
お待たせしました…
梨音:
そこに向日葵のいつもの紅茶買ってある。 それでアリエルお姉ちゃんとマリエットお姉さんのお話って?
梨花:
なにか深刻なお話だったんですか?
向日葵:
向日葵に副メイド長をやって欲しいそうです…どうしましょう。
梨音:
まあそうだろうね、それでエリシアさんが副メイド秘書という話。
梨花:
梨花も着ましたし。副をおかないと、この人数ですから。夕食の時にメイドの人数多くてびっくりしました。まあ今はすみれさん達の部隊のメイドも入ってますが…
リナ:
ピガァ~。
向日葵:
なんで二人ともさも当然なように…心配してくれるのはリナだけなのですか?
梨音:
そんな事言ったってどう考えてもそういわれると思うよ?
向日葵:
だって副メイド長になったらお仕事中、お嬢様についていられないですよ!
梨花:
えっと、向日葵が副メイド長になるから梨花を来させたじゃないんですか? エリシアさんはアリエルさんの妹さんで姉妹でまさかメイド長と副というわけには。それにエリシアさんの方が特務隊の隊員で准尉だしメイド秘書には適正があるかと。
梨音:
まったく向日葵はそんな事考えて無かったと思う。 ただ梨音と梨花をそろえて三人で向日葵のハーレムを作りたかっただけだと思う。 もっと言うと梨花が好きで呼びよせただけ。でも来させてラブラブになるためには梨音も混ぜないといけないから…みたいな?
向日葵:
アリエルさんにも「梨花さんがきたからもう安心でございましょう」とか言われて…もうまったくの計算外…
梨花:
えぇ…
梨音:
まあほら副メイド長になれば正式にAURORAの許可もでて向日葵も使えるようになるからデザインとかするのに便利だよ?
向日葵:
それもあるんです。 すみれさんと真理愛さんから、正式にロンゴミリアド? の部隊マーク? エンブレム? 部隊章のデザインをお願いしたいと依頼書が…どうしましょう。
梨花:
特務隊の部隊章のデザイン! すごいじゃないですか! 名誉ですよ! おめでとうございます!
梨花:
おめでとう! これは明日お祝いだね!
向日葵:
だから! だいたいロンゴミリドって名前なんですか? 意味わかりませんし!
梨音:
アーサー王伝説に出てくる槍の名前。 ロンゴミリアドとは「ロンの槍」という意味。
向日葵:
アーサー王伝説。 たしか紅葉さんが好きで、あとソフィーさんの小説の一シリーズの題材にもなってましたね
梨花:
こういう時にAURORAがみれたら画像や文章を一緒に観れるのですが、読み上げますね。
梨花:
ロンゴミニアド またはロンゴミアント は、ウェールズのアーサー王伝説におけるアーサー王の槍である。その名は「槍 (rhon)」と「なぎ倒す (gomyniad)」の複合語に由来する。
『キルッフとオルウェン(英語版)』では、アーサーがキルッフに「望みの物を与えよう」と告げた場面で、例外的に与えることができないものの一つとしてロンゴミニアドの名を挙げている。
『ウェールズのトライアド』では、ロンゴミニアド(ロンゴミアント)は、アーサーの剣カラドヴルフ(カレドヴルフ)およびアーサー王の短剣カルンウェナンと並び、神から彼に与えられた神聖な武器の一つに数えられている。
神が彼に与えし神聖なる武器:彼の槍ロンゴミアント、剣カレドヴルフ、彼の短剣カルンウェナン
向日葵:
ちょっと待ってください、アーサー王の剣ってエクスカリバーじゃないですか?
梨音:
そこが問題で、言語によって違うの。 エクスキャリバー、エスカリボール、エクスカリボール、カリバーン、キャリバーン、コールブランド、カリブルヌス、カレトヴルッフ、カレドヴールッハ など英語、フランス語、ラテン語、ウェールズ語 などで呼び方が違う。 ほかにも色々な単語が違うらしい。 と紅葉お姉ちゃんとフランソアお姉ちゃんが激論を交わしてた。
梨花:
つづけますね。 ジェフリー・オブ・モンマスによるラテン語の著作『ブリタニア列王史』では、アーサーの馬上槍がロン (Ron) という名で言及されている。これはおそらく元のウェールズ語の名称の省略形である。ジェフリーは、バドン山の戦い(英語版)でアーサーがこの馬上槍を携えていたと述べている。
ヴァースの著作『ブリュ物語』ではロワという名で言及されている。これは「頑丈」を意味する。
ラハモン(英語版)も著作『ブルート(英語版)』の中でモンマスと同様に呼んでいる。ラハモンは一節で(その武器の名は挙げていないが)、アーサーの槍はカーマーゼンでグリフィン (Griffin) という名の鍛冶師によって鍛えられたと述べている。ラハモンはまた、ロンがかつてはユーサー・ペンドラゴンのものであったと付け加えている。
向日葵:
なんか色々本の名前が出てきましたけど、Forestの図書室にありますかね? できれば
日本語! あと挿絵とか…みたいしそういう周辺資料って言うんですか? わかりやすい解説書、子供用とか
梨音:
たぶん全部あると思う。アーサー王関係だけで2列本棚あるってフランソアお姉ちゃんと紅葉お姉ちゃんが言ってたから、それに紅葉お姉ちゃんなら熱く語ってくれるよ。 さっき言ったようにフランソアお姉ちゃんと二人でフランス語版と英語版で喧嘩しそうだけど…瑠莉さんが一番多分好きで、一番こだわりがあるから…いると収拾がつかなくなる、日本にいなくてよかった。どんな仕事が忙しくても解説に乗り出してくると思う。そして三人で大混乱!
向日葵:
はぁ…あそこの図書室で二列…一日どっかで休みもらってForest行って来てよろしいでしょうか?
梨音:
うん、部隊旗だから、forestにもそしてそのロンゴミリアドの部隊にもうちのクラブはお世話になっているから。最優先事項だから、休みではなく仕事として。 梨音もアリエルメイド長とマリエットメイド秘書に明日いっしょに説明しお願いする。
向日葵:
お願いします。
梨音:
でわ明日も忙しいしそろそろ寝ようか?
梨花:
そうですね…
向日葵:
は‥はい…(声が上ずってる)
梨花:
リナって自分のベッドで寝るんですね。
梨音:
そうあの場所は彼女の聖域。ココと一緒、だから梨音がいじっても怒るよ。
梨音:
それで向日葵…なんで黙ってるの? 固まってるの?
向日葵:
あの…あの‥これ刺激強すぎませんか? もう顔から火どころか頭ごと爆発しそうで…なんですかこれ…
梨音:
まだ何もしてないよね?
梨花:
はい何もしてません。
向日葵:
お嬢様、いつもと雰囲気が‥その妖美というか…梨花も…そんな顔…向日葵‥もう限界です…想像していた以上に…これ…まずいでしゅ…
向日葵:
お嬢様、梨花、向日葵が悪るかったぁ‥でしゅ‥お願いです…段階いれましょう? ねっ?
梨音:
あのさ…向日葵…
向日葵:
なんでしょうか?
梨音:
梨音だって…女の子なんだよ?
向日葵:
はい…? そうですよ…だから向日葵は…お嬢様のことを愛してます。
梨音:
梨音だって…発情する時もあるんだよ…?
向日葵:
えっ?
梨音:
だよね‥梨花。 向日葵が鳴く所見たいよね?
梨花:
はい…向日葵が‥いっぱい…髪振り乱して…鳴く所…梨花もみたいです…
梨音:
ねえ…向日葵…最初はどっちにイカされたい? 梨音?
梨花:
それとも梨花? それとも…
梨音・梨花:
二人から同時に抱かれたい?
向日葵:
ひぃぃい…向日葵ぁが‥欲張りすぎましたぁ…ゴメンナサイ…あう…xxxあう! あぁ…
梨音:
イったよね? 血管とか切れてないよね?
梨花:
大丈夫だと思います。梨花では簡易スキャンしかできませんが、緊急のシグナルとか出ていないですし、バイタルも普通にオーガズムの兆候で…性的緊張からの解放です。
向日葵:
うぅ…
梨音:
これで懲りたか! 欲張りすぎはカラダに毒♪ くすす♪ 可愛い。
梨花:
可愛いですね…そしてありがとう…梨花を救ってくれて…お嬢様の向日葵の反対側の居場所をくれて…感謝します。 そして愛してます。
梨音:
うん愛してるよ向日葵。 段階をいれてしようね。
梨音:
ありがとう梨花をくれて…
梨花:
ありがとうございますお嬢様をくれて‥
CHU♪
向日葵:
うぅ~ん…すぅ…
もぞもぞ♪
梨音:
AURORA、寝る暗さ…
明かりが暗くなる
梨音:
これでいいかな…向日葵のカラダ冷えないよね‥
梨花:
そうですね…大丈夫…だと‥思います…
梨音:
疲れた‥寝よう‥
梨花:
そうですね…疲れました…
梨音:
おやすみ、梨花、向日葵…すぅ‥♪
梨花:
おやすみなさいませ…お嬢様、向日葵…ありがとうございます…ここに来させて…くれて…すぅ…
SE:
ピピ、ピピ(うさぎ型のアクセサリーが鳴っている)
水菜:
うさ子…わかった起きる‥アラーム止めて。
水菜:
うぅ~ん!(伸び)
里緒菜:
うぅ~ん‥(水菜の胸に顔をうずめている)
水菜:(以後()ないはAURORA)
(うさ子、小梅とイリーシャを学園の登校日だからいつも20分前に起こして、小梅が起きない場合は蹴ってでも起こして、遅刻させるわけにはいかないから)
うさ子:
(了解しましたマスター、小梅様にはもう一度、学園へ持っていく荷物のチェックをすることを推奨しますが)
水菜:
(そうだね、だったら小梅はさらに五分前に繰り上げで、後はうさ子に任せる)
うさ子:
(了解いたしました、強行手段としてすみれ様と真理愛様に増援依頼も検討します)
水菜:
(…なるべくそれは最後の手段でお願い)
うさ子:
(了解しました)
水菜:
よし、里緒菜お姉さまを起こさずにベッドから脱出成功!
くんくん♪ お姉さまの匂いが髪や身体についてる。これで一日どうにかガンバレル。今朝はシャワー浴びないぞ。
SE:
じゅぅぅぅ♪
水菜:
(ねえイリーシャ、うさ子のリンクデバイスって持っていって良いのかな?校章が髪飾りだしつけられないしどうしよう?)
イリーシャ:
(スマホ扱い? でいいんじゃないかな?)
スリエル:
(みんなおはよう)
水菜・イリーシャ
(おはよう)
スリエル:
(転入試験を水菜も受けたと思うけどその手続きの時に自分の外部デバイスを記入するところがあって、リンクデバイス書いた?)
水菜:
(書いたよ)
スリエル:
(だったら持って行っても大丈夫、ポケットにでも入れておいて無くさないように身に着けておけばよいと思うよ、私もそうするもりだから)
水菜:
(そうだよねスリエルもスキャンデバイスあるんだもんね)
SE:
ガチャ♪
水菜:
(お姉さま起きたから後でバス停で!)
里緒菜:
ふぁ~♪ みずな…おはよう…
水菜:
お姉さま、おはようございます!
里緒菜:
お待たせしました、コーヒーできました。どうぞ!
水菜:
ありがとうございます♪ あのコーヒーも水菜が淹れましょうか? 水菜のでよければ、里緒菜お姉さまに教えてもらって今練習してるじゃないですか? その一環としてみたいな?
里緒菜:
これくらいは里緒菜に淹れさせて下さい。あと家事なにも残って無いので…
水菜さんは里緒菜をどこまでダメ人間にするつもりなのでしょうか? 後その…その制服にフリルエプロンというのは破壊力がハンパないのですが…
水菜:
押し倒したらダメですよ。 水菜にそういう事を出来るのは仕事が終わって、夕食が終わった後に限定します。そうしないとどこまでも水菜に溺れてメイド長の仕事まで疎かにする可能性が高いと周囲より注意されたので。
過去の里緒菜お姉様と詩織さんとの色々な事は全部お聞きしましたので! よって水菜にそういう事できるのはお仕事や普通の生活をちゃんとできたときの報酬とします。
じゃないと里緒菜お姉さまはメイド長なのでForest全体が困ります!
水菜は鬼になる事に決めました。
里緒菜:
‥‥はい。
水菜:
ではいただきましょう!
SE:
バリっ!
水菜:
う~ん! 美味しい! Forestのパンって美味しいですよね~後この特製バターが最高です。さすが専用ベーカリーで焼いてるだけある。ファンが多いのもわかる味! お姉さま水菜を見てるのはいいですけど、食事もして下さいね♪
里緒菜:
はい…なんかこう幸せすぎて頭が溶けてて、満足しちゃって…
水菜:
う~ん…お姉さまお昼ご飯大丈夫ですか? 夕食は手塚様の所で会食会ですよね?
里緒菜:
うん…なのでお昼はフランソアさんとエステル様が水族館と白森漁港を視察とかいって、回転ずしでお昼を取るそうで里緒菜もその視察に同行するから…回転寿司です。 たぶんそうしないと食べないと思って…萌香さんが決めたんだと思う。本日は一日、ご主人様とエステル様のお付き視察。
水菜:
ありがたい話です。 後てお礼言っとこう。 視察はともかく…ご主人様とエステル様がジャパニーズ回転寿司ですか…でもジャンヌさんが今日まで休みだから、やりたい放題も今日までですね。
里緒菜:
本当に美見と上手くいってくれてよかったよ。 美見の為ならジャンヌさんも仕事を今まで以上にがんばるだろし。
水菜:
今日学園終わったら、みんなで白山のポムグラネイトっていう音楽クラブ? ライブハウス? でしずる先輩とドロシー先輩の婚約祝と新人メイドの歓迎&交流会があるので、終わったら、みんなと帰ってきますので、それまでよろしくお願いします。
里緒菜:
うん! しずるとドロシーも良かったよね♪ お祝いこんど一緒に選ぼう。
水菜:
はい了解です。
水菜:
でわ! 水菜は学園に行ってまいります。 カップは飲み終わったら食洗器いれて、ポチっとスイッチは押しといて下さいお願いします。
里緒菜:
うん…あのさ…本当に里緒菜がエントランスまで着いていったらダメ?
水菜:
ダメです! それをやるとズルズルと他の事も許すようになると、紅葉さん、愛理さん、瑠美さん、亜美さんから厳重に注意されております。
里緒菜:
うぅ…。
水菜:
そんな捨てられた猫のような目をしてもダメです! 里緒菜のお姉さま為なら水菜は心を鬼にできます! まだ時間ありますけど朝のメイド長会議は遅れずに行って下さいね!
でわ行ってまいりま~す!
里緒菜:
行ってらっしゃい…
里緒菜:
うぅ…詩織お姉さまに電話しようかな…あっちは深夜の0:00‥里穂も学園だし‥・わ~ん…(涙)
水菜:(小声)
水菜だって本当はお姉さまとぎりぎりまで一緒居たいんですよ…でもこれから長く一緒に居る為にはちゃんとした生活をしていただかないと…最初が肝心ですから…。 心を鬼! 心を鬼にするんだ水菜!
まろん:
ここが学園、みんな同じくらいの歳の女の子、優しい顔、同じ制服、それにトモダチいっぱい! 幸せ!
水菜:
良かったね
水菜:
これから一緒のクラスで前と後ろの席で!
まろん・水菜:
幸せ~♪
スリエル:
まろんへは水菜は距離感はゼロなんだな? 見てる方も幸せになる。私も学園に通うとか考えたことも無かったから緊張してたんだが…これみたら緊張がとれた!
イリーシャ:
そうだね。 もう頬が緩み切ってるって感じだな♪
エミリー:
それにくらべて‥‥こっちは
夢結:
なんで武器の持ち込みが認められないの…こうスカートの下がスースーするし脇の下と腰の後ろが不安で…
エリミー:
あのな…あのご主人様でさえ学園では非武装なんだぞ慣れろ‥
SE:
ガラっ♪
梨花:
お嬢様! 後少しです! 傷は浅いですよ!
梨音:
あぁ…白い花畑が‥その先に川が‥梨音を呼んでる声が…
梨花:
お嬢様そっちへ行ってはダメです! メディック! 衛生兵!
梨花:
軍医殿お願いします。
スリエル:
軍医長どうですか
エミリー:
これなら梨音なら放置すれば助かる
スリエル:
放置処置ですね
梨音:
キミタチ…心配はないの?
イリーシャ:
でわ、一応どうされたんですか?
梨音:
入学後一回も登校してなくて初登校だったんだけど事前に今日くるって情報漏洩があったみたいで…向日葵は事前にB組だからと言ってさっといなくなってた…たぶん漏洩もとは向日葵だ…
イリーシャ:
ああ、みんなに歓迎でもみくちゃにされたと…それくらいなら
梨音:
だから…なんで心配してくれないの?
夢結:
あの昨日、まろんのアクスレーターチップの上書きをForestのメディカルセンターでしていただいたついでに梨音とフランソアさんとのリハビリをForestの「射爆場」でやったのを見学してたんで。 100m先の軍用装甲車を生身で吹き飛ばしてましたよね?
まろん:
爆発してキノコ雲あがってた…まろんより梨音はずっとずっと強い…
水菜:
まろん大丈夫よ、たぶんまろんには使ってこないから
エミリー:
昨日の総合火力演習、じゃなかった、リハビリで梨音が使ったメイデンブレードの最大射程は200m。しかし威力が下がるので装甲車は無理だとおもう、まあジープぐらいなら吹き飛ばしますけど。 ちゃんと計測づみ。
まろん:
怖い…
水菜:
大丈夫! うちのご主人様も同じもの撃てるから
梨音:
あの! 梨音は病弱キャラでか弱いので心配して下さい、どうかお願いいたします!
夢結:
エミリーが取得したデータを検証した結果、フランソアオーナーと攻撃力・防御力・回復力は同等だと総合判定されましたので、Forestで採用されているフランソア基準で判断させていただきます。
これは紅葉さんが明確に「心配する基準」を定義しておりまして、100mくらいから落下した場合は心配することにします。それ未満なら問題ないので…
梨花が肩を叩く
梨音
なんで無言で肩を叩くの! これが…梨音の学園生活でのクラスメイト?
イリーシャ:
じゃあそろそろチャイムだからみんな席に着こうか!
先生:
その部分について草薙、回答してみろ
水菜:
まろんガンバレ!
まろん:
(小声)うん‥水菜、まろんがんばる
はいっ!
まろん:
1929年10月24日 木曜日 アメリカのニューヨーク証券取引所の株価が大暴落。 「暗黒の木曜日」といわれています。 当時のアメリカ大統領だったフーヴァー大統領は自由資本主義の原則により自然に任せてしまい、有効な対応手段をとらず、その結果、連鎖的にアメリカ経済が急速に悪化しました。
フーヴァー大統領は支持率低下、つぎのフラクリン・ルーズベルト大統領は
農業調整法(AAA)全国産業復興法(NIRA) テネシー川流域開発公社(TVA)などを
次々にうちだし 最終的には労働者基本法や労働者団結権を認める ワグナー法を制定経済は浮上していくことになります。
古典的な資本主義の最低限の市場介入をしていた経済に対し、このルーズベルトの積極的市場介入の政策をニューディール政策と呼びます。
エミリー:(小声)
よし予習の通り完璧
スリエル:
後ろからすごいオーラー感じるんだけど!(小声)
先生:
草薙、良く勉強しているな、
以下小声です。
梨音:
なんなのこれ‥‥?
イリーシャ:
そもそもそれは恐慌の原因ではないし、回復もしとらん!
夢結:
梨音、イリーシャ、…ちょっと二人とも先生に異議を出すとかしないでね
ここは黙ってスルーだよスルー!
SE:ピロン♪(水菜だけに聞こえてます)
水菜:
(これ梨音のスタンプ? 可愛いんだけど…えっとハイパーメイド用超短波秘匿電脳通信? クラス内で直接ネットワークを形成する…これならAURORAが遮断される授業中でもおしゃべりができる音声チャットルーム? それ作ったってこと?
いやぁ~今は、招待受けたくないな…でも後ろの席から無言の圧力が…)
梨音:
………ふぅ~!
水菜:
(唸ってるしぃ!…さっさと取れと?)
以下は梨音が作ったハイパーメイド用超短波秘匿電脳通信クラスメイト用電脳音声チャットの会話になります。
梨音:
なんなんですかこれ? そもそも1920年代のアメリカの好景気からバブルに発展する部分はまったく違うし!
水菜:
やっぱり…
イリーシャ:
第一次世界大戦で欧州でガンガンまさに地獄を作り出し、アメリカは兵器をガンガン生産し輸出しまくり、欧州人の屍の上に巨利を得て、債務国から債権国とうつっていった。
唯一、国土が戦場にならず、戦争の特需によって好景気となった、そして大量生産方式の開発やさまざまな技術革新や設備投資などの資本もこの戦争でアメリカが得ることができた。 それが今だに第一次世界大戦をアメリカ主導して欧州を壊滅させたという陰謀論が絶えない理由である。 これによりアメリカは世界一の農業・工業生産力を有する巨大な国家となった。
スリエル:
まさに血みどろの繁栄! 人は人の屍の上にしか巨万の富を築けないという、資本主義も社会主義でも変わらない原則!
エミリー:
と子供に教えるわけにいかないでしょ?
梨音:
債務国として地獄にあえぐ欧州各国とは違い債権国のアメリカには大量に金がダブつき、経済の方程式さえ理解できない素人の市民たちが証券などにその金を投資しまくり当然バブルが発生! まさに市場は狂乱暴走の状態に!
そして当然のごとく「引き金」はブリカスこと英国が引いた!
1929年9月26日、イングランド銀行が金利を引き上げ、アメリカの資金がイギリスへ流れた
! これがきっかけで米国経済は瞬く前に総崩れになっていく。
梨花:
経済方程式もなにも、マクロ経済学の経済モデルの初期をつくったケインズはこの時代の人ですよ? さらにブロック経済ですし当時は、さらにニューディール政策はそのブロック経済を強化させる経済ですから真逆ですし。 梨花達は後から学んでるから不完全であった経済モデルを完成形に近づけてそれをもとに現在のマクロ経済を暴走しないように制御できているだけで…そもそも方程式ができていくのは1929年10月24日のブラックサーズデーあとではないですか?
梨音:
そんなことは梨音だってわかっているのよ、問題はなぜ「バブルができて、それがなぜはじけたのか? については何も流れはおろか触れてもいないところがイヤなの。
イリーシャ:
さらにニューディール政策は政党のイメージ戦略であり経済には全くのマイナス。よってアメリカ経済はさらに悪化していく、回復させる為には同じように戦争をして特需を作り出すしかない。 米国はアジアのシーレーンを断絶しフィリピンなどへの軍隊を送り介入、ちゃくちゃくと火だねをアジアにまき散らし、さらに貧困にあえぐ地獄と化した欧州で盛り上がったファシズムを放置、ついにさらなる欧州を地獄から煉獄へ叩き落す欧州大戦へ。度重なる欧州各国と英国の援助要請をアメリカは無視し放置! 英国以外の全ての欧州がドイツ第三帝国なってから、はじめて介入!
まさに「Jesus Christ Roosevelt!」(ルーズベルトみたいなクズ野郎という英語の侮蔑表現)
日本を含めた世界が灰燼と化す中、本土の被害が無い米国のみが超ド級戦争特需になり好景気を「作り出す」ことでデフレによる不景気から脱することなった! まあデフレになれば世界で戦争を起こしインフレ誘導できるのは、英国と米国のみだからね!
スリエル:
どこの時点の世界史を切り取っても地獄しかない。 まさに腐ってるじぇこの世界!
梨音:
たしかに…このような世界をまろんに見せたくないよね、学園にいる間だけでも…現実ではなく夢を見させてあげたい…
水菜:
なるほど、それでこのチャットルームにはまろん入ってないですね…でも水菜も夢を見てたいな…
梨音:
なんか水菜は梨音と同じ側のような気がして…匂いが?
水菜:
水菜はお姉様を補佐するいたいけなか弱い補佐メイドですよ。
スリエル:
もう素性はそこのお嬢様にバレテルとおもうから…素でいいとおもうよ?
水菜:
スリエル! これ水菜の素ですから
夢結:
絶対それはない。
水菜:
ちょっと夢結まで!
エミリー:
このメンバーでは筆記については、この程度のレベルなら全ての学科について知識として習得してることしかないだろう。よってテストなどは教科書と補足教材が「どう書いてあるか」を丸暗記すれば、というかすでにもう教材もらった時点で暗記づみだろ?
水菜:
あの‥学園って何をする所?勉強は?
エミリー:
まろんに色々体験させたり遊ばせたりする所。
水菜:
デスヨネー
まろん:
学園楽しい♪(小声)
エミリー:
問題は実技だったんだが…特に心配してのは通信制で今までは実技を免除されていたそこのお嬢様「モドキ」とアタシ達三人。 それがそのお嬢様モドキのメイド研修の特訓をうち姫が「いっしょにやりたい」と言い出し夢結とアタシも参加することになったんで。
梨音:
モドキってなによ! モドキって!
夢結:
マリエットメイド秘書の特訓厳しい…まさに海兵隊式…
梨音:
その代り効果は高いよ!
エミリー:
じゃあ聞くがな、お嬢様アンタはドコの最前線から来たんだい? その目だ。 それはグロス単位でヒトを殺(ヤ)ってる目だ。 何かを背負い、罪を自覚してもそこから逃げず戦い続けているヤツの目だ。それも今もなお最前線で戦っている戦士の目だ。 兵隊ではなく戦士。 戦いの中でしか生きられない士(さむらい)。すみれ隊長と同じ目をしている。
夢結:
ここはどこぞの外人部隊デスカ
梨音:
何のことかしら? わたくしは名家篠山家の令嬢ですわよ、それに小さいころから病弱で箸より重いものなどもったこともございませんわ。戦いなんて無理でございましょう?
エミリー:
調査部の先輩達はいったんは手を引いたがアタシと夢結はアンタの本当の顔を暴くことを諦めて無いからな、まろんの笑顔を守るためには手段を選ばん覚えておけ。
梨音:
まあ怖い♪
水菜:
やはりマトモなメイドはこのクラスには居なかったか‥まあA組だしね。2-Aに比べたらまだましか…すみれ先輩、真理愛先輩、ドロシー先輩、めぐ先輩、さくら先輩、ルゥナ先輩、郁恵先輩、愛里栖先輩、聖理愛先輩…
スリエル:
先遣隊で行ったら本隊の到着前に敵が殲滅されちゃうやつですね…地形が変って作戦地図の作り直しが必要になるとか
エミリー:
それでお嬢様、今日のお昼は?
梨音:
学食! 学食行ってみたいです! それで明日は購買でパン買って! 校舎の中庭でみんなで食べるのが夢だったんで!
エミリー:
そうだな学食も経験させてあげたいし、寒すぎないうちに中庭でみんなで昼食をまろんにさせてあげたいから、その案で行こう。 治療バックの持ち込みは許可されているんで明日は持ってくる。中にアルミのレジャーシートがあるんで。
スリエル:
私のもあるので二つ合わせれば十分な広さでしょう。
梨花:
なんか学園って想像してたのと違うけど楽しいから良いです!
まろん:
ふぅ~ふぅ♪
みるく:
司会は一年のみるくとにゃん太
美見:
そして美見です! みんなすでにジュース飲みはじめてるから乾杯とかもう無いねこれ。
カット!
みるく:
あのさ、みるく達って成績も悪いし、正直メイドとしての技能も低いけど、コネがあったからデルポール家として我がEHDENのメイドになれたわけじゃない?
美見:
まあそうだねコネだけだね。詳しくは前話を見て下さいと、なぜか宣伝が入ってます。ノルマは達成。 コネってスゴイよね~
みるく:
コネがあれば、なんとこの地元女子憧れの音楽クラブポムグラネイトを貸し切りにもできる! 今回は札束でひっぱたいたわけではなく! 優樹子ママのご厚意で貸し切りパーティーとなっております! ありがとうございます!
美見:
ありがとうございます! 正直…軽音部の子からめっちゃ睨まれました! そのまま屋上に呼び出れそうな勢いでした。ステージで司会とかするとか言ったら確実にボコられてたね! 女子の嫉妬は怖いです!
にゃん太:
にゃん!
みるく:
にゃん太監督、進めろと?
はい、そんな今嫉妬の的の今夜の主役のお二人をお呼びしましょう!
美見:
婚約をされた、二年のしずる先輩とドロシー先輩です! ぞんぶんにひやかしでお迎えください!
SE:
888888888!
会場:
ひゅーひゅー!
美見:
お二人ともお綺麗です!
しずる:
あの! なんですこれ?!いきなり着せられたですが、まだ結婚式じゃないので
ドロシー:
あの‥これどういうことですか? 婚約は受けましたけど…まあ昨日役所へパートナー登録の手続きは電子でしたけど…あくまで目指しているのは本物の結婚なので…
みるく:
そのドレスはフランソアオーナーと良二オーナーの贈り物ですアクセサリーも本物で込みです! サイズ変更なども永久保証なのでしてもらえるそうなので、本番の結婚式でお使い下さいとのことです
しずる:
ちょっと二人のネックレスとか腕輪とかイミテーションじゃなくて本物?
みるく:
アクセサリーは使い終わったら宝石商に売れば家買えるそうなのでそういう資金にして下さいとの事です、使うまでは銀行の貸金庫へ入れときなさいだそうです!
ドロシー:
家買えるんですか? これで?
美見:
新築のマンションの3LDKと家具を揃えて買っても、おつりが出る値段だそうです! 税金関係などもちゃんとご主人様たちでしっかり払ってるそうなので心配ございません!
しずる:
ちょっとまってよ! そんなの聞いてないよ~!
会場:鈴奈:
おいしずる~それどこの古いお笑い芸人だ!(会場爆笑)
お祝いだ受け取っとけ有って困るモノじゃないだろ?(笑)
美見:
それで、この部分はAURORAでお二人のご主人様達にも中継されておりますので!
しずる:
あっ…良二ご主人様!
ドロシー:
フランソアご主人様!
二人:
ありがとうござまいます! 本番でかならず使わせていただけるように頑張ります!
会場:
ヒューヒュー拍手!
みるく:
さあお二人さん、次は解ってますよね?
にゃん太:
にゃぁ~ん♪
美見:
さあキス一分間お願いします
ドロシー:
ひぃぃぃい!
すみれ:
すみれは隊長なのに部隊のみんなが見たという婚約した時の中庭公園の噴水の前でのキス仕事中でみれなかったの! だから見せて!
ドロシー:
えっ! ちょっと何で知ってるの?
しずる:
何その部隊のみんなが見たって!
すみれ:
ということで隊長命令! キスする! あっフランソアオーナーも良二オーナーも久美さんと麗奈さん達も紅葉さんも凛空様も剛史お兄ちゃんも穏海お姉さんもみたいって! 電脳通信で騒いでる!
しずる:
ちょっとまってよ!
美見:
ということで みんなコールお願いします!
キス!キス(コール)
みるく
‥‥59‥‥60! ごちそうさまでしたぁ!
美見:
いえーーーーい!
会場:
わぁあああ!
ドロシー:
きゅぅ~~ん…(涙)
しずる:
みんな覚えなさいよ! 次パートナー登録するカップルはしずる達が主宰して同じ事させるからね!
会場:
あはははははっ(爆笑)
みるく・美見
お二人さんお幸せにぃ~!
にゃん太:
にゃぁあああん!
すみれ:
良く来た新人メイドの諸君、我々は先輩のすみれと
鈴奈:
鈴奈である!まずは言葉の後には必ずサーと付けろ!
真理愛:
ルフィナ先輩、あの二人バイオリンの弦の代わりに首を弾いて欲しいみたいですよ
ルフィア:
貴女達、副官二人の前で良い度胸してるわね?
すみれ:
すみれ調子に乗ってました! 先輩、これはマズイです!
鈴奈:
スイマセンでした副官どの! マジメにやります!
会場:
(笑)
すみれ:
まずは皆さん準メイドから正式メイドへの昇進と白森女学園転入おめでとうございます!
鈴奈:
それぞれ色々な過去がありここにいると思いますがこれから常に絶対に意識して欲しいことがあります!
鈴奈:
このステージには、メイドだったりオーナーだったり、クレアにメイド学校で教わったメイドからみれば、先生だったり色々なメンバーが居ます。
すみれ:
すみれは二年だし鈴奈先輩は三年だし。でも二つ共通なことがあります。
鈴奈:
それはどんな形であり同じエンパイアクラブグループに所属し
すみれ:
同じ白森女学園の仲間である事です! 色々な奇跡が重なってここにみんないます!
鈴奈:
これからは絶対に独りではありません、自分の隣の仲間の存在を…忘れないで下さい。
すみれ:
悲しいこと、辛いこと、苦しいこと…色々これからもあると思います。 でも貴女は独りではありません、沢山の仲間がいること。
鈴奈:
その仲間と手をとりあって! 絶対にその手を離さないでいれば、かならず歩いていけます。もし、倒れたら仲間がかならず手伝って起き上がらせくれるし、そして貴女も仲間を助けてあげてください。
鈴奈:
先輩は後輩を必ず守ってあげてください。
すみれ:
後輩は先輩を信じて下さい。 絶対に独りで困難に立ち向かうのではなく
鈴奈:
先輩後輩、全ての仲間と一緒に立ち向かえば
すみれ:
どんな困難もかならず乗り超えられます!
鈴奈:
貴女の隣には…いつも仲間がいます。 それをこれからは決して忘れないで下さい
すみれ:
それが「絆」といいます! みんなで一緒に手を繋いで進んでいきましょう。 その気持ちを込めてこの曲を、仲間と一緒に歌います! 「君の手を離さない」
すみれ:
新しい正式メイドの皆さん! エンパイアクラブの世界へようこそ!
これから先輩も後輩もオーナーもみ~んな仲間でトモダチです!
一緒に手を繋いで進んでいきましょう!
まろん:
何これ…体中から胸の中に‥そのまま入ってくる‥みんな仲間…音とコトバが…気持ちが…隣にいる仲間を信じる…うぅ…独りじゃない…まろん生きててよかった…もっと生きてたい…
水菜:
うん‥うん…水菜も…よ…お姉さまの為だけじゃなくて…仲間の為にも…生きたい
夢結:
姫と水菜には刺激が強すぎたか。 姫、これが音楽というものです。
まろん:
音楽…先輩たちすごい…
夢結:
先輩達はすごいね…
小梅:
先輩達、シュテキすぎるぅ…すみれ先輩、真理愛先輩…好きです…大好きです…愛してます‥・
イリーシャ:
おい小梅、気持ちはとてもわかるが、今夜この後が小梅の勝負の時なんだぞ? シッカリしろ、あと涙とよだれをふけ!
向日葵:
カッコイイです。メイドもオーナーもみんなが手を繋いで一緒に進めば何も怖くないです。隣の仲間を信じて…絆を信じて。
梨音:
…アレに勝てってのは無理難題だよ‥どうするかな。 この一曲で新規に入ったメイド達の心を一つにまとめ上げたよ。 あれがロンゴミリアドの強さか。
すみれ先輩というカリスマを中心にそれぞれが個性の塊のようなメイド達が一つになったときに圧倒な力を生んで他のメイドや人々を薙ぎ倒すように動かしていく。
梨花:
たしかに梨花でも今とても感動してて…すみれ先輩達に協力したいと思ってしまっています…
梨音:
そういう梨音もね、そう思ってしまってる怖い先輩達だ。
エミリー:
協力したいも何もそもそも敵なんでしょうか? ねえお嬢様モドキ。 勝てない相手に戦争するのは愚か者がすることですよ? 後そういう話は電脳通信でした方がよろしいんじゃないでしょうか? 先輩達の音楽に感動してそれどこじゃなかったと? ふ~ん♪
梨花:
エミリー…聴いてたの?
エミリー:
真後ろに張り付いてましたから
梨音:
あ‥あくまでクラブの話だから
エミリー:
ステージの上のルゥナオーナーは我がエンパイアクラブEHDENの共同オーナーじゃないで
すか?
梨音:
うぅ…
エリミー:
まあじっくりやらしていただきますから♪ うふふ♪
梨音:
この白髪の死神め…
エミリー:
お褒めに預かり光栄です。 白き短刀「カルンウェナン」さん♪
梨音:
何でその名前を…
エミリー:
あまり白髪の死神と赤き弾丸のコンビの調査能力、侮らない方がいいですよ?
梨花:
だからどこの外人部隊なのココ…
エミリー:
今夜はここまでとします。うちの姫のお世話がありますので失礼♪
梨音:
……
すみれ:
今日は姉妹水入らずで私達の部屋で!
聖理愛:
いやそういう訳には‥‥
すみれ:
下着なら下のコンビニで売ってるから! 泊ってて! すみれはそこのソファーで寝るから!
真理愛:
すみれ、貴女は隊長よイイカゲンにしなさい。 そういう部分が威厳が身に着かない原因だとわからないわけ?
すみれ:
ねえ聖理愛ぁ~すぐこうやって真理愛は怒るんだよ!
聖理愛:
すみれのこういう部分がみんなに好かれてる部分だと思うわ
真理愛:
お姉ちゃんもそうやってすぐにすみれを甘やかすから! こうなってるんだからね!
すみれ:
聖理愛はすみれの味方だもん。 ねえクラス委員長ぉ~制服着てる時は、クラス委員長の方が隊長よりエライ!
真理愛:
いますぐその制服ひっぺがしましょうか!
聖理愛:
こらこら真理愛(笑)
すみれ:
あっおしゃべりに夢中で飲み物だしてなかった、真理愛はいつものでいいよね? 聖理愛は何がいい? 自販機でおごる!
聖理愛:
そろそろお茶が来る予定だから少しまってあげて
真理愛:
お茶が来る?
小梅:
し…失礼‥いたします。 お茶とケーキをお持ちしました。
まみ:
小梅しっかりね♪
小梅:
はい…
聖理愛:
はいっ! 小梅さんが作ったケーキと淹れてくれる紅茶楽しみ!
真理愛:
小梅が作ったケーキ…と淹れる紅茶…
すみれ:
オワッタ…ここがすみれの人生の終点…凛空様…お兄ちゃん…サヨナラ
小梅:
秋の味覚、栗をつかいましたモンブランでございます。
聖理愛:
まあおいしそう、うちのクラブで出しているモノよりも美味しそうです!
すみれ:
うそ…これ小梅が作ったの?
まみ:
うん! さきほどのすみれ達のライブの直前までまみと聖理愛についてもらいながら小梅は作ってて。でも今回は本番だからまみも聖理愛も手を一切だしてません。
すみれ:
さっき…というかここ三日…小梅見なかったのって…
小梅:
小梅の同期達や色々な先輩達にメイドの特訓を受けておりました。
小梅:
ドイツ・ロンエフェルトのピーチガーデンでございます。
真理愛:
あ…ありがとう。 完璧な給仕、お茶を注ぐ角度まで…それにフルーティーな良い香り、難しい茶葉なのに良く開いてる証拠。
小梅:
誠心誠意、小梅のココロを込めて作って、淹れました。 先輩方どうかお召し上がり下さい。
すみれ:
頂きます。
真理愛:
いただくわ。
すみれ:
うん…なるほど…これが小梅の味か…そんなにすみれ達にブレンド…混ざりたい? 一緒になりたいの? 何も入れてないのに甘い…そしてちょっとだけ酸っぱい‥小梅だしね。
小梅:
うっ…
まみ:
にひひぃ♪
真理愛:
う~ん! 美味しい! さすが旬モノは違うね、これが初モノの味か、これはまるでファーストキスような甘さ~そしてクリーミー味わいぃ♪ たまらないわ~♪ お姉さんがしっかりとリードしてあげるわ…おっとこれはケーキだったわ♪
小梅:
ひぃぃぃいぃ!
聖理愛:
真理愛! ちょっと…
まり:
真理愛オジサンすぎ。 小梅…こんなのにあげて良いわけ? 考え直したほうがいいじゃないの?
すみれ:
くすすぅ♪ すみれと真理愛が指導しなかった理由、小梅良く気付いたね。 よくがんばった。 そう頼る時は私達だけじゃなくて他の仲間を先輩を頼れば、導いてくれる。小梅にはすみれや真理愛だけしかいないわけじゃない。
小梅:
はい…。ありがとうございます。
まみ:
ということでまみ達は帰るのであとはよろしく!
小梅:
えっ?
聖理愛:
とても美味しい紅茶とケーキありがとうございました! 三人ともまた明日学園でね。
すみれ:
うん、気を付けて帰ってね。まみ安全運転で頼むね!
まみ:
わかった! 小梅、ガンバレ♪(パシンと腰を叩いている)じゃあね!
小梅:
えぇえええ! 先輩達のフォローここまで?
小梅:
話を聞くから移動するって着いてきましたけど…このお部屋は?
真理愛:
VIPプレイルームだけど?
小梅:
あのぉっ! それは! 小梅は先輩達に告白して、シスターにしていただきたいと思ってますし! その暁には処女を捧げて可愛がっていただきたいというか、是非していただきたいと思ってますが! 最初はその出血とかありますし! 色々処女には準備が必要でしてとくに明日は学園の登校日ですから、下着とかもそれようのを用意しとかないと、血でよごれて…
真理愛:
あの…小梅落ち着いて? 何いってるの? すみれどう?
すみれ:
大丈夫、さすがにここまでカメラや盗聴器などはしかけられてない。 安全よ。
小梅:
カメラ? 盗聴?
すみれ:
このクラブというよりビル全体や周囲の施設。国際会議場や国際展示場や人工科学研究所やショッピングモールや博物館や…まあ白山市の街中といっていい。そこら中にネットワークカメラやネットワークマイクがあるの。 オーナーの梨音がすみれみたいなものなんで、つねに梨音の目であり耳になるんだけど…真面目な話をするなら、他人に聞かれたらイヤでしょ?
このVIPルームはサイトが完成するまではすみれが鍵を借りていていつでも使えるの。資料撮影などにも使うからね。梨音もさすがにプレイルームの中まではマイクやカメラは仕込まないみたいね。会員への信用問題にもなるし
小梅:
盗撮カメラ? 盗聴器? 町中に? そうなんですか…はぁ…そういえば梨音ってすみれ先輩なみの電脳ウィーザードなんですよね? 梨音から説明受けました。本人は「ネットライナー」っていってましたけど。同じですよね?
すみれ:
電脳ウィーザードの分類名というか異名だから、同じと思っていいよ
真理愛:
それで小梅、いろいろぶっちゃけちゃってるけど‥ちょっと可愛そうだから、ソファーにでも座って一回落ち着いてから「やり直し」ってことでいいかな?
小梅:
先輩達…お願いです…小梅の事…ここでコロシテ下さい…生涯初めて人に好きになり、お付き合いしたいと思って‥その二人同時とかいうので色々悩んでたんです…でも気持ち押さえられなくて…そんな気持ちだったのに…もう全部台無しにしてしまいました…全て失いました…小梅…もう生きてられません…
すみれ:
あ~すみれ集中してから何も聞いてないよ! うん!
小梅:
すみれ先輩のそういう優しさは傷に塩酸ぶちまけてるだけです
すみれ:
……うっ
すみれ:
まあほら!まずは 夕食食べてないし! みんなは二次会いってるけど! 今夜は賄いないし! ご飯注文しよう! 角のファミレスだけどね。さすがに24時間美亜さん達に対応させるわけにいかないし。このタブレッドで注文すると決済されてデリバリBOXへいれてくれて、なんと自動でこのルームで配達されるのです! 無駄にハイテク!
小梅:
すみれ先輩ってそういうの好きですよね。
すみれ:
ちなみ食事代は今回のサイトの作成費の中で出るので何食べてもいいよ。 まあファミレスだからたぶん冷凍食品だけど!
小梅:
真理愛先輩何食べます?
真理愛:
こうなったらいいモノ食べよう! ステーキセット!
すみれ:
すみれうな重!
小梅:
小梅はハンバーグエビフライオムライスセット!
すみれ:
飲み物は冷蔵庫にあるし。おしこれで! ぽちっとな!
〇夕食後
小梅:
これうちのお兄ちゃんが好きなアニメの主題歌ですよね! こないだすみれ先輩が観てた!
すみれ:
そうガ〇ガイガー! さあ小梅も洗脳されるのだ!
小梅:
あはははっ!
小梅:
なんという…歌詞!!
真理愛:
我がロンゴリアドの部隊テーマソングだ!
小梅:
涙で渡る血の大河…夢みて走る 死の荒野…
たしかにサイボーグ戦士‥‥
地獄の死者‥‥ひぃぃい!
戦い忘れたヒトのため…
真理愛:
こんどForestの舞台借りて部隊みんなで歌うから!
小梅:
それ小梅も?
真理愛:
当然! すみれの隊長命令だから
小梅:
実は小梅、さっき先輩達の歌を聴いてこの曲が歌いたくて仕方ありませんでした!
小梅行きます!
真理愛:
行け~!
すみれ・真理愛 コーラス
sister’s noise… I find it out…
すみれ・真理愛 コーラス
sorrow of your heart… I shoot it down…
sister’s nois
ガバッ!
真理愛:
小梅?
小梅:
先輩…いや…お姉さま達。 小梅に…チカラを下さい。
すみれ:
チカラ?
小梅:
はい…たぶん大きな波が…洪水のように…小梅達に打ち寄せて全てを飲み込もうとします。 その時、お姉さま達は当然、小梅の妹のみるくもまろんも水菜も向日葵も梨花も…多分戦う事になります。 その時にあの子達を守れるように…小梅もあの戦場に戻りたいです。 でも…正直いって今だって怖いです…でもお姉さま達と一緒なら…
小梅:
今回の特訓で良くわかりました。小梅は水菜やイリーシャみたいに器用ではないです。
「お手伝い」としてのメイドの真似事はどんなに頑張っても無理です! お姉さま達も聖理愛先輩も美味しいって食べてくれたケーキだって、聖理愛先輩やまり先輩が見本で作ってくれたケーキの方が何倍も美味しいです。
小梅は「お手伝いの為」メイドではなくて「戦う為」のメイドです!
だから、お姉さま達や妹達を守って戦いたいです。
すみれ:
…………知ってたんだ。
真理愛:
どういうこと?
小梅:
小梅は…先生を暗殺しようして詩織さんとエステル様に敗北し暗殺に失敗する前は、ヴィクトリア女史の暗殺部隊ブラックハウンドのアサシンメイドだったんです。
真理愛:
アサシンメイド?
すみれ:
エンパイアクラブが持つ非合法の要人暗殺専門部隊。ブラックハウンド
真理愛:
非合法?
すみれ:
それを構成するのは暗殺などに特化したアサルトメイドであるアサシンメイド。まあすみれがアヴァロンに居た頃も桃子先生は良くこの部隊の襲撃を受けていてその度に鈴音先輩達の部隊が撃退していた。
小梅:
えっ! すみれ…さ…ん…ってAVARONに…いたんですか…あぁ‥‥
すみれ:
あれ? 小梅知らなかったの?
真理愛:
だれも言ってないわよ。 というかうちの部隊で知ってるのはマリとルゥナ・郁恵・愛里栖・花恋・エリシア・アリエルさん! だけだからね…? マリ以外は過去に戦った相手なんでしょ?
すみれ:
そうなんだ…
小梅:
あの…すみれさん…小梅の命はもう仕方ないので…どんな残忍で長く苦しむ方法で処刑していただいて構いませんが、妹達だけは…どうか見逃してください。 お願いいたします。 小梅はもうあの組織からは完全に抜けておりますんで…あるいみ抜け忍みたいなものなので…小梅の命だけでどうかお願いします。
すみれ:
わたしもAVARONからみれば抜忍? みたいなものなので、まあこないだ鈴音先輩が鈴奈先輩に挨拶しにきたくらいだから…追っ手とかは来て無いから穏便に抜けたみたいな?
小梅:
いや‥あのAVARONが一時的とはいえブラックハウントのアサシンに対して情などというものをかけるとは信じられないですが…?
真理愛:
あのさ、二人の会話きいてると、現代というより戦国時代とかのTVドラマとかアニメの忍者もの? 敵対する忍者組織みたいな?
すみれ:
小梅がどう聞いてるかは知らないけど。すみれも当時、ブラックハウントの襲撃の撃退には参加してるのさ、本部が襲われたこともあるし。 敵で戦闘員、この場合は当時の小梅の仲間にあたるのかな? 当時のすみれよりも幼い子もいてね。無力化してうちでこの場合はAVARONねで保護しようとすると自爆とか、脳破壊とか、それを桃子先生が防いでも、重度の薬物中毒で脳や身体が回復不能な状態で助からないって状態だった。 それをみて当時のすみれは、とても怒りを感じて、エンパイアクラブを滅ぼさないかぎりこの子たちは救われないと強く思った。
真理愛:
我がエンパイアクラブながら鬼畜外道を通り越してて吐き気がするわ。
小梅:
たしかに小梅も先生に保護されたときはそんな感じで、先生の治療のおかげで一命はとりとめたんですが…薬物から回復するのに一年かかったそうなので、その間小梅は意識をなくして治療を行ったそうです。
すみれ:
いまはヴィクトリア女史とは内部分裂状態とはいえ…そちらには遺恨はあるよねたしかに。 鈴奈先輩には言ったしヴェルさんもクレアさんも知ってたし…みんなに伝わってると思ってたんだけど。
これはとアーマーメイドの件もふくめて部隊には休暇明けにちゃんと説明しよう
隠しているよりは正確な情報を伝えたほうが…上に相談してみる。
小梅:
あの‥すみれさん? 小梅のことは許してくれるですか?
すみれ:
許す? 何を? そもそも許してもらうような事、小梅はしてないでしょ?
小梅:
だって薬物でほとんど意識なんかなかったとはいえAVARONと戦って…たぶん何人かは当時のすみれさんの仲間を…コロシタとおもいます。 正確には覚えてないです、ずっと悪いの夢の中のような…感じで…
すみれ:
そんなのは小梅のせいじゃないでしょ? メイドを‥小梅達の代はすでにバイオメイドだったんだけど、それを薬物中毒にして…任務に就かせ失敗しても成功しても使い捨て。 そんな事をを強制した…ヴィクトリア女史達のエンパイラブ評議会側がいけないんじゃない? 小梅には何も責任がないよ
真理愛:
あなた、小梅とこないだ同じようなことをDrフィッツジェラルドに言ってなかった?
すみれ:
あっ…そうだね。 小梅、「それが戦うってことだよ」。前にいる敵が憎いなんておもってない。戦う原因をつくってるひとには恨みはあるけど。
小梅:
はい…あ…ありがとうございますすみれお姉さま。
真理愛:
おうすみれ「さん」から「先輩」を通り越して「お姉さま」にもどったね。
小梅:
はい‥カッコイイというか…ジーンときました。
すみれ:
ごめんなさいすみれ調子乗りました。真理愛の受け入りに近いので‥‥。でも本音ではあるから…
真理愛:
それでチカラを下さいってどういうこと?
すみれ:
すみれ達も正座したほうがいい?
小梅:
お姉さま達はそのままで。 では説明します。先生が先ほどの治療を行う時に、いったんヴィクトリア女史のマスター登録を抹消、小梅はDrフィッツジェラルドの特殊マスター登録となっており、ハイパーアサシンバイオメイドの能力やオーバーメイド能力の全てを封印されています。 しかるべき小梅が本当にお仕えしたいご主人様が現れたときに本マスター登録が可能で先生に頼むことでこの封印が解除されます。先生曰く、小梅が暗殺者の能力を買われて優しくされるのではなく一人のヒトとして接してもらえることが大事でとか言ってました。 だからこの封印が解除されないと小梅はただのポンコツメイドのままです。 とてもじゃないけどオーバーメイドより上のメイド同士が戦いを繰り広げることが予想される戦闘などでお姉さま達や先輩達のお力になれず妹達も護れません。
真理愛:
うん‥だったら剛史お兄ちゃんに頼めばいいの?
小梅:
違います!
小梅:
ここで先生からキツク注意されているのは「小梅が本当に命を懸けて御守りしたい、愛していると思えるご主人様があらわれた場合、こちらの方に小梅のマスターになれるというマークがつくといわれていて、今ついているのが、すみれお姉さまと真理愛お姉さまの二人なんです。 真理愛お姉さまは上原家の跡取りでオーダーメイドなのでメイドが取れる資格があるので理解できるですが、すみれお姉さまもついているのは小梅にはちょっと理解できないですが…とにかくついてます。
すみれ:
もしかしてそれって…すみれがアルティメイドだから? 本マスター登録してないメイド側からはすみれのこと…マスター権限があるように感じてるってこと? 小梅の場合は視覚情報としても見えるんだけど。
小梅:
アルティメイドってフランソアオーナーの演説の中でも自分はアルティメイドだからって言ってましたけどそれって何ですか? 聞いてたことないですけど?
真理愛:
まあ小梅に解るようにいうと、ご主人様は普通の人がマスターチップを積んでいるか、そもそもがオーダーメイドというご主人様として生まれているメイド、マリみたいなモノね。アルティメイドというのは、オーダーメイドもアポリロイドもバイオメイドもハイパーメイドさえも超越した最高ランクのメイドのことなんだけど…そもそもがまだ現存する数がものすごく限られている。 よって一般には公開されていないクラス?ランク?
小梅:
それがすみれお姉さまだと?
すみれ:
もしかして…すみれの周りに強いメイドが集まってくるのって…
真理愛:
すみれがメイドとして強いし、最強のマスター、ご主人様だから。例としてフランソアオーナーとか? エステルオーナーとかいるでしょ?
すみれ:
鈴奈先輩はそれを理解していて…アルティメイドの知識ではなく…戦士として‥だから…あんなことを…言ったんだ
真理愛:
あんなこと?
すみれ:
それはいいや…これはちょっと相談しないとって誰にこんな事を相談?
Drフッツジェラルド:
(もしもし? 日本ではコレでよろしいんでしたっけ?)
すみれ:
えっ電脳通信に強制割り込み? うそ!? すみれの防壁抜かれた?
小梅:
先生?
真理愛:
Drフィッツジェラルド?
すみれ:
最初から知ってるならもっと早く付けてくれればいいのに
真理愛:
それってただお預けくったのたのと同じだよね?
すみれ:
凛空様もお兄ちゃんも穏海お姉さんもさ、「メイドがどう思うかが大事」とか言っときながら小梅がすみれ達を好きなのにすみれ達に付けたのは最後の最後で…
真理愛:
それってマリ達が知ったら即、小梅を妹にして食べるからって事でしょ? まあ食べるけど…可愛いし。 必死に尽くしてくれるし、みんなに愛されてるし。
すみれ:
うん可愛い。妹として愛してる。 全力で面倒みたいこれが母性本能っていうんだみたいな?支配欲っていうか…そそるし…
真理愛:
だよね~…。 お姉さま達だって剛史お兄ちゃんだって拒否できないよね? 自分達は好き勝手に妹つくってるんだから。
すみれ:
だよね。だからあの回答は正しい。でも「でもできるだけ…遅らせたかった…」とか言ってさ
真理愛:
「穏海だけのマリで…」いやいやすみれもいるって‥てツっコまなかったけどぉ言いたかった。 揉めそうだからヤメタ。
すみれ:
どっちにしろただのワガママだよね。
真理愛:
それでどっちが奪うの?
すみれ:
う~んDrフィッツジェラルドの話だとすみれの方が安定して力がでるし、精神衛生もその方が後々も安定しやすいからマスターはすみれなんでしょ? マスターとしては周りには内緒で剛史お兄ちゃんがご主人様という事にして。 まあ色々メンドクサイものね。 今の法律だとアルティメイドのケースの国際法の定義が無いし。 よって処女奪うのは だったら真理愛の方がよくない? 代わりというの?
真理愛:
それはあんまり関係ないじゃない? このままいくとすみれとマリって、凛空お姉さんと穏海お姉さま達より、ずっと同棲婚みたいな関係になるような気がするし、だったら二人の妹なわけで処女を破瓜するなら二人同時の方が…指で二人で一緒に…ベキッ!みたな?
すみれ:
二人で指をあわせて、そこにコンドームつけて…最初ゴム付きはかわいそうか…ならタイミングあわせて…
真理愛:
ねえ小梅、そこでずっと固まってないで、タオルなんかとって早くはいりなさいよ。
お互いの裸なんかずっと寮で一緒にお風呂入ってたんだから見慣れてるでしょ?
すみれ:
カラダ冷えちゃうよ?
小梅:
お二人の会話を聞いてたら…ああするんだな‥ってその。あとお二人とも慣れてますよね…それはそうですよね…あとなんかスルって意識したら恥ずかしいというか…
真理愛:
まあわかるけどね、自分が性的な対象物になってるって自覚したからね
すみれ:
すみれは最初からずっとそういう目で見てたんだけど…
小梅:
ひぃっ! そうなんですか?
真理愛:
さいしょから言っとくけど、すみれは超ド変態淫乱だから。
小梅:
超ド変態淫乱…
すみれ:
何をいってるのかな?この淫獣ドMド変態の真理愛さん。
真理愛:
ひぃ…それは…穏海お姉さまとすみれがこんなマリに…
小梅:
淫獣ドMド変態…
すみれ:
小梅~そこのマットで二人で洗ってあげようか?
小梅:
マット?
小梅:
あのすごく気になってたんですが…なんでお風呂にマットが…
すみれ:
そこにぃ~小梅が横になると…すみれと真理愛が‥こうヌルヌルの…ローションをカラダに塗って‥全身を使って洗ってあげるの…すっごい気持ちいよ~♪ すみれだけがしても~お兄ちゃんも、凛空様も、真理愛も泣くくらいにキモチ良くなってくれる♪
小梅:
カラダで洗う、泣くくらいキモちい…あぅ…
真理愛:
すみれ、アンタなに欲情してるの!
すみれ:
小梅可愛い…たっぷり鳴かせたい…
真理愛:
アンタのマットプレイはマズイ、マリでもマットだけで三回イかされる。 小梅は初体験だからね…あんなもの最初から味わったら煩うから!
すみれ:
すみれね…鈴佳さんから講習は受けてるし鈴佳さんに褒めてもらったの。 お兄ちゃんの為に…徹底的に‥鈴佳さんのテクニックを教え込まれた。
小梅:
鈴佳さんのテクニック…ゴクっ!
真理愛:
少し慣れてからの方がいいから! お姉さんのいう事聞きなさい小梅! とにかくさっと自分で洗って湯舟! ほらすみれ! こっちへ来なさい! 小梅から離れて!
小梅:
あの…洗い終わりました…髪は朝…洗った方が…今回はいいと思うので…
真理愛:
うんわかった! ちょっとそこから動かないで
すみれ:
はぁ…はぁ‥♪
真理愛:
すみれ、相手は処女だからね…襲い掛からないようにわかった?
すみれ:
処女♪ あうぅん♪
真理愛:
ダメだこれ、あのさ小梅悪いけど…一人で入って。 すみれ! こっちくる! 出るわよ! いいわね!
すみれ:
えっ? なんで…
真理愛:
なんでも!
真理愛:
い~い? 小梅は処女なの? 初めは真綿のようにやさしくしないといけないの? マリを抱くみたいにしたら性行為に恐怖心をもつからね? ほらシャワー浴びて泡を落とすわよ!
すみれ:
真理愛はすみれを最初からあんだけ凌辱しといて?
真理愛:
アンタは剛史お兄ちゃんと散々経験済だったでしょ?全部知ってるのよ?
すみれ:
うぅ‥そうだったけど…
小梅:
小梅‥どうされちゃうんだろう…不安だ…エミリーまだ起きてるかな? 明日朝一で見てもらうようにしよう。 傷とかもあるだろうし…最初シタ時は連絡してって言われたし…そしたら後の症状かるくするって。 でも初日から足腰立たなくされるとかないよね? …心配だ…
まろん:
はぅ! 夢愛もエミリーもずるいぃ~!
夢愛:
姫様、何がズルイんですか?
まろん:
ふたり、いっぺん、まろんに…甘えるの…ずるいの!
エミリー:
可愛いですよまろん、ほらもっと気持ちよくなるように、腰をほら振っていいですから。
まろん:
うんっ! いやぁ! うぅ~♪ 腰がとまらぁなぁいぃのぉ~あうぅ~~♪
夢愛:
姫さまぁ~右のお口で甘えらるのと、左をお口であまえれるの~どっちがいいですか?
まろん:
そっち! いましてもらってるのがぁ~まろん好きぃ♪ そっちお口でお手でそっち! あんっっ!
夢愛:
はい♪ わかりました♪ いっぱい甘えちゃいますね♪
まろん:
あぁぁん!ぁぁあぁんん! ああぁ…はうぅ!
エミリー:
感じてる顔可愛い…あんぁ…! そそろ‥アタシも…ダメかも…
まろん:
むぅゆぅ~! きしゅぅ~!
夢結:
はいぃはいぃ♪ ちゅ~♪
まろん:
うぅぅぅ!
エミリー:
夢結、アンタもほら擦り付けて…あんっ
夢結:
うん…あんっ!
まろん:
イぃクぅぅ~! xxxxxxxxxxxxっぁん、はうっぅ
エミリー:
あぁ…
夢結:
うっ! xxxxxっぅぅ!姫さまぁ! あぁんん! はぁ……
エミリー:
はぁ…はぁ…姫…満足ですか?
まろん:
うん…いっぱい甘えたし…甘やかした…まろん…ねる…おやしゅみなさい‥
エミリー:
まろん、おやすみ。 おい夢結…生きてるか?
夢結:
‥‥
エミリー:
完全に落ちたな…
ばさっ!(シーツをかぶせる)
まろん:
すぅ~♪
ちゅんぴ三号:
ちゅん…
エミリー:
ああ、ちゅんぴもおやすみ。 アタシは水分を…
エミリー:
二人同時で攻める側にまわってやっとか…
闘争本能を普段まろんは抑えてるから性欲として発散してあげないと精神の安定が保てないし。それがトリプルSランクのアサルトハイパーバイドメイドとなれば…どれだけ激しいもになるか…これで済んでるだけも御の字だよね。
エミリー:
まあ普通のメイドじゃパートナーは無理だし、そして精神を安定させるためには
早急にパートナーが必要だからと夢愛だって解ってたから庇護対象にしたんだろ
うけど
夢愛よ、アンタさこの性欲を独りで解消させるなんて無茶を通り越して無謀だ。
エミリー:
まあ、アンタもアタシも…まろんと似たような境遇だから…気持ちはわかるけどね。
エミリー:
さてアタシも寝るか…あっAURORAのチェック忘れてた。 不在着信、小梅か
DMも入ってる。 えっと…明日の朝、通学の前に診察を…なるほど。
隊長達と上手くいったんだな。「10分どほどですむので、先輩達にいって朝食前に小梅の部屋で診察と処置をしますので、許可をとって来てください。
シスターになれておめでとう。うちの隊長と副隊長を妹として支えてあげてください。 エミリー」よし。 送信。
エミリー:
だいたい収まる所に収まったな…あとは…あの子達‥だな‥…
すぅ~すぅ…
真理愛:
焦らず、ゆっくりでいいから、バスタオルをとって、こっちへおいで…
小梅:
うっ…(涙)
すみれ:
どうしたの小梅?
真理愛:
怖くなちゃった? 無理にマリ達二人に抱かれようなんて思わないようにね?
小梅:
違うんです…あまりにお二人がお綺麗で…その…それで今になって重要な事に気づいたというか…うわーん!(号泣)
小梅:
すみれお姉さまぁ~~! うわぁ~ん!(号泣)
すみれ:
はいはい、大丈夫よすみれの胸で泣くだけないて…まず落ち着こう。
真理愛:
動き速かった…マリが負けた…
すみれ:
どう落ち着いた?
小梅:
はい…取り乱してしまって…すいませんでした。
真理愛:
いいのよ、小梅は初めてのだし、いっぱいいっぱいだよね?
小梅:
それが問題で、小梅にとっては初めての恋で…初恋で…それで自分のことばっかりで一杯いっぱいになってて大事な事を忘れてました。
すみれ:
大事なこと?
小梅:
お姉さま達の裸をみて‥そのあまりに綺麗で‥でも当然なんです。 だってすみれお姉さまは剛史お兄ちゃん、エンパイアクラブ GreenWood'sのオーナーでご主人様の正式な妾で凛空メイド長の専属メイド。 あるいみ花路家のメイド長になるべき人です。
すみれ:
最後のはわからないな。すみれが普通のメイドだったらそうなるだろうけど…そうじゃないし…本当は普通のメイドのままですみれもいたかった‥まあこの話はいいやそれで?
小梅:
真理愛お姉さまは、上原家のご令嬢で、穏海副メイド長、新見家ご当主の正式な妾で専属メイドで。 というかなぜ次女の真理愛お姉さまがご当主でお姉さんの聖理愛先輩がまり先輩とパートナーになってるのか…小梅、謎何ですけど…スイマセン全然関係ない話になちゃって
真理愛:
あー! えっとね二人はお母さんが違うの…。それで真理愛がとっても小さいころ、上原家にお姉ちゃんは引き取られたの。名前はその時につけてもらったから、マリは聖母マリアの真理愛でしょ? だからお姉ちゃんは聖なるで聖理愛とつけたんだって、だから名前はマリの方が先なの。ちなみに、マリがマリというのはセリアとマリアだから似てるから、聖理愛お姉ちゃんは私だし、マリはマリーって周りが呼ばれてたのでマリになった。ちゃんと聖理愛お姉ちゃんは「セリア」ってフルで呼ばれたよ周りに。
だけどあくまでマリが上原の正式な娘で、聖理愛お姉ちゃんは養子だから、上原家は真理愛がついだ…他の家族は戦争の前にスペインで死んじゃったので
小梅:
すいませんです…なんかそんな事、聞ちゃって…
真理愛:
真理愛も説明することあまりないから、これからの事もあるから小梅には知ってほしかったから強引に話した。
小梅:
はい…。それで‥
小梅:
ようは小梅は西園寺家のご当主と花路家当主と新見家の正式な妾と上原当主の二人を同時にNTRしようとしていた…と気づいて驚愕したんです‥それでパニックになって…あまりにも恐れ知らずな自分に恐怖にかられて号泣してしまったんです。 自分は何をしてるだろうと…
真理愛:
くくくくっ!!!!!!!!!!!あはははっダメ!!
すみれ:
くすぅぅぅうぅ!
真理愛:
やばいっ! 涙でてきた(爆笑)
すみれ:
だめ! 息ができない! 呼吸困難! ちぬぅ! ちんじゃう!(爆笑)
小梅:
ちょっとお姉さま達! 笑うのは失礼じゃないですか! 小梅真剣にちょーーーー真剣に驚愕したんですよ! というか! 本当に涙だしてるし!
真理愛:
だって可愛すぎる!
すみれ:
小梅! 愛してる!
真理愛:
えっとそのネトラレ?だっけ? 浮気? 浮気ってのは本気じゃない場合ね、その時の感情だけで、責任もとらず、交際する。 もしくは不義=内緒で交際しちゃうこと。 無理に他人に抱かせてイヤがるのもみるのとかがネトラセだよね?
小梅:
そうですね? うん
真理愛:
エンパイアクラブというのはメイドという特殊な存在とオーナーご主人様で構成される組織でその組織の一つが我がGreenWoodsだよね?
小梅:
はいそうです。それとNTRとなにが?関係?
真理愛:
では、凛空メイド付きのメイドはすみれで凛空様の専属メイド。 穏海副メイド長付メイドでマリで穏海お姉さまの専属メイドだよね?
小梅:
そうです。
真理愛:
小梅はエンパイアクラブグリーンウッド所属のメイド。だよね? それで正規メイドに研修が終わり配属された所属はメイド秘書課、すみれメイド長補佐並びに真理愛メイド長補佐付すみれとマリの専属メイド
小梅:
そうです。こないだやっとなれました。
真理愛:
小梅は真理愛とすみれの専属メイド。 これはクラブの会議によって正式に決定された。 執行部や小梅の保護者であるDrフィッツジェラルドもいれてね。
もちろん本人の最終的な気持ちが変わってないか?があったから、最後の最後にマリとすみの所で研修の締めをやって、小梅の気持ちは変わってないと確認されたし、私達も小梅にずっと補佐ほしてほしい、まあ…ぶっちゃけ愛してるからそういう関係になりたいから、小梅はマリとすみれの専属メイドに正式になった。 うちのクラブで専属メイドはとても重くて
簡単なことじゃないの? 普通は自由にしていいフリーメイドでしょ? わかった?
小梅:
えっ…ではずっと小梅の気持ちの為に‥みんながご主人様や凛空お姉さんや穏海お姉さんや千穂さんや先生が‥
真理愛:
もちろんそれだけじゃないクラブの執行部のみんなが知ってるし何度も会議をして決めた。だからこれはクラブみんなが許してるからネトラレでもネトラセでもない。どうどうとマリとすみれとエッチしても良い。わかった?
小梅:
たかが一人の新人の準メイドの気持ちの為に…みんなが…
すみれ:
すみれ達の新しい正式専属メイド、エンパイアクラブの世界へようこそ、
小梅:
はい…
真理愛:
全て解消したと思うので…上の二つの小梅から…
すみれ:
可愛い♪
小梅:
それオジサンぽいですよ~イヤぁ~!
小梅:
ちょっとお姉さま達! うっ! すみれお姉さまの胸に頭が固定されてぇ‥真理愛お姉さま脱がさないでえ!
すみれ:
マスターになるすみれが…小梅のキスをもらう‥初めてだよね?
小梅:
はぁ! 初めてですぅ!
すみれ:
誓いのキスだよぉ♪
小梅:
うっううううううううう!
真理愛:
おっ力抜けたね、小梅とういうより小粒のチェリーだね♪ かわいい…おー固くなってね
小梅:
うぅぅぅぅっ!
すみれ:
おっぱい痛くない?
小梅:
ちゅぅぅ…はぁい…痛く…ないです…気持ちい‥でしゅ…なにこれ‥幸せで…なにも考えないです…
すみれ:
何も考えなくていいよ…ただ甘えて‥ただ気持ち良さを受入れて…
小梅:
はぁい‥すみれお姉さま…愛してます…真理愛お姉さま…愛してます…それは…考えらえるし…考えると…胸の…おくから…幸せが‥
すみれ:
うん‥それは考えてられるならいいよ…よいよし…今までよくがんばったね…すみれの胸で甘えていいよ…
小梅:
えへへ‥幸せ…ママってしらないけど‥こんな感じなのかな‥えへへ‥
真理愛:
ねえ小梅、ほぐすためにお口でするけど…中にはまだいれないから…ちょっと刺激がつよいかもしれないけど…受入れてね…すぐ気持ちよくなるから
小梅:
はい…わかりました…真理愛お姉さま…小梅のアソコ…してください…
真理愛:
うん…
真理愛:
あぁ~ん……
ピチャピチャ♪
小梅:
電気が走ってるかんじ! あぁん!あぁん!あぁん!あぁん!ぁぁあぁ! いやぁぁ! なんかくる!
すみれ:
うん…その感覚に集中して…ぎゅっとお姉さんの手を握って
小梅:
うんっ! あぁ! うわぁあああ! あんつ! xxxxxxxxxx!あんっ!
真理愛:
イった?
すみれ:
みたい。
小梅:
あぁうっ! ‥‥‥‥‥‥あっ‥‥これ…ナニ? これがオーガズム?
すみれ:
そう‥
小梅:
こんなの知ったら…もう戻れない…
すみれ:
戻らなくていいの。 すみれと真理愛が小梅を抱いてあげるから
真理愛:
そう、マリ達の大切な小梅よ。
小梅:
ありがとうございます…お姉さま達‥あぁう‥…
すみれ:
小梅はそのまま力抜いてて…
すみれ:
小梅、今から小梅の処女をすみれと真理愛でもらうから
真理愛:
マリの手を握ってていいからね
小梅:
はい…あの…小梅の処女を貰って下さい…お姉さま達の女にして下さい。お願いします。
すみれ:
うん…貰うね‥いくよ真理愛
真理愛:
うん…
ミシっ!
小梅:
うぅxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx!
真理愛:
痛いよね‥ゴメンね…
すみれ:
もうちょっと広げるよ…ごめんね…
メキメキ…
小梅:
うぅぐぅうううううううxxxxxxxxxxxxxxx!
小梅:
ぁ………………………。
すみれ:
小梅…よくがんばったね…
真理愛:
小梅の処女ちゃんと二人でもらったよ…
小梅:
………はい…
真理愛:
お姉さまに罪悪感を覚えた。。こんな事をお姉さまにさせたんたマリ。
すみれ:
ゴメン…お兄ちゃんと凛空様にこれをさせなくて済んで良かったと心底、すみれは思ってしまった…ごめん真理愛
真理愛:
その気持ちはすごい解るから。とりあえずタオルで拭いて…
すみれ:
急いで抱きしめてあげよう‥
すみれ:
あぁ~こういう気持ちなんだ…
真理愛:
何?
すみれ:
いやあのね…ほらお兄ちゃんと凛空さんの寝室で休日になると夜伽に呼ばれて…してるじゃない? 三人で‥
真理愛:
そうだね。
すみれ:
その時に寝る時は今のすみれのポジションがお兄ちゃんで、真理愛のポジションが凛空様で…小梅のポジションがすみれなのさ。 うんでいつもお兄ちゃんが「‥‥」みたいな? 顔するの。 自分に抱き着いて欲しいんだーみたいな。
真理愛:
でもすみれも小梅もなんとなく理由はわかる。 それは寝やすさの問題。
すみれ:
そりゃ‥お兄ちゃんと凛空様だったら…お兄ちゃんはゴツゴツしてるし…凛空様はやわらかいし、背中はお兄ちゃんの方がいいし前は凛空様のほうがいいなーとか思ってたんだよ、オトコのカラダとオンナのカラダの違いで…。 でも‥ほらすみれと真理愛は女同士だけど…まあ胸は‥やっぱり強いよね‥
真理愛:
マリにどうして欲しいわけ?
すみれ:
…慰めて‥
真理愛:
愛してるわよ、すみれ。
すみれ:
すみれも‥ちゅぅ♪
真理愛:
しかし、小梅がどちらの胸で寝るかは小梅の自由意思。交代とか強制とかはできない。それは譲らない。
すみれ:
くっ…真理愛…貴女血も涙もないの! 胸はあるのに!
真理愛:
ふっ…おやすみ!
すみれ:
おやすみ…。
小梅:
くぅ~♪
えんぱいな日々(本編) 第五百六十九話 BLAZE UP 中編へつづく
えんぱいな日々(本編) 第五百六十九話 BLAZE UP 中編